【ラブライブ!】真姫「そうね…どちらかといえば姉が欲しいわ」
- 2020.04.12
- 雑談

希「えりちお疲れ様~」
真姫「お疲れ様、絵里」
真姫「それにしても仲がいい姉妹ね」
真姫「ちょっとうらやましいかも」
希「真姫ちゃんは亜里沙ちゃんみたいな妹が欲しいん?」
真姫「亜里沙ちゃんは可愛いと思うけど……そういう訳じゃないわ」
真姫「そんな事言ってないでしょ!!」
希「それともにこっちみたいなお姉ちゃん?」
真姫「だ…だから…」
希「も・し・か・し・て・ウ・チ?」
真姫「ななっ…」
希「これからは希お姉ちゃんって呼んでもええんよ?」
希「真姫ちゃんみたいなかわいい妹が出来てウチはうれしいわ~」
真姫「わ…私、もう帰る!!!」
希「あれま」
希「ちょっとからかいすぎたかな?」
真姫「希お姉ちゃん…か…」
真姫「私に姉がいたらどんな感じかしら?」
真姫「凛と花陽は同級生だし、どちらかと言えば妹って感じよね」
真姫「例えば、穂乃果が姉だったら…どうかしら?」
穂乃果「雪穂~お茶~」
真姫「なんてずっと言ってたわね」
真姫「ご飯食べた後にゴロゴロしながらあんなこと言われるなんて…正直嫌ね…」
真姫「なんだか雪穂ちゃんがかわいそうになって来たわ…」
穂乃果「真姫ちゃ~ん、宿題教えて~」
穂乃果「真姫ちゃ~ん」
穂乃果「まきちゃ~ん」
真姫「…」
真姫「穂乃果はないわね…」
真姫「じゃあことりならどうかしら?」
真姫「優しいというか、ちょっと過保護なところもありそうだけど」
真姫「でも」
ことり「真姫ちゃん!一緒にお菓子作ろう!」
真姫「とか」
ことり「一緒にお買いもの行こう!」
真姫「とか」
真姫「一緒にファッション雑誌読んだりして」
真姫「女の子らしい生活ができそうかも」フフッ
海未「真姫!これから鍛錬の時間です」
海未「今日は登山に行きますよ!」
海未「いつまで起きてるのですか!?もう夜の9時ですよ!」
真姫「体育会系の生活とか私には無理…」
真姫「3年生は希、絵里、にこちゃんか…」
真姫「まあにこちゃんはあり得ないわね」
真姫「一緒に生活する以前に、どう見ても私より年下にしか見えないもの」
真姫「年上なのに性格も子供っぽいっていうか」
真姫「でも、にこちゃんもああ見えて、4人姉弟の長女なのよね…」
真姫「人は見かけによらないってこういうところかしら?」
真姫「姉向きの性格だとは思うけど…」
希「おはよう、真姫ちゃん」
真姫「なんで一緒のベッドで寝てるのよ!」
希「真姫ちゃん!わしわ…背中流しにきたで~」
真姫「なんで入ってきてるのよ!!」
希「なんでって」
希「うちら姉妹やし、一緒にお風呂に入っても問題ないやん?」
真姫「それは…」
希「じゃあお邪魔して…」
希「いいから、いいから」
真姫「…なんで私の後ろに来たのかしら」ゾォー
希「それは…こうするためや!」ワシワシ-
真姫「いやああああああああああ!!!!」
真姫「なに考えてたのかしら…私」
真姫「まあ希も無いとして」
真姫「残りは絵里ね」
真姫「見た目もお姉さんていう感じよね」
真姫「勉強とか生活態度とかはうるさそうだけど他は…あんまり予想つかないわ…」
真姫「でも、亜里沙ちゃんは懐いてるみたいだし家では案外甘やかしてたりして」
真姫「甘やかしてる絵里なんてあまり想像つかないけど…結構面白そうかも」
真姫「う~ん姉にするなら、ことりか絵里かのどっちかってところかしら?」
真姫「まあそんな事ほっといて早く寝ましょっと」
真姫「…ん?」
???「真姫ちゃん!朝だよ!!」
真姫「え…?ことり?」
ことり「真姫ちゃんはホントねぼすけさんです」プンプン
ことり「たまにはことりお姉ちゃんの前に起きてほしいなぁ」
真姫「なんでことりがウチにいるのよ!!」
真姫(しかもことりお姉ちゃん?)
