【ラブライブ!】絵里「コタツ暖かいわぁ……」希「そうやねぇー」
- 2020.04.06
- SS

絵里「ん?どうしたの?」
希「明日なんやけど、なんか用事ある?」
絵里「そうね……特に用事はないわね」
希「そっかそっかー♪」
絵里「?それはいいけど、あなた冬休みの課題とか終わってるの?」
希「ふっふっふ、うちにぬかりはないで?」
絵里「そう?ならよかった。じゃあ、明日ね」
絵里「ちょっと早すぎたかしら……」
希「はーい?あ、絵里ち」
絵里「お待たせ、それにしても今日は寒いわね……」
希「なら、丁度ええ物があるよ!こっち来てー!」
絵里「ちょ、何よ!何があるの?」
希「それは、見てのお楽しみやん♪」
希「ん?絵里ち何しとるん?」
絵里「の、希!これが噂のコタツね!」
希「誰も噂しとらんけど……これがこたつや」
絵里「ねぇねぇ、入っていい?」ウキウキ
希「え?まあ、どうぞ?」
絵里「本当!?じゃ、じゃあ……失礼します……」ゴクリ
絵里「こ、これは……!!」
希「いや~気に入ったみたいで嬉しいわぁ」アハハ
絵里「あったかぁい……//」
希「さーらーに、じゃーん!のんたん特製の紅茶やでー!」
絵里「こたつに入りながらあったかい紅茶を飲めるなんて……ハラショーだわ」
希「気に入ってくれてよかった~、寒くなってきたしちょっと出してきたんよ」
希「ほら、みかんも持ってきたから一緒に食べよ?」
絵里「あら?じゃあ一つ貰おうかしら」
希「ほいほい」ムキムキ
希「はい、あーん♪」
絵里「へ?」
絵里「いや、自分で食べれるわよ」
希「えー?いいやん。ほらほら」グイッー
絵里「ま、待って!中身出ちゃうから!!」
希「んじゃ、あーん♪」
絵里「あ、あーん……///」パクッ
絵里「甘い……//コタツでみかん……ハラショォォォ」
希「え?えー……っと、あれや!いつも大変な絵里ちに休んでもらおうってね」
絵里「ふぅーん」
希「……」ドキドキ
絵里「そう、なら今日は大分体が休めたわ。ありがと、希」ニコッ
希「ホッ」
絵里「……ねぇ希」
希「ん?どうしたん?」
絵里「今日、泊まっていっていいかしら?」
希「え!?」
絵里「あら?だめなの?」
希「え、ええけど……」
絵里「なら決まりね♪」
希「絵里ちとお泊り……///」ボソッ
希「んーっと、特に決めてなかったなぁ……」
絵里「なら私が作ってあげるわ」ニコッ
希「え?お客さんなんやから楽にしててええよ?」
絵里「いいからいいから。このエリーチカに任せなさい」
希「んー……そこまで言うならお願いしようかなぁ」
絵里「ええ!腕を振るってあげる!」ウフフ
希「絵里ちーなんかお手伝いすることある?」
絵里「そうね……うん、特に無いかな。希は大人しくコタツに入ってて?」ニコッ
希「う、うん」
絵里「大丈夫よ。後もう少しでできるから安心して?ね?」
希「うーん……ええのかなぁ……」
絵里「いーの。それにご飯の後は宿題を片付けないといけないんだからね」
希「うぐっ……忘れてなかったかー……」
絵里「当然よ」
希「じゃあ、完成するまでこたつでのんびりしとるね」
絵里「ええ、そうしてて」
希「……なんかもっとロシアらしい物を期待したんやけど」
絵里「な、なによ……私=ロシアってどうなのよ」
希「いや、実際絵里ちってロシアなとこあるやん?」
絵里「失礼ね。それなら希=スピリチュアルなとこあるでしょ?」
希「せやで?うち=スピリチュアルやで?スピリチュアルガールのんたんや」
絵里「……そう、じゃあスピリチュアルガールさん。お味はどうですか?」
希「ああ、そうやった。いっただきまーす!」パクッ
絵里「で?どう??」ワクワク
希「え、絵里ち……」
絵里「ワクワク」
希「熱い」
絵里「でしょうね」
希「え!?い、いいよ!うち一人で出来るよ!?」
絵里「いいから、ほら」
希「も、もう!恥ずかしいからやめてや!!///」
絵里「ふふっ、じゃあ次からはしっかり冷やしてから飲みなさいね」
希「はーい……ふーふー」パクッ
希「モグモグ……わぁ!おいしい!!」パァッ
絵里「当たり前でしょ?このエリーチカ特製なんですから」ドヤァッ
希「うまいうまい!」パクパクッ
絵里「ふふっ、他にもあるからたくさん食べてね」
絵里「はい、お粗末様でした。じゃあ片付けするわね」
希「あ、片付けはうちがやっとくから絵里ちはゆっくりしててな?」
絵里「あら?そう?悪いわね」
希「さて、洗い物を済ましちゃおうかなぁー」
希「……で、いつまで横にいるの?絵里ち」
絵里「ん?お手伝いしようかなーって♪」
希「話聞いてた?」
希「むぅ……ええのに」
絵里「ほら、手が止まってるわよ。それじゃ、洗い物が終わらないわ」
希「じゃあ絵里ちは流してね」
絵里「ええ、任せて頂戴」
希「……」ゴシゴシ
絵里「~♪」ジャバジャバ
希「なんや、気分いいね?」
