【ラブライブ!】海未「うーさぎぴょんぴょん」
- 2020.04.04
- SS

なぜならこの日はμ’sとして活動できる最後の日でもあるからです
絵里、希、にこは神保町へ
真姫、凛、花陽は秋葉原の幼稚園へそして私、園田海未と穂乃果、ことりの3人は神田の幼稚園へ行く事になったのです
穂乃果「ランラララーン♪」
海未「随分とご機嫌ですね」
ことり「それはそうだよ~、私たちの卒業した幼稚園へ久々に行く事になるんだもんっ」
穂乃果「先生たち元気かな?」
海未「流石に園長先生は変わったかもしれませんね、私たちが幼い時に既に年配でしたから」
ことり「だよね」シュン
穂乃果「ああああーーーーーーー!!」
穂乃果「お土産!ウチのお菓子お土産に持ってくって先生に言ったのに忘れちゃったよー!」
ことうみ「「……あ…!」」
海未「クスクスっ」
穂乃果「???」
穂乃果「なんで笑うのさ?」
海未「だって穂乃果、手に持っているじゃないですか」
穂乃果「あ…あははー」
穂乃果「よし!なら準備万端!今日は降水確率40パーだったし降る前に行くよ海未ちゃん、ことりちゃんっ!」
海未「ええ!」
ことり「ウンっ!」
穂乃果「ああああーーーーーーー!」
海未「また忘れ物ですか?」
ことり「ものじゃなくて大事なもの?」
ことうみ「「まさか!」」
海未「穂乃果、まさかセリフ覚えてないとか言うんじゃないでしょうね?」
穂乃果「なんで分かるの!?海未ちゃんエスパー?」
海未「これだけ長く付き合っていれば嫌でも分かります!」
海未「というか紙芝居はセリフ見て話す事が主ですから覚える必要はないですよ」
穂乃果「そ、そうだった」
ことり「はいチュンチュン、この話はここまでですっ。時間もあまり無いし急ご?」
穂乃果「そうだね、じゃあ今度こそ行こう!」
出発してすぐに幼稚園に着きました
穂乃果「こんにちはー」
先生「あら?穂乃果ちゃん?随分と大きくなってー………」
穂乃果は先生と昔話に花を、ことりは園内を見て回っています。
かくいう私はこの思い出のブランコの前に…
それは私たちがあの頃よりも成長したから?
いえ、それはラストライブの歌詞でもあったように時は巻き戻せる物では無いと痛感してしまいなんだかキュンと胸が切なくなってしまいました。
ピチョピチョとブランコに水滴が…
雨でしょうか?早い所中に入りましょう
穂乃果「あ、海未ちゃんいた」
穂乃果「え…?」
ことり「海未ちゃん…泣いてる?」
海未「わたしが…ですか?」
頬に指を伸ばしてみるとそこには確かに水があった
ことり「ことりも…我慢してたんだよ?でももう…無理だよぉ」グズッ
穂乃果「」ズビッ
穂乃果は先生との会話で時の流れを感じ、ことりは園内の教室や園児の描いた絵や机や椅子、私は遊具を前にしてもうこの時には戻れない事を改めて痛感してしまいました。
海未「でも、良かったです…」
この時穂乃果とことりの頭の上に?が出たように見えましたが私が続けて言います
海未「時間は限りがあります…頭では理解していたつもりでも本質は理解できていなかったと思います」
ことり「つまり…?」
海未「後悔しない未来を選べて…いえ、穂乃果たちとスクールアイドルをやれて私は本当に良かったです!これは私が死ぬ間際でも人生の中で最も輝かしくて誇らしい思い出だと思い返すでしょう!穂乃果、ことり」
この時私は初めて自分を解放出来たような気がしました
穂乃果とことり、μ’sの皆と過ごした永遠のようで一瞬のようにも感じたこの一年
私はひと回りもふた回りも大きく成長できたと確信しています
