【ラブライブ!】真姫「…え?ことりのLINE?」ことり「…え?真姫ちゃんのLINE?」
- 2020.04.27
- SS

ーアイドル研究部室ー
真姫「…」ガラガラッ
にこ「あら、今日は早いじゃないの」
真姫「いつもこのくらいよ。他の皆は?」スタスタスタ…ストンッ
にこ「絵里と希と2年生組は新生徒会の引き継ぎで遅れるそうよ。凛と花陽は一緒じゃないの?」
真姫「凛が17時提出締切の課題忘れてたみたいでね。2人で急いで仕上げてるわ」
にこ「凛らしいわね…真姫ちゃんも手伝ってきたらいいのに」
真姫「たまには痛い目見せた方がいいのよ」プイッ
にこ「それもそうかもねー」グデー
真姫「はぁ…皆来るまで暇ね…」
にこ「…」グデー
真姫「…」
にこ「…あっ」
真姫「ん?」
にこ「そういえばことりが真姫ちゃんから連絡欲しいって言ってたのよ」
真姫「私?なんで?」
にこ「なんか次の曲の衣装作り始めてるけど真姫ちゃんが思い描く曲のイメージと合ってるかどうか確かめたいんだと。LINEでもしてあげて」
真姫「え…あー、そうね」アセアセッ
真姫「そ、そうしたいのはやまやまなんだけどね?ほら、きっと今引き継ぎしてるはずよ?今LINEなんてしたら迷惑じゃないの」アセアセッ
にこ「穂乃果がいるんだからどうせワイワイやってるわよ。大丈夫大丈夫」
真姫「いいわよ。家に帰って連絡するわ」アセアセッ
にこ「…」ジーッ
真姫「な、何よ」アセアセッ
にこ「なーんか様子おかしいわね。何か隠してない?」
真姫「勘ぐり過ぎよ」プイッ
にこ「…まさかことりと喧嘩したとか?」
真姫「してないわ」
にこ「じゃあ気まずいとか?」
真姫「ちがーう」
にこ「じゃ今すぐLINEしなさいよ」
真姫「嫌よ」
真姫「私の勝手じゃない」アセアセッ
にこ「怪しい…ほらっ!スマホ寄越しなさい!代わりにやってあげるわ!」ガバッ
真姫「ちょ、いきなり飛びつかないでよ!」ジタバタ
フニュッ
真姫「(あっ///にこちゃんの控えめながらも芸術のような胸が自己主張してる…このソフトタッチはまるで、)」
にこ「真姫ちゃんのスマホゲットー!」ピョンピョン
真姫「ヴェェェ!か、返しなさいよ!」
にこ「どれどれ…LINEのトーク一覧からことりを…ことり…」ポチポチ…
真姫「…」アセアセッ
にこ「…」ポチポチ…
真姫「…」オロオロ…
にこ「…ことりは?」
真姫「…ない…」
にこ「え…な、なんで?」
真姫「ゴニョゴニョ…」
にこ「ん?なんて言った?」
真姫「うぅ…///こ、ことりのLINEアカウント知らないのよ///!悪い!?」カァァァァ
真姫「LINEのID聞いてないからよ!そんなのわかるわけないじゃないの!」
にこ「えぇぇ…じゃあ私が教えるから連絡しなさい」
真姫「それは…ダメよ」モジモジ
にこ「何がダメなのよ」
真姫「だって…勝手に友だち追加するとことりが…『はぁ?なに勝手に友だち追加してるのぉ?それこそイミワカンナイなんだけどなぁー?』とか思わないかしら…」オロオロ…
にこ「ことりそんなに口悪くないわよ!?」
真姫「その上馴れ馴れしくトーク始めるもんなら『いやいやいや!ちょっといい?じゃないっ!ってかさぁ?あんた誰~?』ってならない?」オロオロ…
にこ「なるかぁぁぁあああ!」ガタンッ
にこ「揃ったわね」
凛「部室に来たら何か始まろうとしてるにゃ」
花陽「ねー」モグモグ…
真姫「別にこんな事しなくてもいいじゃないの。それにホワイトボードに何であんな事書くかしらね」チラッ
『真姫ちゃんにことりとLINEさせよう大作戦!』
にこ「テーマを決めるのは大事よ。はいじゃ凛から案だして」
凛「ことりちゃんにLINE聞けばいいと思う」
にこ「花陽は?」
花陽「ことりちゃんにLINE聞けばいいと思うなぁ…」
にこ「だそうよ」
真姫「だそうよ、じゃないわよ!それが出来たら苦労しないわよ!」プンスカ
真姫「あんまりことりと2人っきりで話した事あんまりないし…大丈夫かしら…」オロオロ…
凛「話した事ないって、衣装の話とかしないの?」
花陽「たしかに…ことりちゃんって曲に合わせて衣装も作ってるみたいだし…そこら辺話し合ってるよね」
真姫「…してない」
花陽「え?」
にこ「してないってどういう事よ。普通は…」
ーにこの想像ー
ことり『真姫ちゃーんっ』トテトテトテ…
真姫『あら、ことりじゃないの』
ことり『新曲に合わせて新しく衣装作ってみたんだけどぉ…あっ、マカロン食べる?』スッ
真姫『ありがと。どれどれ…んー…ちょっとフリフリ多いんじゃない?』
ことり『そうかなぁ…』
真姫『でも今回はアップテンポでダンス激しいからフリフリがあった方が華やかかもね。ことり、このままでいいわ』ニコッ
ことり『ほんとっ!?わーい!真姫ちゃんありがと~!』ムギュー
真姫『わっ///い、いきなり抱きつかないでよ///』カァァァァ
