【ラブライブ！】花陽「小泉春のパン祭！ですっ！！」

花陽「皆さんは春と言えば何を思い浮かべますか？」

花陽「春には、ひな祭りやお花見、入学式、卒業式と沢山のイベントがありますが…」

花陽「忘れてはいけないイベントがもう一つあります！」

花陽「そのイベントとは…」

花陽「パン祭ですっ！！！！！」

花陽「お米大好きな私でもこのイベントは見逃せません！」

花陽「当然私達μ’ｓもパン祭に参戦します！！」

花陽「私達は誰がシールを多く集める事ができるのか競うことになりました！」

花陽「しかし、この祭りに優勝するには最大のライバルがいます」

花陽「それは…」

花陽「私たちのリーダー高坂穂乃果ちゃん…」

花陽「パンが好きなだけではなくシール集めが趣味な穂乃果ちゃん」

花陽「どう考えても勝ち目はありません…」

花陽「ちなみにパン祭の期間は2か月間です」

花陽「去年、穂乃果ちゃんが集めたシールは200枚」

花陽「1日3つ以上のパンを食べている計算になります…」

花陽「それに加えて穂乃果ちゃんの凄いところはシールをすべて保管して景品と交換しないところ」

花陽「さすがシール集めのプロといったところでしょうか…」

花陽「シールと交換できるお皿は外国製のかなりいいものなのですが…」

花陽「それはさておき、祭りの前にあきらめたくない私は」

花陽「今回の祭りに備えて、１週間パン生活を行いましたが、お米が食べられないことによる禁断症状が出てしまい」

花陽「私の体は祭りの前にも関わらず、既に限界に近づいています」

花陽「この状況では穂乃果ちゃんに勝つことなど到底不可能に近いです」

花陽「しかし…私はとあることに気が付いてしまったのです…」

花陽「パン祭にも関わらず、おにぎりやお弁当を買ってもパン祭のシールを貰えるお店がある事に…」

花陽「この事に気が付いてしまった私は驚愕して、パンが喉を通りませんでした」

花陽「反則に近いんじゃないですかって？」

花陽「パン祭の優勝者はシールを一番多く集めた人…とあります」

花陽「そして、買ったものは自分で残さず食べる事」

花陽「他の人からシールを貰う事の禁止」

花陽「おにぎりについてるシールを使用してはならないというルールはどこにもありません」

花陽「パンで穂乃果ちゃんに張り合うのは大変ですが、お米なら私にも優勝の可能性があるのですっ！」

花陽「パン祭の優勝者には…次の新曲の作詞する権利兼センターポジションが与えられる権利があります！」

花陽「私がこっそり温めてた新曲…お米に込めた愛を表現したあの曲を披露する時がきました！！」

花陽「え？どんな曲ですかって？」

花陽「それは…秘密ですっ！」

花陽「皆さん、花陽が優勝できるように応援してくださいね！！」

花陽「花陽が優勝することができたら…皆さんにこっそり教えてあげます！」

花陽「それでは明日、春のパン祭スタートです♪」

――翌日――

花陽「といってもいきなりパンを食べないというのも反則に近いと思うので…」

花陽「今日の朝ごはんはパンです！」

花陽「ううっ…これでは力が出ません…」

花陽「お米依存症が…このままだと…」

花陽「でも、パン祭に優勝するためだもん！花陽頑張ります！！」

――登校中――

花陽「早速今日のお昼ご飯を買いに、遠回りして秘密のお店にやってきました！」

花陽「パンを食べるといったばかりですが、今日のお昼はおにぎりです！」

花陽「学校におにぎりを持っていくことによってみんなの油断を誘う狙いもあります！」

花陽「パン祭なのにおにぎりを食べている私…」

花陽「その私が20日後の中間発表で一位になった時、みんなはとっても驚くと思います！」

花陽「普段はみんなに驚かされることの多い私ですが…今回の花陽は一味違いますよっ！」

――昼休み――

花陽「お昼休みになったのでみんなの様子をこっそりチェックしに行きました」

花陽「今日は初日ということもあって、花陽以外のみんなパンを食べていました！」

花陽「一緒にご飯を食べた真姫ちゃんと凛ちゃんには祭なのにパン食べないなんて花陽らしい」

花陽「なんて言われてしまいましたが…これも作戦のうちなので問題ないです！」

花陽「それでは、中間発表をお楽しみに！」

――10日後――

花陽「中間発表前ですが、改めてみんなの様子を確認したいと思います」

花陽「やっぱり穂乃果ちゃんは毎日パンを食べていますね…」

花陽「さすが、優勝候補といったところでしょうか」

花陽「他のメンバーは、お弁当だったり学食に行ったり、皆勤賞を逃しているので」

花陽「今のところ、花陽か穂乃果ちゃんが一位でしょうか？」

花陽「それでは10日後をお楽しみに！！」

――パン祭開始20日目――

