【ラブライブ!】真姫「出来たわ!始業式の朝登校中に曲がり角で食パン咥えた穂乃果とぶつかり何やかんやで恋が芽生え 海未「……」ポチッ
- 2020.04.03
- SS

「……うぅーん……」
海未ママ「海未さん!」
海未「……ハッ!!」
海未ママ「…やっと起きましたか」
海未「お母様…?」
海未ママ「具合が悪いのでしたら、今日は…」
海未「…いえ、大丈夫です。ただ…夢を見ていました。とても長く、幸せな夢…それがどんなものだったか、もう思い出せません…」
海未ママ「…そうですか。しかし、夢の内容を振り返っている余裕はありませんよ」
海未「え?」
海未ママ「時間」ツンツン
海未「……」
海未「ち、遅刻ですーーーっ!!!」ガバッ

おい何だこれは
海未(今日から高校二年生、今まで以上に気を引き締めていこうと心に誓ったばかりなのに…)
海未ママ「海未さん、朝食は…」
海未「いりませんっ!…行ってきます!!」
タッタッタ…
海未「ことりは…先に行ったようですね。急がなくては…!」
海未「…あぁ!こんなときに赤信号…!もどかしいです…!!」
パッ
海未「…よし!スタートダッシュです!後はそこの角を曲がれば…!!」
バッ
???「へ…!?」
海未「えっ…!?」
どんっ!!
海未「いたた…す、すみません、お怪我はありま
海未「……!!!」
???「いえいえ、こちらこそ急いでいたもので…」
海未「………」ジッ
???「…? どこ見て…」
???「………ハッ!!///」バッ
海未「!! あ、い、いえその…!///これは不可抗力で…!///」
???「……………えっちぃぃぃ~~~~っ!!///」ペチーン
海未「はぅあっ!?」
???「……ふんっ!!」タッ
海未「」ポカーン
海未「…な、何なんですか、いったい…!ビンタは全く痛くありませんでしたが…」
海未「…って、そんな場合じゃありませんでした!遅刻してしますっ…!!」タッ
海未「ゼェ…ハァ…」
ことり「あっ、海未ちゃん!よかったぁ、間に合ったんだね!」
海未「ギリギリ…ですが…」
ことり「うふふ、海未ちゃんが寝坊だなんて珍しいね♪」クスクス
海未(こちらは南ことり。私の幼なじみで親友です。お菓子作りや裁縫が得意で、とても女性らしい素敵な方なのですが…)
ことり「それよりビッグニュース!今日、このクラスに転校生が来るんだって!はぁ~ん♪かわいい子だといいなぁ~♪」ヤンヤン
海未(このように、可愛らしい女の子に目がない所が玉に瑕です…)
ガラッ
花陽「み、みなさん、おはようございますっ!席についてください…!」
ことり「かよちゃん先生!また一年間よろしくお願いしますね♡」
花陽「そ、その呼び方は止めてほしいな…」
幼稚園の先生から高校まで妄想が広がるわ
ことり「要するに、転校生が来るってことですよねっ!」
花陽「あ…は、はい!その通りですっ!…も、もう入っちゃってくださいっ!」
ことり「わくわく♪」
海未(やれやれ…転校生の何がそんなに嬉しいんでしょうか…私はしばらくの間教室内が騒がしくなると思うと憂鬱です…)
スタスタスタ…
???「…初めまして!わたくし…!!」
カッカッカッ!
穂乃果「…高坂穂乃果と申しますっ!!」バンッ
クラスメイト「おぉ~!!!」
ことり「か…かわぃぃぃ~~~~~ん♡♡♡」キャー!
