【ラブライブ!】海未「好きな人ですか?」 ことり「そうっ、海未ちゃんの好きな人♪」
- 2020.04.25
- 雑談

ことり「……」ウルウル
海未「と言うのは冗談でして」
ことり「じゃあ誰?」
海未「誰でしょうか……」
ことり「誰かな誰かな♪」ワクワク
海未「ことり、本当は分かってますよね?」
ことり「う~ん、わかんない♡」
海未「そうですか、では分からないままにしておきましょう」
海未「何ですか?」
ことり「ことり、そういうイジワルはよくないと思うな?」
海未「意地悪?私は意地悪なんてしたつもりはありませんけど」
ことり「だって、ことりに好きな人教えてくれないよね?」
海未「ああ、それは――」
ことり「あ、わかった~!実は海未ちゃん、ことりに言うのが恥ずかしいんだぁ~♡」ニヤニヤ
海未「……」
海未「ことりです」
ことり「え?」
海未「私の好きな人はことりです。これでよろしいでしょうか?」
ことり「あ、えっと……その///」
海未「好きです、ことり。世界中の誰よりも愛しています」クイッ
ことり「ちょ、ちょっと海未ちゃ///」カアァ
海未「おや、顔が赤くなっていますよ。もしかして、恥ずかしいのですか?」
ことり「そ、そんなことないもん!///」
ことり「……ないもん」
海未「では、顔が赤い理由は?」
ことり「ちょっと熱っぽいだけだよ?」
海未「なるほど、少し失礼しますね」コツン
ことり「!?///」
海未「……あながち嘘でもなさそうですね。更に熱くなってきましたし」フフッ
ことり「ち、近いよ……///」
海未「こうしないと、ことりの体温が測れませんので。我慢してください」
ことり「ホントにそう思ってる?」
海未「いいえ、本当はことりを恥ずかしがらせたいだけです」クスッ
海未「もう、そんなに怒らないでください。可愛い顔が台無しですよ?」
ことり「海未ちゃんのせいで台無しになってるの!」
海未「……それもそうでしたね、すみません」
ことり「それだけ?」
海未「何がですか?」
ことり「もっとちゃんと謝ってくれないの?」
海未「もっとちゃんと、と言われましても……」
ことり「ちゃんと謝ってくれなくちゃ、許してあげないよ?」
ことり「ふふっ、じゃあ仕方ないからことりが教えてあげちゃいます♡」
海未「ええ、是非お願いします」
ことり「まず最初に、手を握ります。……優しくしてね?」
海未「優しく……こうですか」ギュッ…
ことり「うんっ、バッチリです♪そして、その後ことりのことを見つめて……」
海未「はい、ことりを見つめて……」ジ-
ことり「……」
海未「……」ジ-
ことり「や、やぁん……///そんなにじっくり見つめられると照れちゃうよぉ///」ヤ-ン!
海未「で、次はどうすれば良いのですか?」
ことり「次は……っていうか、最後なんだけど……あ、ちょっと聞いててね?」
海未「聞く?」
ことり「ん、んんっ……」ゴホンッ
ことり『でも、海未ちゃんウソばっかりつくから信用できないもん……』
海未『これは嘘偽りなどではありません。私の心からの気持ちです!』
ことり『だったら……言葉だけじゃなくって、行動でも示してほしい……な///』カアァ
海未『行動……そうですね、その方が分かりやすいですからね』
海未『ことり、目を』
ことり『う、うん……///』ギュッ
海未『……好きですよ、ことり』スッ
チュッ…
ことり「……はぁ~ん♡素敵ぃ~♡」ヤンヤンッ
海未「長い一人芝居でしたね……」
海未「いえ、全く」
ことり「むぅ~……」
海未「要するに、ことりにキスをすれば許していただけるのですよね?」
ことり「違うよ~!」
海未「え、違うんですか?」キョトン
ことり「もういいっ!海未ちゃんなんか嫌いっ」プイッ
海未「許していただけない上に、嫌われてしまいました……」
海未「ことり、大好きですよ」ボソッ
ことり「!」ピクッ
ことり「はっ……ふ、ふんっ!」
海未「……やはり駄目ですか」
ことり「ダメです!」
ダキッ……
ことり「ひゃっ!?」ビクッ
海未「これでも駄目ですか?」
海未「手も握ります」ギュッ
ことり「……」ブンブン!
海未「今日は手強いですね」
ことり「こ、ことり今日は帰る!」
海未「いいえ、帰しません」グイッ
ことり「やんっ!」
海未「ことりが許してくれるまで、今日は帰すわけにはいきません」
ことり「だから、ちゃんと謝ってくれたら許すって言ってるのに……」
ことり「あ、あれはあくまでことりの妄想だから///」
海未「では、私なりのきちんとした謝罪であれば良いと?」
ことり「そういうこと、かな?」
海未「分かりました……ことり」ギュッ
ことり「は、はい!」
海未「すみませんでした、許して下さい!」ペコッ
ことり「……」
海未「……」
ことり「そ、それだけ?」
海未「はい?そうですけど……」
海未「まあ、ことりがそれを望んでいたのは分かっていましたが……それをしてしまうと、逆に謝罪が軽々しくなってしまうのではと思いまして」
海未「それならば、いっその事普通に謝罪をした方がまだ許してもらえる可能性がありますので」
ことり「うぅ……」
海未「やはり、ことりのお望み通りにした方が良かったでしょうか?」
ことり「して欲しかったけど……海未ちゃんの言ってることの方が正しいから……」
海未「納得していただけたようで安心しました」フフッ
ことり「でも、して欲しかった……」プクゥ
ことり「しよ……?」
海未「……いえ、今日はやめておきましょう」スタスタ
ことり「なんで?ことりのこと、嫌い?」
海未「嫌いになることなど、全く考えられないぐらい好きですよ」
ことり「そ、そっかぁ……えへへ///」
海未「好き過ぎて、今してしまうと止まらなくなるくらいには……」ボソッ
ことり「ふぇ?」
海未「ですので、今日は諦めてください。また別の日にしましょう」スタスタ
海未「何も言ってません」
ことり「ウソだよ~。ことり、海未ちゃんの声聞こえたもん!」
海未「幻聴じゃないんですか?」
ことり「むっ、海未ちゃんひど~い!」
海未「そんな事ありませんよ?」
ことり「えいっ!」ギュッ!
海未「……何故このタイミングで腕組みなんですか」
ことり「教えくれない罰です!これでことりを家まで送ってもらうからね!」
海未「なるほど……それはとんだ罰ゲームですね」
ことり「文句ある?」ニコッ
海未「いいえ、ありません」ニコッ
ことり「えへへ~、じゃあ決定で~す♡」ギュ-!
海未「まあ……キスに比べれば、これぐらいは仕方ありませんよね」ハァ…
ことうみgood
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