【ラブライブ!】凛「なんだか手が痒いにゃ……」ポリポリ
- 2020.04.09
- SS

凛「うーん……蚊じゃないと思うんだよね~、なんか
ニキビみたいなのがポツポツあって……」
真姫「そういうのはあまり刺激するのは良くないわよ」
凛「だよね、まぁほっとけば治るよね、我慢我慢!」
花陽「さ!早く練習いこ!」
凛「行っくにゃ~!」ダダダダダ
真姫「ちょ、ちょっと待ちなさいよ~!」
凛「……ぅう、かよちん、おはよ~」ゲンナリ
花陽「凛ちゃん……?元気ないけどどうかした……?」
凛「うん……こないだ手が痒いって言ったじゃん?そこがなんか皮とかめくれてきて今度はすごく痛くなってきて……」ボロ
花陽「ピャア!?たたた大変だよぉ!?早くお医者さんに……!?」
真姫「ちょちょっと花陽!!どうしたのよ!!」
花陽「真姫ちゃん!!」
真姫「ちょっとこれは辛そうね……、いいわ、行きましょ」グイ
凛「わわ、ってどこ行くの?そっちは学校じゃないよ?」
真姫「どこって……うちの病院よ」
凛「ええ!?でも学校は……?」
真姫「何言ってんのよ、凛の身体がこんな事になってるんだから学校なんて少しくらい……」
花陽「そうだよ凛ちゃん!はやく診てもらったほうがいいよ!」
凛「真姫ちゃん、かよちん……」
穂乃果「そ、それで!?凛ちゃんは!?」タタタタタ
海未「はい、診断が出たあとは学校に来てるらしいです!」タタタタタ
ことり「はやくはやく~」タタタタタ
にこ「アンタたち遅いわよ!何してんの!?」タタタタタ
絵里「ちょ、にこ速すぎよ!」タタタタタ
希「凛ちゃん…!」タタタタタ
凛「って事らしいんだけど……」
海未「掌蹠膿疱症……?」
花陽「なんかとっても治りにくい難病らしくて……」
真姫「しかも原因もよく分かってない病気なのよ……」
穂乃果「ちょっと見せて……!」グイ
凛「わわ!」ボロ
穂乃果「……これ、痛いんでしょ?」
凛「う、うん、お医者さんが言うには手だけじゃなくて足にも出てくるとか……」
穂乃果「そんな……」
バタン!!
にこ「凛!!」
希「凛ちゃん……」
凛「で、でもでも命にかかわるような病気じゃないようだからさ!全然大丈夫だよ!!」
花陽「……うぅぅ」ポロポロ
凛「か、かよちん!?なんで泣いて……」
花陽「り、凛ちゃんが辛いのに、わ、私は何もできなくて……」ポロポロ
凛「かよちん……」
真姫「……」
グロ
どんなのが出るかと思ってたがアトピーの俺に死角はなかった
マジで穴が開くほどかと思った
凛「じゃね、かよちん」
花陽「……うん、お大事にね」
凛「んもう、大丈夫だって言ってるのに」
花陽「でも……」
凛「かよちんが泣くと治るものも治らないにゃ!」
花陽「えぇ!?」
凛「ふふっ、それじゃまた明日!」タタタタタ
花陽「あ、うん……」
花陽「……」
花陽「……はぁ」
ピリリリリリ
花陽(電話……真姫ちゃんから)
花陽「ううん、全然大丈夫」
真姫「早速だけど本題に入らせてもらうわ」
花陽「……うん」ゴクリ
真姫「凛のあの病気、掌蹠膿疱症のこと」
花陽「……」
真姫「原因も詳しくは分かっていない、そして症状が消えてはまたやってくる慢性的な病気」
花陽「……うん」
真姫「でもやれることはある」
花陽「え?」
真姫「この病気は難病だけどもそれに対抗し得るかもしれない治療法も多々あるのよ」
花陽「そうなんだ!」パアァ
真姫「ええ、そして今から言う治療法は、花陽の協力が必要なの」
花陽「え、わ、私の……?」
海未「ワンツースリーフォーファイシッセブエィッ」パンパン
凛(ぅぐ……足)ヨロ
にこ「はいちょっとストップ!!」
絵里「にこ……?」
希「どうしたん?」
にこ「凛」
凛「……」
にこ「ちょっとあんた足見せてみなさい」
凛「……」
穂乃果「え」
ことり「まさか」
凛「へへ……」ボロ
ことり「凛ちゃん……」
絵里「ちょ、ちょっと凛、あなた……!」
凛「い、いや~!どうせ皮膚の病気だっていうからさ!ちょっと痛いくらいでみんなの足を引っ張るのは良くないかと思ってさ!」ニャハハ
海未「凛!!!!!!!」
凛「っ!!」ビクッ
希「………無理は、よくないよ」
海未「そうです、あなたの気持ちも分かりますが……!」
凛「で、でも……」
にこ「凛?」
凛「凛だって、どうしていいか、わ、分かんなくて……」ポロポロ
穂乃果「凛ちゃん……」
絵里「真姫と花陽……遅れるって言ってたけど、…まだかしらね」ヒソヒソ
希「そうやね、こんな時あの二人が……」ヒソヒソ
バタン!!!!