真姫「全然違うわよ。いつもは…」
ー真姫の現実ー
真姫『…』カキカキカキ…
ことり『真姫ちゃん、少しいいかな?』トテトテトテ…
真姫『何?』
ことり『次の衣装ってこれでどう?』スッ
真姫『…えぇ、いつもありがとね。完璧よ』
ことり『こちらこそっ!じゃ残りの分作ってくるねー!』タッタッタッタ…
凛「うわぁ…」ドンビキ
花陽「なんかよそよそしいね」
にこ「あんた達本当は仲悪いんじゃないの?」
真姫「別に喧嘩したわけでもないけど…なんかことりってフワフワしてわけわかんないのよね」
凛「こ、ことりちゃんの悪口にゃ…!?」アセアセッ
凛「よくないよ」ジトー
真姫「花陽は普通に話せばいいし何かあったらお米ネタ話せば可愛いし」
花陽「困った時のお米ネタ…」ジトー
真姫「にこちゃんはアイドルわーかわいいーって感じでやればいいし」
にこ「張り倒すわよ」
真姫「他のメンバーも各々あるわ。けどことりはなんなの!?あれどうすんのよ!」
にこ「どうって…私はファション関連で盛り上がれるからねぇ」
真姫「それよ」
にこ「へ?」
真姫「これは持論だけど、皆…自分に属性あるの気付いてる?」
凛「属性…?火属性とか?」
花陽「私よく樹属性っぽいとか言われるね」
花陽「あー…わからなくもないね」
にこ「私も主人公属性持ってるの?」
真姫「当たり前じゃないの。こんなにウルトラ可愛いのに主人公じゃないなんておかしいわよ。して、話戻すわね」
にこ「(なんかさらっと可愛いとか言われた…///)」モジモジ
真姫「そして海未、ことり、希、花陽、私はサブ属性ね。主人公を隣で支えるポジション」
凛「おぉー。それっぽい」
花陽「サブ属性…なんか合ってる気がする」
真姫「しかもそれからにこちゃんならBiBi、可愛い、ファション、アイドルといろんな属性を持ってるの」
にこ「あー…なんか言いたい事はわかった気がする」
花陽「わかったの?」
真姫「それよそれ!にこちゃんとことりはファション!花陽とことりはピュアピュア!凛とことりは主人公とサブ!そして私は?」
凛「…」
花陽「…」
にこ「…」
真姫「…ないのよ。恐ろしいくらいことりと共通点ないのよ」
にこ「そんな…!ま、待って!ちょうどホワイトボードある事だし2人の属性書いてみようじゃないの!」カキカキカキ…
凛「凛もー!」カキカキカキ…
花陽「わ、私も…」カキカキカキ…
真姫ちゃんの属性
『1年、クール、BiBi、芸術、知的、サブ』
ことりの属性
『2年、ピュア、Printemps、ファション、可愛い、サブ』
凛「…」アセアセッ
花陽「…」アセアセッ
にこ「…びっくりするくらい被んないわね」
真姫「…」ドヨーン
にこ「すっごい落ち込んでるし…なーんか共通点とか話せる話題とかないもんかしらね」
花陽「…あっ!『WonderfulRush
』は!?」
にこりん「へ?」
花陽「あの曲って確かにこちゃんと真姫ちゃんとことりちゃんが同じパート結構歌ってたよね!?」
にこ「そ、そう言えばそうね!でかしたわ花陽!」アセアセッ
凛「さっすがかよちん!」
凛「…あっ!の、希ちゃんとことりちゃんならどう!?」
凛「確かに…!あんまり共通点なさそう!真姫ちゃん!共通点ない人見付けたよ!」
真姫「…希とことりが仲良さそうに話してるの結構見るわよね」
花陽「あぁ…何回かあるね」
凛「昨日も話してたにゃ」
真姫「…私…ことりに嫌われてるのかしら」ウルウル…
凛「そ、そんな事ないよ!きっとことりちゃんも真姫ちゃんのLINE知りたいって思ってるよ!」アセアセッ
花陽「そうそう!」
真姫「『まためんどくせぇ曲作りやがって。たまには楽に衣装作らせろよチュンチュン』とか思ってないかしら…」ウルウル…
にこ「真姫ちゃんの中のことりってどんだけ荒んでるの!?」
にこ「…凛、花陽」
凛「にゃ?」
花陽「はいっ!」
にこ「これはマズいわよ。μ’s解散の危機よ」
凛「えぇぇえ!?」ビクンッ
花陽「そうだね…もしも誰かが嗅ぎつけて真姫ちゃんとことりちゃんの不仲説なんて流したら…炎上…記者会見…ライブ自粛…」
にこ「早くて1ヶ月でμ’s解散ね」
凛「そんな早く!?」
にこ「ネット民ナメたらダメよ。あいつらいつ寝てるんだってくらい情報集めまくってるんだから」
凛「怖いにゃぁ…」ガタガタガタ…
花陽「でも…にこちゃんどうするの?」
にこ「…私達3人で真姫ちゃんがことりのLINEを手に入れるのを手伝うのよ!」
凛「わかった!真姫ちゃんの為に頑張るにゃ!」
花陽「これも皆の為…!頑張る!」
真姫「…」ドヨーン
ことり「…」チラッ…ソワソワ
絵里「まぁこんな感じで書類は片付けていくのよ」
穂乃果「…」ドヨーン
海未「穂乃果?大丈夫ですか?」
穂乃果「…海未ちゃん」
海未「はい」
穂乃果「私、副会長になる事にしたよ」
