【ラブライブ！】千歌「待ってて愛のうた！」　曜「待たないよ」

恋って不思議だね

今までは何でも無かったのにね

それまで二人だけの空間だったけれど

チカちゃんがスクールアイドル始めて、魅力的な子がどんどん増えて…

そして東京からの転校生の桜内梨子ちゃん

田舎の私達と違って全く芋臭くなくて挙動一つ一つが私達と違って…

だからかな、チカちゃんはすぐに梨子の事で頭が一杯になったみたい

後で実は二人がお隣同士、しかも窓を開ければ隣同士だって聞いた時はさすがにクラクラしたかな…

その時始めて気付いたよ、チカちゃんへの恋心

私とチカちゃんの家は結構離れている

それでもいつも電話でデートしていたから距離は関係ないと思っていたのに

チカちゃんと梨子ちゃん…やろうと思えば深夜も二人っきりで顔突き合わせてお喋りできるんだろうな…

いや、実際やってるって聞いた…

二人はアクアの作詞と作曲担当

だからそれぞれ擦り合わせるためにやる作業は色々あるわけじゃん？

私なんて完成した曲を渡されて、それを聞いて衣装を作り上げる最終工程でしかないからね

だからどうしても二人の間には入り込むのは難しいと思ってるよ、分かってるよ

チカちゃん

貴方に逢いたくてどうしても胸がいっぱいいっぱいの夜には小さい声で呟くしかないんだ

「いつだって愛してるよ」って

例え雨や雪が来ようが、吹き抜ける風に流してしまいなさいなんて言われようが

私はゼッタイ

チカちゃんの事を

期待

チカちゃんと一緒に輝くために始めたスクールアイドルなのにね

これでずっと隣にいられると思ったら…これかぁ…まいっちゃうよね

気づけば後の祭り…にはなってないからね！

未来は何も確定していないものだし、

何より私はそんな女の子に育ってはいないよ？

そんな日、チカちゃんに沼津へ二人で映画を見に行こうって言われたんだ

まさかデート…って一瞬思ったけど、すぐに思い直した

ううん、違うよ…だってチカちゃんは私の事を幼馴染としか思っていないよね

この気持ちは私だけが持っている　でもこの気持ちを手放す事は無いよ

でも私は諦めの悪い女だから…

だからめっちゃくちゃ気合い入れて準備したんだ！

久しぶりに晴れやかな気持ちで眠れたのかな

翌日

実は私は自分が魅力的な事を自覚している

今日なんか勇気出してスレスレのミニスカートを履いてきたもんだから

街の人は視線をやたらと感じる…

水泳で鍛えた肉体美、これを生かさない手はないでしょう！って事で

これは相当クルもんがあるだろうね！チカちゃんへ向かって全力ヨーソローへ青信号！

そこに現れたチカちゃんは…相変わらず流行遅れな格好

お姉ちゃんのお下がりが多いからしょうがないんだけどね

好きな人だからそれでいいの、格好なんて

チカちゃんと並んで沼津の色んなお店を巡る

あの服カワイイね―、あのケーキ食べたいーなんて

中身なんてない会話ばっかりして

チカちゃんとの間の空気がなんか空虚に感じたけれどさ

それでも私は勇気を出してついに腕を組む事に成功した！

昔の私ならそんな事なんでもなしにやったんだろうけど

恋心を自覚した私にはそれは難易度が高すぎる！

こんなイイ格好した私にチカちゃんはときめいてくれる…はずって思っていたのに

チカちゃんは基本的に横ばっかり向いてる

集まるのは街の女の子の視線や口笛ばっかり　

私が欲しいのはチカちゃんの視線なのに

こんなみんなが魅力的だと認める私にチカちゃんが反応しないのはきっとダイヤで出来たハートだからなんだ！きっとそうだ！

キワドいミニスカートで常に脳内に念波を送っても動かないなんて

きっとチカちゃんの前世は岩なんだろうな…と小さくぼやく

これは作戦変えなくちゃなぁ…でもどうやって…

今の私にはチカちゃんへの気持ちがグラグラ揺れて何言えばいいのか分からないから

この作戦は赤信号だよ！ヨーソローできない…！ヨーソローキャンセルだよっ！

どうしようかというその時、チカちゃんが口を開いた

千歌「私ってやっぱり…曜ちゃんと並んで歩けないよ」

どうして？どうして？何か私した？

千歌「だって曜ちゃんは私にとって…とっても眩しすぎるよ…燃やし尽くされちゃうぐらい…」

私は千歌ちゃんの言葉を繰り替し脳内でリピートする

チカちゃんにとって…？眩しすぎる…つまりそれは褒め言葉…っていうかどう考えても私の事好きじゃん！チカちゃん！

あ……でもチカちゃんは梨子ちゃんが…？でもならどうして…

女の子の視線で草

曜「チカちゃん…？チカちゃんにとって私は眩しすぎるんだよね…？」

千歌「…うん」

曜「なら、私がチカちゃんを燃やし尽くしたいって言ったらどうする？」

千歌「えっ…？」

曜「私はね…チカちゃんの事が大好きなの！愛してるの！」

千歌「っちょっと曜ちゃん！？」

曜「なんなら一緒に私とチカちゃん一緒に燃え尽きたいぐらいに！同じ時に死んで、一緒に火葬されたいぐらいなのっ！！！」ﾊｧﾊｧﾊｧ

チカちゃんはヘヘッ…っと頭に手を乗せ真っ赤な顔をする

千歌「そんな燃えるような告白されたら…私、嬉しすぎて死んじゃうに決まってるじゃん…！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

千歌「私、ずっと曜ちゃんの事が好きだった…！」

目の前のチカちゃんは涙を滝のように流しながら絞りだすように声を出す

千歌「でも私は曜ちゃんには釣り合わないっ分かっていたからっ！

千歌「いつか曜ちゃんの隣にいても燃えないぐらい強くなれるその日まで…」

千歌「この気持ちは内浦湾にコンクリ付けて沈めたはずなのに…！」

千歌「でも、曜ちゃんが私と燃えてくれるっていうのなら…私はその言葉に甘えちゃうよ…？いい？」

曜「うんっ…！」

千歌「ほら、これ…」

チカちゃんはCDを差し出す

曜「新曲？これ…」

千歌「うん、曜ちゃんへの私の気持ちをいっぱい書いたんだ！｝

千歌「名付けて待ってて愛の歌！もう待つ必要は無くなったんだけどね…」

おわり

短い

やっぱりようちかなんだヨーソロなあ……

乙！
やっぱり愛うたはようちかだよな！

乙
恋アクといい2ndはようちかの宝庫だな

熱い曜ちゃんイイね！

また蒟蒻畑か

ハラショーなようちかスレずら