海未(ほぅ…ことりがここまでの反応を見せるなんて…いったいどんな………)
海未「…………あ」
花陽「じゃあ、とりあえず席は園田さんの隣が空いてるから、そこに…」
穂乃果「はい!えぇっと、園田さんって言うのは…ああ、あの空いてる席の隣の……」
海未「……」
穂乃果「……」
ほのうみ「あぁぁーーーーーーーーっ!!!!??」
海未「あ、あなたは、今朝の…
穂乃果「パンツ覗き魔ーーー!!」
海未「」
ざわっ…
ことり「海未ちゃん…どういうこと…?」ゴゴゴゴゴ
海未「ご、誤解です!あれはたまたま…」
ことり「見たのは事実なんだぁーーー!!うらやま…じゃない、けしからんちゅん!!」
海未「ですから私に見る気などなく、事故で…」
穂乃果「嘘つき!穂乃果が気づくまで食い入るように見てたもん!!」
海未「」
ざわざわっ…
ことり「最低…最低だよ海未ちゃん!!」
ヒデコ「案外むっつりスケベだったんだなー」
海未「あ…あぁぁぁ…」
花陽「あ、あのぅ…そろそろ移動しないと、始業式が…」
穂乃果「先生、私あの人の隣イヤです!」
花陽「へ?」
海未「そ、それはこっちのセリフですっ!見たくもないパンツを見せられ変態扱い、しかもあなたは暴力までふるったんですよ!?最低なのはあなたの方です!!あなたは最低ですっ!!」
穂乃果「正当防衛だもーん!それに見たくもないってどういうことー!?」
ギャーギャーワーワー
花陽「はわわわ…だ、だれか…」
花陽「ダレカタスケテー!!!」
ふぅ…
クラスメイトA「どこから転校してきたの?」
クラスメイトB「前の学校で部活何やってた?」
ことり「女の子同士ってどう思う?」
クラスメイトC「姉妹はいる?」
穂乃果「えへへ…えっとねぇ~…」ニコニコ
海未(やっぱりうるさいです…読書に集中できません)イライラ
海未(ハァ…新学期早々、最悪の気分ですよ…)
ガラッ
英玲奈「席につけ、授業を始める」
「は、はーい!!」
ことり「ひぇぇ…数学はまた統堂先生かぁ…」
英玲奈「何か言ったか、南」
ことり「な、何でもありませんっ!!」
英玲奈「…さて、貴様らも今日から2年生。中弛みの時期などと呼ばれるが…安心しろ。弛ませる暇はやらん…」ニヤリ
英玲奈「教科書を開け!!」
「は、はいぃぃぃっ!!」
海未(生徒には恐れられている統堂先生ですが…私は好きです。やはり教師はこのくらい厳しくないと…って、小泉先生は小泉先生で大好きなのですが)
穂乃果「あ、あのっ!」
英玲奈「む…?君はたしか、転校生の…」
穂乃果「高坂です…私、まだ教科書が届いていなくて…」
英玲奈「そうか。そういうことなら仕方ないが、教科書なしで私の授業に臨むなど、命綱無しでバンジージャンプに挑むのと同義だと思え」
ことり(飛び降り自殺だよぉ)
英玲奈「そうだな…今日の所は園田に見せてもらうといい」
ほのうみ「え」
穂乃果「い、いえ…」
海未「何も…」
英玲奈「なら早く席を近づけろ。時間は有限なんだ。特に、貴様ら学生にとってはな…」
穂乃果「…お願いします」ガタン
海未「は、はい…」ガタン
穂乃果「……うわ、難しそう…」
海未(やっぱり2人だと見にくいです…それに)
クラスメイトD(穂乃果ちゃんと教科書シェア…!!)ゴゴゴゴゴ
クラスメイトE(うらやましい…っ)ゴゴゴゴゴ
ことり(………)ズァァァァァァァ
海未(はぁぁぁ…どうして私ばかりこんな目に…代わりたいのなら代わってあげ……ん?)
