【ラブライブ!】海未「ハァハァ……まったく、穂乃果が寝坊するから悪いのです!」
- 2020.04.12
- SS

穂乃果「だ、だって、海未ちゃんが電話で起こしてくれるって言ったじゃん!」
海未「確かに言いましたけど!ハァハァ……ですが、『大丈夫!自分で起きられるから!』って言ったのは穂乃果でしょ?!」
凛「みんなー、早くしないと始まっちゃうニャー!」
ことり「急がないと大事なライブが始まっちゃう!」
真姫「ハァハァ……まったく、どうしていつも走らなくちゃいけないのよ!」
にこ「そうよ。ライブが始まる前に疲れたら元も子もないでしょう」
希「でも、みんなでこうやって走るのもうちららしくてええやん♪」
絵里「ハァハァ……そ、そうね。じゃあ、最後の人はジュース驕りよー」
花陽「え、えぇっ!」
穂乃果「よぉーし、いっくよぉーー!!」
……。
…………。
穂乃果「つ、着いたー!!」
海未「ハァハァ……ライブは……まだ始まってはいないようですね」
ことり「ハァハァ……よ、よかったぁ」
花陽「ううう、お、お客さん、ちゃんと来てくれてるかな……」
にこ「ここまで来て、ハァハァ……何ビビってるのよ」
真姫「に、にこちゃん、ハァハァ……あ、足、震えてる」
にこ「こ、これは、走ったせいで震えてるだけよ!」
凛「お客さんほとんどいないから、みんなもう中に入っちゃったのかニャ?」
希「ふふ、どのくらい来ているのかちょっとドキドキするね♪」
絵里「さあ、早く入りましょう」
……。
…………。
キャアアアアアアアアアアアアア!!
花陽「す、すす、凄いですぅ!!」
凛「か、かか、かよちん!?こ、ここ、これ、全部私たちを見に来てくれたお客さんなのかニャ!?」
絵里「ハ、ハラショ……」
にこ「に、にこのためにドームに集まった大観衆!あぁ、ス・テ・キ!」
真姫「何よそれ、意味わかんない」
ことり「こんなにたくさんのお客さんの中で、『μ’s』のライブをやるなんて、だ、大丈夫かな?」
穂乃果「大丈夫だよ、ことりちゃん!今の私たちなら、『μ’s』ならきっとどんなことだって出来るし、どんな夢だって叶えられる!」
「それに私たちだけじゃない。この会場、全国の劇場、ううん、世界中のみんなが『μ’s』のライブを心待ちにしてくれてたんだよ!」
「だから、この場所が、この東京ドームが私たち『μ’s』の最高のステージ!!」
ことり「穂乃果ちゃん……うん、そうだね!」
海未「穂乃果、そろそろ始まるみたいですよ」
― も、もう少し! あと……ちょっと?! ―
凛「あれはアルパカの赤ちゃんが立ったとき」
花陽「うん!真姫ちゃんが手伝ってくれたおかげで無事に元気なあかちゃんが生まれたんだよね。ありがとう、真姫ちゃん♪」
真姫「と、当然でしょ。私が診たんだから」
「本当にこの6年間、色んな場所でたくさんのお客さんを見てきたわね」
海未「ファーストライブの横浜BLITZから始まって」
絵里「東京ドームシティ、パシフィコ横浜、さいたまスーパーアリーナ、そして……ここ、東京ドーム」
絵里「ええ、だから最後まで見届けましょう。私たち『μ’s』の最高のライブを!」
穂乃果「うん!!」
― 叶え、私たちの夢――! ―
― ラ ブ ラ イ ブ !―
School idol project
穂乃果(……ファイトだよ、『μ’s』!)
― 大胆に飛び出せば O.K.マイライフ ―
穂乃果「海未ちゃんこの曲、私たちが9人になって初めて歌った曲だよ!」
海未「懐かしいですね。絵里と希がμ’sに入ってμ’sが9人になって、ようやく私たち9人の物語が始まったのですね」
絵里「いいこと言うじゃない、海未。さすがμ’sの作詞担当ね」
海未「か、からかわないでください!」
― 何度でも諦めずに 探すことが僕らの挑戦 ―
凛「衣装が眩しいくらいキラキラしてて凄い豪華だニャ!」
真姫「3rdライブのときと違って凄い立派になったわよね」
ことり「ことりが作った衣装をここまで立派にしてくれるなんて、感激だよぉ」
花陽「にこちゃん、ブレードとか持ってない?この歓声を聴いてたら私、力いっぱいブレードを振りたくなってきちゃいました」
にこ「私たちがブレードを振ってどうするのよ。私たちは歌う側でしょ?」
凛「でも、かよちんの気持ちもわかるニャ。このお客さんを見てると凛だって精一杯振りたくなってくるニャ!」
穂乃果「『μ’s』の始まりの曲、僕らのLIVE 君とのLIFE。このライブの最初に相応しい曲だよね?」
海未「はい、私もそう思います♪」
― あこがれを語る君のゆずらない瞳が大好き… 大好き!―
希「お?エリチ、この曲はうちらがラブライブ!本戦で歌った曲やん」
絵里「本当、みんなのアンコールに応えて歌った曲ね」
― それぞれの好きなことを信じていれば ときめきを(抱いて)進めるだろう ―
凛「ニャニャニャ?!」(グラッ)
花陽「り、凛ちゃん大丈夫?」
凛「だ、大丈夫ニャ。みんなのコールがすると足元が揺れて驚いたニャ」
真姫「SSAのライブで歌ったとき、いえ、それ以上に気迫の入ったコールね」
絵里「確かに、こんだけのお客さんがいるとコール一つとってもみんなの熱い思いが伝わってくるわね」
凛「それだけ、この歌が大好きってことだよね?なんか感動してきて涙が出てきそうニャ~」
にこ「ちょ、ちょっと凛。2曲目から泣いてどうするのよ。ライブはまだ始まったばかりじゃない」
海未「あのとき、みんなの想いが私たちの力になってくれたから、私たちはラブライブ!優勝できたのですね」
穂乃果「うん……。みんな、本当にありがとう。忘れないよ、みんなのこと」
― 僕らは今のなかで 輝きを待ってた ―
にこ「ねえ、真姫!この曲、にこの曲よ、にこがセンターの!」
真姫「知ってるわよ。それにセンターはにこちゃんだけじゃなくて、私もやったじゃない」
穂乃果「それなら穂乃果だってセンターのパートがあったよー」
にこ「でも、センター投票はにこが1番だったしー!やっぱりこの曲のセンターは、この宇宙ナンバーワンアイドルの私よね~」
― 夏色えがおで 1,2,Jump! ぴかぴかフェイスあげたい 一緒がいいね、いいよね? ―
海未「うううぅ、やっぱり水着で歌うのは破廉恥すぎます!」
ことり「そうかなぁ?アクセサリーとかつけて可愛くデコレーションしたから大丈夫だと思うけど」
