【ラブライブ！】凛「死闘！ラーメン屋行きを賭けた魂のデュエル！」
- 2020.04.08
- ＳＳ
穂乃果「どうしたの、凛ちゃん？」
凛「あとでラーメン食べに行こっ！」
穂乃果「ら、ラーメン…ゴクリ」
穂乃果「けど…ご、ごめん…」
凛「え？ 何で？」
穂乃果「ちょっと…ダイエット中で…」
凛「(嘘にゃ、穂乃果ちゃんは普段そんなことを気にしない…きっと本当はオゴらされるのを警戒してるだけにゃ！)」
凛「(仕方ない…ここは…)」
凛「デュエルで勝負だよ！」
穂乃果「(まさかオゴリを警戒してるのを悟られた！？)」
穂乃果「仕方ないね…デュエル！」
海未「デッキ…？ あれ、財布ですよね？」
ことり「これは…ウォレット・デュエル！」
海未「ウォレット・デュエル！？ なんですかそれは！？」
花陽「ウォレット・デュエルは自分のお財布をデッキに見立て、その中のカードを使ってデュエルするんだよ！」
海未「は、花陽も知っているのですか！？」
花陽「そして凛ちゃんはこのデュエルでは全国クラスの猛者なんです！」
海未「よ、よくはわかりませんが何か凄いということはわかりました…」
穂乃果「わ、割引券…？」
凛「これならラーメン1杯が30%引きになるんだよ！」
穂乃果「30%引き…！」
凛「500円のラーメンが350円になるんだよ！」
海未「ラーメンのことになると計算が早いですね…」
穂乃果「ドロー！」
穂乃果「穂乃果はTカードを使うよ！」
凛「Tカード…？」
穂乃果「今日のおやつは…Tポイントで買うんだ…」
ことり「穂乃果ちゃん…」
海未「あぁ…お金…ないんですね…」
凛「それなら…！」
凛「希望を掴む！ シャイニング・ドロー！」
花陽「あ、あれは…！」
凛「凛は悲しげな顔をした夏目漱石を使うよ！」
海未「それ単に折り曲げて遊んだ1000円札じゃないですか…」
凛「穂乃果ちゃんに奢りなんてさせないよ！」
凛「自分のラーメン代は自分で払うよ！」
花陽「凛ちゃん…！」
穂乃果「凛ちゃん…ごめん、それでも行く訳にはいかない！」
穂乃果「絶望と哀しみのフォーリング・ダークサイド・ドロー！」
海未「お金がないだけですよね…？」
海未「あぁ…あれ、アメリカに行った時の…」
ことり「お札…あれしか持ってないんだね」
穂乃果「ごめん…凛ちゃん…！」
凛「穂乃果ちゃん…なんで凛が夏目漱石を出したかわかる？」
穂乃果「え？」
穂乃果「え…？」
凛「それでももう1杯分食べられるんだよ！」
海未「凛…まさか貴女は…！」
凛「そう…穂乃果ちゃんの分まで払えるんだよ！」
穂乃果「凛ちゃん…！」
凛「にこちゃんも希ちゃんも絵里ちゃんもいなくなった！」
凛「あと数日したら新しい後輩達が入ってくる！」
凛「そのためにもみんなと一緒にいることが大切なんだと凛は思う！」
凛「だから…ダメ…かな？」
海未「穂乃果…？」
ことり「穂乃果ちゃん…？」
穂乃果「…凛ちゃん、やっぱり私、可愛い後輩にラーメンをオゴらせることなんてできない！」
凛「穂乃果ちゃん…」
穂乃果「だから！」
穂乃果「最終奥義・奥の手のアメイジング・ドロー！」
ことり「あ、あれって…！」
海未「あれは…！」
花陽「キャッシュカード！？」
穂乃果「これで…お金を下ろしてくるよ！」
凛「穂乃果ちゃん…！」
海未「…」
ことり「…」
凛「ど、どうしたの？」
穂乃果「残高…1000円ちょっとしかなかった」
海未「ま、まぁ、とりあえずラーメン1杯分は大丈夫じゃないですか…」
穂乃果「この場はいいけどその後がヤバいよ…激ヤバだよ…これもう雪穂に借りるしかないよ…」
凛「やっぱりオゴる？」
穂乃果「これ位は…ね？」
海未「さぁ、行きましょうか」
ことり「真姫ちゃんと花陽ちゃんは先に行ってるんだよね？」
凛「うん、多分かよちんのことだから一生懸命メニューを見てると思うにゃー」
穂乃果「…凛ちゃん」
凛「なーに？」
穂乃果「…ありがとう」
凛「うん、どういたしまして！」
おわり
ご愛読ありがとうございました
結構勢いで書きましたがどうなのかなー？って思ってます
それではありがとうございました
サイコー！！
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