ふわっ…
穂乃果「もー…ちゃんと真ん中においてよぉ…」ズイッ
海未(こ、これは…高坂さんの匂い、でしょうか…なんだかとても懐かしい、良い香りが…)
海未(…って!これじゃあ本当に変態じゃないですかっ!授業に集中です!)ペラッ
穂乃果「あっ!穂乃果まだ問題書き写してないのに!」
穂乃果「え?う、うそ…早過ぎない…!?」
海未「統堂先生にしてはゆっくりな方です。ほら、次のページに行きますよ」
穂乃果「待ってよ!すぐに…」
海未「そんなことをしていたら私まで遅れてしまうじゃないですか!」
穂乃果「ひどい!穂乃果だけ置いてけぼりにするの!?転校初日なのに!」
海未「あなたがもたもたしているから…
英玲奈「………ハッ!」ヒュン ヒュン
穂乃果「あばっ!?」コツン
海未「いたっ!?」コツン
英玲奈「やかましい」
ほのうみ「…すみません」ヒリヒリ
ことり(出た、統堂先生の正確無比なチョーク飛ばし…!!海未ちゃんが餌食になったのは初めてかも…)
花陽「それじゃあさようなら」
「さよーならー」
海未(はぁ…やっと放課後です…毎時間高坂さんに妨害され、ある先生からは怒られるわ、ある先生からは冷やかされるわで…もう散々です…)
花陽「あっ、そうだ園田さん」
海未「はい…何でしょう?」
花陽「これから高坂さんにこの学校を案内してあげてくれない?」
穂乃果「!」
海未「えぇっ!?な、なぜ私が…」
花陽「だって、園田さんクラス委員に決まったでしょう…?」
海未「う…」
海未(安易に引き受けたのが間違いでした…)
ことり「えー!海未ちゃんずるーい!こんなことならことりがやれば良かったぁ!」
海未「! ならことりが案内してあげてください!率先してやりたがっているのですから、役目を譲っても構いませんよね」
穂乃果「穂乃果も園田さんじゃなくてことりちゃんに案内してほしいです!」
海未「な…」カチン
ことり「本当っ!?じゃあことりが…」
花陽「だ、ダメだよぉ…南さん、保健室の西木野先生に呼ばれてるでしょ…?」
ことり「あ…そうだった…お手伝いする約束が…」シュン
花陽「…というわけだから、よろしくね?」
海未「……はい…」
穂乃果「えー」
海未(『えー』はこっちのセリフですっ)
穂乃果「へぇ」
海未「ここは図書室」
穂乃果「うん…」
海未「音楽室です」
穂乃果「うん」
海未「………中庭です」
穂乃果「…へぇ」
海未「…『うん』か『へぇ』しか言えないのですか」
穂乃果「へぇ」
海未「…!! 高坂さん、私の話聞いていませんねっ!?」
穂乃果「へ?き、聞いてたよ、失礼な…!」
海未「まったく…どうしてあなたのような人を案内しなくてはならないのですか…!」
穂乃果「穂乃果は頼んでないもんっ!」プイッ
海未「この…!さぁ、ここで最後…講堂です。と言っても始業式で来ましたが…」
穂乃果「……!」
海未「…高坂さん?」
穂乃果「っ!」タッ
海未「えぇっ!?ちょっと、高坂さんっ!?」
海未「何をしているのですか!勝手にステージに上がっては…」
穂乃果「不思議…」
海未「…はい?何が…?」
穂乃果「誰もいない客席…この景色、どこかで見たような気がする…」
海未「はぁ…私には何のことやら……」
海未「……」
海未(……いや、私も…?)
穂乃果「……あのさ」
海未「は、はい」
穂乃果「穂乃果と園田さんって…今日初めて会ったんだよね…?」
海未「…さっきからおかしなことばかり言いますね…そうですよ、今日初めて会いました。最悪の出会いです」
穂乃果「なっ!」
海未「…もっとも、そのせいでとても会って1日とは思えないのですが…」
穂乃果「……ふふっ」
穂乃果「そうだねっ、ずっと昔から一緒にいるみたい!」ニコッ
海未「!」ドキッ
海未(…………ドキ?)