海未「さあ!そろそろ園児のみんなも待ちくたびれてます!体育館へ行きましょう」
先生「みんなー、μ’sのお姉さんたち3人が来てくれたわよ」
先生「今日はみんなのために紙芝居をしてくれるんだって」
\タノシミー/ \セッケン?/
\バックダンサー/
\ハーイ/ \ウィ☆/
穂乃果「じゃ、はじめるよー?」
穂乃果「昔々オトノキ村ところに元気な元気なほのかちゃんタヌキがいました」
穂乃果「ほのかちゃんタヌキには小さなときからのとても大切お友だちが2人いました」
海未「うみちゃんうさぎと」
ことり「ことりチュンです☆」
穂乃果「3人はいつも一緒に楽しく暮らしていました」
海未「ところが!」
ことり「とても大きな洪水がおこり村のみんなとはなればなれになってしまいました」
穂乃果「運良くほのかちゃんタヌキとうみちゃんウサギとことりチュンは合流できましたが他の村人はどれだけ探しても見つかりません」
ほのかちゃんタヌキ『そうだ!』
海未「ほのかちゃんタヌキはある事を思いつきます」
ことりチュン『うん、ことりチュンも賛成』
穂乃果「しかしうみちゃんウサギだけは反対しました」
うみちゃんウサギ『ここ何日も探しても1人も見つからなかったんだよ?お歌を歌ってもきっと聴こえないくらい遠くにいるよ?』と
海未「でも他にアイディアが無かったのでお歌を歌うことになりました」
ことりチュン『ならあの丘の上で歌おう!近くにもし誰かいたならきっと見つけてもらえるよ!』
穂乃果「さっそく歌う事にしたほのかちゃんタヌキたち」
穂乃果「3人は歌い始めました」
海未「するとはなよちゃんリスとりんちゃんネコが来ました」
ことり「次から次へと白馬のまきちゃん、にこちゃんモモンガとやってきました」
穂乃果「気がつくとこ9人集まっていました」
海未「色々と問題は起きたけど最後はほのかちゃんタヌキの呼びかけに応えてました」
穂乃果「そして、9人で歌いました」
ことり「するとオトノキ村の村人たちが続々と姿を現しました」
海未「歌い終えると、村人はみんな揃っていました」
穂乃果「最後にオトノキ村のみんなで歌おう、さあみんなも一緒に歌を遠くへ飛ばそう!!」
ララランラン♪
ララランラン♪
ララーララーラーラーララー♪
ラララーラララーラララララララー♪
ララーラーララララー♪
穂乃果(はっ………)
穂乃果「これ…って」
海未「どこかで聴いたような」
ことうみ「あ!」
穂乃果(そうだ、思い出した。小さな頃あの大きな水溜りを飛び越える時に聴こえてきた歌…)
穂乃果「みんなの歌が昔の私まで歌が飛んできてたんだね…」
ーーーーーーーーーーーーー
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ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
先生「今日はありがとね、先生もついウルっときちゃったわ」
海未「話はほとんど私とことりで考えましたけどね」クスッ
穂乃果「でもでも!セリフだけは全部私が考えたもん!」
たわいないやり取りをし、帰路につく私たち
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの…先生と話をしていたらもう午後4時半です。
そして本当に楽しかったμ’sで居られる時間ももう半日もありません。
帰路に着いていた私たちでしたが気がつくと講堂に足を運んでいました
ほのうみこと「……ッ‼︎」
真姫「みんな考えることは同じね」
希「せやね!」
花陽「うんっ!」
凛「凛たち本当に通じ合ってるんだにゃぁ」