海未「したよじゃありません。きちんと会長を頑張って下さい。ほら、ことりも何か言ってやって下さい」チラッ
ことり「…」ソワソワ
海未「ことり?聞いてますか?」
ことり「え?あ、ほ、穂乃果ちゃん、私達も手伝うから頑張ろ?ね?」
穂乃果「うん…」
絵里「んー…特にないわね」
ことり「…」チラッ…ソワソワ
絵里「ことり?なんだかさっきからソワソワしてない?」
ことり「えっ?あはは…」アセアセッ
希「さっきからチラチラとスマホも見てるし…まさか彼氏さんかなー?」ニヤニヤ
穂乃果「えぇー!?ことりちゃんお付き合いしてたの!?」ビクンッ
海未「そんな…は、破廉恥です///」カァァァァ
ことり「ち、違うよぉ!真姫ちゃんからの連絡待ってるのっ!」チュンチュン
希「真姫ちゃん?」
ことり「うん…次の新曲の衣装作ったんだけどね?真姫ちゃんのイメージに合うか相談したくて…」
ことり「ううん。にこちゃんに連絡したの」
穂乃果「ん?真姫ちゃんに連絡したんじゃないの?どうしてにこちゃん?」
海未「真姫に直接すればいいものを…」
ことり「それは…その…」モジモジ
絵里「ふふっ、恥ずかしいって事ね」ニコニコ
ことり「違うのぉ…」
希「真姫ちゃんに連絡するの気まずいとか?」
ことり「そうでもなくてぇ…」
海未「じゃあ何なのですか?」
ことり「…ま、真姫ちゃんの…LINE知らないの…///」モジモジ
えりのぞほのうみ「えぇぇぇぇええ!?」
ことり「うぅぅ…」モジモジ
絵里「まさか…そんな…えぇ…」
希「こ、ことりちゃん本当に?真姫ちゃんってあのツンデレ西木野真姫ちゃんだよ?鉄火のマキちゃんじゃないよ?」
海未「逆に誰ですかそれ」ジトー
穂乃果「ア○パ○マンのキャラクターだよ。知らないの海未ちゃん?」
海未「逆にどうして覚えているのですか…?」ジトー
穂乃果「でも意外だね…あの超絶フレンドリーことりちゃんが真姫ちゃんのLINE知らないなんて…私が教えようか?」サッ
ことり「ままま待ってっ!そんな、いきなり私が友だち追加したりなんかしたら真姫ちゃん…」オロオロ…
絵里「ことりなら大丈夫よ」
ことり「『何よ急に友だち追加してくれちゃって…馴れ馴れしいわよ泥棒猫っ!』とか怒んないかなぁ…?」ウルウル…
海未「なぜ昼ドラ風…?」
絵里「そうそう。電話番号検索してちゃちゃっと友だち追加したら?」
ことり「電話番号も…わかんない」ドヨーン
絵里「…もしかして仲悪いの?」
ことり「そんな事ないっ!けど…あんまり話す機会ってないから…」
穂乃果「衣装の話とかしないの?」
ことり「いつも1分程度で終わっちゃう…」ショボン
海未「なるほど…仲も悪くないのになぜでしょうか」
絵里「共通点がないからとかじゃないの?ことりと真姫って共通点なさそうよね」
穂乃果「そう言われてれば…一緒にパート歌った事ってあるっけ?」
ことり「一応『WonderfulRush』で同じパートを…」
希「真姫ママさんがたまーに学院に来て理事長と仲良さそうに話すの見るね」
穂乃果「お母さん繋がりで話してみよう!」
ことり「何を?」
穂乃果「…さぁ?」
ことり「無責任すぎるよぉ~。それに『ママの話はしないでっ!あの鬼姑めぇ…!』って言われたり、」
絵里「しないわよ…」ジトー
海未「ふむ…これは緊急事態ですね」
穂乃果「緊急事態?」
海未「はい。私達μ’sは9人で1つのグループです。しかし2人が不仲だとすると…」
ことり「いやだから仲は悪くないんだけどぉ…」オロオロ…
穂乃果「…まさか喧嘩して解散っ…!?」
絵里「いやよ…解散なんていやよ!」ウルウル…
希「えりち落ち着いて!まだ決まったわけやない!まだ何とか出来るはずや!」ガシッ
海未「あぁ、これからいったいどうすれば…」
絵里「どうすれば…」
うみえり「どうすればいいの?」
穂乃果「だってーかのーせーかんじたんだー…」
希「なんだかんだ結構楽しでるやん」ジトー
ことり「ことりのセリフ取られた…」
にこ「3人とも明日も早いんだから早く寝なさいよ?」
こころあたろう「はーい」
にこ「ふふっ。おやすみ」ガラガラッピシャッ
真姫「…私が来ちゃってもよかったの?」ソワソワ
にこ「いいのいいの。部室じゃ結局良い案浮かばなかったし延長戦よ。何か飲む?」
真姫「お構いなく。でも別にここまでしなくていいのに。今までそうやってやってきたわけだし…」
にこ「今までがおかしかったのよ。何でもっと早く言わなかったの?」
真姫「何でって…ことりと少し気まずいなんてにこちゃんに言う話じゃ、」
にこ「じゃあ次から話してっ」グイッ
真姫「っ///」ドキッ
にこ「1度スクールアイドルやめそうになった私が言うから間違いないわ。グループ内の不和は必ず大変な事になるの。だからこそ相談しなきゃ」
真姫「わ、わわわ、わかった…///」ドキドキッ