穂乃果「お願い海未ちゃん、数学の宿題写させてっ!」
海未「お断りします」
穂乃果「頼むから見せてよぉぉぉ!!統堂先生に殺されちゃうぅぅぅ!!」
海未「流石の統堂先生もそこまではしないので安心してください」
穂乃果「その手前まではいくってことぉ!?」
ことり「穂乃果ちゃん、ことりが見せてあげようか?」
穂乃果「ほんとっ!?ことりちゃん大好きっ!」ダキッ
ことり「うへへへへ…///」サワサワ
海未「もうっ!ことりは穂乃果に甘過ぎますっ!あとどさくさに紛れて何やってるんですか!」
海未(いつの間にか名前で呼び合うようになり…穂乃果は私の日常の中に溶け込んでいきました)
海未(穂乃果はとにかくだらしがなくて、そんな穂乃果をことりがさらに甘やかし、私が注意する…そんな賑やかな毎日です)
友達になろう!
おまわりさんこいつです
はい強姦未遂~
海未(あの統堂先生ですら、穂乃果の成績に呆れながらも、『あいつには人を惹きつける不思議な魅力がある』と笑顔を見せていました)
海未(その力のおかげか、穂乃果の近くにいた私の交友関係も広がりました)
海未(…最後に休み時間に1人で読書をしたのはいつだったでしょうか)
海未(あの推理小説…犯人は誰なのか気になっていたはずなのに)
海未(……今では、隣の席の彼女のことが気になって仕方がありません…)
絵里「ふふふ…」
希「んふっ…」
にこ「げっへっへ」
凛「うぅ…」
絵里「ほら、お金持ってるんでしょう?私たち喉が渇いてるの。ジュース買ってきてくれないかしら。私メロンソーダ」
希「ウチ、ウェルチグレープ味ね」
にこ「にこはおでん♡」
凛「そんな…」
凛「先輩方は自分でジュースも買えない貧乏人なのかにゃー」ケロッ
絵里「なんですってぇ!?」
凛「それとも自販機の使い方も分からない馬鹿なのかにゃー」シレッ
希「…ふーん、面白い子やねぇ…」ピキピキ
凛「ぼ、暴力に訴えるのは頭の悪い奴のすることだにゃー」
希「そうやねぇ。でもウチら、その『自販機の使い方もわからない馬鹿』やからなぁ」
にこ「にこは知ってるにこ!馬鹿じゃないにこ!」
絵里「ちょっと痛い目見てもらうわよ?」
凛「ま、待ってよ…ジュース、買ってくるから…!許し
絵里「残念、もう遅いわ♪」スッ
凛「ひっ…!」
穂乃果「やめてくださいっ!!」バッ
凛「……え?」
絵里「…誰、あなた」
絵里「あぁ…あの噂の。一度お話したいと思っていたのだけれど、今は取り込み中なの。消えてくれる?」
穂乃果「き、消えるのはあなたたちの方だよ!3人で寄ってたかってカツアゲだなんて…!!ひどいですっ!!」
絵里「…なぁに?その子、あなたの友達?」
穂乃果「ち、違うけど…そんなの関係ないよ!」
絵里「…見て見ぬフリもできたのに、赤の他人を助けるために飛び込んでくるなんて…ふふ、気に入ったわぁ。それによく見たら、私好みの可愛らしい顔…♡」パチン
希「んふ♡」ガシッ
にこ「にこっ♡」ガシッ
穂乃果「えっ!?やっ、離し…むぐっ…!?」
絵里「ちょっとついて来てもらおうかしら♡…あなたはもう帰っていいわよ」
凛「あ、あ…」
希「このことを誰かにばらしたら…わかるやろ?」ニコッ
凛「っ…!!」ビクッ
にこ「希ったらこわ~い♡」
絵里「さ、行きましょう♡」
穂乃果「ん゙ー!!ん゙ん゙ーーー!!」ズルズル
凛「先生に…で、でも、誰かに話したら…」
「…おや?穂乃果の声が聞こえたような気がしたのですが…人違いでしたか。まったく、どこで油を売って…」
凛「! あ、あなたは…!」
………
……
…
穂乃果「…ぷはっ!!」ドサ
絵里「ふふふ…ここは私達の溜まり場なの。みんなもそれを知ってるから…誰も来ないわ…」
穂乃果「ほ、穂乃果をどうするつもり…?」
絵里「怖がらなくても大丈夫…お姉さんたちが優しく手ほどきしてあげるから…♡」スッ
穂乃果「…え?」
びりびりびりっ!!
