【ラブライブ!】にこ「ツバサと燥ぐ水曜日」
- 2020.04.10
- SS

今日もにこがやってくる
昨年までは、アイドルとファンという関係だったにこ
今年からは、スクールアイドルのライバル同士という関係だったにこ
昨日からは、友達同士の関係になったにこ
そんなにこが今日も来てくれると思うと私は楽しみでしょうがない
ふふっ、早く来てくれないかしら?
――――――――――――――――――――――――――――
にこ「えっと…昨日招待してもらったグループにメッセージを送って知らせればいいわよね…」
にこ「…」ポチポチ
にこ「…よしっと、これで…」
ドドドドドドドドドド
にこ「っ!?」
ツバえれあん「「「待ってたわ(わよ)(ぞ)!にこっ!!!」」」
にこ「いや…仮にも天下のA-RISEが全力疾走で迎えにくるってどうなのよ…」
ツバえれあん「「「???」」」
にこ「はあ~…まあいいわ…」
にこ「えっ!?もうできたの!?」
あんじゅ「それはもちろん♪私たちの権限で今日の放課後までには出来るようにしといたわぁ~」
にこ「あ、ありがたいけど…職権乱用のような…」
ツバサ「細かいことなんて気にしなくていいじゃないっ♪」
ツバサ「これがあれば、いつでもUTXの入場ゲートの中に入れるから、これからは遠慮せずに来てね?」
にこ「細かいことじゃないうえに…遠慮せずにほいほい来るのもどうかと思うけど…」
にこ「とりあえず、お礼は言わないとね」ウン
にこ「英玲奈、あんじゅ、ツバサ、ありがとっ!」ニコッ
ツバえれあん「「「どうしたしまして」」」
にこ「昨日、あんじゅに案内してもらった時も思ったけど…」
にこ「A-RISE専用の個室ってすごいわよね…」
あんじゅ「昨日も言ったけど、にこ達にとっての部室みたいなものよ?」
ツバサ「そうよ、あんじゅからも説明を受けたと思うけど…」
ツバサ「私たちはここを拠点として部室代わりに使ってるから」
ツバサ「にこにも入場カードを渡したんだし、UTXに来たらここを自由に使っていいからね?」
英玲奈「遠慮なく使ってくれ」
にこ「ん…ありがと」
ツバサ「え?」
にこ「いや…”え?”じゃなくて…私、アドバイザーとして呼ばれたんじゃなかった?」
英玲奈「そうだが?」
にこ「そのアドバイザーとして…何をすればいいかまったく聞いてないんだけど?」
あんじゅ「あらぁ?ツバサが自分からから説明するって言ってた気がするんだけど?」
ツバサ「あ…」
にこ「ちょっとっ!?ツバサっ!?」
ツバサ「そ、それを今から説明しようとしてたところよっ!!」キリッ
にこ「…」
ツバサ「………」
にこ「………そういうことにしといてあげるから、説明お願いね?」
ツバサ「わ、わかったわ!」
にこ「ええ…」
ツバサ「私たちの新曲について、コメントしてほしいの!」
にこ「へ?」
ツバサ「だから…私達A-RISEの新曲のPVを見てもらって、それにコメントしてほしいの」
にこ「えぇっ!?A-RISEの新曲についてコメントっ!?」
あんじゅ「そうよぉ~?」
英玲奈「率直な意見を頼む」
にこ「えっ!?へっ!?」
あんじゅ「ええ、せっかくだから新曲を用意してぇ~もうPVまで撮ったのよ?」
英玲奈「我々以外でまだ見たものはいない」
にこ「い、いやいやいやいやそれをライバルであるμ’sのメンバーに見てもらうとかどういうことよっ!?」
ツバサ「あら?いいじゃない?私達…もう友達でしょ?」
にこ「…なんかこの流れ…デジャブなんだけど?」
あんじゅ「大会と違って今はライバル同士でもない!」
にこ「いや…だからといって新曲のPVなんて…」
英玲奈「我々はひとつ!」
にこ「はあ~…もういいわよ…」
にこ「長年A-RISEのファンだった私が最適なんでしょ?」
