【ラブライブ!】ルビィちゃんを交通事故で失ってしまった時のダイヤさん
- 2020.04.25
- 雑談

いつまで隠れているんですの
もう夕飯の時間ですわよ
ルビィ
ルビィ
嬉しくて少し照れくさくて とても誇らしかった
苦しみに揺蕩う生の荒野を 美しきもの探すように駆け抜けた
果てしなき地平へ旅立つ君の 寝顔何より美しいと思ったよ……
サンホラやめ
でも人知れず泣き崩れてるところを千歌に見つかり後は分かるな
千歌「ぅゅゅ…おねぇちゃぁ…」
ダイヤ「全然違いますわっ!!やり直しっ!!」
千歌(ダイヤさん…目を覚まして…)
千歌「ぉねえちゃ…違う!ぉねいちゃぁ…」
千歌「こうかな…記憶の中のルビィちゃんは…」
千歌「ルビィちゃんの細かな所の記憶が消えないうちに…私がもっとルビィちゃんに近づかなくちゃ…」
ダイヤ「…」
千歌「おねいちゃぁ…」
ダイヤ「…ルビィ!なんですの!?」
千歌「(やった…似てるんだ!)おねいちゃぁ…アイス、一緒に食べよ?」
ダイヤ「…」
ダイヤ「ルビィはそんな事言いません!」
千歌「えっ?」
ダイヤ「ルビィは!いつだって!私のアイスを勝手に食べてからの事後報告でした!」
ダイヤ「ああ見えて、私に対してだけはふてぶてしかったんです!」
ダイヤ「ルビィ!ルビィ!ルビィ…ぅぅぅ…」
千歌「…ごめんね、おねいちゃぁ…」
ダイヤ「ルビィ?なんであなたは髪がオレンジなのですか…?」
千歌「えっ…」
ダイヤ「あなたは真っ赤な髪でしょう…」
千歌「ごめんなさいおねいちゃぁ…ルビィね、もっと悪い子になるよぉ…」
ダイヤ「ルビィ…うっうっうっ…」
千歌(私、いつになったらルビィちゃんになれるんだろ…)
いつも人のおやつに手を出して
私が叱るとごめんなさいお姉ちゃんとべそをかくのですが、
ほとぼりが冷めた頃にはまた同じことを繰り返すのですから呆れますわ
まあ私もいつも怒ってばかりでしたからあまり本気にしてくれてなかったのかも知れません
いつもおどおどびくびくしているくせに、意外と度胸があるというか賢いというかふてぶてしい子でした
ただ、一度だけ、本気で怒ったことがありました
ルビィが…自動車に轢かれかけた私を庇って自分が轢かれそうになった時のことでした
しばらく呆然として
次の瞬間とてつもない恐怖に襲われて
自分でも怒っているのか泣いているのかわからない勢いで怒鳴って
いつもは叱られるとすぐべそをかくルビィは笑顔で私を抱きしめて、二度としないと約束してくれました
その体の暖かさにようやく安心したのを覚えています
でも
ルビィは本当に懲りるということを知らない子だったんです
最高やんな
善子も引くレベルで
電脳世界にルビィを復活させようとして……
千歌「おはようございます!曜さん!」
曜「ちか…ちゃん?その髪って…」
千歌「千歌さんじゃないですよぉ…ルビィですよ!」
曜「…」
ダイヤ「ルビィ!よしよしいい子でしゅね~」
千歌「ぅゅ…」
果南「千歌…」
鞠莉「もう完全に…成りきるつもりね」
善子「狂ってるわ…!」
花丸「………!」
ダイヤ「なんです?」
千歌「最近ぉねいちゃぁと一緒にいられなくてごめんなさい…」
ダイヤ「そうですね…最近夜とかルビィを見てない気がします…」
千歌「でもね!これからは毎日会えるよ!」
千歌「久しぶりに一緒に帰ろう!これからは毎日一緒に帰ろうよぉ…」
ダイヤ「そうですね♪ルビィは可愛いですわ!」
千歌「ぇへへ…」
梨子「千歌ちゃん!あなたはルビィちゃんじゃないわ!」
千歌「何言ってるの?梨子さん、私はルビィだよぉ…」
梨子「ルビィちゃんは死んだの!この世にいないのよ!?」
千歌「ルビィはルビィだよぉ?変な梨子さん」
ダイヤ「ちょっと梨子さん!ルビィが死ぬなんて縁起でもない事言わないでください!」
梨子「なんてことなの…!」
|c||^.-^||つ ⌒°( ・ω・)°⌒
願わくばこの時間がいつまでも続かんことを…
目が覚めてから現実にはもうルビィがいないことを思い出して泣いてそう
ルビィ、お姉ちゃんの妹になれて嬉しかったよ
お姉ちゃんは強いから1人でもきっと大丈夫
だから… だから泣かないで…
⌒°( ・ω・)°⌒
ひしゃげた車が壁につっこんで、煙を上げている……。
……ふと気付くと、車と壁の間に、なにか変な形の固まりが、押し付けられたみたいにつぶれていました。
その変な固まりを中心に、壁にびっしゃりと、赤い液体が飛び散っていました。
まるで、大きな 赤い花 みたいに。
……耳につき刺さる高い音が、善子さんの悲鳴だと気付くまで、ずいぶん時間がかかりました。
善子さんは、なぜ叫んでいるのでしょう……?
私は、ぼんやりと壁を見詰めていました。
変な固まりは壁でつぶれたトマトみたいに、微動だにしない。
あれがもし生き物なら、間違いなく死んでるでしょう。
……あれがもし、人間だとしたら、顔を壁に向けて、ちょうど背中の当たりで車に挟まれている形になります。
善子さんはその変な固まりに駆けよって、車を必死にどかそうとしています。
……馬鹿ですね……。ただでさえ非力な善子さんなのですから、車は動かせませんわ……。
ああ、善子さん、だめですわ。手が汚れるからその変な固まりに触ったら……。
車と壁の間から、善子さんが変な固まりを引っ張り出そうとするたび、それはぶらぶらと力なく揺れる。
善子さんの制服は 真っ赤 に染まってる。
……あぁ、もう。後で洗うの、大変ですわよ……。 ルビィにも手伝ってもらわなきゃ……。
そう言えばルビィは、どこに行ったのでしょう?
ルビィは、ほら、もうすぐ車の下の方から、 『いてて……』 なんて言いながら出てくるに決まってます……。
ふふ、善子さん、まわりの大人に叱られてます。
……あのオトナ達がいなくなったら、きっと、ルビィは車の下あたりから、 『いてて……』 なんて、笑いながら出てくる。
そうに決まってます。
そうに決まってますわ。
絶対に。絶対に絶対に……。
気がついたら、私も、変な固まりに駆け寄っていた。
鉄と、生肉の匂い。
ねえ、ルビィ。
学校に行くのですから、そこから出て来てくださいな。
……学校に行って、みんなで練習して、ずっと、楽しく幸せに暮らすのですから。
みんなでずっと仲良く。
ねえ。動いてください、ねえ、ルビィ……。
ねえ……………………。
超懐かしいな
壁に咲く薔薇だっけ?
未だにあれはトラウマ
善子は禁断の復活の呪文を詠唱した「ひらがな48文字」
時の概念のを操る善子・・・かっこいい自賛
ルビィ>おはヨハネ
こうしてリトルデーモンを増やしていく善子であった
話題はもちろんルビィのことばかり
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