真姫「そんなわけないでしょ!」
ことり「真姫ちゃんったらまだ寝ぼけてるのかなぁ」
ことり「それにいつもならことりお姉ちゃん♪って呼んでくれるのに…」
真姫「そんな呼び方したことないわよ…」
ことり「えぇ~いつも『ことりお姉ちゃん♪』って言ってるよぉ…」
ことり「もしかしてお姉ちゃんって呼ぶの恥ずかしくなったのかな?」ムー
ことり「ことりお姉ちゃん寂しいかも…」シューン
ことり「ことり落ち込んでます」
真姫「口に出して言わないでよ…」
ことり「じゃあことりお姉ちゃんって呼んで」
真姫「い…いやよ…」
ことり「真姫ちゃんはことりの事嫌いになったんだね…」シューン
ことり「どうしてもだめぇ…?」
真姫(ことりに甘い海未の気持ちがなんとなく分かるわ…)
真姫「こ…ことりお姉ちゃん…///」
ことり「真姫ちゃん大好きーーー!」スリスリ
真姫「は…離れなさいよ!!!」
ことり「相変わらず照れ屋さんなんだから」ウフフ
ことり「じゃあ朝ご飯用意してあるから急いでね」
真姫「また誰かが余計なこと考えてくれたのかしら…」
真姫「考えるのも馬鹿らしくなってきたし、とりあえずことりに合わせておくことにしましょう…」
真姫「まずはご飯食べて落ち着きましょうか…」
真姫「ごめんなさい…あれ?パパとママは?」
ことり「二人とも今日から学会で出張だって」
真姫「そういえばそうだったわね…」
真姫(この時期に…なかなか手が込んでるイタズラね…)
真姫「そうね、いただきます」
ことり「…」ジーッ
真姫「ことり?そんなに見られると食べにくいんだけど…」
ことり「…」ツーン
真姫「なによ、いきなりそっぽ向いて」
ことり「呼び方」プイ
真姫(無視してこのまま食べましょうか…)モグモグ
ことり「真姫ちゃん?ことりの話聞いてる?」
真姫「…」パクパク
ことり「真姫ちゃ~ん」
ことり「真姫ちゃんってばぁ~」
真姫「…」モグモグ
ことり「…」
真姫「!?」
真姫「な…なんで泣くのよ!?」
ことり「だってことりの事無視するし…」
ことり「言葉遣いもなんだか悪いし…」
ことり「昨日まではあんなにかわいかったのに…」
真姫(無視はちょっとやりすぎちゃったかしら…)
真姫「なっ…」
ことり「真姫ちゃん…おねがぁい」ウルウル
真姫(最終手段を…海未…あなたの気持ちがわかるわ)
真姫「ことり…お姉ちゃん…」
ことり「…」プイ
真姫「なにが気に食わないのよ!」
ことり「いつもみたいに」
真姫(いつもってなんなのよ!?)
真姫(こうなったらヤケよ!!!)
真姫「真姫、ことりおねえちゃんの事だぁいすき~♪」ニコニコ
真姫(こんなにこちゃんみたいな恥ずかしい事、二度とやらないんだから!!)ムカムカ
真姫(これでよかったのかしら…)
真姫(なんか震えてるし…)
ことり「真姫ちゃん…」
ことり「ことりも真姫ちゃんの事だぁいすき~~~~♪」ギュー
真姫(あ~もうなんなのよ!!!邪魔くさい!!!)
真姫(でもここで邪険にしちゃうとまたふてくされそうだし…)
ことり「ほ~んと真姫ちゃんはことりの可愛い妹だね♪」スリスリ
真姫(穴があったら地球の裏側まで行きたい)
真姫(いつもなら凛と花陽とだけど)
真姫(ことりがいるし穂乃果と海未?)
