【ラブライブ!】真姫「最近にこちゃん何かタバコくさくない?」
- 2020.03.24
- SS

問題は続きがないということなんだ
俺は好き
マルボロかな?
にこにーならエコー、わかば、ゴールデンバット安定だな
真姫「隠れて吸ってるんでしょう?」
にこ「す、吸ってないわ。アイドルだし」
真姫「でもにこちゃん家にいるときたまに外に出てるわよね」
にこ「うぐっ・・・」
真姫「教えなさい、健康管理だってちゃんとしてるんだから」
にこ「・・・怒るよね」
真姫「怒らない」
にこ「少し・・・だけ」
にこ「ほ、ほんの少しだって!前はたった・・・」
真姫「前、は?」
にこ「あぅ・・・」
真姫「今は何本吸ってるの?」
にこ「一日に2か3本・・・」
真姫「はぁ・・・呆れるわね」
にこ「でも真姫ちゃんだって昔吸ってたじゃない!」
真姫「あれはにこちゃんが口うるさかったからがんばってやめたのよ!」
にこ「あれ?」
真姫「そうよ!ご飯食べてる時も風呂入ってる時も寝ているときにすらヤニ臭いって言ってきて耐えられなかったわ!」
にこ「そういえばそうでした・・・」
にこ「大丈夫だって!軽いたばこなんだしさ、いつだってやめようと思えば」
真姫「その気持ちがもうだめなの!今すぐ!」
にこ「ま、真姫ちゃん怖いにこ・・・」
真姫「にこちゃんのために言ってるの!タバコをやめるのどれだけ辛かったと思ってるの!」
にこ「わかったから少し落ち着いて!」
真姫「・・・なんでタバコを始めたの?」
にこ「最近にこ仕事が急に増えてさ、ストレスがたまってたの」
にこ「それで仕事先の大御所の人から進められて・・・」
真姫「うん」
にこ「にこの大先輩だから逆らうわけにもいかないじゃん?だからその人の前で一本だけ吸ってそこから」
真姫「なるほどね・・・」
にこ「てことで大目に見てもらって・・・」
真姫「だめよ」
にこ(ですよねー)
にこ「うぇ・・・」
真姫「まずアイドルの口がたばこ臭いなんて言語道断!」
にこ「・・・申し訳ございません」グサッ
真姫「ってことで飴を舐めてもらうわ、一つ舐めて見て」
にこ「それだけ?な~んだ簡単じゃない」パクッ
にこ(・・・・・!?)
にこ「かっ辛あああ!?)
真姫「そう、にこちゃんのために作った特製の飴よ、これさえあればどんな口臭も消え去るわ」
にこ「ほ、ほんなのふひにひへなはらうはえるわへはいれひょ!」(こ、こんなの口に入れながら歌えるわけないでしょ)
真姫「そこは慣れよ慣れ、一個消費したらもう一個舐めれば明日にはもう慣れてるでしょ」
にこ「んぐ・・・甘い奴とかないの?」
真姫「ない」
にこ「じゃ、じゃあにこはこれからフルーツの雨買ってくるから・・・」
真姫「・・・・・」イラッ
にこ「冗談だってばぁ~」コロコロ
にこ「へへーん、たばこ吸ってたとしてもこの白い歯!」
真姫「調子乗るんじゃないの」ペシ
にこ「いたっ!」
真姫「歯磨き粉を飴と同じ材料にします」
にこ「えぇ~!?それはあんまりよ!」
真姫「だから慣れるためよ」
にこ「せっかく新しい歯磨き粉買ったのに・・・」
真姫「私も使うから、それでいいでしょ?」
にこ「そ、それなら悪くないかも」
真姫「ん、素直でよろしい」
にこ(なーんかうまい具合に手玉に取られてる気がするにこ)
仕事とか言ってるし
何はともあれ期待
ヘビースモーカーも最初はそう言うんやで
半年前の僕かな?
まぁたばこの話題で未成年出すのはちょっと抵抗ありますし
短く終わらせるので最後までよろしくお願いします
根性なしで意志の弱い俺でも卒煙できた(と思う)
吸わなくなって1年経つけど吸いたいって気持ちが全くないし成功したんだよね?