にこ「そうよ。アイドルなんだから水着くらいで恥ずかしがってどうするのよ」
希「でも、歌っているときの海未ちゃん、結構ノリノリやん」
海未「そ、それは恥ずかしながら歌ったら、PVにならないじゃないですか!!」
凛「凛もちょっと恥ずかしいなぁ。絵里ちゃんや希ちゃんみたいに胸も大きくないしスタイルだってよくないから……」
絵里「そんなことないわよ。凛だって凄く魅力的よ」
凛「絵里ちゃんに言われても説得力ないニャ」
希「あのときはみんなで一緒に海で遊んで、PVを撮って、一緒に夕日を見て、本当に楽しかったね」
絵里「そうね。夏合宿のときみたいで本当に楽しかったわね」
穂乃果「ねえ、みんな。いつかまたみんなで一緒に海を見に行こうね」
凛「凛も行きたいニャ」
絵里「そうね。いつかまた、みんなで行きましょう」
穂乃果「うん♪」
― Summer day ―
ことり「うわぁぁぁぁっ、見て、穂乃果ちゃん!会場が真っ白だよ!」
穂乃果「す、すごい!」
海未「Wonderful Rushはことりがセンターの曲ですので、ことりのイメージカラーの白一色に染まるのが特徴ですから♪」
にこ「思えばこの曲を作るときも大変だったわね。ことりが枕を家に忘れて家に戻ったり」
ことり「だ、だってぇ、あれがないとぐっすり眠れないんだもん」
真姫「PVも飛行機の近くで撮ったから風が強くてダンスするのも一苦労だったわよね」
海未「色々ありましたけど、今じゃこの曲もライブをさらに盛り上げる曲の一つになったのですね」
― Wonderful…っ!! ―
凛「ここの真姫ちゃんの声量には相変わらず驚かされるニャ」
絵里「私たちには真似できないわよね」
真姫「と、当然でしょ!」
希「みんなのブレードが白から赤になるのもこの曲の魅力やね」
― Hi hi, Super jump! Oh yeah, Super jump!! ―
― Life is wonder まだまだ Let’s go!! ―
― Hi hi, Super jump! Oh yeah, Super jump!! ―
穂乃果「うわわわ、なんか地響きみたいで振動が伝わってくるよ」
希「ここは曲の中で一番盛り上がる部分やからね。『μ’s』の激しい振り付けにあわせて、お客さんのコールも全力やね」
穂乃果「んん~!! なんか穂乃果も叫びたくなってきたよ!凛ちゃん、花陽ちゃん、私たちも歌おうよ!」
花陽「ウ”、ウ”タ”ッチ”ャウ”ノ”ォ!!」
凛「よーし、いっくニャー!」
凛「絵里ちゃん、確かこの曲は1stシングルに入ってた曲かニャ?」
絵里「ええ、懐かしいわね」
希「友情ノーチェンジ、いい曲やねー」
海未「ええ。この歌詞のとおり、『μ’s』もずっと同じ気持ちでいてくれると嬉しいですね」
凛「大丈夫だよ。『μ’s』のみんなもきっと凛たちと同じ気持ちだよ。だって、みんな一緒にいてすっごく楽しそうだもん」
花陽「そうだね、凛ちゃん♪」
― いつも本気 そんなのはお互い同じ ずっと一緒だと思うんだ ―
穂乃果「おぉ、私たちが来ていた衣装そのまんまだね!」
海未「そういえば、この衣装はまだ再現されていませんでしたね」
― 嬉しい?愛しい? 世界一ハッピーな恋 ―
― 見せて見せてっどうか見せてっ うんと、がんばっちゃう! ―
ことり「あぁん……みんな、すっごく可愛いよぉ♪」
にこ「ことりが完全にやられちゃってるわね」
ことり「だってぇ、みんなすっごく可愛いんだもん。それに、『μ’s』にはいつかこの衣装でステージに立ってほしいなってずっと思ってたから」
真姫「可愛いのはいいけど、私の衣装だけちょっとセクシー過ぎない?なんで私だけ黒いガーターベルトなの?」
ことり「でも真姫ちゃん、凄く似合ってるよ」
真姫「そ、そう?ま、まあ、ことりが言うなら……」
凛「あぁ、真姫ちゃん照れてる?」
真姫「う、うるさい!」
穂乃果「この曲もライブでよく歌ったよね」
花陽「バレンタインをテーマにした曲だから、男の人に凄く好評だよね」
希「記念すべき東京ドームのライブでこの衣装が拝めたなんて、男性諸君は感無量やね」
― あげたい! 決めたい! 私たち 今日のために ―
絵里「あの曲ほどじゃないけど、落ちサビの部分でみんなのブレードがオレンジに変わるのもこの曲の魅力よね」
ことり「落ちサビのときの穂乃果ちゃん、凄く艶っぽくて何だかドキドキしちゃう♪」
穂乃果「え、えへへ、頑張っちゃっいました///」
― “love”で接近!だって大好き ―
穂乃果「絵里ちゃん、1塁側の奥からトロッコが出てきたよ!」
絵里「トロッコは『μ’s』のライブでよく使う演出だから、今回のライブでも使ったのね」
凛「トロッコを使えばアリーナ席だけじゃなくスタンド席にも近づけるから、スタンド席のお客さんにすっごく喜んでくれるニャ」
希「スタンド席のお客さんと目が合ったとき、手を振ったり微笑んだりすると、お客さんすっごく喜んでくれてうちもそれがすっごく嬉しいんよ」
穂乃果「あ、みて、海未ちゃん!いま、私と目が合ったよ!おーいおーい!」
海未「ほ、穂乃果、あんまり前に乗り出すと危ないですよ!」
穂乃果「おおっとと、ご、ごめんごめん」
海未「まったく、穂乃果は相変わらず無茶をしすぎです」
ことり「まあまあ♪ほら、海未ちゃんあそこみて、海未ちゃんにも手を振ってくれてるよ♪」
海未「えっ?あっ、ほ、本当ですね♪」
― 伝わればいいな(伝えたいだから) ふと立ちどまり見つめあった… ―
凛「おぉ、真姫がセンターの曲ニャ!」
花陽「うん、アニメ!期が終わった後にリリースしたシングルだよね?」
海未「そうですね。センター投票で見事1位を獲得した真姫がセンターを務めたのですね」
穂乃果「そういえば、真姫ちゃん。どうしてあのとき真姫ちゃんはちっちゃくなってたの?」
真姫「し、知るわけないでしょ!こっちが教えてほしいくらいよ」
絵里「不思議な曲よね。まるで夢の中にいるような、そんな気持ちにさせてくれる感じがして」
ことり「SSAで初めて私たちだけでライブをやったとき、一番最初に歌った曲でもあるよね?」
海未「はい、PVと同じ衣装を着て、さいたまスーパーアリーナというアニサマでしか立ったことのないあの場所で、見に来てくれた大勢のお客さんの前で披露した曲ですね」