真姫(まあ誰が来てもいいようにだけ構えておきましょう)
真姫「大丈夫よ」
ことり「じゃあいきましょー」
真姫(よく分からないけど…お姉ちゃん呼びを強要しなければ普通の姉って感じなのかしら…)
ことり「真姫ちゃんひどいよ!」
ことり「いつも穂乃果ちゃんと海未ちゃんと待ち合わせしてるじゃない!」
真姫「そうだったわね…ごめんなさい…」
ことり「真姫ちゃん、体調悪いなら帰ろう?」
真姫「大丈夫よ…気にしないで…」
ことり「本当のこと言わないとお姉ちゃん怒っちゃうよ!」プンプン
真姫(こういう時のことりはごまかし切れないし…)
真姫(これで二度目…三度目は絶対ないんだから!)
真姫「昨日、大好きなことりお姉ちゃんの事考えてて眠れなかったの…」
真姫「だからちょっと寝不足なだけ♪」
真姫(みんな見た!?これが西木野真姫のワンダーゾーンよ♪)
真姫(…)
真姫(穴があったらそのままもぐって地球の核破壊したい)
海未「おはようございます。ことり、真姫」
真姫(出たわね…)
真姫(本当にイタズラなら穂乃果は簡単にボロ出しそうだけど…)
ことり「ふたりともおはよう!」
穂乃果「あれ?真姫ちゃん調子悪いの?」
海未「そうですね…普段ならもっと元気ですし」
ことり「真姫ちゃんはちょっと寝不足みたいなの」フフッ
海未「なんでことりが嬉しそうなのですか?」
ことり「それはねぇ…」ニコニコ
真姫「わーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
穂乃果「わっ!!!真姫ちゃんいきなり叫ばないでよ!!」
海未「なんですかいきなり…」
真姫(余計なことするんじゃなかった!!!)
穂乃果「でもいつもの真姫ちゃんに戻ったみたい」フフッ
海未「そうですね、これぐらいが真姫らしいです」
真姫(簡単にボロは出ないか…)
真姫(それに…普段の私ってどういう風に思われてたのかしら…)
ことり「あ!絵里お姉ちゃん!」
絵里「ことりに真姫…いつもギリギリになって登校してきて…」
絵里「あなた達は生徒会長の妹なんだからもう少ししっかりして欲しいわね」
真姫(絵里お姉ちゃん…妹…きっと幻聴がきこえてるのね)
ことり「絵里お姉ちゃん…ごめんなさぁい…」
真姫「」
真姫(最悪…誰がこんな事やらせてるのかしら)イライラ
真姫「私がいつ登校しようと関係ないじゃない」プイ
絵里「真姫…後で生徒会室に来なさい」
真姫(まーた余計なことやっちゃった)
穂乃果「私達先に行ってるね…」
絵里「希は黙っていなさい」
絵里「これは私達姉妹の問題なの」
希「はいはい」
真姫「後っていつよ」
絵里「昼休みでいいわ」
真姫「じゃあ行きましょうかことり…お姉ちゃん」
ことり「う…うん」
真姫「ごめんなさい」
ことり「ことりには素直なのに絵里お姉ちゃんにはなんで素直に謝れないのかなぁ」
真姫「…」
真姫「じゃあ教室行くわ」
ことり「後で仲直りしないとだめだよ」
真姫「はいはい」
ことり「わかってるのかなぁ」ムー
真姫「凛、花陽おはよう」
凛・花陽「真姫ちゃんおはよう!」
凛「真姫ちゃん、今日もことりさんと登校してたにゃ」
凛「たまには凛も真姫ちゃんと一緒に学校行きたいにゃー!」
真姫「ことりさんってなんで他人行儀なのよ」
凛「だって真姫ちゃんのお姉さんと話したこと少ししかないし…」
真姫「少しって私達いつも一緒だったじゃない!」
凛「ごめんね…」
真姫「え…いや…」
真姫「は…花陽は…?」
花陽「私も真姫ちゃんのお姉さんとはあまり話したことないかなぁ」
花陽「生徒会長の絵里先輩と、ことり先輩とも」
真姫(花陽まで…なんか雲行きが怪しいような…)
花陽「もちろん西木野に決まってるよ!」
真姫「そ…そうよね…変なこと聞いてごめんなさい…」
花陽「真姫ちゃん調子悪いなら保健室行こう?」
真姫「そうしようかしら…」
凛「凛も一緒に行かなくて大丈夫?」
真姫「大丈夫よ、心配かけてごめんなさい」
凛「真姫ちゃん、ゆっくり休んできてね」
真姫「ありがとう、凛」
真姫(ということはμ’sは結成されていないってこと?)