にこ「あーもう!そんな事当たり前じゃない!」ズビッ
希「ん?にこっち泣いてるー?」
にこ「ふ、ふんっ!」
絵里「そうそう、私たちはみんな同じ大学に行く事になったわ」
穂乃果「ほんと!?」
希「そうやん、音乃木坂女学院って大学や!」
絵里「医学部から音楽部まで幅が広い学校なの」
海未「絵里、分かっていますよ」
海未「私たち2年は元からそこを受けるつもりでしたから」
凛「大学でも結局一緒なんだ!」
にこ「それに花陽は気付いてるとは思うけど大学版のラブライブ…スクールアイドルフェスタっていうのがあるのよ!」
真姫「てことはμ’sな新たな船出ってことね?」
真姫「ならこの曲を歌って数年後μ’sをまた…」
海未「HEART to HEART!完成していたのですか?」
真姫「もちろん!」
絵里「じゃあ高校生版μ’s最後の締めに歌おうかしら」
穂乃果「賛成!よーし!」
穂乃果「いち!」
ことり「に!」
海未「さんっ!」
真姫「よん!」
凛「ごぉ!」
花陽「ろくっ!」
にこ「なな!」
希「はち!」
絵里「きゅう!」
9人『μ’s!ミュージックーーー…スタート‼︎』
おわり
けどとりあえずキラセン時の点呼の順番にした
雰囲気が好き
凛「幼稚園行ったらみんなと何して遊ぼうかなーっ?」
真姫「私たちは遊びに行くんじゃなくて紙芝居をしに行くんだけど?」
凛「そうだけどっ!紙芝居だけじゃ凛つまんないなー」
真姫「そう?でもリハーサルで私がやった時凛のめり込んで聞いてくれたじゃない、それにあの時凛が楽しそうに聞いてくれたからこっちも楽しくなったわ、だから凛もそんな事言ってられなくなるわね」
花陽「そうだよ、園児みんなが楽しそうにお話聞いてくれたらきっとこっちも楽しいよ?」
凛「言われてみれば………そうかも!」
凛「よーし!そうと決まればさっさといっくにゃー!」
花陽「うん!」
この時私の心は何故か靄(もや)がかかったような気持ちだったのを覚えています。
今思えばきっとμ’s最後の日なのにみんな一緒じゃなかったからだと思っています。
真姫「はぁ…はぁ……着いた…」
凛「えへへ~、凛いっちばーん!」
花陽「じゃあ入ろっか」
凛「こんにちは!あ、おかーさんっ!」
凛ママ「凛~、よく来たわね~」ナデナデ
凛「んふふふ」
花陽「凛ちゃんママお久しぶりですっ」
凛ママ「あら花陽ちゃん久しぶり~、結構ハキハキ言う様になったのね」
真姫「確かに、以前とは比べ物にはならないわね。あ!初めまして、西木野真姫です」
凛ママ「初めまして、あなたの事は凛から聞いているわ。いつm」
凛「あ!それは恥かしいからもうママは黙っててー!」
慌てて凛ちゃんママの口を抑える凛ちゃん、まるで子猫と母猫を見てるみたい♪
真姫「あの…そろそろ先生に挨拶しに行かなければならないので申し訳ありませんがここで失礼します」
凛「???」
凛「先生ならここにいるよー?」
真姫「え?」
真姫「あ!もしかして!」
凛ママ「はい!私がここの先生でーす!」
それからしばらく話をしていました
それから公演時間が近づいてきたので体育館へ移ります
真姫「さ、そろそろ時間ね。準備はいい?」
凛「もうバッチしにゃ!」
花陽「私も!」
凛ママ「みんなー?今日はあのμ’sの3人がこの幼稚園に来てくれたよー!拍手!」
凛ママ「紙芝居をしてくれるんだって!楽しみだね、じゃあもう始まるからシーッだよ?」
\ハーイ/
凛ママ「じゃ、どうぞ~♪」
真姫「昔々オトノキ村というところに白馬のまきちゃんと」
花陽「はなよちゃんリスと」
凛「りんちゃんネコ!」