ことり「しかも、二日間のライブだからすっごく盛り上がったよね♪」
希「PVもみんなでパジャマを着て撮ったり、なんか秘密のパーティーってみたいな楽しかったね♪」
にこ「ふふん、にこのツインテールが見れる非常に貴重なPVでもあるのよねー」
絵里「でも、さすがに寝顔を撮るのはやりすぎだった気がするわね」
ことり「えぇー、みんなの寝顔、天使みたいですっごく可愛かったよ♪」
凛「あのときはさいたまスーパーアリーナでも大きいって思ってたのに、今はもっと大きい東京ドームで歌うことになるなんて、誰も想像できなかったよね?」
― Welcome song! ひとつになる心 だからここが私たちの Never ending stage ―
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
穂乃果「へぇ、ここからはアニメで使った曲をメドレーで披露するんだって!」
希「この曲は第2回ラブライブ!地区予選で歌った曲やね♪」
絵里「そうね。みんなで合宿して曲や衣装を考えて、UTXでA-RISEと同じステージで歌ったのよね」
凛「……?? うわぁ、かよちん、見てみて!会場がこの曲の衣装みたいに白と水色と青色で彩られてるニャ」
花陽「うわぁぁっ!本当だー!」
真姫「思わず吸い込まれそうなくらい、凄くきれいな光景ね」
花陽「この曲は前回のライブのときやファンミーティングのときにも同じ衣装を着て歌ったよね」
ことり「うん、初めてこの衣装を着て歌ったとき、みんなすっごく喜んでくれて嬉しかったよ♪」
穂乃果「歌詞もあのときの私たちにぴったしですっごくいいよね。さっすが海未ちゃん♪」
海未「うふふっ、褒めても何も出ませんよ」
― 君と僕とで旅立ったあの季節 青春のプロローグ ―
穂乃果「後悔したくない 目の前に僕らの道があるー」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「えへへ、つい歌っちゃった♪」
ことり「アニメの始まりは、穂乃果ちゃんのこの歌から始まったんだよね」
海未「まったく、あのとき歌いだしたと思ったら、急に道路へ飛び出してびっくりしましたよ」
穂乃果「ごめんごめん。でも、あのときの私たちにぴったしの曲だったよね?」
ことり「あの頃はまだメンバーも私たち3人だけで」
海未「歌もダンスも何もできなかった私たちが初めて歌った曲」
穂乃果「でも、今はこんなにたくさんの人に聴いてもらえる。すっごく嬉しいよ!」
― Let’s go 可能性みえてきた 元気に耀ける 僕らの場所がある ―
海未「確かこの曲は、ことりが歌詞を考えた曲でしたね」
ことり「うん、歌詞作りなんて初めてだったから最初はどう書いていいか全然わからなくてどうしようってすっごく悩んじゃった」
「でも、穂乃果ちゃんのアドバイスをきいて、見たことや感じた事をありのままに歌詞にしたから出来た曲なんだよ」
穂乃果「海未ちゃんと三人で一緒にお店のお手伝いもして楽しかったね」
絵里「この曲はみんなでメイド服を着て、ベルサール秋葉原の前で歌ったのよね」
希「秋葉原のど真ん中で歌ったから、たくさんのお客さん見てもらって凄くいい経験になったね」
凛「絵里ちゃん、トロッコの方を見てみて。アルパカさんの人形を持ってるよ」
絵里「あら、本当。可愛いわね♪」
― Hi! はじまるよ(Wonder feeling) 不思議だよ 特別な夢さ(Wonder feeling) ―
凛「うん、Love wing bellは凛がセンターを務めた曲ニャ!」
真姫「5thライブのときの反響は凄かったわよね。会場全体が黄色に染まって、凛ちゃん凄く可愛いってみんなから言われてて」
希「うんうん。そして歌の2番目に入るとき、花陽ちゃん腕を組んで花道を歩いたときはもの凄い歓声があがってたね」
花陽「は、恥ずかしいよ~///」
凛「でも、この曲とみんなのおかげで、凛はほんの少し自分に自信をもって、ほんのちょっぴり女の子らしくなることができた思い入れのある歌ニャ。かよちん、ありがとう♪」
花陽「どういたしまして♪」
絵里「凛もいつか本物のウェディングドレスを着て、本物のバージンロードを歩く日が来るのね……ハラショー」
凛「ちょちょっと、絵里ちゃん。気が早すぎるニャ!」
にこ「まるで愛娘を思う母親そのまんまね」
― 大好きなみんなとならば 新しいことできる ―
― 生まれ変わろう これからもっと広がるはず ―
― さあ明日が見えてくる ―
― Love wing…love wing… ―
― Someday いつの日か叶うよ願いが Someday いつの日か届くと信じよう ―
にこ「また懐かしい曲が歌うわね。確かにこがμ’sに入って7人になったときに歌った曲だったかしら」
海未「あの頃はセンターを誰にするかで、みんなとカラオケやダンス勝負をしたり、秋葉原ビラを配ったりしましたね」
凛「色々やったけど、結局は穂乃果ちゃんがリーダーを務めることになったんだよね?」
花陽「そうだね。色々考えたけど、穂乃果ちゃんがリーダーになってよかったと思うよ」
穂乃果「えへへ、ありがとう」
ことり「アニメでは披露されなかったけど、3rdライブのときは7人で歌った後に、絵里ちゃんと希ちゃんの衣装も披露されたんだよね」
絵里「そうね、ちゃんと私と希の分の衣装まで用意してくれて嬉しかったわよ。ハラショー♪」
― 楽しみはまだまだ まだまだこれから! ―
凛「うん、Love wing bellは凛がセンターを務めた曲ニャ!」
真姫「5thライブのときの反響は凄かったわよね。会場全体が黄色に染まって、凛ちゃん凄く可愛いってみんなから言われてて」
希「うんうん。そして歌の2番目に入るとき、花陽ちゃん腕を組んで花道を歩いたときはもの凄い歓声があがってたね」
花陽「は、恥ずかしいよ~///」
凛「でも、この曲とみんなのおかげで、凛はほんの少し自分に自信をもって、ほんのちょっぴり女の子らしくなることができた思い入れのある歌ニャ。かよちん、ありがとう♪」
花陽「どういたしまして♪」
絵里「凛もいつか本物のウェディングドレスを着て、本物のバージンロードを歩く日が来るのね……ハラショー」
