【ラブライブ!】千歌「曜ちゃんなんで眼鏡かけてるの?」 花陽「え?」
- 2020.04.08
- SS

花陽「ごめんね真姫ちゃん、そっちに着くのは夜にナッチャウヨ・・・」
花陽「今?ええとね、沼津市の・・・内浦ってところにいるよ。」
花陽「はあ・・・」
花陽「3年生の卒業とμ’s解散記念の旅行で、御殿場にある真姫ちゃんの別荘に行くはずだったんだけど、
私だけ電車間違えてこんなところに来ちゃったよお。」
花陽「駅員さんに聞いて正しい路線は分かったけど、次の電車が来るのは2時間後かあ・・・」
花陽「この町、ちょっと散歩してみようかな。」
テクテク
花陽「きれ~い。かわいい町~。ここなら楽しく・・・」
千歌「曜ちゃん!」
花陽「え?」
千歌「曜ちゃん、どうしたの眼鏡なんかかけて?」
花陽「はい?」
千歌「あ~スカートだ!曜ちゃんスカート履いてる~いつもズボンなのに~~~」
千歌「またまた~曜ちゃんwwwごまかさなくていいんだよwww」
千歌「そのかっこで街に出てナンパされようとしてたんでしょ。
前から思ってたけど曜ちゃんはムッツリだなあ~」
花陽「いえ、ホントに人違いで・・・」
千歌「はいはいOKOK。そういうことにしときましょ。行くよ曜ちゃん。」
花陽「え、行くってどこへ・・・」
千歌「今日は私のステージ見てくれる約束だったでしょ。男あさりはまた今度ね。」
ズルズル
花陽「だから、ヨウチャンじゃないですって!ダレカタスケテ~」
花陽「うわあ・・・素敵な砂浜だね。きれいな海!」
千歌「?なにはしゃいでんの曜ちゃん。」
花陽「小泉です・・・」
千歌「はいはい、じゃあ今日は小泉さんて呼ぶよwwwぷぷwww」
千歌「さて・・・」
千歌「知っての通り、私は春から我が浦の星女学院に新しい部活を立ち上げるつもりです。」
花陽「初耳です・・・」
千歌「その部活とはアイドル研究部!そう、スクールアイドルに私はなる!」
花陽「え・・・」
千歌「だからさー何度も言ってるけど、曜、じゃなくて小泉さん。一緒にやってみない?スクールアイドル!ね!」
花陽(―――!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
花陽(ふふ、あの時の事思い出しちゃったよ・・・)
千歌「どうしたの?」
花陽「ううん、なんでもないよ。」
花陽「えーと、貴女もスクールアイドルなんだね。」
千歌「始めたばっかだけどね~」
花陽「お誘いはありがたいけど、私はここの地元の子じゃないから。東京から旅行に来たんだ。」
千歌「は~そういう設定なんだwwwwじゃあ小泉さんはどこの学校に通っているのかな?」
花陽「秋葉原にある音ノ木坂学院だよ。」
千歌「ぶはwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
花陽「いえ、だから本当に・・・・・・」
千歌「まあ曜ちゃんでも知ってるお洒落な高校なんて音ノ木とUTXくらいだよね。」
花陽(音ノ木はべつだんお洒落でもないけどなあ・・・)
千歌「ま、それはさておき、私、曜ちゃんは絶対いいアイドルになれると思うんだ。センター投票でも1位狙えるよ!」
花陽「そうなの?(曜ちゃんって子はそんなに凄いのかな)」
千歌「そうだよ!曜ちゃん可愛いし、キャラ立ってるし、なにより運動神経が抜群!アイドルとして大きな武器だよ!」
花陽「へえ。(私とは正反対だなあ)」
千歌「曜ちゃんならμ’sの星空凛みたいになれるよ!」
花陽「え、凛ちゃんみたいに?」
千歌「お、さすがに曜ちゃんでも星空凛は知ってるかー」
花陽「知ってるっていうか、友達だよ」
千歌「ぶはあああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
花陽「小泉です・・・」
千歌「・・・ふーおかしかった。今日の曜ちゃんのギャグはキレッキレだなあ」
花陽「だから、ホントに人違いですってば。そうだ、学生証があるからこれを見てもらえば・・・」
千歌「この雑誌を見て!曜ちゃん!」ズイッ
花陽「話聞いてくれない・・・」
曜ちゃんもこんな風に踊ってみたいと思わない?」
花陽「そんなの出来るの凛ちゃんくらいだと思うけど・・・」
千歌「いやいや、曜ちゃんには必殺のアレがあるじゃない。」
花陽「アレ?」
千歌「前逆宙返り3回半抱え型だよ!」
花陽「まえさかさ・・・なに?」
千歌「そうだ、ちょっとやって見せてよ!前逆宙返り3回半抱え型!」
花陽「ええっ!?」
千歌「失敗したら首の骨折って死ぬくらい危険な技だけど曜ちゃんなら楽勝だよね!」
ズルズル・・・
花陽「ダレカタスケテ~~!!」
果南「お~~~いチカ~~~!」
花陽(絵里ちゃん!?)
千歌「果南ちゃん!」
花陽(ああ、この子の名前が千歌ちゃんって言うのかあ)
千歌「曜ちゃんに前逆宙返り3回半抱え型を・・・って、そうだ果南ちゃん、今日の曜ちゃん凄い面白いんだよ。」
千歌「曜ちゃん、さっきのネタもう一回やってよwww小泉さんのやつwww」
花陽「だから私は・・・」
果南「?」
果南「じ~~」
千歌「どうしたの果南ちゃん?」
果南「千歌、この人、曜じゃないわよ」
千歌「え?」
花陽(話の通じる人が来てくれた!)
千歌「うう、ごめん小泉さん。もう少しで殺しちゃうとこだったよ・・・」
花陽「いえ、分かってもらえればいいんです。」
千歌「そう言えば果南ちゃん、私のこと探してたとか言ってたけど?」
果南「あんたが約束の時間過ぎても来ないから、捜しに来たのよ。」
千歌「え、時間って?」
果南「今日、学校の校庭でアイドル研究部の部員募集のステージをやるって言ってたじゃないアンタ。」
千歌「そうだけど、それは3時からでしょ?まだ時間は・・・」
果南「3時じゃなくて、13時、よ」
千歌「アハハハまたまた~ちゃんと私、スケジュール帳に・・・」テチョウカクニン
千歌「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ」
果南「バカ・・・」
果南「はあ・・・こんなことなら朝からアンタの事見張ってるんだったわ。今ならまだ間に合うから、急いで学校に行くよ!」
千歌「うん!」
花陽(穂乃果ちゃんと海未ちゃんみたいだなあ・・・)
千歌「曜ちゃん・・・じゃなくて小泉さんも一緒に!」ガッシ
花陽「え?」
千歌「せっかくだから、小泉さんにも私のステージを見てほしいもん!」
果南「千歌、あんまり迷惑をかけたら・・・」
花陽「・・・いえ、私も見たいです。千歌ちゃんのステージ。」
千歌「やったあ!決まり!」
果南「それじゃ全力ダッシュで学校まで行くよ!」
花陽「浦の星女学院っていうのはこの坂の上にあるんですか?」
果南「そうだよ。私はそこの2年生、千歌は1年生。」
花陽「あ、私も今1年生です。」
千歌「そっか、じゃあ同い年だね。ちなみに曜ちゃんも1年生だよ。」
果南「曜もステージ見に来てるよ。」
千歌「そっか、自分には似合わない~なんて言ってたけど、曜ちゃんもなんだかんだでアイドルに興味があるのかな。」
花陽(そういうところも凛ちゃんっぽいなあ)
千歌「他に誰が来てるの?」
果南「アンタが誘ったルビィと花丸はちゃんと来てるよ。あと、津村善子が来てる。」
千歌「善子ちゃんかあ。あの子面白いよね。」
部活には入る気ない、ステージ見に来ただけだ、って言ってたけどね。」
千歌「うんうん、それでも大歓迎だよ。」
果南「それとあと一人、意外なゲストが来たわ。」
千歌「へえ、誰なの?」
果南「・・・ダイヤ」
千歌「うそお!?」
果南「浦の星全校生徒が来てもあの子だけは来ないと思ってたけどねえ・・・」
千歌「明日の駿河湾は大荒れかな?どんな心境の変化だろ?」
果南「妹のルビィが必死に説得して連れ出したらしいよ。
『絶対に失望させない、10分だけでいいから千歌ちゃんのステージを見てほしい』ってさ」
花陽(ダイヤとルビィって、人の名前なの!?)
