【ラブライブ!】にこ「真姫ちゃん、大好きにこっ!付き合って欲しいにこ!」
- 2020.04.09
- SS

凛「・・・」
花陽「・・・」
ガタッ
花陽「真姫ちゃん、お幸せに!」ポンッ
凛「ファイトだにゃ、真姫ちゃん!」ポンッ
真姫「え?え?」
タッタッタ
真姫「ちょっ・・・二人とも!私を置いて行かないでよ!!」
真姫「・・・」
にこ「真姫ちゃん、答えを聞かせてほしいにこっ!」
真姫「こ、答えって・・・急にそんなこと言われても・・・」
にこ「えぇ~!真姫ちゃんのいけずぅ~。にこ、もう待てなぁ~い!」
ザワザワ
真姫「そっ、そんなこと言われたって・・・。ていうか、にこちゃん!」
にこ「にこっ?」
真姫「こんなところで、告白しないでよ!ここ、一年生の教室よ!?」
真姫「だからって、何もこんなところで・・・」
にこ「もー。真姫ちゃん細かいことにごちゃごちゃうるさいなぁ。早く、答えが欲しいにこっ!」
真姫「う、うるさくなんかないわよ!大体、そんなすぐに、答えなんて出ないわよ」
にこ「え~!じゃあ、いつだったら答え出るにこ?」
にこ「むー。じゃあ、今日の放課後!一緒に帰ろ?そこまでに答え出しといて欲しいにこ!」
真姫「ヴぇぇっ、ほ、放課後!?それはちょっと・・・」
にこ「だーめ!にこが譲歩できるのは、ここまでにこっ!それじゃ、真姫ちゃん、またね~!」
真姫「あっ、ちょっと!・・・もう!勝手なんだから!」
希「にこーっち!」
にこ「ひゃぁっ!の、希ちゃん!?」
希「ふっふっふ・・・聞いたよ?ついに告白したらしいやん?」
にこ「うん」
希「そんなにこっちにぃ・・・ウチが、いいものあげる!はい、これ!」ガサッ
にこ「え、ありがとうにこ!一体中に何が入ってるにこ?」ガサガサ
希「役に立つものやよ」
にこ「・・・え?こ、これって・・・」
希「ウチのお古で悪いけど、きっとにこっちには必要だと思うんよ」
にこ「・・・希ちゃん」
希「うん」
希「え?」
にこ「にこのこと、思って、これプレゼントしてくれたんだよね?」
希「あ、うん」
にこ「希ちゃんのスピリチュアルパワー、感じるにこっ!希ちゃんがいつも後ろにいると思って、使うにこっ!」
希「あーえっと、にこっち」
にこ「うん?」
希「・・・一応言っておくけど、それ今日使ったらアカンよ?」
にこ「あっ、真姫ちゃん!」
希「おっと。それじゃ、ウチは邪魔にならんように去るとしようかな。にこっち、ファイト!」タッタッタ
にこ「うん!ありがとにこー!」
真姫「・・・なんなのよ一体」
にこ「なんでもないにこっ!さ、真姫ちゃん!一緒にかえろ?」
真姫「はぁ、仕方ないわね」
にこ「うん?」
真姫「にこちゃんは、私のどこが好きなの?」
にこ「え?えーっとそれはね、たくさんあるにこ!」
真姫「た、たくさん?例えば?」
にこ「えーっとね、例えば・・・あ!猫にこ!」
タッタッタ
真姫「あ、ちょっと!まだ話の途中よ!」
タッタッタ
真姫「はぁはぁ・・・もう、にこちゃん!まだ話の途中・・・」
にこ「おーよしよし。怖くないにこよー。にっこにっこにー!」ニャー
真姫「子猫?・・・・・・可愛い」
にこ「よしよーし。あ、真姫ちゃんも触ってみる?」
にこ「そんなこと言ってー。ほんとは触りたいの、にこ、分かってるんだから!はい!」
真姫「あっ、ちょっ・・・。よーしよーし」ニャー
にこ「あ、真姫ちゃんうまーい!猫ちゃん喜んでるにこっ!」
真姫「そ、そう?それにしても・・・可愛いわね」ニャー
にこ「・・・」
真姫「よーしよーし、にゃー」ニャー
真姫「ん?」
にこ「にこ、真姫ちゃんの素直になったときの可愛いところが好き!」
真姫「ヴぇぇ!?な、何よ急に!?」
ニャーッ!