にこ「ならよかったっ」ニコッ
真姫「///」キュン
真姫「///」ポケー
にこ「おーい真姫ちゃーん」ガシッユサユサッ
真姫「はっ!も、もちろん聞いてたわよ!披露宴の話でしょ!?」アセアセッ
にこ「誰と誰の披露宴なのよ…あっ!わかった!」
真姫「そうなの…///私とにこち、」
にこ「真姫ちゃんとことりをもっと仲良くさせる方法思い付いたのよ!早速準備しなきゃ!」トテトテトテ…
真姫「…あ、そっち」ポカーン
穂乃果「うむむ…」
海未「うーん…」
ことり「あはは…」アセアセッ
穂乃果「…もう本人に直接聞こうよ」ジトー
ことり「えぇ…」
海未「それが出来ないから他の方法を探ってるんですよ。しかし社交的なことりにも苦手な相手はいるのですね」ニヤニヤ
ことり「そりゃいるよぉ…それに真姫ちゃんかっこいいし、私みたいなの相手にしてくれなさそう…」
穂乃果「大丈夫だって。私だっていろいろ話したり遊んだりするんだよー?」
海未「穂乃果の場合は手懐けられてる感がありますがね」
穂乃果「えー?」
穂乃果「え?」アセアセッ
ことり「穂乃果ちゃんみたいにワンワンしてれば仲良く出来るのかなぁ…」ブツブツ
海未「ことり…」ジトー
穂乃果「仲良くするって難しいんだねー。男の子と女の子なら簡単なのにね」
海未「そうなんですか?」
穂乃果「うん。少女漫画なら遊園地とかでデートをして仲良くなるんだよ?」
海未「そんな単純なのですか…ならことりと真姫でデートなんかしたら仲良くなるのでは?」
穂乃果「それいいね!ことりちゃん!誘っちゃえ!」
ことり「む、無理だよぉ…」
穂乃果「だよねー…はぁ。どうしよ」
真姫「///」ドキドキッ
真姫「(まだかしら…早く来ないかな…にこちゃん///)」キョロキョロ
真姫「(まさか昨日急に遊園地行きましょなんて大胆なんだから///今日が土曜日で本当よかった///)」ニコニコ
真姫「(はーやーくーこーなーいーかーしーらー///)」ドキドキドキドキッ
タッタッタッタ…
真姫「っ!?き、来た…///」フリムキッ
ことり「お、遅れちゃぅぅうう!」ヤンヤンオクレソ-デス-
真姫「( ゚д゚)」
ことり「ほ、穂乃果ちゃんごめんねっ!ついお洋服選んでたらこんな時間に……あれ?」キョロキョロ
真姫「…何でここに?」アセアセッ
ことり「え、えっと昨日穂乃果ちゃんが遊園地に遊びに行こうって誘ってくれて…」
真姫「私はにこちゃんに遊園地に行くわよって誘われたのよ」
ことり「…」
真姫「…」
ことまき「(騙された…?)」アセアセッ
にこ「ふっふっふ…作戦成功ね」コソコソッ
にこ「(にしても凛も花陽も用事なんて…でも私だけでも真姫ちゃんをバックアップしてみせるわ!)」
にこ「それにしても、捨てアドで穂乃果の名前を出してメールするだけでホイホイ付いてくるなんて…ことりったらマヌケね」ニヤニヤ
穂乃果「ねー。ことりちゃん結構抜けてるとこあるからね」
希「そこが可愛いやん」
にこ「…」
穂乃果「…」
希「…」
にこ「何であんた達がいるのよ!?」ビクンッ
穂乃果「昨日の夜にことりちゃんから、遊園地誘ってくれてありがとーってLINEきてたから不思議に思って尾行してきたらにこちゃんがいたの」
希「まさかにこっちがことりちゃんを呼び出したとはね。真姫ちゃんとデートさせるなんてどういうつもりなん?」
にこ「…あんた達も協力してくれる?」
穂乃果「もちろんっ!」
希「なんか面白そうやから協力するー」
にこ「…実は真姫ちゃんが…」
にこ「…っていう事でことりのLINEを手に入れる為に仲良くなってもらおうってわけなのよ」
穂乃果「…」アセアセッ
希「…ある意味奇跡やん」アセアセッ
にこ「え?」
穂乃果「ことりちゃんも真姫ちゃんと仲良くなってLINE交換したいって言ってたの。それを私と希ちゃんと海未ちゃんと絵里ちゃんで手伝おうってなってて…」
にこ「え?」
希「普段あんまり関わらないからいろんな話したいんやと。でもまさか両想いだったとはなぁ」ニヤニヤ
にこ「もう私達が出て行って2人でLINE交換させたら終わりじゃない?」
穂乃果「それもいいけど…」チラッ
ことり「…」ソワソワ
真姫「…」ソワソワ
穂乃果「初々しい2人を観察するのもとっても楽しそうだよ?」ニヤリ
にこ「穂乃果…最高よあんた」ニヤッ
希「それじゃあ決まりやね。今日はことまき観察日和やんなぁ」ニシシ
にこ「そうね。ところで海未と絵里は?」
穂乃果「用事で来れないんだって」
にこ「そう…なら今日はこの3人で乗り切るわよ!」
ほののぞ「おー!」
真姫「(ど、どうしたらいいの…ことりと2人っきりって事はアレよね?仲良くなる為にってにこちゃんが仕組んだのよね?)」アセアセッ
prrr prrr prrr
真姫「ん…ごめんなさい、ちょっと電話出てくるわ」スタスタスタ…
ことり「う、うん…」