果南「あの金剛石頭も妹には甘いところがあるみたいね」
千歌「ルビィちゃん、ありがとう!貴女のくれたチャンス、無駄にはしないよ!」
果南「まあアンタが遅刻したせいで10分はとっくに過ぎてるんだけどね」
ダイヤ(イライライライライライライライライライライライライライライラ
イライライライライライライライライライライライライライライライイラ・・・・・・)
ルビィ(ガクガクブルブル・・・)
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「ひゃい!」
ダイヤ「ステージは13時からだったはずね」
ルビィ「う、うん・・・」
ダイヤ「わたくしの腕時計はいま13時20分を示しているわ」
ルビィ「えと・・・」
それを見ればわたくしの気も変わるはずだと。」
ルビィ「うん・・・・・・」
ダイヤ「ところが20分経ってもそのステージ自体が一向に始まる気配を見せない。これはどういうことかしらね。」
ルビィ「あう・・・・・・」
ダイヤ「千歌さんはどうして遅刻したのかしら?」
ルビィ「ごめんなさい・・・」
ダイヤ「ルビィ、わたくしは謝罪を求めているのでなく、理由を聞いているの。どうして千歌さんは遅れているの?」
ルビィ「千歌ちゃんは、その、おうちの・・・旅館の手伝いとかで忙しいから・・・・・・」
ダイヤ「言い訳はおよしなさい!」
ルビィ「ひいっ!(千歌ちゃ~ん!はやくきて~!)」
曜「なにやってんのかなあ千歌ちゃんは。どうせ13時を3時と間違えたとかそんな事だろうけど。」
鞠莉(シャンシャンシャン・・・)
鞠莉「よし、3連続フルコンだわ。今日は調子いいかも~☆」
花丸「あ、鞠莉さんだずら」
曜「鞠莉さん、スクフェスやってるんですか?」
鞠莉「あら曜ちゃん、花丸ちゃん、チャオ~☆」
鞠莉「今回はことりちゃんのイベントだから何とか2枚取りしたいのよね♪」
曜「鞠莉さんは南小鳥推しなんですか。」
鞠莉「ひらがなでこ・と・りよ。漢字じゃないとこが萌えポイントなのよねえ。
もう、ことりちゃんったらディモールト・ラブリィ~♪」
花丸(ディモールトはイタリア語でラブリィは英語ずら)
鞠莉「ふふっありがと♪チャオ~♪」
花丸「あれ?鞠莉さん、前はアメリカンハーフだって言ってなかったずら?」
鞠莉「そうね。」
曜「え、じゃあ結局どっちなんですか?」
鞠莉「だから、私はアメリカ人とイタリア人のハーフなの♪」
曜「あ、そっか~」
花丸(なして日本にいるずらか)
善子「!もしかして、これは奴らの・・・天界の意思!?堕天使ヨハネを打ち据えようという神の手がついにここまで届いたの?」
善子「お、落ち着きなさいヨハネ・・・漆黒の翼の羽を数えて落ち着くのよ・・・1、2、3・・・」
ガクッ
善子「あ。」
ドンガラガッシャーン
善子「ああ、転んでチョコレートジュースをこぼしちゃった・・・どうしてヨハネはこうついてないの・・・
これも闇を纏わされ逆十字を背負わされた薔薇乙女最凶の・・・」
ダイヤ「貴女・・・」
善子「ん、ヨハネの事?」
ダイヤ「己の不運を嘆く前に、自分がこぼしたジュースのとんだ先に気を配っていただけませんこと?」
ルビィ「あわあわわわ・・・・・・」
ダイヤ「どうしてかしらね・・・わたくしには津島善子という方の手から飛んできたように思えましたけど・・・」
善子「善子?」
ダイヤ「ええ!視力2.0のわたくしの目に狂いがなければね・・・!」
ルビィ(善子ちゃん謝って!はやくあやまっテ!!!)
善子「なんだ~じゃあヨハネには関係ないわね!ヨハネはヨハネだもの!
てっきりヨハネのジュースがメテオストライクしたのかと思っちゃった。よかった~」
ダイヤ(ブチ!)
ルビィ(いやあああああああああああああああああ!)
善子「あ、本当だ、これアイスじゃない。こんなの飲んだらおなか冷えて痛くなっちゃうとこだったわ。よかった~」
ダイヤ「生徒会長たるわたくしの目の前で校則違反のゲームに興じる同級生・・・」
鞠莉「なによ~相変わらずおかたいダイヤちゃんねえ♪そんなだから金剛石頭なんて言われるのよ~」
ダイヤ「約束の時間を30分すぎても現れない千歌さん・・・」
曜「まあ千歌ちゃんにはいつものことだよね」
ダイヤ「そして、こんな場にわたくしを連れ出した愚妹!!!」
ルビィ「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいい・・・・・・」
ダイヤ「はじめてですわ・・・このわたくしをここまでコケにしたお馬鹿さんたちは・・・」
ダイヤ「ぜ っ た い に ゆ る さ ――――――
千歌「みなさーーーん!お待たせしましたーーーーーーーーーー!!!」
ルビィ「千歌ちゃーーん!やっと来てくれたんだね!うわーーん!」
千歌「ゼイゼイ・・・ふふ、ルビィちゃんたら、私が来たのが泣くほどうれしいのかな?」
果南「泣くほど追い詰められてたんでしょ・・・ハアハア・・・」
花陽「ここが浦の星女学院かあ・・・」
果南「ヒイヒイ・・・ふ~、疲れた・・・」
花陽「うわあ、校庭から富士山が見えるんだ。素敵な学校ですね。」
果南(あれ・・・)
果南(小泉さん、全然息を切らしてない・・・)
千歌「ごめん、ごめん、曜ちゃんには特別にサプライズゲストを連れてきたから許してよ。」
曜「ゲスト?」
千歌「じゃーん!東京から旅行に来た小泉さんだよ!曜ちゃんとそっくりでしょ!」
花陽「は、初めまして・・・エヘヘ・・・。」
曜「・・・」
花陽(この子が曜ちゃんかあ・・・確かに私に似てるかも・・・)
曜「・・・?貴女、どっかで会ったことある?」
花陽「え、いえ、ないと思いますけど。」
千歌「だから、毎日鏡で見る自分の顔でしょ。」
曜「う~ん、そうかな?まあいいや。」
ダイヤ「千歌さん。おしゃべりはもうよろしいですか?」
ルビィ「ひゃあ!」
千歌「わあダイヤさん!本当に来てくれたんですね!」
ダイヤ「来たことを激しく後悔していますけどね。」
千歌「えへへ、待たせちゃってごめんなさい。でも、私のステージを見たことは後悔させませんから!