真姫「あっ!・・・し、しまった、驚いて手を放しちゃったわ」
にこ「真姫ちゃん、さっきにこに聞いたでしょ?どこが好きなのって」
真姫「あ・・・」
真姫「ぴ、ピュア?」
にこ「うん!今も、すっごいピュアな目で、子猫のこと撫でてたよ」
真姫「そ、そう///」
にこ「くすくす!真姫ちゃん、顔真っ赤にこ!」
真姫「なっ・・・。だ、だって、にこちゃんが急に変なこと言うから!」
真姫「え?も、もう・・・///ほ、ほら!道草してないで、早く帰るわよ!」
にこ「あっ、待ってよ真姫ちゃん!結局、告白の答え、まだもらってないにこ!」
真姫「あ・・・そ、それは・・・」
にこ「どきどき」
にこ「あーっ、話をそらしたにこー!」
真姫「そっ、そんなことないわよ?ただちょっと気になって・・・」
にこ「むー。まぁ、教えてあげるにこ。バイブだよ」
真姫「・・・ヴぇえ!?」
にこ「あ、今日は使わないよ?」
真姫「あっ、当たり前でしょ!」
真姫「将来も使わないわよ!私、そんなの使われるの絶対嫌だからね!」
にこ「・・・にこ、真姫ちゃんに使うなんて一言も言ってないよ?」
真姫「えっ?あっ・・・///」
にこ「もしかして・・・真姫ちゃん、本当は使って欲しいにこ?」
にこ「またまた~。やっぱり、真姫ちゃんは素直じゃないにこ!そこが可愛いんだけど!」
真姫「~~~っ!もうっ!にこちゃんなんて知らないっ!」タッタッタ
にこ「あっ、真姫ちゃーーーん!告白の答えがまだにこーっ!」
にこ「・・・行っちゃった。まいっか!また明日学校で聞いてみよっと!」
――
―
にこ(うーん、暇だし部室で暇つぶしするにこー)
にこ(・・・あれ、誰もいない。つまんないなぁ)
にこ(でも、誰か来るかもしれないし、ちょっと待ってよっと!)
ガチャ
にこ(おっ、そんなこと考えてたら、いいタイミングで誰かきたにこっ!・・・あ)
にこ「真姫ちゃん!」
真姫「あ、あらにこちゃん。奇遇ね」
真姫「そ、そう」
にこ「真姫ちゃんは何しに部室にきたにこ?」
真姫「別に・・・ただ暇だから寄ってみただけよ」
にこ「そうなんだ!くすくす、じゃあにこがいて丁度良かったね!」
真姫「私は別に一人でもよかったわよ?」
にこ「またまたー!真姫ちゃんは、一人だと寂しくて泣きだしちゃうに違いないにこー」
真姫「そんなわけないでしょ!・・・全く」ガタッ
真姫「ちょっと、トイレに行くだけよ」
にこ「あっ、そうなんだ!にこもついていってあげよっか?」
真姫「いいわよ、そんなの。1人で行ってくるわ」ガチャ
にこ「もー、真姫ちゃんつれないなぁ。・・・あれ?真姫ちゃんipod忘れてるにこ」
にこ「ちょっと中身見てみようっと!」
にこ(うわぁ、色んな曲が入ってる)
にこ(真姫ちゃん、普段から色々聞いて作曲の参考にしてるんだぁ)
にこ(あっ、これはμ’sの曲のプレイリスト!)
にこ(おー、今までの曲全部入ってる!懐かしいにこー)
にこ(・・・あれ?この曲なんだろう?)
にこ(聞いたことない曲にこ。・・・もしかして、新曲!?)
にこ(ちょっと聞いてみちゃお!)
にこ(・・・)
にこ(結構カッコいい感じの曲調にこ)
にこ(μ’sの曲・・・って感じじゃないかも?)
にこ(どちらかというとBiBiの曲かな)
にこ(うーん、いい曲にこ)
ガララッ
真姫「・・・にこちゃん。聞いた?」
にこ「え?あっ・・・。ご、ごめんね!ちょっと、気になっちゃって」
真姫「・・・どうだった?」
にこ「え?」
真姫「新曲!聞いたんでしょ?」
にこ「あ、うん!えっと、なんかスピード感があって、かっこよくて、いい曲だったにこ」
真姫「ほんと!?・・・よかった」
にこ「え?」
にこ「そういえば真姫ちゃん。この曲、歌詞はまだなの?」
真姫「えぇ。これから、海未にお願いする予定よ」
にこ「あっ、そうなんだ!うーん、楽しみにこ!」
真姫「・・・そうね。それじゃ、私早速海未のところに行ってくるから」
にこ「えぇっ!もう行っちゃうの!?」
真姫「にこちゃんだって、早く歌詞がついた曲を聴きたいでしょ?」
真姫「えっ!?そっそれは、暇つぶしよ!」
にこ「えー?でも、部室きてすぐトイレ行って、もう出てくんじゃ暇も潰れてないよ?」
真姫「そっそれは・・・。い、いいでしょ別に!ほんのちょっとの暇だったの!じゃあね!」ガララッ
にこ「あっ、真姫ちゃん!・・・行っちゃった」
にこ(・・・あっ、もしかして!)