凛「ちょちょっと、絵里ちゃん。気が早すぎるニャ!」
にこ「まるで愛娘を思う母親そのまんまね」
― 大好きなみんなとならば 新しいことできる ―
― 生まれ変わろう これからもっと広がるはず ―
― さあ明日が見えてくる ―
― Love wing…love wing… ―
凛「ニャニャ、衣装がちょっと変わってるニャ」
真姫「そうみたいね。でも、変わってるのはエプロンの部分だけみたいよ」
海未「ハロウィンの曲なので、エプロンの部分をハロウィンっぽくしてみたのですね」
ことり「マジックテープで固定してたのかしら」
希「スピリチュアルやね~」
― もっともっと踊らせて みんなみんなとまらない ―
― 今日だけ魔法使い どんな夢を見ようかな ―
穂乃果「サビの部分のクラップが決まると凄く気持ちいいよね!」
海未「ええ、リズミカルなダンスとクラップがこの曲の魅力ですから」
絵里「秋葉原のハロウィンイベントで披露したときもA-RISEに負けないくらい好評だったわね」
海未「ですがその間、花陽穂乃果を体重を増加させてダイエットする羽目になりましたけど」
穂乃果「それは言わない約束だよ海未ちゃん!」
海未「まったく、体重を戻すのにどれだけ苦労したとおもっているのですか……」
穂乃果「苦労したのは海未ちゃんじゃなくて穂乃果だよ」
ことり「まあまあ、ここで喧嘩すると他のお客さんに迷惑だし、せっかくのライブが台無しだよ?」
海未「す、すみません」
― 涙は青春のダイヤモンド 君を飾る光 ―
穂乃果・凛「Hi!」
穂乃果「うーん、この曲は何だか元気になる曲だよね」
海未「いつも全力で走り続けてきた『μ’s』らしい曲ですよね」
穂乃果「何か体を無性に歌いたくなってきちゃった。海未ちゃん、私たちも一緒に歌おうよ!」
凛「5thライブのときは、最後の方で歌ったよね。トロッコに乗ってアリーナをみんなでぐるぐる回って楽しかったニャ」
にこ「メドレーって言ってたけど、アニメに登場した曲はほとんど歌ったんじゃないかしら?」
ことり「あ、でもまだ歌ってない曲が残ってるよ」
にこ「そういえば、そうね。でも、残りの曲はもっと盛り上がってから歌うと思うし、楽しみは後にとっておきましょう」
― I’m O.K,I’m O.K! あきらめない ―
― あしたも Happy maker!(Yeah!) ―
― Let’s go! WAO-WAO WAO-WAO 楽し~っ Yeah! ―
穂乃果「お、とうとうユニット曲の登場だよ!」
花陽「会場も野菜畑みたいになっちゃったね」
ことり「穂乃果ちゃん、花陽ちゃん見てみて!あの衣装」
花陽「あぁ!あの衣装、私たちが初めてユニット曲をだしたときの衣装だね」
穂乃果「そうだねー。でも、ことりちゃん、衣装ずいぶん頑張ってない?おへそが見えそうだよ?」
ことり「大丈夫♪おとなだから見えません♪」
花陽「そ、そうなんだ」
― 足りないよ 足りないもっと(So!) ―
― 時間がね欲しいんだ(もっと) ―
ことり「やっぱりこの曲は目覚ましにぴったりの曲だね」
花陽「それに、私たちPrintempsらしい明るい曲です」
穂乃果「うーん、実際にライブで振り付けを見ると、疾走感があって気持ちいい曲だね。これなら毎朝早起きできるかも」
― Let’s go! 今日も今日も楽し~つ ―
― Let’s go! WAO-WAO WAO-WAO 楽し~っ Yeah! ―
穂乃果・ことり・花陽「おはよう!!」
穂乃果「おお、今度は一転して、凄くかっこいい曲になったよ」
ことり「Printempsは可愛い曲を歌うイメージが多いから、凄く意外だね」
花陽「なんかプロのミュージシャンみたいです」
穂乃果「でも、私たちってこういう歌も歌えるんだね。だからもっともっと、いろんな曲を歌ってみたかったよ」
ことり「そうだね」
― 逃げちゃだめ 逃げちゃだめ おねがい… ―
穂乃果「この曲は私たちのデビューシングルだよ♪」
ことり「うん、凄く懐かしいねー」
花陽「ねえねえ、スクリーンに美味しそうなお菓子が映ってるよ。なんだかお腹が空いてきちゃったよ」
穂乃果「さっきのMCの時も言っていたけど、初めて課外活動したときもこのユニットだったんだよね?」
ことり「あのときは来てくれたお客さんが80人だったけど、今はこのドームが満席になるくらいたくさんのお客さんが来てくれたんだよね」
穂乃果「うん、こんなにたくさんの人に聴いてくれて凄くうれしいね」
花陽「あのとき来てくれた80人のお客さんも、私たちのライブを見ていてくれているのかな?」
穂乃果「大丈夫だよ、花陽ちゃん。きっとどこかで見ていてくれるよ」
― だから だから 甘くせつなく ―
― 銀杏の葉が揺れる通学路 ―
海未「希、凛。次は私たちの出番らしいですよ」
希「おぉ、あの衣装は私たちがデビューしたときの衣装やね」
凛「でも、ちょっと変わった衣装……ってあれ風船じゃないかニャ?」
希「どれどれ……おぉ、確かに風船で作られた衣装やね。スピリチュアルやねー」
― 会いたいと心が 会いたいと呼んでるわ ―
― 思い出だけなんて がまんできないから ―
海未「何といいますか、lily whiteは最後まで昭和を突っ走ってしまいましたね」
凛「凛たち、平成生まれだよね?」
希「でも、他のユニットにはできないlily whiteらしいからええんやない?うちはそんなlily whiteが大好きよ」
海未「そうだすね、私たちらしいですね」
凛「凛も大好きニャ!」
― 幸せになれる気がしたの…そうなの… ―
希「おぉ、ちゃんと『幸せ』の部分でちゃんとハート作ってる人もいるみたいね。感心感心」
― さりげない仕草だから 優しさが伝わるのね ―
― 幸せになれる ふたりはきっとなれる ―
― 信じてるの… ―
希「二人とも、なんかやるみたいやで」
凛「ニャニャ?会場のみんながブレードを隠しちゃったけど何をするのかニャ?」
― そして、私たちが花咲か姉さんをやるので、ドームに桜を咲かせましょう ―
希「どうやら、ブレードを使って会場を桜で満開するみたいやで」
海未「会場をですか?そんなことができるのでしょうか?」
― では行きますよ?―
― ドームに花を…… ―
― 咲かせましょう! ―
……オオオオオオオオオオオオォォォォォォッ!