あんじゅ「ふふっ…わかってるじゃな~い♪」
にこ「一応、アドバイザーに勧誘された時にツバサに言われたのを思い出しただけよ…」
にこ「で、なにか見てほしい観点とかあるの?」
英玲奈「にこが見たままの感想が欲しい」
にこ「ん、わかったわ」
ツバサ「それじゃあ、再生するわね?」
にこ「ええ、始めてちょうだい」
ツバサ「これで新曲のPVが終わったんだけど…」
あんじゅ「どうだったかしらぁ?」カミノケクルクル
英玲奈「感想を頼む…」
にこ「………………ツバサ?」
ツバサ「なに?にこ?」
にこ「この新曲はツバサ達だけの手で作ったのよね?」
ツバサ「ええ、そうよ」
あんじゅ「なぁに?」
にこ「今回は学院側からの指示はなかったのよね?」
あんじゅ「ええ、今回は正真正銘私たちだけで作ってるわぁ~」
にこ「…英玲奈?」
英玲奈「なんだ?」
にこ「ファンレターの誹謗中傷を気にして、曲の作り方を変えたりはしてない?」
英玲奈「そんな事はしてないぞ」
にこ「………そう」
A-RISE「「「にこ?」」」
A-RISE「「「………」」」ゴクリ
にこ「なんでA-RISEの新曲なのにμ’sの要素なんて入れちゃったの?」
A-RISE「「「っ!?っ!?っ!?」」」
あんじゅ「な、ないつもりだけどぉ~」
英玲奈「な、何かの間違いでは?」
にこ「長年A-RISEのファンだったうえ、まだ現役のμ’sである私が言うのよ?」
にこ「そのうえ、ツバサ達とは友達になったつもりだったけど…」
にこ「そんな私の発言でも信じられない?」
ツバサ「え、え~っと…友達になったから”冗談にこ♪”っていう可能性は…」
にこ「…ツバサのモノマネはうれしいけど、冗談じゃないわ…」
ツバサ「…///」カァッ
えれあん「「……」」
にこ「まず曲っ!」
ツバサ「はいっ!」
にこ「イントロとBメロ、サビの後半、2番とCメロの間の間奏…」
にこ「1回聞いただけでもこの4か所に違和感を感じたわ…」
ツバサ「聞き返してみるわ…」
英玲奈「あ、ああ…」
にこ「歌いだしとサビの頭…あとCメロの歌詞を見直してみて…」
にこ「前後の流れを無視して、使いたい単語を無理矢理いれてるだけに感じたわ…」
英玲奈「わかった」
にこ「そして衣装っ!」
あんじゅ「はいぃっ!!」
にこ「詞と曲の両方が影響受けてるのもあるとはいえ…」
にこ「いままでのA-RISEの衣装と比べると…雰囲気がだいぶ変わっちゃってる気がするわ…」
にこ「新しい要素を取り入れてみようと空まわって、曲とあってない気がするから見直してみて…」
あんじゅ「そ、そう?見直してみるわぁ~…」
にこ「………どうだった?私のアドバイス?」
ツバサ「にこの言う通りだったわ…」ズーン
英玲奈「無意識にμ’sの事を意識していたようだ…」ズーン
あんじゅ「私たちとしては特にそんなつもりはなかったんだけどねぇ~…」ズーン
にこ「ま、まあ…A-RISEのみんなもぉ~つい最近に私のファンレターで励まされてたみたいだし~?」
にこ「その影響で、ついμ’sを意識しちゃったんじゃないかしら?」
ツバサ「にこのいうとおりね…」
にこ「………へ?」
英玲奈「にこが私達の活動にまで影響を与えるとはな」
にこ「えっ!?ちょ、ちょっとぉっ!?」
あんじゅ「そうねぇ~知らないうちに意識しちゃうくらい…私達にとって、にこは大きな存在になってるのね~」
にこ「いやいや、冗談のつもりで言ったんだからツッコミなさいよっ!?」
ツバえれあん「「「えっ!?」」」
にこ「はぁ~…そうよね…うん、気にしないでいいわ………」
ツバえれあん「「「???」」」
ツバサ「PVを1回見ただけで、詞、曲、衣装の3つの観点で的確に当てちゃうなんてね…」