真姫「がいました」
真姫「友だちが居なかった白馬のまきちゃんはさびしかった、けど表には決して出しはしていませんでした」
花陽「一方はなよちゃんリスはりんちゃんネコといつも一緒に遊んでいました、ある日りんちゃんネコは私にある事を話してきました」
凛「と、りんちゃんネコははなよちゃんリスに想いを伝えます」
花陽「はなよちゃんリスも同じ事を思っていました。意見のあった2人は早速まきちゃんに話しかけに行きます」
白馬のまきちゃん『私と友だちに?友だちなんて居なくてもいいわよ別に』
真姫「本当は嬉しかった……けど何故か変なプライドが邪魔をして親切にしてくれた2人にキツくあたってしまいました」
真姫「ああ、やってしまった…そんなつもりじゃなかったのに…その日は雨もポツポツしてきたので大人しく家に帰りました」
白馬のまきちゃん『やっぱり明日2人に謝りに行こう』
真姫「それから真姫ちゃんは夕飯に手をつけず、夜も更ける頃までどうあやまるのか考えていました、すると」
花陽「川が氾濫し大洪水が起こっていました」
真姫「白馬のまきちゃんは2人の顔が脳裏に浮かびます」
真姫「気がついたらすでに駆け出していました」
白馬のまきちゃん『まだ謝ってないんだから!二人とも勝手に死んでたりしたら承知しないわよ!』
はなよちゃんリス『凛ちゃん!私はいいから逃げて!』
りんちゃんネコ『りんは友だちを置いて逃げるような薄情者になるなら死んだほうがマシにゃ!絶対助けるからね!』
凛「はなよちゃんリスの上には大きな木が倒れていてりんちゃんネコ一人では少し動かすくらいがやっとでした」
はなよちゃんリス『もういいよ!お願い早く逃げて!ーーーーえ?』
花陽「目の前には息を切らした茶色い馬が立っていました」
白馬のまきちゃん『はなよ!今出してあげるから!待ってなさい!』
りんちゃんネコ『この声どこかで…』
はなよちゃんリス『も、もしかして…』
はなよちゃんリス『白馬のまきちゃん!?』
りんちゃんネコ『はく…ば?』
白馬のまきちゃん『泥が着いたの!』
はなよちゃんリス『でもなんでまきちゃんがここに?』
白馬のまきちゃん『なんでって……あーもう!友だちを助けに来たのよ!』
りんちゃんネコ『…まきちゃんっ!』
白馬のまきちゃん『さっきはキツくあたってごめんなさい、私意地っ張りだった。でも後でゆっくり謝らせて!まずははなよを』
花陽「それからりんちゃんネコと白馬のまきちゃんによってはなよちゃんリスは何とか木の下から抜け出せました」
真姫「しかし濁流はすぐそこまで迫ってきていました」
凛「2人は言われた通りまきちゃんの背中に乗ります」
白馬のまきちゃん『しっかりつかまってなさい!トバすわよ!』
真姫「3人はなんとか濁流は見えなくなるほどの場所へ来ました」
白馬のまきちゃん『2人が無事で本当に良かった…二人とも』
白馬のまきちゃん『本当にごめん!私、素直じゃなくて意地っ張りで…どうしようもないけどそれでも友だちになってくれるなら』
白馬のまきちゃん『よろしくお願いします!』
りんちゃんネコ『まきちゃん、こっちこそよろしくにゃっ!』
はなよちゃんリス『それがまきちゃんのいいところでもあるんだよ!これからもよろしくね、まきちゃんっ♪』
真姫「それから3人は友達になり、随分と遠くまで逃げてしまったけど村へ帰ることにしました、すると」
凛「どこからか楽しそうな歌が聞こえてきました」
はなよちゃんリス『きっとあの丘の上からだよ、行ってみよ?』
りんちゃんネコ『あ!あそこで誰か歌ってるよ仲間に混ぜてもらおうよ!』
