【ラブライブ！】にこ「やっぱきのこよね～」花陽「は？」

百番煎じ

#部室#

花陽「にこちゃん…見損なったよ」

にこ「あんたまさか……たけのこ派！？」

花陽「派も何もきのこは外道だよ。きのこがたけのこに勝てる要素なんて一つもありやしない。ね？凛ちゃん」

凛「かよちんは正しいことを言ってるにゃ。たけのこは黄金比に基づいて計算しつくされた至高のおやつだにゃ」

にこ「くっ、凛までたけのこに洗脳されているのね…」

花陽「何言ってるのにこちゃん？μ’sはにこちゃん以外みんなたけのこの人間だよ？」

にこ「そんなの嘘よ！！！私確かめてくるわ！！」ﾀﾞｯ

花陽「体力の無駄なのに……そんなことより凛ちゃん、たけのこでポッキーゲームしよ？」

凛「流石に無理があるにゃ～」

#2年教室#

にこ「穂乃果！海未！ことり！ちょっと来なさい！！」

海未「どうしたんですか？そんなに慌てて」

穂乃果「なになに？なんかあったの？」

にこ「あんたたち……きのことたけのこ、どっちが好きなのよ！？」

ことり「え？急にどうしたの？」

にこ「いいから答えなさい！！」

海未「たけのこに決まってるじゃないですか」

穂乃果「きのこはちょっと苦手かな……」

ことり「やっぱりことりもたけのこかな～」

にこ「そ、そんな……」ｶﾞｸｯ

海未「ことりはきのこが好きな人知ってますか？」

ことり「ううん、聞いたことないよ」

にこ「んなわけっ……次よ、次！」ﾀﾞｯ

#生徒会室#

にこ「希、絵里！！」

絵里「ど、どうしたのよにこ」

希「えらい慌てぶりやんなぁ？どしたん？」

にこ「どうもこうもないわよ……って絵里、その手に持ってるのはもしかして」

絵里「あぁ、これ？きのこの山だけど？」

にこ「た、食べていい！？」

絵里「いいけど……」

にこ「ぱくっ……はぁ～ん、やっぱりこれよねぇ、このきのこの柄の部分がいいわ～」

希「うぇぇ～、まさかにこっちきのこ派なん？」

にこ「え、希は違うの？」

希「当たり前やん、きのこも悪くはないけどたけのこにはやっぱ勝てへんよ」

絵里「希の言うとおりよ、ハラショー」

にこ「え！？あんた今きのこ食べてたじゃない！？」

絵里「あぁ、これはコンビニのくじ引きで当たったから……捨てるのももったいないし食べてあげてるのよ」

にこ「あんたどういう神経してんのよ……」

希「それはこっちのセリフやで？」

にこ「くそっ！こっちもだめなのね……残るは真姫、音楽室ね！」ﾀﾞｯ

#音楽室#

真姫「きのこっの～こーのこげんきのこ♪」

にこ「………」

真姫「おいしい、きのこはホ・ク・ト♪」ﾎﾟﾎﾟﾛﾝ

にこ「……あんた作曲してたんじゃないの？」

真姫「ヴェェエ！？にこちゃんいつからそこに！？」

にこ「真姫は、きのこ派なんでしょ？」

真姫「え？」

にこ「いやさっきあんな歌歌ってたし…」

真姫「>>7」

1.もちろんきのこ派よ
2.いやたけのこ派だけど？
3.にこちゃん好き
4.まきちゃん
5.その他セリフ

3

さすマッキー

真姫「にこちゃん好き」

にこ「え？あんた何言って…」

真姫「にこちゃん、大好き」

にこ「ちょ、近いって！！」

真姫「私がたけのこ、口移しで食べさせてあげるわ、そうすればきっとにこちゃんも私たちの仲間になれるわ」

にこ「わ、私はきのこ、きのこ派なのよぉおおおおおお──────

～～～～～～～～～

にこ「うわぁっ！？」

花陽「ぴゃああっ！？」

にこ「……ゆ、夢だったのね、よかったわ」

花陽「ど、どうしたのにこちゃん？」

にこ「いや……いきなりなんだけど、花陽はたけのこ派？きのこ派？」

花陽「>>14」

アルフォート

花陽「きのこ？たけのこ？そういうお菓子があるの？そんなことよりアルフォート食べたいなぁ…」

にこ「は、花陽、本気で言ってるの！？」

花陽「そ、そうだけど……お菓子の派閥争いでメジャーなのはアルフォート派とカントリーマァム派だよ」

にこ「なん……だと」

花陽「え？にこちゃん知らないの？」

にこ「いやお菓子自体は知ってるけど……きのこの山とたけのこの里よ？聞いたこともないの？」

花陽「ごめん…花陽には分からないな」

にこ「そ、そんな……どういうことなの」

～～～～～～～～～
にこ「かくかくしかじかで……こういうわけなの」

希「なるほど、にこっちが言ってるそのたけのこの里ってのときのこの里ってお菓子には派閥争いがあったけど」

にこ「夢から覚めたらたけのこときのこがない世界になってた」

希「うーん……本当に夢だけの話とちゃうんやな？」

にこ「さっきからそう言ってるでしょ」

希「まあにこっちがそこまで言うならうちは信じるよ」

にこ「あ、ありがとう」

希「で……にこっちはどうしたいん？」

にこ「きのこの山がない世界なんて認められない、というか生きていけないわ、なんとか元の世界に戻れないかしら」

希「……それやったらにこっちがそのきのこの山を作ったらええんとちゃう？」

にこ「……え？」

～15年後～

希「まさかにこっちがほんとに社長になる日がくるとはなー」

にこ「ふふ、けしかけたのはあんたじゃないの」

希「にこにー製菓、アレのおかげで黒字続きらしいやん？」

にこ「まあね、にこが認めたお菓子だもの、当たり前でしょ？」

希「でも……これでよかったん？」

にこ「いいのよ…たけのこがあってこそきのこが輝き、きのこがあってこそたけのこが輝く、きのことたけのこは運命共同体だって、失って初めて気付けたんだから」

にこ「やっぱりきのこ派だけどたけのこも捨てたもんじゃないわ」

CM「にこにっこ～にーこににこにこに♪」

真姫「…ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ」

おわり

適当すまん

たけのこも生み出してくれて良かった

謎の感動である

さすがにこね

僕はキノコ派！

きのこたけのこ戦争に終わりはあるのだろうか……

乙

ワロタ。乙。
面白かった

さすがきのこね