ツバサ「あはは…それなりに長い期間になると思って頼んだアドバイザーなのに…」
ツバサ「まさか…頼んだ翌日に解決されちゃうなんてね…」
ツバサ「解決まで時間が掛かる分、いろいろにこと相談したりできると思ってたんだけどね…」
ツバサ「あ~あ…せっかく…にこと仲良くなれるチャンスだったのになぁ…」
英玲奈「依頼は達成されたからな」
あんじゅ「そうねぇ~…にこにUTXに来てもらう理由が解決しちゃったものね…」
にこ「はぁ~…」
にこ「…悩みを聞くっていうのはその悩みをどうするか?まで相談にのってあげること」
ツバサ「っ!?」
えれあん「「「??」」」
にこ「ツバサが言ったセリフでしょ?」
ツバサ「にこ…」
英玲奈「確かにそうかもしれないが」
にこ「それに…まだ最初に見つけた問題点を指摘しただけで…」
にこ「その解決法についてはなんのアドバイスもしてないんだけど?」
あんじゅ「でもぉ~そこまでやってもらうのは…さすがに悪いというかぁ~」
にこ「はぁ~私はアドバイザーとしてツバサに呼ばれたと思ったんだけど?違ったかしら?」
ツバサ「え、ええ…確かにそう頼んだけど…」
にこ「だったら…」
にこ「アドバイザーとして最後まで仕事くらいさせてよね?」
にこ「まだ報酬も受け取ってないのに…こんなところでやめさせられたら報酬の方が不安になっちゃうわ」
A-RISE「「「っ!!!」」」
にこ「………きづきなさいっての///」ボソッ
にこ「はぁ…」
にこ「問題点を指摘したら、その問題点を直す作業があるでしょ?」
にこ「その作業のアドバイスまで私がやってあげる…そう言ってるのよ?」
にこ「だから、もうちょっとの間…UTXにお世話になるってこと…///」
ツバえれあん「「「!!!」」」パァァァァ
にこ「いや、まあ…アドバイザーとしてはもう充分に仕事したんだから帰れって言うなら…」
ツバえれあん「「「っ!?っ!?っ!?」」」ガタッガタッガタッ
あんじゅ「たとえツバサと英玲奈はアドバイスが不要でも、私は欲しいわっ!」
英玲奈「勝手に決めるな、あんじゅ」
英玲奈「ツバサにとっては不要かもしれないが、私だってアドバイスが欲しい」
ツバサ「ちょっ!?あんじゅも英玲奈も勝手に決めないでくれるっ!?」クワッ
ツバサ「私だってにこからアドバイスが欲しいわよっ!!」
にこ「そ、そう…///」
ツバサ「ええ、よろしくたのむわ!」
あんじゅ「よろしくねぇ~」
英玲奈「よろしく頼む」
ツバサ「ということで、とりあえず今日は私のアドバイスからお願いね?」
あんじゅ「ちょっと、ツバサっ!?私が最初にアドバイスが欲しいって名乗り上げたんだけどぉっ!?」
英玲奈「あんじゅの次は私だ」
にこ「え…え~っと…順番争いとか始められるのはちょっと…」ニコォ
ツバサ「ふふっ…大丈夫よ、にこ?」
にこ「ほ、ほんとでしょうね…」
ツバサ「まず私が作曲をする」
ツバサ「そこから曲作りがはじまるのよ?」
にこ「へえ~そうなのね」
えれあん「「!!」」
ツバサ「で、私が曲を作った後に」チラッ
英玲奈「あ、ああ…私がツバサの曲を基に作詞」
あんじゅ「…それで最後に私が2人の曲と詞をもとに衣装を作成…って流れだからぁ~…」
ツバサ「そう!今日は私、明日が英玲奈、明後日があんじゅっていう流れにおのずとなるのよっ!!」
にこ「なるほどね、それなら納得だわ」
えれあん「「……」」
ツバサ「今日は私がにこのことを独り占めさせてもらうわねっ!」ダッ
にこ「ちょっ!?引っ張らなくても、ちゃんとアドバイスするっての!」ヒッパラレ
英玲奈「明日は私だからな」
あんじゅ「明後日は私なんだから、その約束は守ってもらうわよぉ~っ!」
ツバサ「わかってるわ!」ダダッ