絵里「そう?そう見えるかしら?」フフン
希「うん、うちと洗い物して楽しいんか?」
絵里「ええ、とっても」ジャブジャブ
希「ふーん……」
絵里「多分、希とだから楽しいのよね♪」
希「ちょ!?急に恥ずかしくなるようなこと言わんといて!///」
絵里「うふふ♪」
希「もう……///」
絵里「じゃあお風呂に行きましょ?」
希「待って絵里ち」
絵里「どうしたのよ?」
希「うちの家のお風呂だと小さすぎるんよ」
絵里「あら」
希「そ・こ・で」
絵里「?」
希「そうや!ここが銭湯や!」
絵里「は、ハラショー……」
希「じゃあ入ろうかー」
絵里「え?」
希「いや、え?じゃなくて入るよ?」
絵里「他の人がいるかもしれないじゃない!」
希「いや、銭湯なんやしいるやろ」
絵里「は、恥ずかしいじゃない……」
希「全員裸やん」
絵里「そ、そうだけどぉ……」
希「ほら、行くよ?」
希「まあ、銭湯やし」
絵里「希、こっちのお風呂は何かしら?」
希「あ!そっちはダメ!!」
絵里「冷た!?」
希「そっちは水風呂やで絵里ち」
絵里「え!?水のお風呂なの!?」
希「ほら、早くこっちにおいで」ニコニコ
絵里「うぅ……寒い……希ぃ……」
希「そらそうやろ……最初に水風呂入ってるんやから」
絵里「見て見て希!電気のお風呂があるわ!」
希「あそこで電気の力で体を癒すんやで?」
絵里「え!?」
希「?」
絵里「で、電気よ……?電気なのよ!?」
希「いや、あのな?電気が流れてるというかピリピリするというか……」
希「なんか説明めんどくさいからとりあえず入ってみ?」
絵里「ドキドキするわね……」チャポッ
絵里「あぁ……ピリピリして気持ちいいわ……///」
希「絵里ち……なんか言い方が……」
絵里「んっ……//あっ……//いい……いいわ……これ///」
希「ちょ!ほんまやめて!!聞いてて恥ずかしくなるわ!」
希「うちは凄く疲れたんやけど……」
絵里「あら?だめよ、しっかり湯船に浸かって疲れを取らないと」
希「誰のせいだとおもっとるん?」
絵里「え?」
希「もうええわ……ほら、寒いから早く帰ろ?」
絵里「ええ!あ、そうだ希」
希「ん?どうしたん?」
絵里「はい、手が寒いでしょ?」
希「……手を握れと?」
絵里「うん♪」
希「……はい///」
絵里「ふふ♪希の手は暖かいわね」
希「となると心は冷たいってことやね」
絵里「そんなこと言ってないわよ」
希「ありゃ」
絵里「ええ、まったく外は寒いわねぇ……」
希「帰ってきた瞬間にコタツに入るのやめーや」
絵里「いいじゃない。はぁ~……いいわねやっぱり」
希「それは確かに……やっぱりこたつはいいわー」
絵里「……」
希「……」
絵里「……グゥ」
希「って寝ちゃだめや絵里ちいい!!」
絵里「希、あなた冗談よね?」
希「へ?いや、何怒っとるの……?」
絵里「私は真面目に聞いてるわ。冗談よね?布団を敷くなんて」
希「え?だって……寝るとこ」
絵里「あるじゃない」
希「どこに?」
絵里「希のベット」
希「うちはどこで寝ればええねん」
絵里「一緒のベットよ」
希「せまいけどええの?」
絵里「いいわ」
希「うち、寝相悪いけどええの?」
絵里「構わないわ」
希「うち寝ながら絵里ちに抱きつくかもしれないけどいいの?」
絵里「ハラショーよ」
希「……ならええけど」
希「ほんま?ならよかったわぁ」
希「絵里ち最近生徒会の仕事とかもあって休む暇なかったやん」
絵里「ええ。でも、あなたが手伝ってくれてるから少しは楽になってるのよ?」
希「えへへ///」
絵里「それに、これからも手伝ってもらわないと困るわよ」
希「え?どういうこと?」
絵里「もう、わからないの?」
希「う、うん……」
絵里「あなたがよかったらこれからもずっと私の傍にいて欲しいの」
希「ふぇ!?///」
絵里「仲良くコタツに入って温まったり、同じご飯を食べたり」
絵里「お風呂に入るのは……いつもは変だからたまに」
絵里「どう?いいと思わない?」ニコッ
希「絵里ち……」
絵里「だから、今度は私があなたを支え、時には背中を押してあげたいの」
絵里「……もう、そんな顔しちゃダメよ?」アラアラ
希「うっ……ひぐぅ……」
絵里「可愛い顔が台無しよ?あなたは笑顔が似合うんだから」ヨシヨシ
希「絵里ち……絵里ちぃ……うぅっ」グス
絵里「大丈夫。あなたはもう寂しくなんか無いわ」
絵里「傍には必ず私がいるから」
希「うん……うん!」グスッ
絵里「じゃあ、あなたの返事を聞かせて?」
希「……うん、うちは……うちも絵里ちの事が好き」
絵里「ふふっ、ハラショーね!」
おしまい
強いて言うなら希の言い回しがエセ関西弁というより風の民なのが気になった
乙
乙です
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