真姫「そうして仲間に混ぜて貰い今では9人までになりました、そこであるタヌキさんがもっと歌を歌ってオトノキ村から散り散りになった村人の道標になってまた人を集めようと言いました」
花陽「それから私たちは歌を歌い続けました」
真姫「そしてそのあとみんなでで楽しく歌を歌いました」
真姫「おしまい」
凛ママ「いい話ね…」
\アー!センセーナイテルー/
凛ママ「さ、みんなお姉さんたちにありがとう言おう?せーのっ」
\\オネーサンッアリガトウゴザイマシタッタノシカッタデス//
凛ママ「はいよく言えました、じゃあ拍手でお見送りしましょう」
パチパチパチパチ
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ーーーーーー
この後家に帰るため各々の帰路へ着きました
花陽「まだ午後4時…ちょっとあそこに行ってみよう」
花陽「講堂…ここでμ’sのライブを見て未来が開けたんだよね」
花陽「ひゃあっ!」
真姫「どうしてこんなところにいるのよ」
花陽「μ’sはここから始まったから…終わる時もここでって思っちゃって」
真姫「奇遇ね、私もよ」
ドタドタドタドタ
凛「あれ?かよちんに真姫ちゃん?」
絵里「あら?あなたたち…」
にこ「まさかとは思ったけど…」
希「ほぼ全員集まっとるなんて」
絵里「揃ったみたいね」
ほのうみこと「……ッ‼︎」
絵里「やっぱ…」
真姫「みんな考えることは同じね」
花陽「うんっ!」
凛「凛たち本当に通じ合ってるんだにゃぁ」
にこ「あーもう!そんな事当たり前じゃない!」ズビッ
希「ん?にこっち泣いてるー?」
にこ「ふ、ふんっ!」
絵里「そうそう、私たちはみんな同じ大学に行く事になったわ」
穂乃果「ほんと!?」
希「そうやん、音乃木坂女学院って大学や!」
絵里「医学部から音楽部まで幅が広い学校なの」
海未「絵里、分かっていますよ」
海未「私たち2年は元からそこを受けるつもりでしたから」
花陽「前に真姫ちゃんがそこ受ける予定って言ってたし、農作物も学べるらしいし私もそこに行こうかなって話してたら凛ちゃんも」
凛「大学でも結局一緒なんだ!」
にこ「それに花陽は気付いてるとは思うけど大学版のラブライブ…スクールアイドルフェスタっていうのがあるのよ!」
真姫「てことはμ’sな新たな船出ってことね?」
真姫「ならこの曲を歌って数年後μ’sをまた…」
海未「HEART to HEART!完成していたのですか?」
真姫「もちろん!」
絵里「じゃあ高校生版μ’s最後の締めに歌おうかしら」
穂乃果「賛成!よーし!」
穂乃果「いち!」
ことり「に!」
海未「さんっ!」
真姫「よん!」
凛「ごぉ!」
花陽「ろくっ!」
にこ「なな!」
希「はち!」
絵里「きゅう!」
9人『μ’s!ミュージックーーー…スタート‼︎』
おわり
溜めてから書くのでスレがあったら書きますね
保守しながら待ってます!
3月31日、私たち三年生組もとある幼稚園へ紙芝居をしに行くことになった
絵里「ごめんごめん、でも今集合時間10分前よ?一体どれだけ前に着いてたのよ」
希「にこっちも海未ちゃんに似てストイックなところあるんやったなぁ」
絵里「負けず嫌いなところとかもね」クスクス
にこ「そこうるさいっ!」
にこ「まあいいわ、揃ったんだしとっとと行くわよ」
テクテクテクテクテクテク
にこ「って近ぁっ!集合場所から歩いて1分もかかってないじゃない!」
希「にこっちが居ると賑やかでええなぁ」
にこ「どういう意味よっ!」
希「んー?言ったままの意味やけど?」
希は暇さえあればにこをからかうんだから…仲がいい証拠かしら?