あとほんのちょっとだけ付き合ってください!」
ダイヤ「・・・・・・」
千歌「・・・フンス!」
ルビィ(ハラハラ・・・)
ダイヤ「自信はあるようね。あの破廉恥なスクールアイドルとやらがわたくしを感動させてくれるとは到底思えませんが、
まあ偶にはゲテモノにも目を向けてみましょうか。」
ルビィ「ほっ・・・」
花陽(あのルビィちゃんって子、なんだか他人とは思えないなあ・・・)
ルビィ(・・・あの眼鏡の人、どこかで見たような・・・)
みんなもアイドル研究部に入ってくれる!」
千歌「ラジカセにCDをセットして、と・・・」
花陽「それが今日千歌ちゃんが歌う曲?なんてタイトルなの?」
千歌「ふふ、これだよ。μ’sのデビュー曲『START:DASH!!』!!!」
花陽「えっ・・・」
果南「やっぱそれか~。アンタμ’s大好きだもんね。」
千歌「うん、しかもこれはμ’sの始まりの歌!まさに今日この日にふさわしい曲!」
千歌「この日のために憧れの高坂穂乃果ちゃんの振り付けを死ぬほど練習して来たんだから!」
千歌「観客にも恵まれた・・・客数8人は想定の倍だよ!ダイヤさんや鞠莉さんが来てくれる僥倖!小泉さんと出会えた幸運!」
千歌「ふふふ・・・勝ったね・・・!」
花陽「・・・・・・」
ルビィ「マルちゃん、席に着こう。」
花丸「うん。」
善子「クス・・・貴女の唄はこの堕天使ヨハネに届くかしらね」
曜「千歌ちゃん、ビシッと決めてよね!」
ダイヤ「ふん・・・」
果南「じゃあ小泉さん、私たちも座ろう。」
花陽「はい・・・」
7人「こ~~んに~~ちは~~!!!」
千歌「あれれ~?一人だけ元気のない人がいるぞお~?」
ダイヤ「・・・・・・」
千歌「ダイヤさ~ん!こ~~んに~~ちは~~!」
ダイヤ「こんにちは」ボソッ
千歌「は~い!よくできました!」
果南(こういうところの千歌の心臓は凄いわよね)
曜「知ってるぞ~~!」
千歌「えへへ~じゃあこれは知ってるかな?千歌は4月から、浦の星女学院アイドル研究部を設立します!」
果南「それも知ってるよ~!」
ダイヤ「お待ちなさい、まだ公認ではないわ。部活動の新設には最低5人の入部希望者が必要よ。」
千歌「その通り!だから、皆さんの協力が必要なんです!
浦の星女学院のみんな、そして、来年度から入学するルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん!一緒にアイドルやろうよ!」
善子「ヨハネよ!」
千歌「今この場にいる全員が入部してくれれば、アイ研は5人どころか9人になります!9人ですよ、9人!何か運命感じませんか?」
ルビィ「μ’sだね!」
千歌「その通り!あの伝説のスーパーアイドルユニットμ’sと同じ人数です!これはもう神の導き!?悪魔の陰謀!?」
善子「そこに気付くとは・・・」
ダイヤ「小泉さんはうちの生徒ではないでしょう。なに都合よく人数に数えてるのよ。」
千歌「それじゃあみんな、アイ研に入ってくれるかなーーーー?」
千歌「あれ~・・・ここは元気よく『いいともー!』っていう場面じゃないのかな・・・」
ルビィ「アイドルは好きだけど・・・私なんかにできるかどうか・・・」
花丸「オラも・・・こんなカッペが舞台に上がったりしたら笑われるずら・・・」
鞠莉「私こう見えても硬派なのよねえ・・・音楽はロック以外認めないっていうかあ~」
善子「この最高に可愛い堕天使ヨハネが輝くステージが学校の部活ごときに収まるものかしら・・・」
曜「水泳部があるからねえ・・・兼部ってのは・・・」
果南「私、来年は受験だし、家の手伝いもしなきゃいけないし・・・」
花陽「私はもともと部外者だし・・・」
ダイヤ「千歌さん、ここでOKを出すような人なら、とっくに貴女に入部の意思を伝えているはずでしょう?」
千歌「うぐ・・・」
ダイヤ「迷っているから今日ここに来た。スクールアイドルとやらが青春をかけるに値するか、見極める為に。
小泉さん以外の皆さんはそういう心境でしょう。」
6人「(コクン)」
ダイヤ「さあ、もうMCは十分。そろそろ、貴女の語るスクールアイドルの素晴らしさとやらを見せてくださいな。」
千歌「・・・わかりました。」
千歌「高海千歌、歌います!」
果南「ん、なに小泉さん。」
花陽「千歌ちゃんのMCはあらかじめ台詞を考えてあったんですか」
果南「まさか。台詞考えても千歌にはろくに覚えられないよ。全部アドリブ。」
花陽「アドリブであれだけ喋れるなんて凄いですね。アイドルとして凄い才能ですよ。」
果南「・・・?スクールアイドルはダンスと歌が全てでしょ?