真姫(一応確認してみる必要があるわね)
真姫「花陽、この学校にスクールアイドルっているのかしら?」
花陽「この学校にはいないけど隣の学校にA-RISEって有名なスクールアイドルならいるよ」
花陽「真姫ちゃんもアイドルに興味があるの?」
真姫「そういう訳じゃないけど…」
真姫「昨日買ったファッション雑誌にスクールアイドルが出てたから気になって」
真姫「花陽、アイドル大好きだものね」
花陽「ええっ!」
花陽「みんなには内緒にしてたのに真姫ちゃんにはばれてたみたいだね」エヘヘ
真姫「そ…そうね」
真姫(う~ん、花陽がこれだと…)
真姫(もしかして、パラレルワールドに迷い込んじゃったとか…)
真姫(そんな内容の本読んだことあるし…)
真姫「ありがとう、花陽」
花陽「次の休み時間になったらまた来るね」
真姫「まってるわ」
真姫(花陽の優しいところは変わってないのね…)
真姫(まず、絵里とことりが私の姉になってる点が1番おかしいわね)
真姫(あとはμ’sが結成されてないって事ぐらいで他はあまり変わってないのかしら)
真姫(二年生3人は友達だったし、絵里と希は生徒会にいるみたいで)
真姫(凛と花陽は私の同級生だったし)
真姫(そういえば、にこちゃんは何してるのかしら?)
真姫(後で部室のぞいてみましょうか)
真姫(その前に絵里に呼び出されてたわね…)
真姫「来たわよ、絵里」
絵里「生徒会長で姉の私に向かってなんなのかしらその態度は」
絵里「ちょっと生意気よ」
真姫「遅刻すらしてないのに何が問題なのよ」
絵里「生徒会長の妹としてその生活態度は許さないわ」
真姫(私の事じゃないのに…)イライラ
真姫(絵里には悪いけどストレス発散させてもらうわ)
絵里「真姫、いい加減に…」
真姫「そうやっていつも自分の事しか考えてないのね」
絵里「私はただあなた達の事を心配して…」
真姫「どうせ私達の事より生徒会長として他人にどう見られるのかしか考えてないんでしょ」
真姫「自分優先の絵里とはもう話したくないから」
真姫「じゃあさよなら」
真姫(絵里はどうしてるかしら)
絵里「…」
絵里「うわ~ん」
真姫(あーあ、やっちゃった)
真姫(また…親バカならぬ姉バカかしら…)
絵里「私の事嫌いにならないで…」
真姫「あー、はいはい」
絵里「うわぁ~~~~~ん」
絵里「やっぱり嫌いになったんだーーーー!」
真姫(さ…流石にやりすぎたかしら…)
絵里「ぐすん」
真姫(…)
真姫「真姫は絵里お姉ちゃんだぁ~いすき♪」
真姫(三度目の正直っていい言葉よね)
絵里「ほんとぉ?」
真姫「ほんとよ」
絵里「まきいいいいいいいいいい」ギュー
真姫(あーめんどくさい)
真姫「昼はいろいろあったけど、とりあえずにこちゃんね」
真姫「にこちゃん…じゃなかった」
真姫「矢澤先輩いらっしゃいますか?」
にこ「西木野の3女が何の用よ」ムッスー
真姫(すっごい機嫌悪い…)
真姫「そ…そうじゃなくて」
にこ「じゃあなによ」フン
真姫「アイドル研究部のにこ…矢澤先輩ならμ’sってスクールアイドル知らないかなって思いまして」
にこ「い…いや真姫ちゃん…」
にこ「もしかして…μ’sの事覚えてるの?」
真姫「に…にこちゃん…」
真姫「よかった…にこちゃんもμ’sの事覚えてるのね」
にこ「当然じゃない!」
にこ「絵里とことりと真姫ちゃんが姉妹になってるっていうし」
