【ラブライブ！】にこ「にこにー禁止！？」

にこ「にっこにっこにー♡」

ﾊﾞｶｰﾝ

ｺﾞﾁｰﾝ

にこ「に”ごぉ！？」

ｶﾞﾗﾝｶﾞﾗﾝ

希「……スピリチュアルやね」

にこ「誤魔化さないでよ！！」

希「だって、無理やん。知らんもん」

にこ「なんとかしてよ希～！！」ﾜﾀﾜﾀﾜﾀ

希「いや、おかしいやん」

希「にこにーするとタライ降ってくるとか、わけわからんもん」

希「ちょっともう一回やってくれへん？」

にこ「うぇ！？　い、いやよ！結構痛いのよこれ！？」

希「ウチの目の錯覚かも知れへんし」

にこ「……にっこにっこにー♡」ｺﾞﾁﾝ

にこ「いだい……」ｻｽｻｽ

希「スピリチュアルやね」

にこ「スピリチュアルよね」

希「どうしよか」

にこ「わからないから希を頼ってるのよ」

希「とりあえず」ﾎﾟﾝ

にこ「なによ、もう痛みは引いたから撫でなくてもいいってば」

希「ちゃうちゃう。この状態でにこにーしたらどうなるんかなって」

にこ「手痛めても知らないわよ」

希「やるだけやってみよ」

にこ「……わかったわよ。にっこにっこにー♡」

ﾌﾞｵﾝ

にこ「ごふっ」

希「よ、横から飛んできた！！」

にこ「お、お腹は予想外……しかも脇腹は卑怯……うぐぐ」

希「ふむふむ、障害があるところには飛んでこおへんのかな？　つまり」ﾑｷﾞｭ

にこ「ふご」

希「今やにこっち！にこにーを！」ｷﾞｭｳｳ

にこ「ふぃっほふぃっほふぃー」

ﾌﾞｵﾝ

ｸﾞｷ

希「あ、今の音アカンやつや」

にこ「」

希「アカンよにこっち！しっかりして！！　にこっちぃ！！」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

にこ「っは！！」

希「次やるで」

にこ「うぇっ、もうやだぁ」

希「辛抱や」ｶﾞｼ

にこ「ちょっと、にこのこと後ろから抱えてどうする気よ」

希「飛んでくるタライを避けるんや」

にこ「なるにこ。任せたわよ。にこもう痛いのは勘弁。　にっこにっこにー♡」

ﾌﾞｵﾝ

希「させるかぁ！！」ｻｯ

ﾌﾞｵﾝ

希「なっ…！？追いかけて！！？」

ｶﾞﾁﾝ

にこ「がはっ」

希「ああ！にこっちのなんの防御力もない胸に！！」

にこ「の、希……あとで覚えてなさい……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

希「うーん、タライさんは意地でもにこっちに襲いかかりたいみたいなやなぁ……」

にこ「そうだ！」ﾀﾞﾀﾞｯ

希「なんや急に掃除箱の中なんて入って……そうか！にこっち名案やん！」

にこ「ふっふーん、タライが落ちるスペースがなければ降ってきようがないわ！」

希「いけ！いくんやにこっち！」

にこ「魅せてあげるわ！これが本気のにこにーよ！！！！」

希(外からじゃなんも見えへんけどな)

にこ「にっこにっこにー♡」

ｶｺｺｺｺｺｺｺﾝ

にこ「あだだだだだ」

希「おや不吉な音が」

ﾊﾞﾀﾝ

にこ「みて希！ちっちゃいタライがこんなに降ってきたわよ！！」ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ

希「アカン。ついにタライに愛着沸いてもうてる」

にこ「よく見るとこの子たちかわいいわね」

希「ダメやにこっち！そっちいったらアカン！！」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

にこ「っは！！　そうよ…！このままだと……」

希「にこにーする度にタライが降ってくるんじゃ、にこにー禁止にするしかあらへんな」

にこ「それは駄目よ！！　にこにーのないにこなんて麺のないうどんみたいなものよ！！」

希「にこっちのキャラ付け、意外とうっすいなぁ……」

にこ「なによ、ちょっと大袈裟に言っただけよ！にこの魅力は他にも山ほどあるんだから！！」

ｶﾞﾁｬ

真姫「ゔぇぇ、なによこのタライ」

希「あ、まきちゃん」

にこ「いいところに！」

真姫「ゔぇ」

にこ「スピリチュアルのんたんがダメなら天才まきちゃんに頼むしかないわ！」

希「なんやそのあだ名ちょっとええやん」

真姫「なんの話よ、全くわからないんだけど」ｸﾙｸﾙ

にこ「にっこにっこにー♡」ｺﾞﾁﾝ

真姫「！？」

希「こういうことや」

真姫「ｨ、ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ…」

ﾎﾞﾌﾝ

にこ「！？」

希「ああ！謎の白い粉が真姫ちゃんの顔に！！」

真姫「けほっけほっ…！　な、なによこれホントに意味わかんない！！」

ﾎﾞﾌﾝ

真姫「もうっ！！なんなのよーー！！」

希「これはまさか……」

にこ「……ええ。ちょっと真姫『ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ』ってもう一回言ってくれる？」

真姫「ごほごほ……なんでよ、ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ」ﾎﾞﾌﾝ

希「確定やん」

にこ「どうすんのよこれ……」

ｶﾞﾁｬ

凛「やっほ　……おお……」ｳﾜｧ

希「凛ちゃんのガチ引き顔、ウチ嫌いやないで」

真姫「ｸﾞｽｸﾞｽ……ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ……」ﾎﾞﾌﾝ

にこ「とりあえず床汚れちゃうから、このタライ持ってなさい。ほら泣かないの」ﾖｼﾖｼ

真姫「えぐえぐ」

凛「な、何が起こってるにゃ…あ”！？」ﾋﾞﾘｯ

凛「！？　なんか今身体がﾋﾞﾘｯって……」

希「あ、凛ちゃん多分もう”にゃ”って言わんほうがええで」

凛「？　どうしてに”ゃあ！？」ﾋﾞﾘｯ

希「ああ……」

凛「り、凛の身体おかしくなっちゃった！！」

ｶﾞﾁｬ

花陽「みんなおはよー」

凛「ひぃ～ん！！かよちん助けてに”ゃぁ”あ！？」ﾋﾞﾘﾘｯ

花陽「！？」

凛「に”ゃに”ゃに”ゃに”ゃ！？」ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

希「あ、確変入った」

花陽「え？え？え？」ｵﾛｵﾛ

にこ「ほ、ほら笑って笑って！にっこにっこにー」ｺﾞﾁﾝ

真姫「ぶふっw」

にこ「ちょ！粉飛んでる！！」

凛「に”ゃに”ゃに”ゃに”ゃ」ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

花陽「え？え？」ｼﾞﾜｯ…

花陽「だ――」

希「アカン！」ｶﾞﾀｯ

花陽「誰か助けてぇ！！」

ﾃﾞﾃﾞｰﾝ

ｺｲｽﾞﾐ、ｱｳﾄｰ

ｽﾊﾟｰﾝｯ

花陽「ぴぃぃ！！」

希「うわ、えぐ……」

希(タライに白い粉に電流とお仕置き棒……もうなんでもありやな)

ｶﾞﾁｬ

絵里「おはようみんな」　

凛「に”ゃに”ゃに”ゃに”ゃ」ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

花陽「お尻がぁ……ｸﾞｽｯ……」ｻｽｻｽ

真姫「へっくち」

にこ「ちょっと！粉撒き散らさないでよ！！」

絵里「！？」

絵里「の、希……？」

希(ああ、わかるで絵里ち。でもウチはもう何も言わへん。心静かに今日の絵里ちが賢いことを祈るだけや)

