【ラブライブ!】にこ(20)「凛に彼氏ができたですって⁉」花陽(17)「そうなんですっ!」
- 2020.04.10
- 雑談

にこ「ありがとうございましたー!」
にこ「今日も一日疲れたわね…」
にこ(高校卒業から私はプロのアイドルとてプロダクションに入った)
にこ(そこから一年半、ラブライブ優勝の看板もあってそこそこ売れてはいるんだけど…)
にこ「電話?」
【小泉花陽】
花陽「にこちゃん、お久しぶりです!仕事は順調ですか?」
にこ「まあぼちぼちってところよ‥で、何の用事?」
花陽「少しあって話したいことがあるんです」
花陽「空いてる日はありますか?」
にこ「金曜の夕方なら空いてるわ」
花陽「わかりました、じゃあその時間ににこちゃんちへいきますね?」
にこ「わかったわ」
にこ(直接あって話したいこと…何なのかしら)
にこ「いらっしゃい、あまりもてなせないけれど、上がって頂戴」
花陽「これ、おみあげですっ!」
にこ「穂むらの饅頭じゃない…ありがたくいただくわ」
にこ「今お茶を出すわね」
花陽「お、お構いなく…」
花陽「凛ちゃんのことなんだけど…」
にこ「凛がどうかしたの?」
にこ「まさか成績で真姫ちゃんを抜いたとか…」
花陽「違うよぉ!」
にこ「冗談よ、肩の力抜きなさい」
花陽「は、はい…えーっとね…………んです」
にこ「え?何?」
花陽「凛ちゃんに…彼氏ができたんです」
花陽「本当なんです」
にこ「今日の日付は?」
花陽「11月25日、エイプリルフールじゃないです」
にこ「……………」
花陽「……………」
にこ「…マジ?」
花陽「マジです」
花陽「驚きますよね、やっぱり…」
にこ「今はもうアイドルはしていないのよね?」
花陽「はい、今アイドル【研究部】として活動しているんですっ!」
花陽「ライブを見に行ったりまだ有名じゃないスクールアイドルの発掘をしたり伝伝伝を見たり…」
にこ「相変わらずはっちゃけてそうね」
花陽「はい!楽しいですっ!」
……………
凛『あのねかよちん…今度、デートに行くんだけど…服をどうすればいいのか分からないよ…』
………
花陽「って言われて、私もデートの服は分からないから現役アイドルのにこちゃんに聞けば…」
にこ「分かるって踏んだわけね」
にこ「花陽、来週末空いてる?」
花陽「へ?」
にこ「三人でショッピングに行くわよ」
にこ「あいっかわらず元気ね…」
花陽「凛ちゃん…待ってよぉ~」
にこ(花陽も大変ね…)
凛「今日はその…」
にこ「花陽から話は聞いてるわ、コーディネートは任せなさい!」
花陽「や、やっと追いついた…」
にこ「商店街の方をゆっくり回るわよ」
凛「それじゃ全力で、いっくにゃ~!」
にこ「話を聞きなさ~い!」
にこ「ぜんっぜんダメよ」
にこ「それじゃただのランニングウェアじゃないの」
花陽「こっちの服はどうかな?」
にこ「色合いは悪くないけど、凛に似合うのは…こっちね」
凛「こ、これって…」
凛(ロングスカート…?)
凛「今の流行りなんて全然知らなかったよ」
にこ「あんた仮にも元スクールアイドルなんだから流行くらいは知っておきなさい」
花陽「凛ちゃん、早速着て見てよ!」
凛「わかったにゃ!」
にこ「なかなか似合うじゃないの」
花陽「凛ちゃん!とっても可愛いよ!」
にこ(ダンスで鍛えた綺麗な足と女性らしさのスカート…ばっちりね)
凛「そ、そうかな…」
にこ「後はそれに合わせられる上を買いに行くわよ!」
店員「計四点で11250円になります」
凛「えぇーっ!服ってそんなに高いの?」
にこ「そんなことだろうと思ったわ…ここは私が奢るから、ビシッとデートを決めてきなさい」
凛「にこちゃん…」
凛「ありがとうにこちゃん! 凛頑張ってくるね!」
にこ「走って転ぶんじゃないわよー!」
花陽「にこちゃん、また時間ある?」
にこ「あるわよ、ファミレスでもよっていく?」
花陽「はい、ここは奢らせてくださいね?」
にこ「後輩が生意気言うようになったわね…」
花陽「今日はありがとう、凛ちゃんとっても喜んでた」
にこ「先輩のよしみよ、気にすることはないわ」
花陽「今度の凛ちゃんと彼氏さんのデートなんですけど…」
凛「…………………」
凛「…変じゃないよね?」
にこ「随分そわそわしてるわね」
花陽「花陽の調査によるとまだ待ち合わせまで30分はあるはずです」
にこ「今日がそんなに楽しみだったのかしらね」
花陽「私もドキドキしてきました…」
にこ「しっ!あれが相手かしら…?」
花陽「間違いありません、あの人です」
花陽「そうですね、歩き始めました!」
にこ「追うわよ」
…………
花陽「凛ちゃん、手をつなぎたいのかな?」
にこ「遠目からわかるくらいはっきりとモジモジしてるわね」