にこ「μ’sはなくなってるし」
にこ「さっきは絵里が部室明け渡せとか言いにくるし」
にこ「もうわけわからなくなってきたわ」
にこ「姉?の二人はどんな感じなの?」
真姫「なんか親バカっていうか姉バカっていうのかしら?」
真姫「妹大好きって感じ?」
にこ「なーんかまんざらでもないって感じね」
真姫「そんなことないったら!!」
真姫「私もよく分からない…」
真姫「変な世界に迷い込んだのかなって」
にこ「う~ん」
にこ「定番なのは、王子様のキスで解決するっていうのが定番だけど…」
真姫「誰と誰がするのよ…」
にこ「手分けして元の世界に戻れる方法を探しましょう」
にこ「とりあえず戻れそうな方法分かれば連絡して」
真姫「わかったわ」
真姫「といったものの何をしたらいいのかしら」
真姫「今日は色々あって疲れちゃったし、一回帰りましょう」
絵里「真姫」
真姫(最悪…)
真姫「なにかしら」
絵里「さっき怒っちゃったお詫びに一緒にお出かけしないかしら?」
真姫「お出かけ?」
絵里「真姫の好きなスイーツごちそうしてあげる」
真姫(このまま家に帰っても解決しなさそうだし…)
真姫(でも出かけるのもめんどくさいわね)
真姫「そんな事ないわ」
絵里「じゃあ行きましょ♪」グイー
真姫「わかったから離して!」
絵里「い~や♪」
真姫「なかなかね」
絵里「今日はごめんね」
真姫「もう気にしてないから大丈夫よ」
絵里「本当?でも言葉遣いがいつもと違うような…」
真姫(この世界の私はなんだったのかしら)
絵里「普段はもう少し可愛げがあるって感じなのに」
絵里「それに呼び捨てにされたことなんか一度もないのに」
真姫(3度目の正直って言葉を考えたやつぶっ飛ばしたい)
真姫「ごめんなさい絵里お姉ちゃん♪」
真姫「真姫、ちょっと疲れてて大好きな絵里お姉ちゃんに構ってほしかったのぉ」
真姫(にこノベルスのおかげで乗り越えたわ)
真姫(あーあ、太陽と月と地球爆発しないかしら)
真姫「絵里…お姉ちゃん、そろそろ帰りたいかも」
絵里「疲れてるのにごめんなさいね」
絵里「会計してくるから先に行ってて」
真姫「わかったわ」
真姫「あ~やっと帰って来られたわ」
真姫「これで一休みできる…」
ことり「ちょっと真姫ちゃん!!」バターン
真姫「な…なに!?」
ことり「ことりに黙って絵里お姉ちゃんとデートってどういうこと!??」
真姫(流石のわたしもこの展開は予想してなかったわ)
真姫(増えたし…)
ことり「絵里お姉ちゃんはそういうこと言うんだ」
ことり「これを聞いて」
真姫『昨日、大好きなことりお姉ちゃんの事考えてて眠れなかったの…』
真姫『だからちょっと寝不足なだけ♪』
真姫「なんでこれを録音してるのよ!!!」
絵里「真姫?これはどういうことかしら?」
絵里「まあ、どんな言葉を貰おうと実際にデートしたのは私なんだけどね」
ことり「ぐぬぬ」
絵里「これを聞いて」
真姫『ごめんなさい絵里お姉ちゃん♪』
真姫『真姫、ちょっと疲れてて大好きな絵里お姉ちゃんに構ってほしかったのぉ』
ことり「ぐぬぬぬぬぬぬ」
ことり「真姫ちゃんはことりと絵里お姉ちゃんのどっちが好きなの!?」
絵里「それは気になるわね」
真姫「そんなのどっちでもいいじゃない」
絵里「じゃあ好きな方にチューしてもらうってどうかしら?」
ことり「ことりもそれでいいよ!」
真姫「私に断るって選択肢はないのかしら?」
