【ラブライブ!】梨子「善い子と書いて善子」
- 2020.04.19
- SS

花丸「えーっと……じゃあ、ここをこうすればいいずらね?」
善子「だから違うわよ!全く……ちょっと貸して」
梨子(よっちゃんが、花丸ちゃんにパソコンの使い方を教えてる)
梨子(花丸ちゃんはやはり機械はどうしても苦手らしく、さっきから何度も同じような間違いを繰り返している)
花丸「あ、なるほど……わかったずら!ここを押せばいいずらね!」
善子「そうよ!まったく、ずら丸もやれば出来るじゃない」
花丸「えへへ……善子ちゃんのおかげずら。善子ちゃん、ありがとう」
善子「べ、別にお礼言われるほどのことしてないわよ! まったくもう…………わからないことあったら、また聞きなさいよ?」
梨子(なのによっちゃんは、花丸ちゃんがちゃんと出来るようになるまで、一生懸命教えてあげていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
ルビィ「はぁ~、やっぱりμ’sはすごいなあ……」
善子「た、確かになかなかやるじゃない……どうやったらこんな風に踊れるのかしら」
梨子(よっちゃんが、ルビィちゃんと一緒にμ’sの動画を観ている)
ルビィ「このライブがあったおかげで、ラブライブはドーム大会にまで繋がったって言われてるんだよ!」
善子「確かに、凄い盛り上がりね……納得だわ」
ルビィ「あぁ、凄いなぁ……私達もこのライブに参加できてたらなぁ……」
善子「…………よし、ルビィ!練習するわよ!」ガタッ
ルビィ「へっ?何の?」
善子「このダンスをよ!こんな映像があるんだもん、練習すればきっと踊れるようになるわ!ほら、ルビィも立って!」
ルビィ「い、今から!?」
善子「そうよ!さあ早く!自主練にもなって一石二鳥よ!この堕天使とそのリトルデーモンにかかれば、すぐにマスターできるわ!」ガシッ
ルビィ「ま、待ってえ、速いよ善子ちゃああああん!」ダダダダッ!
梨子(他のグループにはそこまで興味なかったはずなのに、ルビィちゃんが嬉しそうに話すから、しっかりと聞いて、自分なりにもこっそり調べたりしていた)
梨子(ルビィちゃんが羨ましそうにしていたのを見て、ダンスをしようと強引に引っ張っていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
千歌「じゃじゃーん!暑いから冷凍みかんのおすそわけだよー!」
善子「うげっ……みかん……」
千歌「あれ、善子ちゃんみかん嫌いだっけ?」
善子「いや、あの、実は……ね」
梨子(千歌ちゃんが持ってきた冷凍みかんを見て、よっちゃんがたじろいでる)
千歌「あー、そうなんだ……ごめんね善子ちゃん」
善子「き、嫌いとかじゃないのよ?ただ、堕天使にはみかんは毒っていうか……」
千歌「そうなんだ……美味しいんだけどな……」
善子「……」
善子「やっぱり、一つもらうわ」
千歌「え、でも毒なんじゃ」
善子「ふふっ……ヨハネは常に進化していく存在!そんなもの容易に克服してこその堕天使よ!」パクッ
千歌「あっ……」
善子「…………うん、冷たくて美味しいわ!」
千歌「ほんと!?えへへ……でしょー?」
梨子(涙目になりながらも、よっちゃんは1個まるまる食べきっていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
曜「よし、じゃあ次はこれ着てみて!」
善子「えー……まだ着させるわけ……?」
梨子(曜ちゃんが、家から持ってきた色んな制服を善子ちゃんに楽しそうに着させてる)
曜「もちろん!いやー、善子ちゃん何でも似合うから着させ甲斐があるよ」
善子「そ、そう……?まあ、薄幸の美少女ヨハネにとっては当然のことよ!」
善子「……って、これ巫女服じゃない!!」
曜「うん、そうだよ!」
善子「嫌よ!ヨハネは堕天使なの!言わば闇の存在!それが巫女服だなんて……」
曜「いやいや!よく考えてみてよ!堕天使ってことは、前は天使だったってことでしょ?一瞬だけ以前の力を取り戻して……って考えたらかっこよくない?」
善子「な、なんですって……!」
曜「ほらほら、新境地だと思わない?だから早く着替えて!」
善子「い、いいわよ……そこまで言うならやってやろうじゃない!」
梨子(結局よっちゃんは、何だかんだ言いながらも曜ちゃんが持ってきた衣装を全部着ていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
善子「ねえ……果南ちゃん……」