MC入れるのは自由だけど、それが評価の対象にはならないんじゃない?」
花陽「たとえ評価にはつながらなくても、ああいう人がチームにいてくれると他のメンバーは凄く救われるんです。特に、弱い者は。」
果南「ふーん・・・」
花陽(惜しいなあ・・・)
千歌「いきます・・・」
千歌「曲は、μ’sで・・・『START:DASH!!』!!」
千歌「大きな強い翼で~~ (・8・)ト・ブ♪」
花陽(へえ・・・歌上手いなあ・・・)
千歌「~ 明日よ変われ~ 希望に変われ~」
花陽(ダンスもしっかりしてる・・・そっか、あの砂浜で練習してたんだもんね。
砂浜で動くのはバランス感覚と柔軟性が身に付くし、転んでも怪我しにくい、いい環境だよ。)
千歌「熱い胸 きっと未来を~ 」
花陽(穂乃果ちゃんのパート踊ってると、ホントによく似てる。)
千歌「~閉ざされて~~」
花陽(始めたばっかりでこれだけ出来るなんて、凄いよ)
花陽(ああ、ほんとうに・・・)
千歌「動かすチカラ~~」
花陽(ほんとうに、惜しいなあ・・・)
千歌「ありがとうございました!」
千歌「ね!みんな、どうだった!?」
曜「うん・・・よかったよ。」
果南「上手かったよ、千歌。感心した。」
千歌「あ、うん・・・ありがと。(あれ?イマイチ盛り上がってない?)」
ルビィ「え?」
ダイヤ「貴女はどう思った?正直に感じた事を言ってごらんなさい。」
ルビィ「えと・・・すごく上手だったよ、千歌ちゃん。
『START:DASH!!』はあの手の動きを滑らかにするのが難しいのに、綺麗にできてたし・・・」
ダイヤ「それは技術の批評でしょう。わたくしは感心したことではなく、感動したことを聞いているのです。」
ルビィ「・・・・・・」
千歌「ルビィちゃん・・・」
花丸(じーちゃんの言ってた仏作って魂入れず、ってこういうことなのかな)
善子「(テテテテテン・・・ピコン!ピコン!)やったわSR!11連で毎回SRを引けるなんてヨハネってばなんてラッキーなのかしら!」
鞠莉「凄いわね~ヨハネちゃん♪うらやましいわあ♪」
ルビィ「お姉ちゃん・・・」
ダイヤ「わたくしは貴女がこのような軽薄なアイドル活動などに参加することを許しません。もちろん、わたくし自身も参加しませんわ。」
千歌「そんなあ・・・」
鞠莉「私も帰ろっと、ここじゃ電波悪いんだもの。千歌ちゃん、今日はお誘いありがと。バーーイ♪」
千歌「鞠莉さん!」
善子「やはり堕天使ヨハネは孤高の存在、人と交わろうなどと迷ってしまったのは間違いだったわ。さようなら千歌さん・・・」
善子(なんて言って去って行けば、千歌さんはきっと泣きながら縋り付いてくるわね・・・ふふ・・・これでヨハネの僕たるリトルデーモンがまた一人・・・)
千歌「花丸ちゃん、曜ちゃん、果南ちゃん、お願い!アイドル部に入ってください!」
果南「わあ、泣き落としできたよ。」
花丸「オラには、千歌さんみたいにうまくできる自信ないずら・・・それにルビィちゃんが参加できないんじゃ・・・」
曜「とりあえず、まだ保留ってことに・・・」
ダイヤ「しょせん、スクールアイドルなど浮ついた破廉恥な遊び。おげれつな同人誌のネタにされるだけの存在ですわね。」
花陽「まってください。」
花陽「皆さん。もう一曲だけ、聞いてもらえませんか。」
善子「え?まだ曲あるの?」
鞠莉「もういいじゃない~いいかげん寒くなって来たし~」
花陽「お願いします。あと5分だけ、どうか。」
千歌「小泉さん、私、他の曲なんか用意してないよ!?」
花陽「うん、曲は『START:DASH!!』でいいよ。」
千歌「え・・・」
花陽「千歌ちゃん、次は私に歌わせて。」
花陽「うん、振り付けもできるよ。」
曜「小泉さんもμ’sのファンなんだ。」
花陽「え~と、ファンていうか・・・なんていうか・・・」
千歌「?よくわかんないけど、小泉さんがやりたいなら、いいよ。」
果南「・・・よし、ほらダイヤも鞠莉も座って!まだ続きがあるんだから!」
鞠莉「・・・。」
ダイヤ「なんですの、いったい・・・ブツブツ」
鞠莉「今度は小泉さんが踊るの?」
曜「らしいよ。あの大人しそうな子にダンスなんてできるのかな?」
ルビィ「小泉さん・・・」
花丸「ルビィちゃん、どうしたの?」
ルビィ「小泉さん・・・コイズミ・・・?」
千歌「あ、うん。眼鏡かけたまま踊ったら危ないもんね。」
千歌「頑張ってね、小泉さん。」
千歌(あれ・・・小泉さんって・・・あれ?)
ルビィ「小泉・・・」
花陽(スチャ・・・)メガネキャストオフ
千歌&ルビィ「あーーーーーーーーーーー!!!!」
花陽「小泉花陽、歌います!」
八: : : : : : : :ト、 ′ .:.:.:.: /:|: : :./–、
\{\: : :.|i \ 「 ァ /:.:.|(___ ィ ’、 I say ─────!
): :人 \ - / : : |: : / l_, \
/ン | \ -=≦: ノ:/j:∧:.ハ’´ ’
/ 7フ^i:/ (:/⌒ ¨´ 〈 〈 / l
─- / l ─<⌒\__ ‘} V「 r !
/ \ ( \ 八 ` } ノ |
/ ⌒\─-  ̄ r’ ’ \ / |
ダイヤ「!?」
鞠莉&善子「!!」
Hey, hey, hey, START:DASH!!
| /. . . . \. . ヘ .:.:.:. ` ¬ /../ V. .|. ./jノ/
′. . . ./|. . . ∧ く( ノ ⌒ /. /jル’
|i.ト. . . . 八. . . ..\  ̄ / /⌒
Ⅳ 、. ..| 、. . .{./|/>-- イ __ ‘,丶
\{ \.| ,. ’, ’ _ノ<´ \\
,. ’, ‘ /r‐ 、 \ `ヽ、 ノ
曜&果南&花丸「!!!」
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
///,〉
うぶ毛の小鳥たちも ///ノλ
///彡イ
いつか空に羽ばたく /;;;. -‐彡イ
/;;;;;;; 三ニ:,’
大きな強い翼で飛ぶ ,!;;;;;;;;;,ニ三’
_,.,;;;;- /;;;;;;;;;;, ミミ;
\”/;:'”``ヾミヾ’
ノ;;’,,、 `ヽ、
/;;;;;;;;;;;::ミヽュ、,,_ `ヽ;;,,_
/;;;;::”’ヽ\シ′ `ヾ:;;;ト``
//爪ヽ\シ゛ ``
厶//J-‘`”
曜(すご・・・)
果南(なんてきれいな声・・・)
花丸(声が大きいわけじゃないずら。それなのに、校庭全体に響くような深い歌・・・)
/.: : : : : : : :.|\: : :.:\_ r ノ 人 ー\\
|: : : : : : : : 人_ー─’⌒ / j:/⌒ヽ\`ヽ その日が絶対来る
. 从:乂: : : : : : : : : ⌒¨^:.ト– __,// ⊂ニニ \
\_\: 人: : : :/⌒ヽL__ ├‐ミ ⌒\ \
` ¨⌒「 ̄ ̄ ‐└ \\_/⌒> 丶\ ヽ
|___ \」ヘ\\´ ̄) ー┐ l
/—-=ミ 、 ⌒’ \\⌒) /¨ヘ i|
善子(引き込まれる・・・この堕天使ヨハネが逆に魅了されるなんて・・・)
鞠莉(目が離せない・・・あ、コンボ切れちゃった。)
ダイヤ(ふ、ふん、これくらい・・・)
/:.// : : : : : : : : \(\: :.\ ‐┐ ′:.|:}
j:/ ,j/|: : : : : : : : :八 > : \ 「 ノ /: :/j/
|: : /|: : : : : : : \___¨⌒ ー イ:.:/ 君も感じてるよね ?