絵里「あるわけないじゃない」
ことり「ないよ!」
真姫「」
ことり「ん~」
真姫(迫ってきてるし…どうしたら…)
絵里「ことり、真姫は恥ずかしいみたいだし目をつぶってましょうか」
ことり「真姫ちゃんは恥ずかしがり屋さんだからね」
真姫(そういう問題じゃないんだけど…)
ことり「いつでも大丈夫だよ」
真姫(人間変なことがありすぎると…意外と冷静になれるのね…)
真姫(そういえば…にこちゃんが王子様がキスしたらうんぬんって)
真姫(絵里は王子様っぽいし、ことりはお姫様みたいな感じだから…)
真姫(こっそり二人をチューさせたらいいんじゃないかしら)
真姫(ええい!!!!!!!)
真姫「夢…だったの……良かった…」
真姫「そういえば今日雑誌のインタビューがあるって言ってたような…」
真姫「事前アンケートの『今一番欲しいものは?』って項目にお姉ちゃんって書いたけど」
真姫「お兄ちゃんに直しておきましょう」
いったんおわり
寝落ちしたら申し訳ないです
真姫・ことり・絵里「よろしくお願いします!」
真姫(よりにもよってこの三人でインタビューなのね…)
絵里「どうしたの真姫?」
ことり「ちょっと緊張してる?」
真姫「う…うん」
真姫(なんか嫌な予感がする…)
記者「あなたが姉妹にしたいメンバーは誰ですか?」
真姫(あー)
絵里「私は真姫みたいな妹が欲しいですね」
ことり「私も真姫ちゃんみたいな妹が欲しいです」
真姫(何てことに…)
記者「西木野さんはどちらをお姉さんに選ぶのでしょうか?」
ことり・絵里「」ジーッ
真姫(今回は本当に逃げ場ないわね…)
真姫(そ…それなら…)
真姫「わ…私は…」
真姫「……を選ぶわ!」
真姫「わ…私は…」
真姫「……を選ぶわ!」
の続きから
絵里「~♪」
真姫「随分ご機嫌ね…」
絵里「そうかしら?」ウフフ
ことり「む~」
真姫「ことりは機嫌悪いし…」
ことり「じゃあ私帰るね」
真姫「そ…そう…お疲れ様」
ことり「えへへ~」
真姫「なんでそんなに嬉しそうなのよ」
絵里「…」ムッスー
真姫「絵里は機嫌悪いし」
絵里「なんでもないわ」
絵里「じゃあここで」
ことり「お疲れ様―」
真姫「絵里と比べたらって事だけどね」
ことり「えへへ~」
ことり「じゃあ妹の真姫ちゃんはことりの家にお泊りね」
ことり「お姉ちゃんの命令が聞けないの?」プンプン
真姫(夢だと…断ったら泣かれるパターンね)
真姫「じゃあ着替え持ってくるから一度家に帰っていいかしら?」
真姫「ここからだと私の家の方が近いし」
ことり「いいよ♪」
ことり「いらっしゃ~い」
真姫(結局来ちゃったけど…)」
真姫「なんでことりは私を妹にしたいって思ったの?」
ことり「真姫ちゃんが妹だったらもっとお話しする機会が増えるかなって」
ことり「普段は私が衣装で真姫ちゃんが曲を作ってるから、あんまり話す機会ないし」
真姫「そう言われてみればそうかもしれないわね」
ことり「ことりもそう言った方が面白いかなって♪」
真姫「なによそれ…」
ことり「ことりお姉ちゃんからの意地悪です!」フフン
真姫「まったく…」
ことり「そういう真姫ちゃんはなんでことりを選んでくれたの?」
ことり「ことりは真姫ちゃんともっと仲良くなりたいからって答えたよ!」
真姫「わ…私は…」
真姫「し…知らない!!」
ことり「真姫ちゃんはことりお姉ちゃんに逆らうんだ」