穂乃果「き…きゃぁぁぁぁっっ!!!???」
穂乃果「や、やだぁぁぁ!!やめてぇぇぇ!!!」
にこ「うるさいにこ♡」ガシッ
穂乃果「ん゙ーーーー!!」
絵里「うふふ…泣き顔も可愛いわ♡でも、あんまり泣くと…」スッ
穂乃果「ん゙…んん…!!!」
絵里「チュウしちゃ
ドゴオオォォォォォオオオッッッ!!!!!
4人「!!!!????」

絵里「あ、あなたは…!」
穂乃果「海未ちゃんっ……!!!」
海未「さぁ、帰りますよ。三角関数があなたを待っています」ドン!!
希「あー…これはダメなやつやん」
にこ「な~にビビってるにこ♡こんなやつ、にこのニコニーパンチで
ぐちゃっ
にこ「」バタ
希「おぅふ…」
絵里「すんごい音したわよ」
穂乃果「うん…」
海未「では、失礼しますね」グイッ
穂乃果「あ…」
海未「…そうそう」
のぞえり「」ビクッ
海未「次にあの凛とかいう子と……私の穂乃果に手を出したら」
穂乃果「!」
のぞえり(ひ…)
海未「赦しませんよ………」ジェシャァァァァァァァアアアア
のぞえり(ヒィィィィィィ!!!!)ガクガクガクガク
海未「…場所は図書館が良いかと思っていたのですが」
穂乃果「……」
海未「今日は帰りますか」
穂乃果「…うんっ……海未ちゃんっ…!!」ダキッ
海未「……」
穂乃果「ありが、とう…怖かったよぉぉぉ…!!うぇぇぇぇんっっ!!!」
海未「……」ナデナデ
海未「…ん、ここですか…そういえば、家は和菓子屋だと言っていましたね」
穂乃果「…うん」
海未「…穂むら…」
海未(なぜでしょう…この店構え、見覚えが…)
穂乃果「海未ちゃん…?」
海未「あ、いえ…それでは、私はここで。また明日です」
穂乃果「待って」ギュ
海未「!」
穂乃果「あがっていって。お礼もしたいし」
海未「は、はぁ…別にそんな…」
穂乃果「……ダメ?」
海未「……それでは…お言葉に甘えて…」
海未(この既視感も気になりますしね…)
おっかませやんけ
穂乃果「あ、あんまりジロジロ見ないでほしいんだけど…」
海未「あっ、す、すみませんっ!」
穂乃果「じゃ、お茶菓子とってくるから。ちょっと待ってて」
海未「あ、ありがとうございます…」
海未「……」
海未(……ああ…)
海未(…私は、ここにきたことがあります…)
海未(いったいいつ…?私と穂乃果は幼い頃に会っている、とか…いや、そうだとしても穂乃果は遠くの地から引っ越してきたんです…この家に見覚えがあるのはおかしい…でも…)
海未「……」チラ
タンス「」
海未(…試してみますか)
海未「………」
海未「…上から二段目。右側の引き出し」スッ
ほのパン ほのパン ほのパン
ほのパン ほのパン ほのパン
ほのパン ほのパン ほのパン
海未「………!!!」
海未(ただの勘…?小さな棚にしまっているだろうという推測…?いや…私は『確信していた』…!!ここに穂乃果のパンツが眠っていると!!)