絵里「は、ハラショー……」

ｶﾞｺﾝ

絵里「え、床が抜け…てええええええええ！！」

ﾋｭｰｰｰﾝ

希「絵里ちいいいいいいい！！！」

ｶﾞｼｯ　ｶﾞｼｯ　ｶﾞｼｯ

絵里「ぜぇ…ぜぇ…！　の、希……これは一体なんなの……」

希「ウチにもわからん……」

ｶﾞﾁｬ

穂乃果「おっはよー！！」

希(穂乃果ちゃんや！　でも、二年生は特にこれと言った決め台詞はないはず。放っておいても平気やろ)

希(今はこっちが先決やな。タライ対策も途中やったのに……)ﾁﾗｯ

凛「に”ゃに”ゃに”ゃに”ゃ」ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

真姫「なによこれもうホントに！！ｲﾐﾜｶﾝﾅｲｲﾐﾜｶﾝﾅｲｲﾐﾜｶﾝﾅｲｲﾐﾜｶﾝﾅｲっっ！！！！！」ﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝ

にこ「なに自暴自棄になってんのよ！ああほらタライが足りなく……にっこにーにっこにーにっこにっこにー♡」ｺﾞﾁﾝｺﾞﾁﾝｺﾞﾁﾝ

花陽「ぅぅ……ほんとに誰か助けて……」ｽﾊﾟｰﾝｯ

花陽「ぴゃぁあっ！！！」

絵里「希、引き上げてくれないかしら」

希(この有様じゃなあ……)

希「ほいよ絵里ち」ｸﾞｲｯ

絵里「ありがとう」

穂乃果「…………」

穂乃果「……ファイトだよっ！！」

希「なんで今日に限って言ってまうんやああああ！！！」

ﾊﾞｼｬｱ

穂乃果「あっつう！！！なんか熱湯降ってきたよ！！？」

希「完全に穂乃果ちゃんの自業自得やで！！今のお湯の熱さ、よぉく覚えとき！！」

穂乃果「よくわからないけど、はい……」ｼｭﾝ

ｶﾞﾁｬ

ことり「みんなおは――」ｽﾞﾙｯ

ことり「チュチュン！！？」ｽｯﾃｰﾝ

ﾌﾟｼｭｰ!!

ことり「つめたっ！」

希「濡れてたけど！！床濡れてて転びやすかったけど！！ことりちゃん前に転んだときはそんな声出してなかったやん！！なんでなん！？」

ｶﾞﾁｬ

海未「ラブアローシュートぉ♡」

希「ああああああ！！！！　いっちばんわけわからんやん！！！いつも通りおしとやかに入ってこいてええええ！！！」

ｽﾎﾟｰﾝ

海未「！？」

穂乃果「海未ちゃんがすっぽんぽんに！！」

海未「は、はははは、破廉恥です！！」ﾊﾞｼﾝ

穂乃果「ぶへっ！！」

穂乃果「海未ちゃんがぶった！！　穂乃果悪くないのに！！海未ちゃんの裸なんて見慣れてるのに！！」

海未「お風呂での裸とは別なんです！！///」

真姫「ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!ｲﾐﾜｶﾝﾅｲ!」ﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝﾎﾞﾌﾝ

希「真姫ちゃんもう堪忍したって！にこっちのたんこぶがそろそろ限界や！！」

にこ「に、に……にっこにっこにぃ……」ｺﾞﾁﾝ

希「献身的すぎやにこっち……！！うん！もう止めへん！！自分を貫けにこっち！！」

凛「に”ゃに”ゃに”ゃに”ゃ」ﾋﾞﾘﾘﾘﾘﾘ

希「凛ちゃん顔顔！！　なんかもう逆にエロス感じるレベルでアカンよ！！」

花陽「だ、誰か助けて……///」ｽﾊﾟｰﾝｯ

花陽「ぴぃ！///」ﾋﾞｸﾝｯ

希「いけない！その扉は開けたらアカンて花陽ちゃん！！」

ﾌｧｲﾄﾀﾞﾖ!!ﾁｭﾝﾁｭﾝ!!

ﾊﾞｼｬｱ

穂乃果「熱っ！！」

ﾌﾟｼｭｰ!!