にこ(ipodだけ置いてトイレ行ったのって、わざとだったんじゃ?)
にこ(きっと、にこに新曲を聞いて、感想を言って欲しかったんだ!)
にこ(うん、きっとそう。だって、盗み聞きした割に全然真姫ちゃん怒ってなかったし)
にこ(多分、素直に曲を聞いて感想ちょうだいって言えなかったんだ)
にこ(ほんっっとに素直じゃないにこねー!)
にこ(曲の感想くらい、いくらでも言ってあげるのに)
にこ(それにしても、感想聞いた後の真姫ちゃん、ルンルンだったにこ!)
にこ(もー、ほんと真姫ちゃん可愛いんだから!)
にこ(うーん、あの曲に歌詞がついたのを聞くのも、楽しみっ!)
――
―
にこ「・・・ってことがあって、ますますにこは真姫ちゃんの虜になっちゃったにこ!」
花陽「そ、それは・・・」
凛「うん。にこちゃんの気持ちが、よーく分かるにゃー」
真姫「・・・あのねにこちゃん」
にこ「ん?どうしたの真姫ちゃん?」
真姫「だから、そういう話を、教室でしないでくれる!?」
真姫「それよりって何!?」
にこ「今度の日曜日、デートしよっ!」
真姫「ヴぇぇ!?ま、また急ね・・・。なんで?」
にこ「ほら、真姫ちゃん、まだ昨日の告白の答え聞かせてくれないでしょ?」
真姫「うっ・・・」
にこ「もしかして、緊張してるのかなって。だから、デートしたら緊張ほぐれて、答え聞けるかもって思ったにこ!」
にこ「えーっ、そんなことないよ?」
真姫「あるわよ!大体、デートなんてしたらますます緊張・・・」
にこ「え?」
真姫「あっ・・・な、なんでもないわ!とにかく、デートなんて無理よ!」
にこ「えぇー!真姫ちゃんのケチー」
真姫「ケチじゃないわよ!」
花陽「え?」
凛「にゃ?」
真姫「え」
にこ「ほら、4人で行くなら、デートじゃないし!それなら真姫ちゃんもおっけーだよね?」
真姫「ま、まぁ・・・」
花陽「え?えーっと・・・」チラッ
凛「うん!面白そうだし、凛は行くにゃー!」
花陽「あ、じゃ、じゃあ私も・・・」
にこ「やったぁ!二人ともありがとにこ!それじゃ、今週の日曜日、近くの遊園地へ行こっ!いいよね、真姫ちゃん?」
真姫「・・・もう。しょうがない、付き合ってあげるわ」
にこ(服をどうしようか迷ってたら遅くなっちゃった・・・)
にこ(真姫ちゃんはどこかな?)
真姫「にこちゃーん。こっちよ」
にこ「あ、真姫ちゃん!ごめん、待ったにこ?」
真姫「ううん。私も今来たところ。さ、行きましょ」
にこ「うん!あ、凛ちゃんと花陽ちゃんは?」
真姫「あぁ、二人ならもう入口のところにいるわよ」
にこ「そうなんだ!よし、じゃあ早く行かないとね!」
にこ「お待たせ!」
凛「もう、遅いよにこちゃんー」
にこ「ごめんにこ・・・」
凛「もう、にこちゃんしっかりしないとダメだよ?真姫ちゃんなんて1時間も前から・・・ムグッ!」
にこ「え?」
真姫「ま、まぁまぁ。その辺にして、さっさと中に入りましょ?」
にこ「あ、うん」
凛「んーっ!んーっ!」
・
・
真姫「な、なかなか激しいジェットコースターだったわね」
にこ「真姫ちゃん大丈夫?途中震えてたけど・・・」
真姫「そ、そんなわけないでしょ!全然平気よ!」
にこ「そう?ならいいけど・・・。あっ!ねぇねぇ、あのアイス食べよ?」
真姫「え?アイス?うーん・・・」
にこ「ほらっ、早く行くにこっ!」
真姫「あっ、ちょっと!私まだ食べるって言ってないわよ!」
凛「うん。はたから見てたら普通にカップルだにゃ。・・・そうだ、かよちん!」
花陽「なぁに?凛ちゃん」
凛「二人でどっかにいなくなろっか?」
花陽「えぇっ!な、なんで?」
凛「真姫ちゃんとにこちゃんを二人きりにしたほうが、面白そうだから!」
花陽「お、面白そうって・・・。でも確かに、その方がいい雰囲気になりそうだよね」
凛「うんうん!」
凛「きっとそうだよ!ここは、凛たちが気を効かせないと!」