穂乃果「お待たせー」
海未「! ほ、穂乃果…」
穂乃果「はい、穂むらの名物、穂むら饅頭…略してほむまん!」コトッ
海未「!!!」
海未(これも、覚えています…!!くっ、頭が…!!)ズキッ
穂乃果「う、海未ちゃん…?大丈夫…?」
海未「…え、ええ。そういえば、穂乃果のご家族は…?たしか……明るい母親に無口な父親、よく出来た妹が1人…」
穂乃果「あれ?海未ちゃんに家族の話したっけ?」
海未(そうです…していません…それなのに…)
穂乃果「3人はね…今日は、いないの。お父さんとお母さんは親戚の家に。妹…雪穂は友だちの家に行ってるから…だ、だから…海未ちゃんと2人っきり、というか…///」
海未「穂乃果…」
穂乃果「は、はいっ!///」
海未「お饅頭…いただいてもいいですか?」
穂乃果「あ、うん…」シュン
ドクン
穂乃果「召し上がれ!」
ドクン ドクン
海未(これを食べれば、全ての謎が解ける…そんな予感がします…)
ドクン ドクン ドクン
海未「……はむっ」パク
海未「もぐ…もぐ…」
海未「……………!!!!!」
海未「…う………」
穂乃果「あっ!それ、漫画とかでよくある『うっ』と呻いて不安にさせておいて『うまいっ!』って続くパターンで
海未「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
………
……
…
海未「…………ここ、は…?」
真姫「目が覚めた?」
海未「………真姫」
真姫「まったくぅ…人の話は最後まで聞きなさいよ」
海未「…夢を見ていました…幸せな夢を…」
真姫「夢…というより、仮想現実ね」
海未「仮想…現実…?」
海未「そう…だったのですか…」
真姫「どう?楽しめた?」
海未「ええ…しかし、強制的に現実に引き戻されたような…」
真姫「その辺は改良の余地があるわね。本来なら使用者の考えるエンディングを迎えた所で帰ってくる仕組みのはずなのだけれど…脳と記憶に関してはまだ解明されていないことが多すぎて…」
海未「エンディング…?あの後はどうなるはずだったのですか?」
真姫「じ、自分の妄想の世界でしょっ!?///自分で考えなさいよっ!///」
海未「………?」ポクポクポク
穂乃果『3人はね…今日は、いないの。だ、だから…海未ちゃんと2人っきり、というか…///』
海未「 」チーン
真姫「へ?」
海未「もう一度ですっ!!」
真姫「ちょ、ダメよ、連続で使用すると脳がやられるわ!!」ガシッ
海未「知りません!!穂乃果…穂乃果ぁぁぁ!!!」ジタバタ
真姫「落ち着きなさ…」
バキッ!!!
うみまき「あ」
装置「」プシュー
海未「ああああああああああああああああああああああああ」
海未「あ…あぁぁ…」
真姫「諦めなさい。充分いい思いをしたでしょ?穂乃果とラブコメして窮地を救って…」
海未「み、見ていたのですかっ!?」
真姫「ええ、まぁ。私もモブキャラとして参加していたから…あなたにこちゃんに恨みでもあるの?」
海未「ありませんよっ!あぁぁぁもうっ!」
海未「あと少し…あと少しだったのにぃぃぃぃっっっ!!」
真姫(ハァ…被験者は選ばないとダメね…)
後日
真姫「え?実験に協力してくれる?助かるワ」
ことり「うんっ、任せて♡」
ことり(ホノカチャンと×××ホノカチャンと×××ホノカチャンと×××ホノカチャンと…)
おわり
乙
おもろかった
覗き見してるまきちゃんが危ないなw
まあ乙、これから英玲奈先生に大人の数式教わって来る
この世界観すき
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