ことり「冷たいっ！！」

穂乃こと「えへへ」ｷｬｯｷｬｯ

希「そこ！！遊ぶな！！」

海未「もうお嫁にいけません……オーイオイオイオイ……」

希「海未ちゃんもうるさいで！穂乃果ちゃんにでも貰ってもらえ！！」

海未「え///やめてくださいよ希///」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

希「真に受けんでええねんもうなんやねん！！とりあえずウチのブレザー羽織っとき！！」ﾌｧｻ

希「はぁ、はぁ、ツッコミってこんなに疲れるんやな……」

絵里「すごいわ希……ハラショー……」

絵里「あ」

ｶﾞｺﾝ

絵里「あーーーれーーーーー」ﾋｭﾙﾙﾙﾙﾙ

希「感心すなぁ！！しても声に出さんでええねん！！絵里ちは賢くいてよぉ！！！」

希「はぁ、はぁ……」

希「」

希(あ、なんやこれ……なんかすごく……あの言葉を言いたい……)

にこ「のぞみっっ！！！」

希「」ﾋﾞｸｯ

にこ「だめよ！！絶対にだめよ！！」

真姫「ゔぇぇ……ｲﾐﾜｶﾝﾅｲぃ……ﾋｯｸ……」ﾎﾞﾌﾝ

にこ「ああもうヨシヨシ、大丈夫だから落ち着きなさい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

希「にこっち……」

凛「凛知ってるよ。絶対にそれを言ったらいけないってこと」

希「凛ちゃん…！！やっと帰ってきたんやね！！　涎の痕がすごいけど、帰ってきたんやね！！おかえり！！」

花陽「絶対言っちゃだめだよ希ちゃん///あふ///」ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸﾝｯ

希「あ、花陽ちゃんはさよならやんな！！」

穂乃果「絶対に！」ﾌｧｲﾄﾀﾞﾖ

ことり「言っちゃだめっ！！」ﾁｭﾝﾁｭﾝ

ﾊﾞｼｬｱﾌﾟｼｭｰ

希「早速説得力ないやん流石のウチもびっくりや！！」ﾜｰｲ

海未「だって、女の子同士ですしそんな///いや、わ、私はかか、構わないというかですがですが///」

希「うん、海未ちゃんはちょっと黙ってような！！」

絵里「のーぞーーみーーー！！」

希「あ、絵里ちや。なーーんーーやーーー！！」

絵里「絶対にーー！！言っちゃだめよーーー！！！！」

希「わかったーー！！絵里ちもーー！！早く登ってきてなーーーーー！！！」

絵里「はーーい！！！」

希「ふう」

“絶対に言うなよ！！絶対に言うなよ！！”

希「わかってるでみんな……」

希「ウチ、絶対に言わへん。絶対。絶対に言わへんよ！！！！」

ｺﾞﾁｰﾝ

ﾎﾞﾌﾝ

ﾘﾝｼｯﾃﾙﾖ

ｽﾊﾟｰﾝｯ

ﾖｲｼｮ、ﾖｲｼｮ

ﾊﾞｼｬｱ

ﾌﾟｼｭｰ!!

ﾃﾞｽｶﾞﾃﾞｽｶﾞ///

希「…………」

希「スピリチュアルやね☆」

ﾋﾟｶｯ

ﾄﾞｶｰｰｰﾝ

ﾓｸﾓｸﾓｸ

にこ「けふ」

真姫「ごほ」

凛「ぶは」

花陽「」ﾋﾞｸﾝｯﾋﾞｸﾝｯ

絵里「こほ」

穂乃果「かは」

ことり「えへん」

海未「いやいやいやでもでもでも///」

希「だめやこりゃ」

おしまい

割と好きよ

乙

ドリフ大爆笑かよｗｗｗ
おばちゃんの笑い声担当がママさんたちで容易に想像ついたわｗｗ
それとドリ風に攻めるならバナナの皮でｽﾃｰﾝ！が欲しかった

ドリフオチ大好き
また書いてください

結構好き