花陽「手を出して…引っ込めちゃった」
にこ「じれったいわね…」
花陽「あとちょっと…あとちょっと…あっ」
にこ「また引っ込めて…いつもの元気を出しなさいよ…も無理な話なのかもね」
にこ「私たちも入りましょう」
凛「にゃ……///」シドロモドロ
凛「…///」ポー
にこ「凛もあんな顔するのね」
花陽「私の前ではいつも笑顔だけど…あんな笑顔は初めてみたよ…」
にこ「帰りましょうか」
花陽「そうだね、あれ?あそこにいるのは中学の時の…同級生?」
星空「せ、先輩… あれ?」
女子高生A「私の友達に電話をかけてもらって席を外してもらってるわ」
女子高生A「あなた、私の友達が好きな人を奪って楽しい?」
凛「へ?」
女子高生B「私が好きな先輩を女子高に進んだあなたが奪ったのよ!」
女子高生B「第一あなたっていっつもそう、中学の時から私の好きな人はことごとく貴方が好きだって」
女子高生B「それなのに貴方はみんな振ってきたじゃない」
にこ「ねえ、凛困ってない?」
花陽「へ?人が多くてよく分からないよ…」
にこ「少し近づいてみましょう」
女子高生A「その先輩も星空さんに告白…あなた、どこまでBを傷つければ気が済むの?」
凛「凛は別に…」
女子高生A「わざとじゃないから関係ない? それなら別れてよ、Bのために」
女子高生A「あなた、アイドルをしていたんですってね」
女子高生A「どうせそっちもチヤホヤされたかっただけでしょう?」
凛「違うもん! 凛はそんなんじゃ…」
女子高生A「作詞をしたの?作曲をしたの? 服でも作った?振り付け考えた?」
凛「それは…」
女子高生B「そうやって何もせずただみているだけのあなたなんかに…」
花陽(凛ちゃんを傷つけるなんて許せない!)
にこ「まちなさい」
にこ「アンタ、よくもにこの可愛い可愛い後輩をいじめてくれたわね」
女子高生B「こいつは!私の好きな人を…」
にこ「アンタは告白したの? 恋人だったの?」
女子高生B「へ…?」
にこ「そんなんで逆恨みなんてちゃんちゃらおかしいわね」
にこ「努力もせずただ愚痴をこぼすようじゃいつまでも明るい未来なんてこないわ」
にこ「それに長髪のアンタ!」
女子高生A「私?」
にこ「アイドルはそんな軽いものじゃないわ」
にこ「プロだって作詞や作曲なんてほとんどしていない」
にこ「肝心なのはそれを深く知り全力で形にすることよ、アンタにアイドルを語る資格はないわ」
凛「にこちゃゃん…かよちぃぃん…」
花陽「チョットマッテテね、凛ちゃん」
女子高生A「へ?」
花陽「凛ちゃんは今楽しいデート中なんです、少しついていてください」
女子高生A「嫌よ!誰があんたなんかに!」
花陽「つ い て き て く れ て も い い で す か ?」
女子高生A「ハ、ハイ…」
花陽「ありがとうございます」
花陽「もちろんそこに隠れてるあなたもですよ?」
女子高生B「ヒ、ヒィ…」
花陽「少しお話をしましょう?」
女子高生AB「だ、ダレカタスケテー!」
ついていて→ついてきて
にこ「ほら、これで涙を拭きなさい」
凛「凛…知らない間に傷つけてたのかな…」
にこ「あなたは悪くないわ、さ、笑顔よ笑顔!」
凛「う、うん…」
にこ(しょーがないわねぇ…)
凛「?」
にこ「にっこにっこにー! はい!」
凛「に、にっこにっこ…にー」
にこ「にっこにっこにー!はい!」
凛「にっこにっこにー!」
にこ「それでいいのよ!さて、スーパーアイドルは仕事の時間だわ、それじゃあね」
凛「待ってよにこちゃん!…行っちゃった」
凛「電話長いよー!待ちくたびれちゃったにゃー!」
「ガンバリナサイヨ」
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
事務員「お疲れ様、矢澤さん」
にこ「ありがとうございましたー!」
にこ「今日も一日疲れたわね…」
にこ(今日は絶好調だったわ!帰ってチビたちにご馳走でも振舞おうかしら)
にこ「電話?」
【小泉花陽】
にこ「一体どうしたのよ…」
にこ(また凛関連なのは間違いないわね…)
花陽「実は‥」
……………
凛『あの後ゲームセンターやボウリング場を回ったんだ! とっても楽しかったよー!』
凛『帰り道に手をつないだんだにゃ…手が熱くて熱くて…もうはずかしかったよぉ』
凛『今度はクリスマスにデートするんだ!何をあげたら喜んでくれるかなぁ?』
…………
花陽「でね?そのときの凛ちゃんが可愛くて可愛くてね…」プツン
にこ「知らないわよっ!」
おしまい
もっと続けてほしいなあ(チラ
凛ちゃんとイチャイチャしたい
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