真姫「お小遣いなら週ごとにあげてるじゃない」
にこ「何がお小遣いよ!子ども扱いして!お金じゃなくてもっとご褒美的なの・・・」
真姫「例えば?」
にこ「例えば、キ・・・」
真姫「キ?」
にこ「キス、とか///」
真姫「嫌」
にこ「なんで!?」
真姫「今にこちゃんの口臭いじゃない」
にこ「うぐっ・・・」ズキーン
にこ「だからちゃんと禁煙できたらってこと!あの飴と歯磨き粉毎日使ってれば治るんでしょ?」
真姫「そうね・・・本当に禁煙できたなら考えてあげてもいいわ」
にこ「本当!?」
真姫「ただし、ちゃんと続けられたらね」
にこ「絶対禁煙して見せるんだから!」
にこ「・・・・・」ズーン
真姫「にこちゃん、歯磨きしましょ?」
にこ「・・・もういや」
真姫「え?」
にこ「もういやにこぉ~!ただでさえ飴で口の中がすっかすかするのに歯磨き粉なんて冗談じゃないにこ!」
真姫「ちゃんと続けてくれるんじゃなかったの?」
にこ「だって最近料理の味が落ちてると思わない?舌の感覚がマヒしてきてるのよ!」
真姫「そういえば・・・」
にこ「いくらおいしい料理作って味がわかるようになっても結局歯磨きで台無し!」
にこ「いくら禁煙って言っても生活に支障でるようじゃ続けられないにこ!」
真姫「い、一理ある、わね」
にこ「それに真姫ちゃんだってきついハーブやミントの香りしかしないにことキスするのは嫌でしょ?」
真姫「ごめんにこちゃん、私が悪かったわ・・・」
にこ「もう口臭は治ってると思うの、だから禁煙する方法だけ教えて」
にこ「それだけ?」
真姫「にこちゃん三日間これに耐えきったんだし、私はにこちゃんを信じる」
にこ「真姫ちゃん・・・」
真姫「それにあまり吸わなかったおかげで口臭はほぼ無くなってると思うわ」
にこ「逆にすかすかしすぎてきついかもしれないけどね」
真姫「じゃあ試してみる?」スッ
にこ「え」
ちゅ
にこ(は、は?はあぁぁ!?)
真姫「・・・うん、確かにきついわね」
にこ「え、あ、え?」
真姫「にこちゃんの好きな飴でいいから舐め続けるように、いいわね?」
にこ「う、うん・・・?」
真姫(ご褒美って言ったのに私ってばにこちゃんに甘いのね)
にこ「飴をなめるだけなんて楽にこ~♪」コロコロ
ガチャ
大御所「やぁにこくん、お疲れ様」
にこ「あ、お疲れ様です!」
大御所「今日も仕事疲れただろう、どうだ一本」サッ
にこ「あ、いえいま禁煙中でして・・・」
大御所「何?君禁煙しとるのか?やめておいた方がいいぞ」スー
にこ「え?」
大御所「わざわざ無理してやめることはない、疲れたときに吸うのが人間ってものだ」スパー
にこ「し、しかし・・・」コロ
大御所「口元に何か入ってるが、飴かね?」
にこ「あ、すみません」
大御所「飴なんかで我慢してるとストレスが溜まってしまうぞ?」フー
にこ(うっ、たばこのにおいが・・・)ウズウズ
大御所「今回はおごってやるから一本くらいどうだね?」
にこ「いえ、私は・・・」
大御所「・・・私の頼みが聞けないというのかね?」ギロッ
にこ(も、もうだめだ!この人に逆らえない・・・)
にこ「じゃ、じゃあ一本だけ・・・」
大御所「そうだ、一本なんて言わずにほれ」
にこ(あああ、真姫ちゃんに怒られちゃう・・・)
にこ「・・・ただいま」
真姫「お帰りにこちゃん、あら?元気ないじゃない」
にこ「真姫、ちゃん・・・」グスッ
真姫「どうしたのにこちゃん?」
にこ「うわああああん!!真姫ちゃんごめんなさい!!」ガバッ
真姫「ヴェ!?いきなり謝られても困るわよ!それと抱きつかないで!」
にこ「にこ真姫ちゃんとの約束破っちゃった・・・たばこ、吸っちゃった・・・」
真姫「そういえばたばこのにおいがするわね」
にこ「ごめん、なさい・・・」ヒグッ
真姫「と、とりあえず説明して?」
―――――
真姫「仕事場の人が・・・」
にこ「どうしても断ることができなくて、にこがちゃんと断っていればよかったのに」
真姫「でも断われる人じゃなかったんでしょ?」
にこ「・・・うん」