ピッ
真姫「…にこちゃん嫌い」スタスタスタ…
にこ『ぬわぁんでよ!これも全部真姫ちゃんの為なのよ?』
真姫「こんな騙すような真似して…この後どうすればいいのよ」
にこ『さぁ?』
真姫「帰っていい?」
にこ『まぁまぁ焦らないで。ここからは私がサポートするわ』
穂乃果『私達もいるよー!』
希『真姫ちゃん頑張れー』
真姫「ヴェェェ!?何で2人もいるのよ!」
真姫「あっ、ちょっと!…もう…」テクテクテク…
ことり「…」ソワソワ
真姫「…ことり。せっかくだから遊園地周らない?その…嫌ならいいけど…」モジモジ
ことり「え?あ、嫌じゃないよっ!真姫ちゃんと2人きりでどこか行くなんて珍しいから…楽しみっ」ニコッ
真姫「っ///じゃ、じゃあ行きましょうか」テクテクテク…
ことり「はーい♪」トテトテトテ…
にこ「まずは第一段階クリアね」コソコソッ
穂乃果「でも2人とも本当に大丈夫かなぁ」コソコソッ
にこ「おんなじμ’sなんだしなんとかなるわよ」
希「だとええんやけどね。おっ、2人とも歩き始めたよ」コソコソッ
真姫「…」テクテクテク…
ことり「…」トテトテトテ…
真姫「…」アセアセッ
ことり「…」
真姫「…」
prrr prrr prrr
真姫「ちょ、ちょっとごめんっ」タッタッタッタ…
ことり「う、うん」
ピッ
真姫「…何よにこちゃん」テクテクテク…
にこ『何よ、じゃないわよ!何か話しなさいよ!人見知りか!』
真姫「う、うるさいわね!…けどなんか話づらいっていうか話題がなくて…」
真姫「穂乃果の場合は苦笑いしながら聞いてそうだけどね」
穂乃果『とにかく話してみて!』
希『無理そうなら助けるからファイトや真姫ちゃん!』
穂乃果『あっそれ私のセリ、』ピッ
真姫「…頑張ろ」テクテクテク…
ことり「…」ソワソワ
真姫「(話題…ここはことりに合わせて衣装関係の話でもしてみようかしら…うーん…)」テクテクテク…
真姫「何度もごめんなさい。お節介なおバカさん達がしつこくて」テクテクテク…
ことり「おバカさん?」キョトン
真姫「気にしないで。して、どこから周る?」
ことり「うーん…」
真姫「(悩んでるみたいね…ことりって結構ポワポワしてるから優柔不断な所もあるのかしら)」
ことり「(どうしよ…ことりが行きたい所と真姫ちゃんの行きたい所が同じとは限らないし…なるべく一緒に周れる所…)」
ことり「え?う、うん」テクテクテク…
真姫「(…ことりを引っ張っていった方がいいのかしら)」スタスタスタ…
ことり「(真姫ちゃんが決めてくれてよかった…)」
ー物陰ー
にこ「どうやらティーカップに乗るみたいね」コソコソッ
希「にしてもあの2人まだ距離あるなぁ」
穂乃果「真姫ちゃん感情表現苦手だもんね。ことりちゃんもグイグイいくタイプじゃないし…」
にこ「…今更だけど大丈夫かしら」
希「なんとかなるって。ほら、2人とも見失うよー」テクテクテク…
真姫「…」ソワソワ
ことり「あんまり並んでなくてよかったねー」
真姫「そうね」ソワソワ
ことり「真姫ちゃん?大丈夫?」
真姫「…その…遊園地には来たことあるんだけど…ティーカップは始めてで…」
ことり「え?そうなの?」
真姫「なんか小さい頃から怖くて…ね」
ことり「こ、怖い?」キョトン
真姫「なんか回り過ぎで吹き飛んだりしそうで…」
ことり「そこまで回らないから大丈夫っ…ふふっ」ニコニコ
真姫「…?」
ことり「真姫ちゃん空いたよ!行こうっ」トテトテトテ…
真姫「え、えぇ」
ことり「楽しかったねー」テクテクテク…
真姫「案外ゆっくりなのね。アレなら吹き飛ばないわ」
ことり「速くても吹き飛ばないと思うよ?」
真姫「…ちょっと聞いていい?」
ことり「どうしたの?」
真姫「ティーカップに乗る前に初めてだって話したでしょ?その時…な、なんで笑ったの?」アセアセッ
ことり「あー…ごめんね?けど真姫ちゃんが自分の事教えてくれたのが嬉しくてっ」ニコニコ
真姫「嬉しい…?」
ことり「だって真姫ちゃんの事、いろいろ知ってるようでLINEすら知らなかったんだもん。だから真姫ちゃんの事少しでもわかった事が嬉しくて」ニコニコ
真姫「…ねぇことり。LIN、」
prrr prrr prrr
真姫「えぇ…こんなタイミングで…」
ことり「さっきから大変だね…」
真姫「少し待っててっ」タッタッタッタ…
真姫「もぅ!なんなのよ!もう少しでLINE聞けそうだったのに!」プンスカ
にこ『甘いわね』
真姫「え?」アセアセッ
にこ『あれで仲良くなったつもり?10段階評価でいえば好感度4くらいよ!』
真姫「まだ4なの…?」
にこ『だからもう少し遊園地周ってからでも遅くないわ。ことりは逃げないもの』
真姫「…それもそうね。ありがとうにこちゃん。そういえば穂乃果と希は?」
にこ『ソフトクリーム買いに…って遅いわよ2人とも!ちょ!?なんで私の抹茶なのよ!?穂乃果それ寄越しなさい!』