八:/ !: ト、 : : /´ `\^^} _ / jン
人_\> 丶ヽ^^ヘ_7 ̄ 始まりの鼓動 ────
/ Vヘ\_}^ア
/´ ト、 \ノ r/ ̄ ̄ ̄`i
ノ/ r-ー-、 ーイ \jr ¨ ̄ |
/ ,」-/ ⌒ヽ__ | 8 \/⌒)ハ─ !
/⌒ヽ l { r─=====ミ ⌒Y^ | 8 (⌒) 弋¨ !
. l , 八 r─‐=彡==ミ 匕 }i / ○ \ 」
.人 、 r─┤ア^⌒ヘ ハ、 r’⌒} / ○ } j|
丶 \ 乂/ ゝ-、 ハl | / | \/!
\ \ _ /´ { j/ー彡 / \
. \ ⌒\ /弋___ イ
/¨ ` \ /^ー=^
/ ー‐、__∠
l | )
ダイヤ(ドクン!)
ダイヤ(・・・・・・か、感じてなんかいないんだから!)
八: : : : : : : :ト、 ′ .:.:.:.: /:|: : :./–、
\{\: : :.|i \ 「 ァ /:.:.|(___ ィ ’、 希望に変われ!
): :人 \ - / : : |: : / l_, \
/ン | \ -=≦: ノ:/j:∧:.ハ’´ ’ 眩しい光に照らされて変われ ───
/ 7フ^i:/ (:/⌒ ¨´ 〈 〈 / l
─- / l ─<⌒\__ ‘} V「 r ! START !!!
/ \ ( \ 八 ` } ノ |
/ ⌒\─-  ̄ r’ ’ \ / |
千歌(小泉・・・花陽さん・・・)
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
悲しみに閉ざされて
泣くだけの君じゃない
熱い胸 きっと未来を切り開く筈さ
。 ,;/ ‘ ゜ o ゚ ゚ .
悲しみに閉ざされて
泣くだけじゃつまらない
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
。 ‘ o ゜ ゜ +. ;/ ゜ 。 ’
きっと (きっと) 君の (夢の)
チカラ (いまを) 動かすチカラ
信じてるよ…だから START!!
千歌&ルビィ「!」
花陽「学校の講堂でした」
花陽「その時、あの人は言ったんです」
花陽「『いつの日か、ここを満員にして見せる』って」
花陽「私たちは頑張って、その夢をかなえました!」
花陽「千歌ちゃん、ルビィちゃん、みなさん、貴女達も駆け出して」
花陽「貴女達の夢に向かって────────――─――─――
鞠莉「あの子、何者なの・・・?」
ルビィ「μ’sだよ!μ’sの小泉花陽さんだよ!」
曜「ええええっ!マジ!?」
′. . . ./|. . . ∧ く( ノ ⌒ /. /jル’ 、 /: : : : : : ::∧ /
|i.ト. . . . 八. . . ..\  ̄ / /⌒ 、 /: : : : : ∧
雨上がりの気分で 高まる期待のなか Ⅳ 、. ..| 、. . .{./|/>-- イ __ ‘,丶 、 ,/ ヘ
\{ \.| ,. ’, ’ _ノ<´ \\ クく ハ
躓いたことさえも 思い出にしよう ,. ’, ‘ /r‐ 、 \ `ヽ、 ノ 丶、 /
__ ,. ’, ‘ ノ / \. \ 〉 \ /
__r‐/ i },. ’, ’ // ′ 丶 \ 」ヽ 丶. /
(⌒! { /ノ’,. ’ノ // ‘ | \ ノ \ ,′
_ し (ノ イ }! / ,′ i| 丶 ___,{ \ ./
,. ‘” ノ, ’^(_´’ ′ 〈 / .′ ノ ∧ | ク
/ /´'” , '” ゝ-、ー \ / | / / }. |
千歌(躓いたことも、思い出に・・・)
千歌(今日のことも、いい思い出にできるかな・・・)
,゙/{.:.:l:.:.:.::ハ l、L \:.:ト、 -┐ 八i / / { { / . l
l {.:.:{:.:.:.:{:.:.`”ー- _ ー- ( ノ イ::::::j/ l `ーL/ 希望が咲くよ!
{ \\:.{.:.:.\ :.::::r」 .._ ` ´ /:::ハ:::::{ / /
.ノ ̄`ヽ-、 \ / ̄ \弌冖=≧‐- ..__ イ::::::/ ノ::八 / 楽しいメロディー口ずさみ咲いた
」 _ \_} \ / マ\ / ̄ハ 「[,_ノ_/-─- .ヽ ,′
{_ \」 ヽ ヽ ,゙ ∨|\ r=‐-∨[/ ̄{{_\\ l l ──────── DASH!!
{ _\_} { ‘, | } |o {{ -‐{_] }} }::::\ヽ| l
ルビィ(μ’sのライブを始めて見た時、一番目を奪われた人・・・)
ルビィ(私とどこか似ていて、でも全然違う人・・・)
ルビィ(その人が目の前にいるなんて・・・)
喜びを受けとめて 君と僕つながろう
迷い道 やっと外へ抜けだした筈さ
゚ . 。 ゜ + ゜ 。 。 ゚ 。 ゚
ルビィ「あ!いま目が合った!花陽さん私のこと見てる!きゃーーー!」
ダイヤ「静かになさいルビィ!聞こえないでしょ!!」
ルビィ「ひいっ!ごめんなさい!」
ダイヤ(貴女だけじゃなく、小泉さんはこの場の全員を見てるのよ。
一人一人、目を合わせて語り掛けるように歌っている。だからこれほど心を打つんだわ。)
鞠莉(まあ、そういう技術ってのもあるんでしょうけど、それだけじゃないわよね。
スーパースターのカリスマ・・・理屈では説明できないオーラってやつ?)
曜(これが、μ’s・・・本家本元の)
果南(こんなのがあと8人いるっての?冗談じゃないわよ)
善子(伝説になるわけだわ・・・)
/.: : : : : : : :.|\: : :.:\_ r ノ 人 ー\\
|: : : : : : : : 人_ー─’⌒ / j:/⌒ヽ\`ヽ 君と僕 進むだろう
. 从:乂: : : : : : : : : ⌒¨^:.ト– __,// ⊂ニニ \
\_\: 人: : : :/⌒ヽL__ ├‐ミ ⌒\ \ それは ─────
` ¨⌒「 ̄ ̄ ‐└ \\_/⌒> 丶\ ヽ
|___ \」ヘ\\´ ̄) ー┐ l
/—-=ミ 、 ⌒’ \\⌒) /¨ヘ i|
千歌&ルビィ(それは)
遠い───
千歌&ルビィ (夢の)
カケラ─────
千歌&ルビィ (だけど)
愛しいカケラ ─────────
八: : : : : : : :ト、 ′ .:.:.:.: /:|: : :./–、
\{\: : :.|i \ 「 ァ /:.:.|(___ ィ ’、 彼方へと…僕は DASH ─── !
): :人 \ - / : : |: : / l_, \
/ン | \ -=≦: ノ:/j:∧:.ハ’´ ’
/ 7フ^i:/ (:/⌒ ¨´ 〈 〈 / l
─- / l ─<⌒\__ ‘} V「 r !