凛「うわぁ、す、すごいニャー!」
希「ドームがピンクで一色やね」
海未「す、素晴らしいです。感動しました!」
パチパチパチパチパチパチパチ!!
凛「会場も思わず拍手喝采ニャ!」
海未「とても素晴らしいものを見せていただきましたね」
希「うん、こんな光景、一生に一度見れるかどうかやね」
― 夢みてひらひら 私のなかのロマンティック 目覚めはじめたとまどいも ―
希「この曲は『思い出以上になりたくて』のB面にあった曲やね」
凛「なんか曲のイメージ以上に激しいダンスニャ~」
海未「ですが激しいダンスでも、メンバーの息もぴったしにこなしていてとても素晴らしいダンスです」
希「あれだけのダンスが出来るまでどのくらい練習したんやろね」
凛「きっと、凛たちみたいにライブに向けて毎日欠かさず練習してたんだよ」
「だって、みんなの顔から気迫がひしひしと伝わってくるのがわかるもん」
― ひらひらと夢みてたい どきどきの夢 ―
― どこにいるの? ムリよムリよ どこにいたってムリよ ―
― 捕まえちゃう! ―
― だれといるの? ダメよダメよ わたし以外はダメよ ―
にこ「さあ、いよいよ私たち『BiBi』の登場ね」
絵里「前回と引き続いてトロッコからの登場ね」
真姫「私たちが登場した瞬間、会場のボルテージも一気にあがったわね」
にこ「それはそうよ。なんと言っても『BiBi』にはこの宇宙ナンバーワンアイドルの矢澤にこがいるんだから」
絵里「それにしてもあの衣装、私たちのデビューシングルのときに来ていた衣装そのまんまね」
真姫「私とにこちゃんはそうだけど、絵里のはちょっと違うわね」
絵里「さ、さすがに、あの衣装を着るのはマズイってことかしら。でも、カッコよくいいじゃない。私は気に入ったわよ」
― Cutie Panther 私どこでも行くよ ―
― 君の ―
にこ「Cutie!」
― 君の ―
にに「Panther!yeah!ってちょっと、絵里、真姫!ちゃんとコールしなさいよ!」
絵里「え、や、やらないとダメなの?」
にこ「当たり前でしょ。ほら、もう一度来るから次こそはちゃんとコールしなさい」
真姫「な、なによそれ、意味わかんない」
― Cutie Panther 私どこでも行くよ ―
― 君の ―
にこ「Cutie!って絵里、真姫!」
絵里「か、会場のボルテージが一気にマックスになったわね」
真姫「会場の熱気も一気にあがって熱いくらいよ」
にこ「まあ『PSYCHIC FIRE』は去年の『Trouble Busters』みたいに、コールしやすい曲だからね」
絵里「で、でも、ちょっとこの雰囲気は怖くない?熱気というか狂気に近いわよ」
真姫「周りのお客さんの目も普通じゃないって感じよ」
にこ「何ビビってるのよ絵里。ほら、ステージをみなさい。3人ともお客さんに負けないくらいノリノリで歌ってるじゃない」
「さあ、私たちも負けずにやるわよ!」
真姫「はぁ……もう好きにしてって感じ」
にこ「いい、この後のコールが最重要よ。ありったけの声でコールするんだからね」
― 存在不明 ―
にこ「にこ!」
― 解析不能 ―
真姫「真姫!」
― 夢を売るJUGGLER ―
絵里「エリーチカ!!」
― 錯覚してた? I lost my love… ―
真姫「前回のユニットシングルもそうだけど、『BiBi』の曲は両面でイメージがガラっと変わるわよね」
絵里「今回は失恋ソングね。おしゃれな曲で素敵ね」
にこ「当たり前でしょ。BiBiはおしゃれ系ユニットなんだから。あんたたちまさか、BiBiをコミックユニットかなんかと錯覚してたんじゃないでしょうね?」
絵里「……錯覚?」
真姫「……錯覚?」
にこ「そのネタはもう飽きたわよ!」
― そうなんだね…バカだね… ―
絵里「みんなブレードを水色に変えて準備万端って感じね」
希「まあ、この曲はμ’sのセクシー担当のエリチ初のセンター曲やしねー」
ズドォーン!!
穂乃果「おぉ、ステージが爆発したよ!」
海未「どうやらステージ演出の一つのようですね」
ことり「あ、海未ちゃん、あの髪を見て!映画のときの海未ちゃんまんまだよ!」
穂乃果「おぉ、本当だ!輪っかが二つ乗ってるよー」
海未「や、止めてください!恥ずかしいです!」
凛「着ている衣装も凛たちが海外でライブしたときと同じ衣装だよ」
― Ah「もしも」は欲しくないのさ ―
― 「もっと」が好き ―
ANGEL!!!