にこ「だから、ひっぱるなってのぉ~~~~」ヒッパラレ
にこ「さっき偉そうなこと言っておいてなんだけど…」
にこ「私自体はμ’sの作曲担当じゃないし、作曲の技術があるってワケでもないから、イメージを伝えるだけになっちゃうけど…」
にこ「そんなことぐらいしかできないのだけ、先にあやまっておくわね?」
ツバサ「大丈夫、μ’sの作曲担当が西木野さんなのはわかってるわよ」
ツバサ「それよりもA-RISEファンであるにこのアドバイスが聞きたいんだもの」
ツバサ「イメージだけでも、だいぶ助かるわ!」
にこ「そ、そう言ってくれると助かるわ…」
ツバサ「それはこっちのセリフよ?」
ツバサ「ということで、これからもう1回曲を聴かせるから、どんどんアドバイスちょうだい?」
にこ「ん、わかったわ」
ツバサ「それじゃあ、いくわね?」
にこ「ええ!」
ツバサ「ふぅ~にこのおかげで凄くいい感じに修正できたと思うわ」
にこ「私のアドバイスだけであんなにすんなり直しちゃうんだもの…さすがA-RISE作曲担当よね…」
ツバサ「ふふっ、それもにこのアドバイスのおかげよ?」
ツバサ「あんなに的を射たアドバイスをくれるんだもの」
ツバサ「おかげで修正後のイメージも明確に描けたから、こんなにスラスラ直せたのよ?」
ツバサ「本当にアドバイザーとして、的確なアドバイスをしてくれてありがとね?」ニコッ
にこ「そ、それならよかったわ///」
ツバサ「ふふっ、照れなくてもいいのに」クスッ
にこ「なっ…///うっさいっ!!///」
ツバサ「ふふっ」
にこ「ん、一応家には帰りが遅くなるかもとは伝えてあるから、ある程度は大丈夫だけど…」
ツバサ「それならっ!」
にこ「それなら?」
ツバサ「にこ、私とつきあってっ!!」
にこ「へ?」
にこ「…」
にこ「え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!?///////」
にこ「って…///ただハンバーガーショップについてきて欲しかっただけなのね…///」
ツバサ「そうそう♪うちの学院の近くにあるこの赤い看板のお店!」
ツバサ「前々から、一度くらいは食べに行きたいな~って常々思ってたのよ~」
にこ「って言ってもただのチェーン店だし、もとはといえば低価格が売りのお店だから味は保証できないわよ?」
ツバサ「むしろそういうお店だからこそ気になるのよっ!」
ツバサ「あんじゅも英玲奈もこういうハンバーガーとかには興味なさそうだし…」
ツバサ「なにより、下手に有名になっちゃったものだから、興味はあってもこういう店に来れなかったのよ…」
にこ「あ~…なるほどね…」
ツバサ「そんな時に、こういうお店に慣れてるであろうにこが来てくれたんだもの!!」
ツバサ「これを機に行ってみないと、もったいないじゃないっ!」
にこ「うん、事情はわかったわ…」
ツバサ「それじゃあさっそく店内へ!!」グイグイ
にこ「だからひっぱるんじゃないわよっ!!」
ツバサ「こういうお店は初めてだけど…」
ツバサ「せっかくだから、私一人で注文してみるわっ!」
にこ「ん、いいと思うわよ?」
ツバサ「ということで…困ったときはサポートお願いね、にこ!」
にこ「はいはい、わかったから、いってらっしゃい」ヒラヒラ
にこ「私はツバサの後ろに並んで待っててあげるから」
ツバサ「ええ、行ってくるわっ!!」キリッ
にこ「…」
にこ(まあ、いくら初めてとはいえ…ファーストフードの注文くらい問題ないでしょ…)
店員「こちらでお召し上がりですか?」
ツバサ「っ!?」
ツバサ「…」クルッ
にこ「へ?」
ツバサ「…」ジー
にこ「あ~……」コクリ
ツバサ「!」
ツバサ「こ、こちらでお召し上がりです!」
店員「かしこまりました~」