/ \ ( \ 八 ` } ノ |
/ ⌒\─-  ̄ r’ ’ \ / |
千歌&ルビィ「イエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエイ!!!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
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パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
8人「ブラボオオオオ!!!おーブラボオオオーーーー!!!」
曜「すっごーーーーーい!小泉さん超凄いよ!」
鞠莉「エレファント!私、感動しちゃったわ!」
花陽「えへへ、ありがとうございます。」
善子「ひぐ・・・ううう・・・小泉さん・・・」
花丸「善子ちゃん、なんで泣いてるずら?」
善子「知らないわよ、でも涙が止まらないの・・・」
花丸(善子って呼んでも怒らないずら)
花陽「ルビィちゃん」
ルビィ「私、μ’sの、特に小泉花陽さんの大ファンなんです!」
花陽「ほんと?嬉しいなあ」
ルビィ「あの、握手してもらっていいですか!」
花陽「あ、でも・・・今汗でべとべとだから・・・」
ルビィ「それがいいんです!(構いません!)」
花丸(ルビィちゃん、本音と建前が逆になってるずら)
ダイヤ「ルビィ、手のひらを舐めるのはおよしなさい」
千歌「まさか小泉さんがμ’sの小泉花陽だったなんて・・・もう、どうして言ってくれなかったの?」
花陽「千歌ちゃんが聞いてくれなかったんだよお・・・」
ダイヤ「小泉さん(ズイッ)」
花陽「ひゃう!な、なんでしょうか?」
果南「あら、眼鏡かけたらまた弱気な子に戻っちゃった。」
ルビィ「ルビィはそんな花陽さんも好きだよ。」
花陽「ダイヤさん・・・」
ダイヤ「私はうぬぼれていたようね。今日小泉さんに会わなければ、いつか人前で
『スクールアイドルなんてみんな素人にしか見えない』などと口走り、恥ずかしい思いをしていたかもしれませんわ。」
ダイヤ「ありがとう、小泉さん。」
花陽「いえ、そんな・・・恐縮デス・・・テレテレ」
ダイヤ「ルビィ、今度貴女が持ってるμ’sのCDを聴かせてもらってもいいかしら?」
ルビィ「お姉ちゃん・・・うん、一緒に聴こうよ!ルビィがμ’sのこと教えてあげるね!」
千歌「じゃあダイヤさん!アイドル研究部に入ってくれるんですか!?」
ダイヤ「はあ?そんなわけないでしょう」
千歌「え~」
小泉さんに誘われたのなら考えますけど、今の貴女と一緒にやる気にはなれませんわ。」
千歌「そんなあ~」
果南「まあ、まあ。ねえダイヤ、『今の』ってことは次があるってことでしょ?」
ダイヤ「ふっ・・・まあ、もう少し上手くなったらまた呼んでくださいな。」
千歌「ダイヤさん」
鞠莉「そうねえ~アイ研のこと、もうちょっとくらい考えてみてもいいかな?」
曜「休み明けの新歓でもステージやるんでしょ?その時はまた見に行くよ」
善子「その時にいいステージを見せてくれたら、千歌さんのカンパニーに加わってあげてもいいわよ?」
千歌「いいステージってどれくらい?」
7人「小泉さんと同じくらい」
千歌「無理!」
花陽「そうかな?」
千歌「そうだよ!小泉さんダンスも歌もメチャクチャ上手いじゃん!
しかもなんかすっごいオーラ出してるし!才能が違いすぎるよ!」
花陽「う~ん、アイドルの才能って言うなら私より千歌ちゃんの方がずっと凄いよ。」
千歌「へ・・・」
花陽「花陽の全国スクールアイドルデータベースの個人ランキングのカテゴリー基準でいうならば、
私はBランク、千歌ちゃんはSランクに相当します。
Sランクはアイドルとして最高位のランクであり、これに該当するのは全国でもわずかに10名以下、
我がμ’sのメンバーでもこの域に達しているのは高坂穂乃果、絢瀬絵里の2人だけであり・・・」
花丸「なんか小泉さんから第3の人格が出てきたずら」
ルビィ「ルビィはこの花陽さんも好き!」
果南「・・・って、いくら何でも持ち上げすぎでしょ、小泉さん。千歌がSランクなんて・・・」
花陽「いいえ。花陽の見立てに狂いはありません。」キリッ
花陽「ダンスや歌の技術も、私の方が長くやってる分ちょっと上手いってだけの話。千歌ちゃんならすぐ追いつけるよ」
千歌「小泉さん・・・」
花陽「でもね、千歌ちゃん。大事なのはそういうことじゃないんだよ。」
千歌「それは、スクールアイドルの素晴らしさをみんなに知ってもらいたいと思って。」
花陽「だよね。伝えたいことがあるから歌ったんだよね。」
花陽「だったら、それは貴女の言葉で、あなた自身の歌で伝えなきゃいけないんだよ。μ’sの歌じゃダメなの。」
千歌「私の、歌・・・」
花陽「他のアイドルの曲を踊るのも楽しいし、練習にはなると思う。
でも、本当に大事なステージはオリジナルをやらなきゃだめだよ。」
千歌「あう、私、作曲とか作詞なんてできないよ~。」
花陽「衣装も必要だよ。」
千歌「うひゃあ~」
千歌「ルビィちゃん!いいの!?」
ルビィ「お裁縫なら得意だし、簡単な衣装なら出来ると思うよ。・・・お姉ちゃん、いいよね?」
ダイヤ「別にわたくしの許可を求める必要はないでしょう。好きになさい」
千歌「やったあ!ありがとうルビィちゃん!」
善子「曲はこのヨハネが担当してもよくてよ?
悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、愛のように甘い・・・そんなラブリィ・ソングを・・・」
曜「まあ作詞なら私たちも協力するからさ。」
果南「そうね、みんなで考えれば何とかなるんじゃない?問題は作曲ね。」
千歌「曜ちゃん、果南ちゃん、ありがとう!」
善子「ちょっと!聞きなさいよ!」
花陽(善子ちゃんの芸風はにこちゃんみたいだなあ・・・)
千歌「小泉さん、どうしたの?」
花陽「もうすぐ電車が来る時間なの。私、これで失礼するね。」
ルビィ「ええっ!もう帰っちゃうんですか!?」
千歌「せっかくだから、今日は泊って行ってよ。うち、旅館なんだよ」
曜「おお、スーパースターが宿泊するなんて、千歌ちゃんの旅館にも拍がつくね。」
ダイヤ「内浦町総出を挙げて歓迎いたしますわよ、小泉さん。そうだ、町長を呼んで挨拶させましょう。」
花陽「あはは・・・ごめんなさい、そういうわけにもいかないんです。友達が待ってますから。」
千歌「え~」
果南「まあ、そういうことなら残念だけど仕方ないね。」
ダイヤ「でしたら、せめてみんなで駅までお見送りしましょうか。」
7人「さんせ~い!」
花陽「皆さんは全員お友達なんですか?学年が違うのに仲がいいんですね。」
果南「友達っていうか、この田舎じゃ子供同士はみんな小さい頃から顔見知りなんだよね。
例外は高校から引っ越してきた鞠莉くらいかな。」
千歌「浦の星女学院は全校生徒合わせても100人もいないし、あんまり学年関係ないんだよ。」
花陽「へえ・・・いいなあ。私は、μ’sの先輩以外とはあんまり喋ったことないから。」
ダイヤ「もう少し年上への礼儀をわきまえてほしい方もいますけどね。」
善子(生徒会長がこっちをチラチラ見てるわ。ふふ、ヨハネに魅了されちゃったのかしら?)