花陽「ひゃう!」
絵里「大丈夫、花陽?」
花陽「うん、ちょっと驚いただけです」
希「みんなスペシャル上映でコールの練習をしてきたからバッチシやね」
― 明日じゃない ―
― 大事なときは今なんだと気がついて ―
― こころの羽ばたきはとまらない ―
ことり「うわぁ、スクリーンに残像が映ってるよ」
海未「扇子で残像を作るのは難しいので、スクリーンで残像を作る手法をとったのですね」
にこ「扇子を使ったダンスは何度もやってきたから、扱いもなかなかのものよねー」
凛「扇子を使ったダンスってことは次の曲ひょっとして…・…」
海未「『μ’s』のライブの定番曲だけあって、コールも盛り上がりますね」
真姫「でも、この曲は毎回コールで議論を呼ぶ曲なのよね」
花陽「ですが、コールはライブを盛り上げるための重要な演出の一つといっても過言ではありません!」
「ですので、ライブに備えてしっかりと、出来る限り曲を聴きこんでライブに臨んでください!」
「あ、もちろん、コールにこだわりすぎてライブに集中できないのでは意味がありません」
「コールは強要しすぎて他のお客さんの迷惑になるのも言語道断です。コールは楽しく気持ちよくです!!」
真姫「わ、わかったから、迫ってこないでよ!」
― 私は ―
μ’s「ハッ!」
― 紅い ―
μ’s「ハッ!」
― 薔薇の姫よ ―
μ’s「ハッハッ!」
― 優しくさらわれたい―
μ’s「ハッ!」
― さだめに急かされて ―
― 抱きしめる瞬間に 別れの気配 ―
海未「思ったのですが、どうしてこの曲になるとみなさんブレードの色を青に変えるのでしょうか?」
穂乃果「さあ、海未ちゃんの曲だからじゃない?」
海未「そうなのですか、ことり?」
ことり「海未ちゃんのイメージかどうかわからないけど、なんか花魁っぽいイメージの曲じゃないかしら」
海未「私が、花魁……破廉恥です!!」
真姫「前回のライブのときでも炎を使った演出だったけど、今回はさらに炎の数を増やした演出ね」
絵里「ある程度距離をとっているとはいえ、ステージの上はかなり熱いらしいわよ。あの炎」
花陽「ちょっと怖いです。衣装に火がついたらどうしよう」
真姫「まあ、リハーサルで何度か安全確認しているはずだから大丈夫でしょ」
― 噫無情… ―
― この世界は悲しみに満ちてる ―
― それでもいい ―
― 出会えたことが喜びなの…そうでしょう?―
穂乃果「海未ちゃんなんか凄いかっこよくてセクシーだね」
希「さっきのエリチみたいやね」
絵里「あうううう」
海未「恥ずかしいです!破廉恥です!」
凛「ニャ?とうとう凛たちの出番ニャ!」
真姫「気付いたら何か色々とオブジェクト……タクシーが置いてあるわね」
花陽「わ、私が椅子に座って本を読んでます」
真姫「なるほど、映画のPVを再現したってことね。でもさすがにタクシーをステージに運ぶのは無理だったみたいね」
― Hello,星を数えて これから出会うことを占えば ―
真姫「映画になって作られた初めて学年曲だけど、こうして聴くと少し大人びたミュージカル風の曲よね」
凛「でもこの曲、何故か凛だけ衣装で、かよちんも真姫ちゃんも私服なんだニャ」
花陽「凛ちゃんがセンターだからじゃない?」
― ときめきに包まれて 始まりそうだよ ―
おおおおおおぉぉぉぉぉっ!!
花陽「ひゃあ!コートを脱いだら凛ちゃんみたいな衣装を着ています!」
― なにもかも眩しいと 両手を高くのばす ―
おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉっ!!
真姫「私の方もコートを脱ぎ棄てたら凛と同じ衣装を着ていたわよ」
凛「二人ともコートの中に衣装隠していたんだね」
真姫「粋な演出じゃない。見直したわ」
にこ「サングラスね」
希「サングラスやね」
絵里「サングラスよね」
― ランナウェイだ ランランナウェイだ いきなり人気者 ―
おおおおおぉぉぉぉぉっ!!
にこ「5thライブのときも思ったんだけど、希ってダンス得意よね?」
希「あれ、うちはダンスが得意なの知らなかった?」
にこ「いや、それって設定の話じゃなかったの?」
希「さあw」
― ランナウェイだ ランランナウェイだ ―
― なんなんなんで突然? ―
にこ「あ、投げた」
希「思いっきり投げたね」
絵里「遠くへ飛んでったわね」
にこ「映画のときもそうだけど、貴重な3年生の曲がこんなのでいいの?!」
絵里「いいんじゃない?私は面白くて好きよ」
希「お笑いコンビみたいでええやん」
にこ「い・や・よ!私たちはスクールアイドルなんだから、もっとアイドルらしい方がいいの!」
希「まあまあ、衣装はアイドルっぽくてええやろ?」
―さあ、どうしよう? ―
― これからさあ、どうしよう? ―
にこ「何なのよ、あのサングラスは!?」
― 聴いてもらいたいんだ ずっと思い続けて ―
― とにかく動きだしてみたら ―
― 新しい日々のなかで 少しずつ生まれた未来 ―
穂乃果「みてみて、音ノ木坂の制服で歌うみたいだよ」
海未「今まで色々な衣装を着て歌ってきましたが、制服もスクールアイドルらしくて立派な衣装ですよね」
ことり「そうだね」
― Future style ―
― 会いたいよ その瞬間待っててね ―
― 今こそ全部叶えたい I wish starting ―
ことり「この曲って腕を使った振り付けが多い印象だけど、こうしてライブで披露するとステージ広く使った振り付けだよね」
― 最高の夢をカタチにする時だと ―
― 声が 聞こえる! ―
― 負けない ―
こころでー!!
― 明日へ駈けて行こう ―
穂乃果「この曲はアニメ2期のときから歌い続けてきたから、みんなのコールも慣れてるよね」
ことり「そういえば、この曲は紅白のときにも歌ったよね」
海未「NHKホールで歌わせていただいたんでしたっけ」
凛「そういえば、観客席から凄い大きな声でコールしてくれた人がいたけど、誰だったのかニャ?」
希「さあ、花陽ちゃん知ってる?」
花陽「私は知らないです。『μ’s』のみなさんならおそらく知っていると思うけど……」
真姫「そういえば、着ている衣装がいつもの衣装じゃなく、パンフレットの衣装になっているわね」
凛「あぁ、本当ニャ!ということは、そろそろあの曲が出るのかニャ?」
海未「そろそろクライマックスですね」
― 明日へ駈けて行こう ―
― 踊れドレミファ そんなふうに喜びが伝わって ―
― 僕らは笑顔でひとつになる ―
にこ「この曲は私たちだけじゃなく、みんなで考えた私たちの歌なのよね」
絵里「歌詞が最高なのよね。たくさん経験して、色んなことを乗り越えてきた私たちの歌って感じで」
ことり「うん、そうだね」
穂乃果「それに、きっとこの会場どこかには、あのときのファンミーティングに参加してくれた人もたくさんいるんだよね」
海未「ええ、『μ’s』が教えた振り付けもちゃんと覚えてくれて嬉しい限りです」
― μ’sic forever! 忘れないで 君と僕の足跡 ―
ウオオオオオオオオオオオオオッッッ!!
絵里「な、なに?!」
― Super LOVE! 始まった ―
Come on!
穂乃果「うわぁ!」
― Super LIVE! 声出して ―
Come on!
海未「ひゃあ!」
― Super LOVE! 超えちゃうよ ―
Come on!
ことり「ぴぃ!」
― Super LIVE! We are μ’s
Come on!
凛「か、かよちん!」
花陽「ダ、ダレカタスケテェ!!」
― Everybody ―
JUMP!!!!
ドォォォォォォン!