にこ(…………なんか不安になってきたわ)
ツバサ「え、えっと…」
店員「今ですとこちらの限定バーガーなどがオススメとなっていま~す」ニッコリ
ツバサ「そ、そうなのね…」
店員「はい!また、今ならキャンペーンでナゲットの方が半額でつくのでこちらもオススメです」ニッコリ
ツバサ「え、えっと…」
店員「あ、メニューはこちらの方になりますので、ごゆっくりお決めください」ニコニコ
ツバサ「あ、ありがと…」
ツバサ「…」ジー
ツバサ「…」
ツバサ「………」ダラダラ
ツバサ「…」クルッ
ツバサ「………に、にこぉ…」オロオロ
にこ「…………はぁ~…しかたないわね~」
ツバサ「えっと…どういうのがあるの?」
にこ「あ~…こういうお店で特徴的なカロリー多めで体に悪そうなのと、健康を考慮したヘルシーなのどっちがいい?」
ツバサ「……じゃ、じゃあカロリー多めで体に悪そうな方を…」
にこ「量は?多め、普通?」
ツバサ「さっきの作曲作業で結構頭も使ったし、多めでいいわ」
にこ「うん、それならこのパンズが3枚、ハンバーグが2枚入ってるやつにしときなさい」
ツバサ「え、ええ!わかったわ!」
にこ「あとは~…」
にこ「健康を考慮というよりは、こういうお店の味を堪能したい感じでいいのよね?」
ツバサ「え、ええ!」
にこ「それなら、セットはポテト、ドリンクは…炭酸大丈夫ならコーラにしときなさい?」
ツバサ「わ、わかったわ!」
ツバサ「このバーガーのポテトのセット、ドリンクはコーラでお願いします!!」
店員「かしこまりました~」
ツバサ「はじめてのハンバーガーショップで無事注文できたわ!」キラキラッ
にこ「いや、注文できただけで喜び過ぎよ…」
ツバサ「長年の夢だったんだもの、これくらい燥いでもいいでしょ?」
にこ「いや、ハシャぎすぎよ…まあいいけど…」
ツバサ「ふふ~ん…っていうかにこはジュースだけなの?」
にこ「ん、ああ…一応、家でご飯用意してもらってるからね…ゴメンね?」
ツバサ「ううん、そういう事情なら仕方ないし、私につきあってくれてるだけですっごい感謝してるわ!」
にこ「そ、そう…///」
ツバサ「ええ!」
にこ「どうぞ~」
ツバサ「あ~~~ん♪」パクッ
ツバサ「うん!なんというか…この雰囲気の味いいわねっ!今までに食べたことないわっ!!」
ツバサ「この濃いめの味付けとコストを重視したようなこの食材とか!すっごい新鮮な感じだわっ!!」
にこ「それは…褒めてるの?貶してるの?」
ツバサ「褒めてるに決まってるわっ!!」キリッ
にこ「そ、そう…」
ツバサ「ええっ!!」
ツバサ「うん、今までに食べたことない勢いの塩分で新鮮だわっ!!」
にこ「そ、そう…」
ツバサ「ええ、この濃い味付けと多めの塩分に対して、コーラが見事にあうわね!」
にこ「なんか幸せそうで何よりだわ…」
ツバサ「ええ、すっごく幸せだわっ!!」
にこ「はいはい、まあ味わって食べときなさいな…」
ツバサ「言われなくてもそうするわっ!」キリッ
にこ「はいはい…」
にこ「…!」
ツバサ「ポテトも食べやすい箱の中に入ってるし」パク
にこ「…」ソローリ
ツバサ「うん、どんどん食べれちゃうわね~♪」
にこ「そうね~」モグモグ
ツバサ「うんうん♪…………ん?」
にこ「ん?どうしたの、ツバサ?」モグモグ
ツバサ「にこってジュースしか頼んでなかったわよね?」
にこ「そうよ~」ズズッ
ツバサ「今モグモグしてなかった?」
にこ「ん~?ツバサのきのせいじゃない?」
ツバサ「そう?」
にこ「そうよ~」
ツバサ「む~…それなら気にしないことにしましょ」
にこ「それがいいと思うわ~」
にこ「…」ススッ
ツバサ「………」チラッ
にこ「…」パクッ
ツバサ「あ…」
にこ「あ…」