真姫「なら仕方ないわ、許してあげる」
にこ「で、でも!」
真姫「たった一日くらいでダメになるわけじゃないわ、明日また前の飴舐めてもらうけどそれだけで十分よ」
にこ「本当?」
真姫「ええ、あとその人とはできるだけかかわらないこと、いいわね?」
にこ「うん・・・」グスッ
真姫「もう泣かないの」ナデナデ
にこ「真姫ちゃんの約束破って怒られると思ってたから・・・」
真姫「ちゃんと話してくれたからいいの」ナデナデ
にこ「ありがとう真姫ちゃん・・・」
にこ「真姫ちゃんどうしよ」
真姫「どうしたの?」
にこ「あの人とかかわらないでいたら明日仕事の後来るように呼ばれちゃった」
真姫「え」
にこ「にこ絶対説教されるよね、そうしたらにこのアイドル人生が・・・」ガタガタ
真姫「お、落ち着いてにこちゃん」
にこ「落ち着けるわけないでしょ!禁煙どころじゃないのよ!」
真姫「私が何とかするから」
にこ「どうやって?」
真姫「それは・・・」
―――仕事場
大御所「来たか」
にこ「・・・はい」
大御所「君最近私を遠ざけているね?」
にこ「そんなこと、ないです」
大御所「とぼけるんじゃない、私が話しかけても礼するだけでどこかへ行ってしまうでないか」
にこ「仕事が、忙しくて・・・」
大御所「たばこの事だろう」
にこ「!」
大御所「良いじゃないか吸ったって、吸いたいときに吸うこれが」
「人間って言いたいんでしょう?」
大御所「だ、誰だ!」
大御所「担当医?」
真姫「はい、にこさんが禁煙するために私は協力してきました」
真姫「しかし昨日あなたのせいで喫煙してしまったと本人から連絡をもらったので直接出向くことにしました」
大御所「ま、まて、私のせいではない、にこくんが自分で」
真姫「嘘はつかないでください」キッ
大御所「うっ・・・」ビクッ
にこ(すごい、あの大御所を威圧してる)
真姫「今後にこさんにたばこを押し付けるほか危害を加えることはこの西木野真気が許しません、いいですか?」
大御所「わ、わかった、それでは失礼する」スタスタスタ
真姫「・・・ふぅ、にこちゃん大丈」ガシッ
にこ「・・・・・」
真姫「にこちゃん?また泣いてるの?」
にこ「・・・ありがとう」
真姫「どういたしまして、帰りましょ?」
にこ「・・・うん」グスッ
真姫「おめでとうにこちゃん、よく一か月続けられたわね」
にこ「当然じゃない!今ではもうたばこの匂い嗅いでも吸いたいと思わなくなったわ!」
真姫「そこまでなら充分よ」
にこ「じゃあご褒美のキスを・・・」
真姫「何のことかしら」
にこ「とぼけないでよ、ちゃんと禁煙成功したらキスしてくれるって・・・」
真姫「考えるって言っただけよ、必ずキスしてあげるなんて言ってない」
にこ「は?」
真姫「それに一回してあげたじゃない、それでいいでしょ」
にこ「なにそれ!もういい!真姫ちゃんなんて知らない!」
にこ(せっかくキスのためにここまでやったのに真姫ちゃんのいじわる!)
真姫「・・・にこちゃんこっち向いて」
にこ「嫌だ、真姫ちゃんがキスするって言うまで向かない」
真姫「いいから」
にこ「ったく何なのよもう・・・ん」チュッ
にこ(またこのパターン!?)
真姫「・・・さすがに飴の舐めすぎで甘いわね、でもたばこ臭さはなくなってたからよしとしましょ」
にこ「・・・・・」
真姫「どうしたの?ご褒美のキスじゃない」
にこ「不意打ちでキスするのやめるにこっ!!///」
終わり
やはりにこまきは最高や
いい感じに短くスパッと終わることができてよかったです
最後に
俺はたばこ吸ったことがないです
そしてたばこの知識が全くありません
良かった
仕事は減ったかもしれんが決して野暮な事じゃねえよ
タバコ吸わねえ本当の大御所見習って付いて行きゃいいんだ
そんな先輩に出逢える素質なんか幾らでも持ってる筈だよな?
仮にもすでに宇宙No.1アイドルなんだからな、アンタは
クールなマッキーもええな
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