花陽「まさか…こんな結果に…」

花陽「あ…ごめんなさい…」

花陽「中間発表の結果を伝えますね…」

花陽「花陽の順位は…3位」

花陽「しかも穂乃果ちゃんは2位という結果に…」

花陽「穂乃果ちゃんに負けるならまだしも…」

花陽「花陽と穂乃果ちゃんの差はシール2つ分」

花陽「まだまだ挽回のチャンスはありますが…」

花陽「まさか…希ちゃんが1位なんて…」

花陽「話を聞いてみると、希ちゃんもおにぎりやお弁当でシールを貰えることを知っていたみたいです…」

花陽「希ちゃんは一人暮らしなので3食シール付商品を食べていたとのこと」

花陽「私や穂乃果ちゃんは学校で食べる機会がほとんどなので」

花陽「希ちゃんが家で食べてた分の差が出てしまったみたいです…」

花陽「私が家でシール付の商品を食べたのは初日の朝の一回のみ…」

花陽「これ以上ペースを増やすと…お小遣いが足りなくて…アイドルグッズが…買えません…」

花陽「せっかくセンターを狙えるんだもん！アイドルグッズは我慢ですっ！」

花陽「それではまた20日後に行われる中間発表をお楽しみにっ♪」

――パン祭開始40日目――

花陽「さて、今日は2回目の中間発表です！」

花陽「後は55日目に行われる最後の中間発表の後、最終結果が出ますっ！」

花陽「前回の中間発表以降、私はおにぎりを1日4個ペースから5個ペースに増やしこの期間を乗り越えました…」

花陽「それでは部室に結果を確認しに行ってきます！」

花陽「～♪」

花陽「みなさんただいま！」

花陽「今回の花陽の順位は…2位でした♪」

花陽「2位といっても穂乃果ちゃんと同率ですが…」

花陽「一位の希ちゃんとは１つ差」

花陽「残りの期間で逆転するチャンスは十分にあります！」

花陽「前回の中間発表から希ちゃんのペースは落ちているので」

花陽「このままいけば私と穂乃果ちゃんの一騎打ちに…」

花陽「私の作詞した新曲楽しみにしていてくださいね！！」

花陽「それではまた15日後に！」

――パン祭開始55日目――

花陽「今日が最後の中間発表です…」

花陽「ここで穂乃果ちゃんと大きな差がついていた場合」

花陽「優勝はほとんど不可能といってもいいでしょう…」

花陽「希ちゃんが挽回してくる可能性もあります…」

花陽「いえ…これまでの成果を信じるだけです！」

花陽「それでは結果を確認してきますね…」

花陽「やりました！！！」

花陽「今回なんと一位になりました！！」

花陽「2位の穂乃果ちゃんに5枚差で1位になりました！」

花陽「このまま最終日まで突っ走ります！！」

？？？「このまま花陽が優勝してしまうと…まずいわね…」

？？？「確かに…花陽が頑張っていることは知っていたので止めはしませんでしたが…これは…」

？？？「穂乃果ちゃんはぎりぎりキープできたけど…」

？？？「希もなんとか大丈夫だけど…これは…」

？？？「今回ばかりは…にも責任があると思うにゃ…」

？？？「花陽が優勝した場合には…決断するしかないわね…」

――最終日――

にこ「優勝は…花陽！！」

花陽「やりましたあああああああ！！」

穂乃果「花陽ちゃんに負けるとは…」ｶﾞｸｯ

希「がっくしや…」

にこ「優勝した花陽にはこれをプレゼントするわ」

花陽「ＤＶＤ？今見てもいいの？」

にこ「いいわよ」

花陽「これは昨日の練習の映像…？」

にこ「そうよ」

にこ「これは2か月前の映像よ」

花陽「こ…これは…」

凛「かよちん…これはもう一つのプレゼントにゃ…」

花陽「これは…体重計…」

絵里「花陽が頑張って1位になりたいのはみんな知ってたわ」

真姫「でも、この状況は…ね…」

ことり「かよちゃんのほっぺ凄い事になってるよ♪」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

穂乃果「穂乃果も触る！」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

希「ウチはお腹をわしわしするで～！」ﾜｼﾜｼ

花陽「ぴゃあ！」

海未「花陽…」

花陽「う…海未ちゃん…？」

海未「なにをしなければいけないのか…わかっていますね？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

花陽「ﾀﾞ…」

花陽「ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｪ～！！！！」

海未「新曲もセンターも○キロ痩せるまでお預けです！！！」

花陽「そんなぁ～」

花陽「こうして海未ちゃんによる、小泉夏のダイエット祭りが…始まってしまいましたぁ…」

おわり

かよちんが最高に可愛かった乙

ぴゃあ！