果南「ん?なに?」
善子「なんでずっと私に抱きついてるのよ……」
梨子(果南さんが、長い間よっちゃんを後ろからハグしている)
果南「んー、善子が一番ハグし心地いいんだよねえ。落ち着くし」
善子「そろそろ離れてよー、買ってきたアイス食べるんだからー」
果南「じゃあ私が食べさせてあげるよー」
善子「えー……食べづらいじゃない……」
果南「まあまあいいじゃん。ほら、あーん」
梨子(文句を言いながらも結局されるがままになっていたけど、食べさせられるだけじゃなくて果南ちゃんにアイスを分けてあげていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
ダイヤ「善子さんはまだまだスクールアイドルに関する知識が浅すぎますわ!」
善子「そんなことないわよ!この前だって、ルビィと一緒にμ’sのライブ映像見てたんだから!」
梨子(よっちゃんとダイヤさんが、スクールアイドルの知識を巡って言い争っている)
ダイヤ「確かにμ’sはスクールアイドルの頂点……ですが!素晴らしいスクールアイドルは他にも沢山いるのです!善子さんはμ’s以外のスクールアイドルについてちゃんと知っているんですの?」
善子「そ、それは……でも、仕方ないじゃないスクールアイドルの数多すぎるし!むしろダイヤが詳しすぎるのよ!」
ダイヤ「なっ……こんなのあくまで一般教養ですわ!とにかく!善子さん、これを全てチェックして来なさい!」ドサッ
善子「な、なによこのブルーレイと雑誌の数!どれだけやらせる気!?」
ダイヤ「スクールアイドルとして活動している以上、様々なアイドルを研究することは不可欠ですわ!それともどこぞの堕天使とやらは、向上心を持ち合わせてはいないというんですの?」
善子「むー……わかったわよ!やってやろうじゃないの!ヨハネにとっては朝飯前だってこと、思い知らせてあげるわ!」
梨子(そしてよっちゃんは大量の資料を持ち帰り、フラフラになりながらもその全てを3日で制覇していた)
梨子(よっちゃんは善い子)
善子「もう『おはマリー』とかでいいんじゃないかしら……」
鞠莉「NO!そんなの全く面白味がないわ!Excitingな挨拶をしたいの!」
善子「えぇー……」
梨子(鞠莉さんとよっちゃんが、自己紹介の仕方について話し合っている)
善子「だったらやっぱり『シャイニー☆』でいいじゃない。あれはあれでぶっ飛んでると思うわよ」
鞠莉「それじゃあもうNot satisfactionよ!皆にもっとEntertainmentを届けたいの!」
善子「んー……じゃああれは?strawberry trapperで、ロックオン!って言うじゃない。それ使ってみたりとか」
鞠莉「Excellent! なるほど、その手があったわね!」
善子「台詞に合わせて銃を撃つフリして、お客さんには撃たれたフリしてもらうとか…………あーでも、それだとμ’sの人のやつ真似してるみたいになっちゃうわね……」
梨子(結局よっちゃんは、鞠莉さんが満足するまで頭を捻り続けていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
善子「リリー、何ぼーっとしてるの?置いてくわよー?」
梨子「あ、ごめんよっちゃん」
梨子(今日はよっちゃんに、沼津の色んなところに連れていってもらうことになっている)
善子「リリーが好きそうな場所を考えてピックアップしてみたわ。リリー、この中で行きたい場所あるかしら?」
梨子「うーん色々あるけど……よっちゃんなら、堕天使の衣装が売ってるお店に行く、とか言うと思ってたわ」
善子「う、うるさいわね!いいのよそういうのは!」
梨子「私はよっちゃんと一緒なら、そういうとこでもいいわよ?」
善子「えっ……ほ、ほんとに?」
梨子「もちろん。よっちゃんとお揃いで、ああいう服着るのも楽しそうだし」
善子「そ、そう……ふふっ、リリーにもようやく、リトルデーモンとしての自覚が出てきたのね!ならこの堕天使ヨハネが、リリーに堕天使の衣を授けてあげるわ!」
梨子(私を案内するのだからと、自分の趣味を封印した上で色々調べてくれていた)
梨子(よっちゃんは善い子)
善子「ほらリリー!早く行きましょう!日が暮れちゃうわ!」
梨子「ふふっ……そうね!行こうよっちゃん!」
梨子(それに何より……)
よしりこなんだヨハねぇ…
ノンレズssも朝飯前とはさすがはレズ
乙
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