真姫「な…なによ」
真姫「なっ…」
ことり「お客さんに真姫ちゃんのあ~んな姿やこ~んな姿見られちゃうんだ///」
真姫(ゆ…夢の中より厄介になってるわ…)
ことり「それはそれで残念かも…」ブー
真姫「なんで残念がってるのよ…」
ことり「それで?」
真姫「ことりと一緒に生活したらもう少し女の子らしい生活ができそうっていうか」
真姫「そういう生活も悪くないかなって思っただけ!」
真姫「な…何か言いなさいよ…」
ことり「でも、にこちゃんも女の子らしいとおもうけど…」
真姫「なんでにこちゃんが出てくるのよ…」
真姫「わ…私はにこちゃんより、ことりの方が女の子らしいと思うわ…」
真姫「ことりは物腰柔らかで、お菓子作りやお裁縫も得意だし…」
真姫「私が思う女の子の理想像ってことりが一番近いの…」
真姫「それだけ!」プイ
ことり「それならことりと女の子らしい事しよっ♪」
ことり「まずはお菓子作りからっ♪」
真姫「やっぱりことりは本当に女の子で」
真姫「私には無いものをいっぱい持ってて」
真姫「ちょっとだけ嫉妬しちゃうの…」
真姫「でも…ことりが姉で、女の子みたいなちょっと恥ずかしい日常も」
真姫「悪くないわって…そう思うの」
真姫「楽しかったわ…ことり」
ことりside終わり
真姫「ことりと比べたらって事ね」
絵里「じゃあ姉の私の言う事を聞くって事ね」
真姫「なんでそうなるのよ…」
絵里「今日は私の家でお泊りよ!」
真姫「まあ…それぐらいなら…」
真姫「じゃあ着替えとかとってくるわね」
絵里「まってるわ」ウフフ
絵里「いらっしゃい、真姫」
真姫「あら?なんかいい匂いするわね」
絵里「せっかく真姫が来てくれたんだもの!今日はごちそうしちゃうわ!」
真姫「それは楽しみね」
真姫「見た目はいいわね」
絵里「むっ…それはどういうことかしら」
真姫「冗談よ」フフッ
真姫「なんで私を妹にしたいって思ったの?」
真姫「妹っぽいっていうなら、凛とか花陽とかの方がいいと思うけど」
絵里「そうね…」
絵里「ちょっと恥ずかしいけど…」
絵里「真姫って1番手のかかる後輩だからかしら」
真姫「なによそれ…」
絵里「あの時は大変だったわぁ」
真姫「その話はいいでしょ!!」
絵里「冗談よ」フフッ
絵里「今では冗談も言ってくれるようになったけど」
絵里「相変わらず口は悪いし、本音はなかなか言わないし」
絵里「なんだかんだ心配なのよ♪」
絵里「亜里沙は素直だしあまり手のかからない子だけど」
絵里「生意気で手のかかる妹もいていいかなって」
真姫「…」
絵里「ってちょっと黙らないでよ!!」
絵里「そういう真姫はなんで私を選んでくれたの?」
真姫「秘密よ」
絵里「教えなさーい」
真姫「いや♪」
真姫(私の事をちゃんと見てくれてるし)
真姫(私の事をちゃんと叱ってくれるし)
真姫(私を西木野家のお嬢様と知って、対等にぶつかって来たのはあなたぐらいよ)
真姫(それに…不器用なりに私の事を心配してくれるし)
真姫(思ったより、あなたの事を姉みたいに信頼してるのよ)
真姫(だからあなたを選んであげたの♪)
真姫(こんな言い方したらまた生意気なんて言われちゃうわね)フフッ
絵里「こたえなさ~い!!」
真姫「いやよ♪」
本当におわり
えりまきもことまきもすき
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