真姫「…」
ピッ
真姫「なんだかんだ…楽しんでるのね」テクテクテク…
真姫「…本当に大丈夫?」
ことり「うんっ!穂乃果ちゃん達と遊園地来てもここはあんまり入らないから~」ニコニコ
『お化け屋敷』
真姫「私もあんまり入らないけど…そんなに怖くないんでしょ?」
ことり「こないだ花陽ちゃんと凛ちゃんが2人で入ったら、あまりの恐怖に花陽ちゃんが『ピャ-』しか喋らなくなったとかなんとか」
真姫「花陽の語彙吹き飛んでるじゃないの…とにかく入ってみましょうか」テクテクテク…
受付「ニメイサマテスネ-ドゾ-」
ことり「…」ドキドキッ
真姫「おぉ…中はすごく暗いわね」キョロキョロ
ことり「ま、真姫ちゃん…っ」モジモジ
真姫「ことり?」フリムキッ
真姫「っ///!?」ドキッ
ことり「ちょっと怖そうだけど…真姫ちゃんと手を繋いでなら行けそうだから…オネガァイ…///」
真姫「べ、べべ、別に、か、かかか、勝手に…し、したら?」ドキドキドキッ
ことり「本当!?ありがとぉ~」ムギュー
真姫「近いわよ!まったく…///」ニヤニヤ
ことり「それじゃあレッツゴー!」トテトテトテ…
真姫「(な、何なの…///私今すごいドキドキしてる。いつも可愛いことりが普段より可愛く見える…どうして…?)」ドキドキ…
『お化け屋敷』
希「早くしないと見失うよ?」
穂乃果「けどここ、結構怖いって有名だし…」ドヨーン
希「ウチが手繋いでてあげるから大丈夫やって。にこっちも行くよ?」チラッ
にこ「きゃー♡にこぉ、お化け屋敷とか怖くて入れなぁい♡」キャピキャピ
希「はいはい。あ、高校生2人と中学生1人で」
受付「ハイハイドゾ-」
にこ「どぅわぁれが中学生よ!」クワッ
受付「チャントオネエチャンタチニツイテイクンダヨ-?」
にこ「ごめんちょっと金属バット買ってくるわ」テクテクt
希「わぁぁ!や、やっぱり高校生3人で!」アセアセッ
真姫「…」テクテクテク…
ことり「うぅぅ…」プルプル…
真姫「ことり…目瞑って歩いたら意味ないわよ」ジトー
ことり「だって怖いんだもん…」プルプル…
真姫「じゃなんでお化け屋敷なんか入ったの?」ピタッ
ことり「真姫ちゃんなら、守ってくれそうだったから…」
真姫「海未と穂乃果も守ってくれそうじゃない?」
ことり「海未ちゃんああ見えてこういうの弱いし、穂乃果ちゃんは海未ちゃん落ち着かせるのに必死で…」
真姫「簡単に想像出来るわね…わかったわ。ちゃんとくっ付いてなさいよ?」テクテクテク…
ことり「うんっ…」プルプル…
お化け「ヴォェエエ!」ガバッ
ことり「ひょぇぇえええ!?」ムギュー
真姫「…ふふんっ」ニヤニヤ
真姫「(やっぱり。とすると正面に見える怪しい長い廊下は…多分背後から走ってくるパターンね。背後に気を付けていれば、)」
ギィバタンッ
真姫「(え?隠し扉?)」
お化け「ニゴォオオオッ!」ガバッ
真姫「ぎゃぁぁぁぁあああああ!?」
ことり「ま、真姫ちゃん!?」
穂乃果「ひっ…!」フリムキッ…キョロキョロ
にこ「結構怖いって聞くけど本当らしいわねー」テクテクテク…
希「せ、せやねー」オロオロ…
穂乃果「うぅ…真姫ちゃんとことりちゃんどこ行っちゃったのぉ…?」オロオロ…
希「に、にこっちが入り口で暴れたせいで見失ったやん…どうするんよ…」キョロキョロ
にこ「まぁ出口で探すわよ。今はお化け屋敷を楽しみましょ」ニコニコ
穂乃果「なんで笑ってられるのさ…」
にこ「チビ達を脅かす為に怖い話調べたりお化け屋敷には結構入るの。このくらいのレベルなら楽勝ね」テクテクテク…
穂乃果「全然アイドルらしくないね」
にこ「…きゃ、きゃー♡にこぉ、とってもこわーい♡だれかたすけてぇー♡」キャピキャピ
希「…」アセアセッ
希「え?あ、そ、そうだね」アセアセッ
にこ「そうだね、じゃないわよ」
希「う、ウチも全部ツッコめるほど暇じゃないもん!」アセアセッ
にこ「そう…あっ」
穂乃果「な、何?」テクテク…
希「ど、どうしたんにこっち?」オロオロ…
にこ「そこの角出るわよ」
穂乃果「えっ?」フリムキッ
お化け「ンォォォオオオオッ!」ガバッ
穂乃果「うひゃぁぁああ!?」ペタリッ
にこ「尻餅ついてるし…大丈夫?」
穂乃果「もうやだぁ…帰るぅ…」ウルウル…
希「そ、それにしてもにこっち、よく角にお化けが出るってわかったね」
にこ「数こなすと大体お化けが出るポイントがわかってくるのよ」
希「すごいね…さすがだよ」
にこ「ん?希、さっきからエセ関西弁なくなってない?」
希「あっ、いや、さ、さすがやーん!」アセアセッ
にこ「完全に忘れてたじゃないの。あとそこの天井からくるわよ」ユビサシッ
希「は?」チラッ
パカッ
お化け「ピャアアアアア!」ガバッ
希「きゃぁああああああああああ!」ダダダダダダダ…!