花陽「うん。・・・私も、凛ちゃんと二人の方がうれしいし・・・」
凛「ん?かよちん、今何か言った?」
花陽「え?な、なんでもないよっ!さ、早くいこっ!」
凛「あ、うん。二人がどういう反応するか、楽しみだにゃー」
・
・
真姫「もう!信じらんない!私たちを置いてどこか行くなんて!」
にこ「まぁまぁ、真姫ちゃん。あんまり怒っても仕方ないにこ!」
真姫「・・・にこちゃん!にこちゃんが二人に何か言ってたんじゃないでしょうね?」
にこ「ううん、にこはそんなことしないにこ」
真姫「うーん、ほんとかしら?」
にこ「うん。にこ、真姫ちゃんに嘘はつかないよ」
真姫「え?」
にこ「真姫ちゃんには、偽りのないにこを見せていたいから!」
にこ「にこっ!」
真姫「あー・・・。悪かったわね、疑ったりして」
にこ「ううん、全然いいにこ!それより真姫ちゃん!次、あれ乗ろ?」
真姫「観覧車?・・・そうね、いいわよ」
にこ「やったぁ!じゃ、早速行くにこ!」
真姫「あっ、ちょっとにこちゃん!引っ張らないでよ!」
にこ「・・・」
真姫「・・・」
ガタンゴトン
にこ「・・・・・・」
真姫「・・・・・・」
ガタンゴトン
にこ「・・・・・・・・・」
真姫「・・・ちょっと!何か話しなさいよ!」
真姫「ヴぇぇ!?な、何よ急に!」
にこ「ねぇねぇ、どうなの?」
真姫「う・・・。ま、まぁ、つまらなくはないわよ?」
にこ「くすくす!もう、素直じゃないなぁ真姫ちゃんは」
真姫「な、何よ!」
にこ「にこ、真姫ちゃんが楽しんでやってるの知ってるよ」
真姫「え・・・?」
真姫「そ、それは、頼まれたから仕方なく・・・」
にこ「いくら頼まれたって、楽しくなかったら、普通断るにこ」
真姫「う・・・」
にこ「にこ、真姫ちゃんを見てると、嬉しくなるんだ」
真姫「嬉しく・・・?」
真姫「・・・そうね」
にこ「なのに今は、頑張って練習して、作曲までしてくれて・・・スクールアイドルの魅力が、伝わったんだって思うと、嬉しいにこ!」
真姫「それは、にこちゃんたちが一生懸命やってたから、ついつられて・・・」
にこ「ううん、逆だよ」
真姫「逆?」
真姫「え・・・?」
にこ「だって、にこよりもずっと後にスクールアイドルを始めた真姫ちゃんが、こんなに頑張ってるんだもん!」
真姫「・・・」
にこ「真姫ちゃんといると、にこ、もっともーっと頑張れるの。だから・・・大好きだよ!」
にこ「・・・」
真姫「私も・・・私も同じよ」
にこ「え?真姫ちゃんも?」
真姫「最初は、スクールアイドルなんてばっかみたいって思ってた。でも、にこちゃんを見てたら、そう考えてる自分がばっかみたいって」
にこ「・・・」
真姫「にこちゃん、アイドルに向けて、一直線に、凄く頑張ってて。私は今まで、何かに向かって頑張ったことなんてなかったから・・・」
にこ「うん」
にこ「真姫ちゃん・・・」
真姫「だから、今そういう風ににこちゃんに言って貰えて、凄く嬉しい」
にこ「・・・」
真姫「・・・でも。告白の答えは、もうちょっと考えさせて」
にこ「・・・うん。いつまでも、待つにこっ!」
真姫「ふふっ!ありがとね、にこちゃん」
――
―
希「あれ?にこっち、今日は一年生の教室行かないん?」
にこ「うん。今日は来るなって言われてるにこ」
希「・・・あー。にこっち、それはご愁傷様やね」
にこ「え?」
希「ナムアミダブツ」
にこ「ちょっ!希ちゃん!縁起でもないことやめてほしいにこ!」
ガララッ
希「あれ、真姫ちゃん?」
にこ「えっ!?」
真姫「・・・にこちゃん」
にこ「う、うん」
真姫「・・・・・・」
にこ「ま、真姫ちゃん・・・?」
にこ「え?」
真姫「・・・好きよ!私と付き合ってよね!」
にこ「っ!!!!」
にこ「・・・うんっ!喜んで!」
おしまい
乙乙
乙
乙
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