ツバサ「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
にこ「チッ…ばれたか…」
にこ「いいじゃないのよ、ちょっとくらい…」
ツバサ「私の初ポテトなのっ!!盗られるのなんてイヤよっ!!」
にこ「ツバサにとっては安いでしょ?別にいいじゃない…」
ツバサ「そういう問題じゃないのよっ!!」
ツバサ「お金払って返してくれるっ!?」
にこ「…………」アーン
ツバサ「…」
ツバサ「ふふっ…にこったらそんな態度を取るのね…」
にこ「へ?」
ツバサ「それじゃあ…返してもらうわよ?」スーッ
にこ「ちょっ!?///私の両頬を手で挟み込んで…ほ、本気なのっ!?////」
ツバサ「………私からポテトを盗ったにこが悪いのよ?」ニッコリ
にこ「に、にこぉ…////」
ツバサ「…………5本も食べてたのね」
にこ「えっ!?いやいやいや…5本だけでしょっ!?それで本気で奪い返すとかちょっと落ち着いてっ!?」アセアセ
ツバサ「私はいたって落ち着いてるわ…」
にこ「いやいやいやいや!そのまま実行にうつせば、キスすることになるのよっ!?」
ツバサ「そうね…」
にこ「だったら…」
ツバサ「でも…キスしないと取り戻せないでしょ?」
にこ「い、いや…その…」ダラダラ
にこ「ひ、ひぃっ!?」プルプル
ツバサ「それじゃあ…」
にこ「っ!?」
ツバサ「いただきます」スー
にこ「~~~~っ!?////」
にこ(ちょっとしたイタズラだったのつもりだったのに…)
にこ(ななななな、なんでツバサとキスする展開になってるのよぉ~~~////)カァッ
にこ(うう…しかもガッツリつかまれてるから身動き取れないし…)アワアワ
にこ(ま、万が一キスされっちゃったら、にこのファーストキスの相手は…ツバサに…////)
にこ(~~~っ!~~~っ!////)
にこ(で、でもでも…ツバサは本気みたいだし…逃げれないし…////)
にこ(………////)
にこ(ええいっ!ここまで来たら女は行動力っ!!い、潔く捧げる覚悟を決めるわ…)
にこ(せ、せめて目をつむりましょう…///)メツムリ
にこ「…///」メツムリ
ツバサ「…」スーッ
にこ「……/////」プルプル
パシャッ
にこ「……/////」プルプル
ツバサ「…」
にこ「…ん?///」パチリ
ツバサ「にこのキス顔写メ、ゲットーーーーーーーーーーーーっ!!!」
にこ「へ?///」
ツバサ「そして送信っと」ポチリ
ティロン
にこ「はあーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?////」
にこ「なっ…なっ…////」カァッ
ツバサ「ふふ~ん、いくらにこだからって、そう簡単に私のファーストキスをあげるわけないでしょ?」フフッ
にこ「う゛ぅ~~~~~///だましたわねぇ…」ジトー
ツバサ「もとはといえば、私のポテトを盗んだにこが悪いのよ~」フフン
にこ「ぅ~~~~…/////」
にこ「私にも非があるとはいえ…///屈辱だわ…///」
ツバサ「まあ、私の気もすんだし!後は普通にポテトつまんでもいいわよ…」
にこ「………それならいただくわ///」パクッ
ツバサ「ふふっ…こうやってポテトをわけあって食べるのも仲良さそうでいいわよね~」
にこ「そう思うなら素直によこしなさいよ…///」
ツバサ「それはそれ、これはこれよ?」
にこ「うぅ~~~納得いかない…////」
ツバサ「あはは、ホントにこといると楽しいわっ!!」
にこ「はいはい、そりゃどうも…////」
素晴らしい、次回作も期待
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