真姫「待たせたわね!!」
花陽「凛ちゃん!!」
花陽「……」
真姫「凛」
凛「……な、なに?」
真姫「あなたの病気はね、原因もよく分かってなくてはっきりとした治療法も分かってない病気なの」
凛「!!」
凛「う、うん……」
にこ「ちょ、ちょっと真姫!何言って……モガ」ジタバタ
花陽「ごめんにこちゃん……ここは真姫ちゃんにまかせて……!」
にこ「わ、分かった分かったから放して……!」
穂乃果「どうしたのかな……真姫ちゃんと花陽ちゃん……」
海未「さ、さあ……」
凛「え!!」
にこ「本当なのそれ!?」
真姫「ええ、絶対の自信があるわ」
絵里「さすがは真姫ね……お医者様を目指すだけはあるわ……」ジーン
希「将来は名医間違いなしやな!カードもそう言ってる!」シュビッ
海未「真姫、ありがとうございます、真姫……!」
ことり「凛ちゃ~ん!!」ダキッ
凛「ぐぇっ」
穂乃果「良かった~、ほんとに良かった~」ギュウウ
凛「ぐ、ぐるじぃにゃ……」グエェ
真姫「花陽」
花陽「うん」
凛「え、なになに?」
花陽「凛ちゃん」
凛「ど、どしたのかよちん、そんな血相かえて……」
花陽「……」
真姫「……凛」
凛「……え、な、なに……?真姫ちゃんもかよちんもなんだかいつもと違うよ?どうしたの!?」
真姫「花陽は今、『かよちん』ではないの」
凛「え、どういうこと?かよちんがかよちんじゃないの?でもかよちんはどう見ても……」
????「……凛ちゃん」
凛「……あ、あれ?かよちん……じゃ、ない……?」
凛「で、でもどう見てもかよちんなんだけど……でもかよちんじゃない……」
にこ「こ、これは一体どういう…?」ゴクリ
真姫「それはね、今の花陽は『かよちん』ではなく……」
絵里「そ、それは……?」ゴクリ
希「……」ゴクリ
ことり「……」ゴクリ
海未「……」ゴクリ
穂乃果「……」ゴクリ
凛「…………!」ゴクリ
真姫「 ビ オ チ ン よ !!!!!!!!」
真姫「詳しくはここを見るといいわ!https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AA%E3%83%81%E3%83%B3」
絵里「な、なるほど……」
希「これならビオチンで凛ちゃんの病気が治るかもしれない……」
真姫「かもしれないじゃないわよ!!治すのよ!!!」
穂乃果「ま、真姫ちゃん……」
ビオチン「そうです、凛ちゃんはこれで治るんです……」
海未「で、でも!凛は治ってもあなたはどうなるのですか!!」
ビオチン「……」
真姫「……心配いらないわ、今のビオチンは役目を終えたら元の花陽に戻るわ」
ことり「そう……なら良かった……」
にこ(急に何言ってんだ……?こいつら………)
ビオチン「うん」
凛「かよ……いや、ビオチン」
ビオチン「凛ちゃん……」
穂乃果「凛ちゃんと花陽ちゃん……いや、ビオチンは今ひとつになるんだね……」
ことり「うん、それで凛ちゃんは助かるんだ……!」
海未「ビオチーン!頑張ってください!!」
絵里「ビオチン!!凛をお願い!!」
希「ビオチン!!ウチも応援してるで!!」
にこ「帰ろ」
凛「真姫ちゃーーーーーん!!!!」
真姫「凛!!!」
凛「真姫ちゃーーーん!!真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーーーーん!!!」ニャニャニャニャ
真姫「ちょ、ちょっと!!はなれてよ!!!」
凛「やだよーーー!!離れないにゃーーー!!!!」
穂乃果「よかった……凛ちゃん完治したんだね……」ポロポロ
ことり「うん……ほんとによかったよ……!!」ポロポロ
海未「り”ん”!!!!ぼん”どに”よ”がっだでずぅぅぅぅ!!」ボロボロボロボロ
絵里「ちょ……海未泣きすぎじゃ……」
希「ぞごばリ”リ”ボワ”の”絆がぞう”ざぜる”ん”や”ぁぁぁぁぁぁぁあ」ボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロボロ
にこ「あっそ、で、花陽は?」
凛「かよちーーーん!!!」ダキッ
花陽「ピャア!!」
凛「かよちんかよちんかよちーーーん!!!」ニャニャニャニャニャニャニャニャ
花陽「ダレカタスケテー!!」
真姫「ふふっ、やっぱこうでなくっちゃ」
希「ぞう”や”ね”」ズビズバー
海未「え”え”、ま”っだぐでず」ジョビジョバー
絵里「何はともあれ一件落着ね……」
穂乃果「この話もこれで終わりらしいよ!!」
ことり「うん!!かよちんとビオチンが言いたかっただけのこの話もバッチリ完結だね!!」
~Fin~
矢澤家
にこ「はい!今日はレバニラよ!!」
ここあ「えーー!!レバーきらいーーー!!」
こたろう「おいしくない~」
こころ「おねえさま……わたしもレバーはあまり……」
にこ「何言ってんのよ!!この鶏レバーは特にビオチンが豊富なのよ!!」
完
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