絵里「はいはい二人ともそこまでにして、もう入るわよ」
絵里「こんにちは」
絵里「いえ、最後に地域貢献できてとても誇らしいです」
この時私は少し嘘をついた。
地域貢献出来て嬉しい事は確かでも最後はやはりみんなと踊りたい…
絵里「そうでした、こちらはいつでも準備できてます」
先生「あら、ありがとう。でももう少し待ってもらってもいいかしら?」
絵里「わかりました。では後ほど声をお掛けください」
先生「ええ、そうねじゃあゆっくりしていて下さい」
それから私たち3人はこの1年を振り返っていた
最初は穂乃果たちを否定的だった私とにこ、ただ唯一希だけは最初から最後までμ’sを支えてくれていた
絵里「希、ありがと」
希「ん、いきなりどうしたん?えりち?」
絵里「何でもない…ただ言ってみたかっただけよ」
希「そう?」
嘘、なんでもなくない。感謝してもしきれないくらい感謝してる。
ただ言葉にしてしまったら泣いてしまいそうで……怖かったんだと思う
にこ「絵里…涙…」
絵里「えっ…あ」
希「さあ!もうしんみりするのはやめや!せっかくこどもたちを楽しませに来てるんやしこっちが泣いてたら締まらないやん?」
絵里「…うん、うん。そうね!」
先生「μ’sの皆さん、こちらは準備が整いました。」
絵里「わかりました、今行きます!さぁ!行くわよ!」
先生「じゃあみんな、さっき言ったこと覚えてるかな?」
\ウンッ!/ \ハーイ/
絵里「昔々オトノキ村というところに真面目すぎる鹿のエリーシカと」
希「フクロウのぞみと」
にこ「にこコウモリがいました」
絵里「エリーシカは生真面目故、友達がフクロウのぞみしか居ませんでした」
フクロウのぞみ『明日にこコウモリさんと遊びに行くんやけどエリーシカちゃんもどう?』
エリーシカ『私は……』
絵里「エリーシカはきっと私が行ってもにこコウモリさんは楽しくないから断ろうと考えました」
にこコウモリ『フクロウのぞみ?とそこにいるのはいつもフクロウのぞみが話してた例のエリーシカ?』
エリーシカ『え?』
にこコウモリ『よろしくにこっ、エリーシカよね?にこの事はにこにーって呼んでにこっ☆』
絵里「フレンドリーなコウモリさんとはあっという間に打ち解ける事ができた」
にこコウモリ『じゃあ明日三人で出かけるにこっ』
絵里「そして私たちはそれぞれの家に帰った。」
希「この夜、川が決壊した」
にこ「しかし濁流がエリーシカのすぐそばまで迫っていた!」
エリーシカ『のぞみ!にこ!どうか無事で!』
絵里「エリーシカはなんとか生き延びることが出来た、そして他に出来たことといえばにこコウモリとフクロウのぞみの無事を祈ることだけだった」
フクロウのぞみ『エリーシカ、どこ行ってしまったんやろ、まさか…』
にこコウモリ『バカ!一番の親友のアンタが無事だと信じないでどうするのよ!』
フクロウのぞみ『そうや…そうやね!』
希「普段はいじられ役にまわる事が多いにこコウモリだがここ一番ではこの人にかなう人はいない…フクロウのぞみはそう思えた」
絵里「結局エリーシカと2人は合流できずに数日を過ごした」
~~~~~~~~~♪
絵里「どこからか楽しげな歌が聞こえてきた。そこには生き延びた人がいる!きっとのぞみたちも…と思いエリーシカは音のなる方へ足を早める」
エリーシカ『ッッにこっ!のぞみっ!』
にこ「遂に3人は再び会うことが出来ました。これもここで歌う不思議なタヌキさんたちのおかげ」
絵里「友だちの少なかったエリーシカにはいつのまにか大切な友達が8人にまでなっていました」
絵里「タヌキさんも同じ考えだったらしく一緒に歌を歌いました」
絵里「するとエリーシカたちの周りに次々と村人が姿を現します」
希「最後には村人は全員揃っていました」
絵里「そして最後はみんなで一緒に遠い遠い空へ歌を歌いました。」
絵里「おしまい」