花陽「あそこ?なんなの千歌ちゃん」
千歌「ほらスタバだよ!先月出来たの!すごいでしょ!」
曜「いやあ、とうとうこの内浦にもスタバがねえ・・・」
果南「私、先週2時間並んで入ったよ!」
ダイヤ「ふふ、わたくしなど開店日にVIPとして招かれましたわよ。」
花陽(なんでスタバでこんなに盛り上がれるんだろう・・・)
花陽「あっ」
花陽「海だ!ここからも見えるんだ!すごーい!きれ~い!」
8人(なんでただの海で喜ぶんだろ・・・)
果南「次の電車は5分後だね。ちょうどいい時間だよ」
花丸「あれ?なんかホームに人がいっぱいいるずら。」
鞠莉「ホントだわ。しかも女の子ばっかり。何なのかしら?」
花陽「あ・・・」
「かよちん!」
「「「「花陽!」」」」
「「花陽ちゃん!」」
「花陽ちゃん!迎えに来たよ!」
花陽「ミンナドウシチャッタノオ!?なんでここに・・・!」
穂乃果「花陽ちゃんがいないとつまらないし、せっかくだからみんなで迎えに行こうって!」
穂乃果「どう、驚いた!?」
花陽「すっごく驚いたよお!」
ダイヤ「あの人たちが、小泉さんのお友達かしら?」
ルビィ「μ’sだ・・・」
花丸「え?」
千歌「あれがμ’sだよお!」
凛「か~よちん!かよちん!やっと会えたにゃ~~~!」
海未「待ちなさい凛!改札から出たらお金を払わないといけませんよ!」
凛「にゃ~!ストーーープ!!!海未ちゃん、それ先に言って!」
ズザザザザ!!
海未「何度も言いました!」
曜(なに、今の!?なんか空中でムチャクチャ回ったよ!?あれ人間の動き!?)
花陽「ごめんね凛ちゃん、お待たせ」
曜(凛・・・あれが千歌ちゃんが言ってた星空凛か・・・)
果南(あの黒髪の子が園田海未かあ・・・たしか私と同じ高校2年なのよね。)
果南(μ’sの参謀役で作詞担当。その詩があまりに見事だから、
実はプロのゴーストライターがいるんじゃないかとまで噂されている・・・)
ことり「いるよ~ここに~」ニョキ!
花陽「ひゃう!もう、また斜め下から出てくるんだから・・・」
鞠莉(わお~~生ことりちゃんだわ~♪眼福眼福♪)
鞠莉(ってゆーかナニアレ?人間が一番不細工に見えるアングルであれだけ可愛いとか反則じゃないの?)
花陽「えへへ・・・ごめんね、絵里ちゃん。」
絵里「罰として花陽はジュースおごりね!」
ルビィ「ほら、お姉ちゃん!いま花陽さんが話してるのが絢瀬絵里さんだよ。」
ダイヤ「あの金髪の方が?」
ルビィ「μ’sで一番かしこい完璧超人で、音ノ木坂学院の元生徒会長なんだよ!お姉ちゃんみたいだよね!」
ダイヤ(・・・あれは一見完璧に見えて、案外抜けてるタイプね。わたくしの目はごまかせないわ。)
にこ「まあ、こういうとこの子は自転車がメインの移動手段でしょ。あ、アンタ自転車乗れないんだっけ?ププww」
善子「あそこの黒髪ツインテールがμ’s1年生の天才作曲家ね。ふふ、ヨハネったらなんだかシンパシー感じちゃうわ。」
千歌「違うよ!赤髪の背の高い方が1年生の西木野真姫さんで、
黒髪の小さい人は3年生の矢澤にこさんだよ。にわかはすぐ間違えるんだから!」
善子「なあんだ、じゃあ、あれはオチ担当の汚いあずにゃんかあ。
μ’sの小悪魔とか言われてるけど、この堕天使ヨハネの方がずっと可愛いわよね~」
ダイヤ「はあ・・・ほんっとうに馬鹿ね貴女は。彼女がヨゴレ役だというなら、それは自ら進んで泥をかぶっているのよ。
あの人の目を見て、その覚悟も情熱も感じ取れないようだからネタキャラなのよ、善子さんは。」
善子「善子じゃないわよ!」
花丸(あの赤い髪の人が真姫さんなのか・・・オラと一つしか違わないはずのに・・・
凄い美人で大人っぽいずら。お洒落で、カッコよくてオラとは全然違うなあ・・・)
花陽「この町の地元の子たちだよ。友達になったんだ。」
にこ(むむ・・・田舎の癖にレベル高い女子が揃ってるわね)
花陽「あそこにいる千歌ちゃんも、スクールアイドル始めるんだって。
しかも、穂乃果ちゃんの大ファンなんだよ。」
穂乃果「え、本当?」
千歌「ふぁ、ふぁい!」
海未「ですから、穂乃果、改札から出てはいけません。」
穂乃果「あう、残念。」
千歌「あ、あの、高海千歌です!私、穂乃果さんに憧れて、スクールアイドルはじめるんです!」
にこ(ふん、そういう浮ついた気持ちで始めて、途中で投げ出すやつは山ほどいるわ)
希(にこっちのトラウマが発動しとる・・・)
にこ(憧れは理解から最も遠い感情なのよ)
千歌「ライバルなんて、そんな・・・穂乃果さん達は全国一のアイドルで、私は・・・」
海未「それはもう過去のことですよ。」
穂乃果「私たちはいつだって、『今この時』一番輝いていたい、そう思ってるからね」
ことり「おたがい頑張ろうね、千歌ちゃん。」
穂乃果「けど、私たちは負けないぞ!」
千歌「穂乃果さん・・・」
花陽「それじゃあ、私行くね。千歌ちゃん、みなさん、さようなら!」
果南「さようなら、小泉さん!」
鞠莉「元気でね~♪」
ルビィ「また遊びに来てください!花陽さん!」
千歌「・・・あ、あの、」
千歌「穂乃果さん」
千歌「小泉さん」
千歌「μ’sのみなさん!」
μ’s「ん?」
千歌「来年のラブライブ!私たちが優勝します!」
7人「ちょwww」
穂乃果「・・・・・・・・・・・」
穂乃果「・・・ふふ、あなたって面白い人だね。」
にこ「そのクソ度胸だけは認めてあげるわ。」
絵理「ねえ、貴女たちのグループの名前は、なんて言うの?」
千歌「え、グループ名?」
千歌(メンバーも集まってないのにグループ名なんて決めてないよお~)
善子(お困りのようね。このヨハネがアイデアを出してあげてもいいわよ?)