真姫「す、すごい盛り上がりね。今日一番の勢いじゃないかしら」
にこ「ねえ、いまドームが少し揺れたわよね?私たち『BiBi』のときより激しいんじゃない?」
海未「ライブで一番盛り上がる曲になるのではないかと噂されていましたが、まさかここまで盛り上がるとは思いませんでしたね」
穂乃果「お客さんたちみんな凄いねー!よぉーし、私たちも負けてらんないよ!」
― そして最後はすっきりと 笑顔になれるそんな気がするよ ―
― からだ動かそうよ Super LOVE=Super LIVE! ―
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
― 一進一跳! ―
― Oh yeah! Oh yeah! Oh yeah! ―
真姫「ヴぇえええ、つ、続けて歌うつもり?!」
にこ「いったい、どういう体力をしているよ。ステージをみてよ、みんな全身汗だくじゃない」
ことり「周りのお客さんたちも顔中汗でいっぱいになってるよ」
穂乃果「でも、凄く気持ちよさそうな顔をしてるよ」
海未「力の限りを振り絞るつもりの勢いですね」
― 壁は Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ ―
― 自分からもっとチカラを出してよ ―
― Hi Hi Hi 壊せるものさ Hi Hi Hi 倒せるものさ ―
― 勇気で未来を見せて ―
希「この勢い、東京ドームが地震に強くなかったらどうなってたんやろね」
「それじゃあ、みんなのOh yeah!を聞かせてください!」
― Oh yeah! ―
Oh yeah!
― Oh yeah! ―
Oh yeah!
― Oh yeah! ―
Oh yeah!
Rock54: Caution(BBR-MD5:0be15ced7fbdb9fdb4d0ce1929c1b82f)
凛「あの2曲の後にまだ続けて歌うなんて、さすがの凛もつ、疲れるニャ~」
穂乃果「あ、この曲はラブライブ!本戦で歌った曲だね」
花陽「前回のライブでも歌ったよね」
― 奇跡それは今さ ここなんだ
― みんなの想いが導いた場所なんだ
― だから本当に今を楽しんで
― みんなで叶える物語 夢のStory
穂乃果「……凄いよね」
絵里「穂乃果?」
穂乃果「この歌を聴くたびにね、私たち『μ’s』がこんな広いステージで歌えるようになるなんて、思ってもみなかったから」
絵里「そうね……東京ドームのこのステージが、みんなの想いが導いてくれた場所なのよね」
穂乃果「……キラキラしてて……最高にかっこいいよ『μ’s』」
絵里「穂乃果?」
穂乃果「……。」
― Hi! Hi! 夢は夢は終わらない ―
にこ「えぇ、まだやってない曲がいくつも残ってるじゃない!あの曲とかー、あの曲とかー」
花陽「大丈夫だよ、にこちゃん。まだアンコール前だし、アンコールの時にきっとやると思うから」
にこ「そ、そうね。アンコールのことすっかり忘れてたわ」
― SUNNY DAY SONG ―
― SUNNY DAY SONG 高く跳びあがれ ―
― どんなことも乗り越えられる 気がするよ ―
凛「凛たちがみんなと一緒にアキバライブをしたときの歌だよ」
穂乃果「こうして私たちがドームでライブができるようになったのも、あのときのライブがあったからなんだよね」
うっちぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!
海未「こ、ことり、さすがにあの振り付けはやりすぎだったのではないですか?」
ことり「そ、そうかな?でもお客さんも映画の振り付け通りで凄く喜んでくれてるよ」
希「うーん、どうやらμ’sのセクシー担当はことりに譲った方がいいみたいやね、エリチ」
ことり「えぇ、セクシー担当なんて私には無理だよ!」
絵里「ことりになら安心して任せられるわ」
穂乃果「ことりちゃんの足もいいけど、この歌は見どころは何と言っても間奏と落ちサビの部分だよね」
希「そうやね。間奏のときにやるうちら9人の足捌きなんか圧巻やね」
おおおおおおぉぉぉぉぉっ!!
希「おぉ、さすが『μ’s』やん♪」
花陽「スペシャルLVだと落ちサビの部分でUOを焚く人が結構いるので、会場全体がオレンジに染まって綺麗なんだよ」
穂乃果「うんうん♪」
― SUNNY DAY SONG ―
― SUNNY DAY SONG 口ずさむ時は ―
― 明日への期待がふくらんでいい気持ち ―
encore!! encore!!
― Hey,hey,hey,START:DASH!! ―
― Hey,hey,hey,START:DASH!! ―
穂乃果「この歌はやっぱり、誰もいない講堂よりもたくさんの光の中で歌うのが一番素敵だよね」
海未「そうですね」
ことり「うん♪」
絵里「3rdライブのときから歌い続けてきたけど、ライブで歌うたびにお客さんが増えていくのが感じることができる歌だわ」
凛「ところで、最初に着た衣装を身に付けて出てきたけど、また同じ曲の歌うのかニャ?」
海未「そうではないでしょうか?」
― 動かすチカラ 信じてるよ…だから START!! ―
― 空から降ってきたみたい ―
海未「1stライブの頃から歌い続けてきた名曲がここで来ましたね」
にこ「会場も白一色よ。まるでドーム全体が雪景色になったみたいじゃない」
希「そうやね。それにこの曲は、アニメ2期で使われて、この曲のおかげでうちらはラブライブ!予選を勝ち抜いから凄く思い入れの曲やね」
― 微熱の中 ためらってもダメだね ―
― 飛び込む勇気に賛成 まもなくStart!! ―
花陽「ちなみに1stライブのときの画像を見ればわかりますが、『Snow halation』の落ちサビでUOを焚く行為は、ライブを重ねるごとに慣例化していったんだよ」
ことり「PVの部分を再現するためにUOを焚くようになったんだよね?」
にこ「まあ、この曲のためだけに普段ライブで焚かない人でもUOを持ってくる人がいるくらいだしね」
凛「さいたまスーパーアリーナのときでも凄かったのに、この東京ドームでやったらどうなるのかニャ?」
真姫「さいたまスーパーアリーナのときでも凄かったのだから、ちょっと想像できないわね」
― 届けて 切なさには ―
ウオオオオオォォォォォォォォォxォォッ!!
穂乃果「す、すす、凄い……会場がオレンジに染まったよ!」
絵里「本当……言葉も出ない光景ってこういうことを言うのかしら」
希「ラブライブ!予選決勝の時もすごかったけど、今日のはそれ以上やね……」
真姫「こんな光景、一生に一度拝めるかどうかわからないわね……」
― 想いが重なるまで待てずに ―
― 悔しいけど好きって純情 ―
― 微熱の中 ためらってもダメだね ―
― 飛び込む勇気に賛成 まもなくStart!! ―
― 理屈じゃないひたむきな気持ち ―
― 自由と勇気のルールを持ってるかい? ―
ことり「あ、この曲はアニメ2期の13話で使われた奴だね」
にこ「トロッコが出てきたってことは、あと2・3曲で最後かしらね」
凛「そっかぁ。もうおしまいかぁ。凛はもっと『μ’s』の歌を聴いていたかったニャー」
希「なんかあっという間のやったね」
絵里「そうね、あっという間だったわね」
海未「楽しい時間というのは、過ぎてしまうのも忘れてしまうものですから」
穂乃果「うん、そうだね」
― もうつらくても泣かないで独りぼっちは ―
― 卒業しよう Love & Peace ―
― 寂しいから 君に会いに行こう ―
会いに行くよ!!