先生「はい、μ’sの皆さん。今日は本当に有難うございました。最後に私たちからプレゼントがあります」
絵里「え…?」
先生「ーーーーふぅ…さんはいっ」
わたしたちのいまがここにある~♪』
にこ「あ……あぁ…ズビッ」
絵里「これ…って」ボロボロ
希「……」グズッ
園児達『あいしてるばんざーい始まったばかり~♪』
園児達『明日もよろしくねまだ~♪
ゴールじゃない~♪』
先生「さぁ~♪」
園児達『大好きだばんざーい♪
負けない勇気~♪
私たちは今を楽しもう~♪
大好きだばんざーい♪頑張れるから昨日に手を振ってほら~♪』
園児達『前向いてー♪』
先生「みんな一緒に!」
のぞえりにこ園児達『ラーラーラーラララララララー♪
ラララーラララーラララララララーラー♪
ラーラーラーラララララララン
ラララララララララララーン♪
ラララララララララララーン♪』
先生「μ’sの絵里さん!希さん!にこさん!今日は有難うございました!」
園児たち『ありがとうございましたっ』
のぞえりにこ「こちら…こしょ…ありがとうございましたっ」ボロボロ
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
絵里「あの…先生?どこであの歌を?」
絵里「そうだったんですか…今日はとてもいい思い出になりました!高校生活最後にここにこれて本当に良かったです」
これは嘘じゃない。心の底から思っていることを口にできた
のぞえりにこ「ありがとうございましたっ!」
そして私たちは一人、また一人と別々の帰路へついた
絵里「制服着れるのも最後だし最後にちょっとだけ高校に…」
思えば穂乃果たちがあそこでライブを始めたから今の私があるんだ…
足の向いた場所は屋上ではなく始まりの場所だった
ドタドタドタドタ
絵里「ん?あれは凛!?」
見知った顔の面々がいた
絵里「あら?あなたたち…」
にこ「まさかとは思ったけど…」
希「ほぼ全員集まっとるなんて」
ここでまた足音が聞こえてきた…
3人分、これはきっとーーーー
絵里「揃ったみたいね」
ほのうみこと「……ッ‼︎」
絵里「やっぱ…」
真姫「みんな考えることは同じね」
花陽「うんっ!」
凛「凛たち本当に通じ合ってるんだにゃぁ」
にこ「あーもう!そんな事当たり前じゃない!」ズビッ
希「ん?にこっち泣いてるー?」
にこ「ふ、ふんっ!」
絵里「そうそう、私たちはみんな同じ大学に行く事になったわ」
穂乃果「ほんと!?」
希「そうやん、音乃木坂女学院って大学や!」
絵里「医学部から音楽部まで幅が広い学校なの」
海未「絵里、分かっていますよ」
海未「私たち2年は元からそこを受けるつもりでしたから」
花陽「前に真姫ちゃんがそこ受ける予定って言ってたし、農作物も学べるらしいし私もそこに行こうかなって話してたら凛ちゃんも」
凛「大学でも結局一緒なんだ!」
にこ「それに花陽は気付いてるとは思うけど大学版のラブライブ…スクールアイドルフェスタっていうのがあるのよ!」
真姫「てことはμ’sな新たな船出ってことね?」
真姫「ならこの曲を歌って数年後μ’sをまた…」
海未「HEART to HEART!完成していたのですか?」
真姫「もちろん!」
絵里「じゃあ高校生版μ’s最後の締めに歌おうかしら」
穂乃果「賛成!よーし!」
穂乃果「いち!」
ことり「に!」
海未「さんっ!」
真姫「よん!」
凛「ごぉ!」
花陽「ろくっ!」
にこ「なな!」
希「はち!」
絵里「きゅう!」
9人『μ’s!ミュージックーーー…スタート‼︎』
ほんとうにおわり
全学年視点で見れて良かったです!
まあ、全学年分書いてくれると思ってたけどね
乙ありがとう
ん?にこちゃんモモンガだったのにコウモリにしちゃってました
飛べるんだし(震え声)
乙でした
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