にこほの「逃げたっ!?」
店員「アザ-シタ-」ペコッ
ことり「…大丈夫?」
真姫「うぅ…もう嫌ぁ…怖かったぁ…」ウルウル…
ことり「もう外だから平気だよー。真姫ちゃんよく頑張ったねー」ナデナデ
真姫「うぅ…ことりぃ…」ムギュー
ことり「(な、なんかすごい違和感…あのクールで冷静沈着な真姫ちゃんが今ことりの胸で泣いてる…!)」
真姫「怖かったのぉ…」ウワメヅカイ
ことり「っ///」キュン
ことり「(ま、真姫ちゃんの上目遣い…///きゃ、きゃわぃぃいいい///)」ニヘラ
ことり「だ、大丈夫だよー///ことりが付いてるからねー///」ナデナデ
ことり「(はぅぅ…違う何かに目覚めそう…///)」
にこ「ことりと真姫…なんかエラい事になってるわね」ジトー
穂乃果「なんだかいい空気じゃない?」
にこ「まぁ仲良くなってくれるのは嬉しいんだけど…これどうすんのよ」チラッ
希「うっ…ひっく…うぅ…」ウルウル…
穂乃果「まさかお化け屋敷苦手だったとはね…いつもスピリチュアルとか言ってたのに」
にこ「なんで苦手なのに強がって自分から入っていったのよ」
希「だって…そういうの怖がるキャラじゃないんだもん…」ウルウル…
にこ「芸人かっての。それにエセ関西弁使ってない時点でキャラ崩壊してるわよ」
希「だって…怖かった…もん…」ショボン
にこ「(やだこの娘可愛い///)」キュン
穂乃果「ふ、2人とも!真姫ちゃんとことりちゃん移動するみたいだよ!」アセアセッ
にこ「ほら希!立ちなさい!追いかけるわよ!」テクテクテク…
希「うん…」スタッ…トテトテトテ…
ことり「真姫ちゃんもう大丈夫?」テクテクテク…
真姫「は、恥ずかしい所見せちゃったわね///」モジモジ
ことり「気にしないで。真姫ちゃんの知らない一面を見れて嬉しかったし」ニコニコ
真姫「(はぁ…変にことりにいいとこ見せようと思ったバチが当たったのかしら?でも…逆に怖がる私を引っ張って出口まで連れて来てくれたことり…かっこよかった…///って、)」
真姫「…な、なんかズルいわ!」プンスカ
ことり「ふぇ?」
真姫「さっきから私だけ変な所見せちゃって…こ、ことりも見せなさいっ!」
ことり「見せなさいって言われても…」オロオロ…
真姫「なんか苦手な物とかないの?」
ことり「ニンニクが嫌いだよ?」
真姫「食べ物の他には?」
ことり「特にはないなぁ」
ことり「そんなんじゃないよ。ことりは逆に真姫ちゃんの方が羨ましいもん」
真姫「え?」
ことり「他の人が言えないような事をはっきり言っちゃうし…それに出来ない事を正直に言う勇気もすごくかっこいいもん」
真姫「な、なんか照れるわね///」アセアセッ
ことり「…だからなのかも。今まで真姫ちゃんとあんまり関わろうとしなかったのは」ウツムキ
真姫「っ…」
ことり「ことりは本当の事言うの苦手だから、真姫ちゃんと話してもイライラさせないかな?って心のどこかで感じてたのかも…」トオイメ
真姫「…そんな事ないわよ」
ことり「…」
ことり「真姫ちゃん…///」
真姫「だから…その…///今なら言える気がするの。ことり、LINEを」
prrr prrr prrr
真姫「あぁぁぁぁもうっ!にこちゃんしつこ、」
ことり「あれ?ことりのスマホみたい…ちょっとごめんね…」トテトテトテ…
真姫「え、えぇ…」
ピッ
ことり「はーいことりですー」トテトテトテ…
にこ『しまった!ことりにかけちゃったわよ!』
穂乃果『えぇー!?ど、どうするの!?』
ことり「その声は穂乃果ちゃん!どうして遊園地来なかったのぉ!?」チュンチュン
希『2人ともポップコーン買って来たよー』
ことり「希ちゃんまで…?」
希『え?ことりちゃんに電話かけたん?にこっちも抜けてるねー』
にこ『だって真姫ちゃんとことりが良い雰囲気だったから焦って、』
ことり「今、真姫ちゃんって言った?もしかして…どこかで見てるの…?」
にこ『…ナンデモナイノヨナンデモ』
ことり「…」キョロキョロ…ジーッ
にこ「…げっ」アセアセッ
ことり「いたっ!」タッタッタッタ…
穂乃果「に、にこちゃん!ことりちゃんが走ってくるよ!」アセアセッ
にこ「と、とにかく逃げるのよ!ことりのオヤツにされちゃうわ!」ダダダダダダダ…!