ことり「……っ……っ!」
穂乃果「ことりちゃん?どうかしたの?」
ことり「ううん、何でもないよ、穂乃果ちゃん。なんかね、なんか……急に涙がこみ上げてきちゃって」
穂乃果「い、いやだよぉ、ことりちゃん……って、何でだろう……私も急に涙が……」
海未「……まったく、穂乃果もことりも、急に泣き出すなんてどうかしたんですか?」
穂乃果「そ、そんなこと言ったって……」
ことり「う、海未ちゃんだって、目が真っ赤だよぉ~」
海未「?!ち、違いますよ!私は泣いてなんかいません!これは……汗、そう汗です!」
にこ「ちょっと、3人ともどうしたのよ。泣いてたらせっかくのステージが見えなくなるわよ」
絵里「大丈夫、具合が悪いの?」
穂乃果「ううん……。そうじゃなくて、たぶん、これはきっと嬉し泣きだと思う。私たちの『μ’s』がこんなにもたくさんの人に愛されていることに気付いたから」
希「そうやね、こんなにたくさんのファンのみんなに愛されて、うちらは最高に幸せやったね……」
花陽「うん……私、みんなとμ’sをやってきて本当によかったよぉ……」
凛「かよちんまだ泣いちゃ嫌だニャ。凛まで泣きたくなっちゃうよ」
真姫「そ、そうよ、まだ泣くところじゃないでしょ」
花陽「うん……そうだね!」
― 嬉しいから会いたいよ ―
― 寂しいから会いたいよ ―
― 楽しい悲しいそして ―
― 会いたくなるんだ ―
― どんなときも ―
海未「いよいよですね。穂乃果、大丈夫ですか?」
穂乃果「うん、大丈夫だよ……」
― このメンバーと、この応援してくださっている皆さんとで、一緒に来れて、本当に幸せでした ―
― ありがとうございました! ―
花陽「……お疲れさま。私も一緒に歌ってこれて最高に楽しかったよ……」
― いつかまた、μ’sの歌を聴きにきてくれますか?―
― 約束です! ―
にこ「?!あ、当たり前じゃない……だって、だって『μ’s』は宇宙ナンバーワンアイドルなんだから!」
― 本当にありがとう。そして、メンバーのみんなも、本当にありがとう。 ―
― スタッフのみなさん、本当にありがとうございます。 ―
凛「今まで精一杯凛を演じてくれて、本当にありがとうニャ!」
―『μ’s』のことを愛していますか? ―
―『希』のこと好きですか? ―
―これからもずっとずっと好きでいてくれますか? ―
希「そんなの当たり前やん。うちもずっと……ずっと、大好きやからね」
―素敵なステージに連れて来てくれたファンの方々、 ―
―メンバー、そして真姫ちゃんにありがとうを言いたいです! ―
真姫「こちらこそ、西木野真姫を演じてくれたのがあなたで本当によかったわ……ありがとう」
―今日が過ぎても、彼女たちはどこかで楽しく過ごしているんだと感じます。 ―
―私たちも、彼女たちから貰ったパワーで、これからも楽しくいきましょう! ―
絵里「……ハラショー」
― そして園田海未ちゃんと出会えて、本当に幸せです! ―
海未「?!……ず、ずるいですよ、こんなの……。私も、私も最高に幸せでした!」
― 実は、朝起きたら声が出なくなっていて不安でいっぱいでしたが…… ―
ことり「?!そ、そうだったんだ……だから、あのとき泣いてて……」
― これからも皆さんの心に、私たちのことを宝物のように閉じ込めておいてください ―
ことり「ありがとう!南ことりを演じてくれたことを最高の宝物にするから……約束だよ!」
― しばらくはこういう形では会えなくなるかもしれないけれど、私たちはずっとμ’sです。 ―
― 18人が同じ気持ちだと思っています! ―
穂乃果「……今までありがとう。これからも、ファイトだよ!」
希「どうやら、みんな大丈夫みたいやね」
絵里「そうね」
花陽「うん!」
真姫「彼女たちなら、これから十分にやっていけるはずね」
凛「ありがとう、ありがとうニャ……」
にこ「ほら、いつまでも泣いてるんじゃないわよ」
絵里「そうね、そろそろ行きましょう……」
ことり「うん……うん!」
― 私たちからこの歌を送ります ―
穂乃果「……え?」
― それでは、聴いてください。『μ’s』ファイナルシングル MOMENT RING ―
μ’s「?!」
― 出会いからこれまでのことって 長いようで短かったね ―
凛「あの振り付け、凛たちだ、凛たちだよね?」
花陽「うん、私たちが今まで歌ってきた曲の振り付けだよ!」
にこ「まったく……最後の最後にこんな曲を残していたなんて……」
― 君の笑顔大好きだから ―
Let’s smile!
― 終わらない夢 それでいいよね ―
Of course!
― 君も僕もおんなじ夢の途中 いいよいいよなんどだって青春! ―
Yeah!!
絵里「見て、スクリーンに私たちと『μ’s』が映ってるわ!」
希「しかも、うちらμ’sと同じポーズしとるよ……」
真姫「本当ね……最高のプレゼントじゃない」
― これからはもっとよろしくね ―
― だって離れたりできるはずないんだよ ―
― 思い出だけじゃないからね ―
― あたらしい夢が生まれてくると 僕たちは知ってるよ ―
海未「私たちは、彼女たちからたくさんのものを貰えましたね。もう、何も思い残すことはありません」
ことり「…・…うん!」
穂乃果「そうだね……」
海未「さあ、行きましょう。私たちの最後の歌が待ってますよ」
穂乃果「うん……ありがとう、『μ’s』、私も……大好きだよ!」
もう一回!
穂乃果「よぉっし、いっくよぉーー!!」
ウオォォォォォォォォッ!!
穂乃果「1!」
ことり「2!」
海未「3!」
真姫「4!」
凛「5!」
花陽「6!」
にこ「7!」
希「8!」
絵里「9!」
穂乃果「μ’s!」
μ’s「ミュージックー!」
―― スタートォ!! ――
μ’sは18人って、いいっすね…
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