千歌(ほんと!?お願いします!堕天使ヨハネちゃん!)
善子(ふふ・・・オッケ~)
善子「μ’sが天界に住む9人の女神なら、我々はそれを打倒する地獄よりの使者・・・」
善子「私たちは、『AKUMA~アクマ~』 よ!」ドヤア…
絵理「そう、『AQUA~アクア~』ね。ラテン語で「水」・・・この海の町のアイドルに相応しい名前だわ」ドヤア・・・
穂乃果「じゃあアクアのみんな!来年のラブライブ本戦で会おう!」
鞠莉「行っちゃったわね~」
曜「ちょっと千歌ちゃん!なんてこと言うのさ!」
果南「あれ、絶対μ’sに私たち全員グループだと思われたわよ?しかもみんなでラブライブ優勝しますって!」
千歌「えへへ、ごめん、つい~」
ルビィ「あ、あああ・・・」
花丸「ルビィちゃん、どうしたずら?」
ルビィ「μ’sに向かってなんて失礼なことを・・・私たち、絶対仕返しされるよぉ~」
花丸「小泉さんたちがそんな事するかな?」
ルビィ「花陽さんたちがしなくても!今日のことをμ’sがブログに書いたりしたら、それを読んだ狂信者が発狂するんだよ!」
ダイヤ「そういうものなの?」
ルビィ「もうだめだあ・・・ルビィ達みんな名前も住所も突き止めて晒されるんだあ・・・
キモオタが大挙して押し寄せて内浦町丸ごと炎上だよぉ・・・せっかく受かった浦の星女学院も退学になるかも・・・」
ルビィ「え?」
ダイヤ「千歌さん、わたくしを貴女のアイドル研究部にいれてください。」
千歌「え・・・えええええええええええええええええ!?」
ルビィ「お、おね、おねねねnお姉ちゃん!?」
果南「いきなり、どうしたのよアンタ・・・」
ダイヤ「仕方がないでしょう?μ’sに宣戦布告してしまった以上、内浦の炎上を食い止めるためには、
私たちが本当にラブライブとやらで優勝するしかありませんわ。」
曜「そ、そういうものかな・・・?」
ダイヤ「それに何より・・・」
ダイヤ「我々がラブライブに出なければ、μ’sに我々が逃げたと思われますわ。
そのような屈辱、この黒澤ダイヤにはとても耐えられません。」ギリィッ…
ルビィ「お姉ちゃん・・・」
ダイヤ「ラブライブに出場して、小泉さんと対等なアイドルとしてもう一度会いたいと思わないの?」
ルビィ「・・・会いたい。会いたいよ!」
ルビィ「千歌ちゃん!私もアクアのメンバーにしてください!」
千歌「ルビィちゃん・・・!(あれ、グループ名はアクアで決定?)」
花丸「ルビィちゃんがやるんなら、オラもやろうかな・・・」
千歌「花丸ちゃん!わあ、これで4人になった!あと一人で部活設立できるよ!」
善子(チラッチラッ)
千歌「果南ちゃん、曜ちゃん、鞠莉さん!みんなも入ってよ!」
果南「私も・・・」
鞠莉「練習は一日30分にしてね♪」
千歌「やったー!これで七人になったよ!」
善子「八人よ!私を入れて!」
果南「小泉さんの話ではまずオリジナルの曲が必要だよね」
曜「作曲か~」
千歌「出来る人、いる?」
7人「・・・・・・」
千歌「あう、前途多難だなあ~」
サンシャイン開始前の春休みの設定だから千歌・梨子・曜はまだ1年
キョロキョロ
梨子「みんな、行ったよね・・・」
梨子「はああ~~~疲れた・・・」
梨子「どうしてこんなところにμ’sがいるのぉ・・・
休みの日に学校の外でリア充グループに出くわすとすっごい気まずいんだから・・・・・・」
梨子「おんなじ電車になっちゃったから、隅っこで必死にうつむいてやり過ごそうとしたら・・・降りる駅まで同じだし」
梨子「みんな行っちゃってから改札出ようと思ってたら、なぜかホームから動かないし・・・」
梨子「おかげでずっと出ていけなかったよ・・・」
梨子「ここで何してたのかな?まさか私と同じように転校して来るわけじゃないだろうし・・・」
梨子「え、私ですか?」
駅員「さっきまでここにいた女の子がね、君に渡してくれってメモを置いていったよ。」
梨子「ええっ?」
梨子「一体何かしら・・・」
『 桜内さんへ
音ノ木坂3年の東條希です。
ホームに長く居座っててゴメンな。気まずくて出てこれんかったやろ? 』
梨子「バレてるーーーーーー!?」
梨子(部活の予算会議でちょっとだけ話したことがあるけど・・・私のこと覚えてたんだ)
『桜内さんは静岡に転校するって聞いてたけど、この町やったんね。奇遇やわあ。』
『ウチも小さい頃はよく転校してた。転校って新しいとこに馴染めるか不安やろ?
そこで、おせっかいやけど転校の経験者として、桜内さんにアドバイスや。』
『この子と友達になりたいって、そう思える子と出会ったら行動あるのみ!自分から話かけるんやで!』
梨子(東條先輩・・・)
アナタハダマッテナサイ!
サッキョクデキルメンバーヲイレナイト
ダレカココロアタリアル?
ナイ…
梨子「駅前にも女の子達が集まってる・・・みんな可愛い子たちだなあ・・・」
梨子「あの制服、浦の星女学院のだ。私の同級生になるのかなあ・・・」
梨子「・・・・・・・積極的に・・・」
果南「ん?そうだけど、誰?」
梨子「私、4月から浦の星女学院に編入する桜内梨子です!」
ダイヤ「ああ、聞いていますわ。貴女が桜内さんですの。」
梨子「はい、新2年生です!身長160cm、乙女座A型!」
梨子「好きな食べ物はサンドイッチとゆでたまご!」
梨子「趣味は絵画・手芸・料理、それと、作曲です!」
梨子「どうかお友達になってください!」
梨子(うわあああ・・・なんで静まっちゃうのお~。私、外しちゃった!?)
8人「・・・・・・・。」
梨子(なんとか言ってよお・・・)
千歌「あの、桜内さん」
梨子「ひゃい!」
梨子「な、なんでしょうか!?」
千歌「ね、アイドルやってみない?」
~~~ おわり ~~~
カットイン演出がニクイわ
おもしろかった
こういうの良いな
面白かったよ
曜が少し大人しいというかキャラを活かすのが難しそうな娘だと改めて感じた
サンシャインSS初めて書いたけど、曜・花丸のキャラは扱いづらかった。
ヨハネはキャラは濃いけど厨二台詞を考えるのが疲れる。
圧倒的に動かしやすいのがダイヤとルビィ。この二人は二次創作増えそうだなー。
花陽のアイドルオタ要素を絡めるssは良作が多い(気がする)
μ’sとAqoursの設定うまく使ってて感心するわ
てか最初は千歌勘違いのお笑いSSになるかと思ったのに
どんどんいい話になっていって面白かったよ
スタダのあたりとか普通に感動した
おもしろかった
AqoursのSSもっと増えてほしい~
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