希「あっ、ちょ、2人とも!?ポップコーンどうすんのー!?」
にこ「…」ショボン
穂乃果「…」ションボリ
ことり「2人とも逃げるなんて悪いって認めてるようなものだよ?」チュンチュン
希「まったくその通りやね」パクパク…
にこ「なんで希は叱られないのよ!それとポップコーン食べるな!」
希「だって美味しいんやもん」モグモグ…
ことり「穂乃果ちゃん?どうして嘘付いたの?」
穂乃果「にこちゃんが全部悪いです」ユビサシッ
にこ「穂乃果!?う、裏切ったわね!」アセアセッ
穂乃果「裏切ったっていうか元々にこちゃんが呼び出したんだよ…」ジトー
にこ「うっ…まぁそうだけど…」
真姫「ことり、いつまで電話して…あっ」テクテクテク…
ことり「真姫ちゃん…」
真姫「なんで私に謝るのよ!」
ことり「…もしかして真姫ちゃんも共犯?」ジトー
真姫「えーっと…その…ごめんなさい!」ペコッ
穂乃果「真姫ちゃん!?ま、真姫ちゃんは悪くないよ!私達が悪いの!」ペコッ
希「そうやそうや!ウチらが悪いんや!」
ことり「そうだったんだ…にこちゃんも悪いって認めなきゃメッ!だよ?」
にこ「何この私だけ悪者みたいな扱いは…」ジトー
ことり「でも4人してどうしてこんな事を…?」
穂乃果「…ことりちゃん言ってたよね?真姫ちゃんともっと仲良くなってLINE知りたいって」
ことり「そ、そうだけど…」
にこ「真姫ちゃんも同じだったのよ」
ことり「え?そうなの?」チラッ
ことり「…」ウツムキ
真姫「…騙して悪かっ、」プイッ
ことり「…よかったぁぁああっー!」ムギュー
真姫「ヴェェェ///!?」アセアセッ
ことり「ずっと不安だったのっ!真姫ちゃん楽しめてるかなぁ?とか、ことりと一緒で退屈してないかなぁとかぁ!」スリスリ
真姫「ち、近いわよ///!」カァァァァ
ことり「もう少しこのまま…///」ムギュー
真姫「もぅ…///」ニヘラ
穂乃果「…なんか…違う方向に向かってない?」
にこ「これ放っておいていいのよね…?」
真姫「離れなさいよー///」ジタバタ
ことり「いやでーすっ///」スリスリ
真姫「ことりったら…///あっそうだ。LINE教えてもらっていい?」ニコニコ
ことり「もっちろん!」ニコニコ
穂乃果「おぉ!なんか流れで交換しちゃってるよ!」
希「万々歳やね!」
にこ「…これでいいのかしら?」
ことり「まーきちゃんっ。マカロンどーぞっ」スッ
真姫「ありがとね」ヒョイパクッ
ことり「どう?美味しい?」
真姫「ことりが作るんだもの、世界一よ」キリッ
ことり「ま、真姫ちゃん…///」カァァァァ
真姫「ことり…///」モジモジ
凛「…」ジトー
花陽「…」ジトー
絵里「…」ジトー
海未「…」ジトー
穂乃果「どうしたの4人とも?」
海未「そうですよ。あんなに仲良くしたいと困っていたのに…土日に何があったんですか?」キョトン
穂乃果「…さ、さぁー?」アセアセッ
希「何でやろなぁー」アセアセッ
海未「あれではもう友達以上なのでは!?は、破廉恥です///」カァァァァ
凛「海未ちゃんも穂乃果ちゃんと似たような事してるし一緒だにゃー」
花陽「言われてみればそうだね…」
海未「それとこれとは話が別ですよ!」
絵里「まぁまぁ海未、こんなに仲良くなってるんだからいいじゃないの。これでμ’s解散の危機は去ったわね」
にこ「いいえ…まだよ」
花陽「に、にこちゃん?」
にこ「…よーく見てみなさいよ」ユビサシッ
ことり「真姫ちゃんっ///」チュンチュン
真姫「こーとりっ///」ニコニコ
穂乃果「普通に仲良さそうだけど…」キョトン
凛「…あぁーっ!」ガタンッ
絵里「わっ…ど、どうしたのよ凛?」オロオロ…
凛「手!手を見て!」ユビサシッ
花陽「手?」チラッ
真姫「ふふっ…///」コイビトツナギ
ことり「えへへ~///」コイビトツナギ
7人「( ゚д゚)」⁉︎
にこ「そう!あの2人ラブラブなのよ!」
絵里「まさかお付き合いしていたの…?」
海未「こうなると知っていれば止められたものを!誰も何も聞いてないんですか!?」
穂乃果「…」アセアセッ
にこ「…」アセアセッ
希「…」アセアセッ
凛「…そういえばにこちゃん、土曜日に真姫ちゃんを遊園地に、」
にこ「あぁぁ!空飛ぶ豚骨塩ラーメンっ!」ユビサシッ
凛「えぇ!?」フリムキッ
花陽「凛ちゃんそんなわけ、」
にこ「さらに空飛ぶ羽釜がっ!」ユビサシッ
花陽「えぇ!?象印!?象印なの!?」キョロキョロ
にこ「ふぅ…危なかったわね…」ハァ
ほののぞ「全部にこ(っち)ちゃんが悪いです!」ユビサシッ
にこ「んなっ!?う、裏切り者っ!」アセアセッ
海未「にこちょっと来なさい。全部話してもらいますよ」グイッ…スタスタスタ…
にこ「や、やだなー♡海未ちゃん怖いにこー♡にっこにっこにーしなきゃー♡」アセアセッ
海未「は?」ギロリッ
にこ「すいません」ズルズルズル…
ことり「真姫ちゃん…///」ウットリ
真姫「ことり…///」ニヘラ
穂乃果「…ハッピーエンドだねっ!」
絵里「えぇ…?」
希「ええんかなぁこれで…」
ことり「…んー…///」グイッ
真姫「…もぅ///」
チュッ
完
乙ですー
乙でした
ことまき普及委員会応援するわ
流行れ流行れ
ことまきはやれー
乙ことまき
これからもことまき増えますように
すごい好き
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