【ラブライブ!】花陽「はなよふかし 第二夜」
- 2020.04.10
- SS

花陽「はなよふかし」
思いついてしまったので、まさかの続編です。
過度な期待はしないでお進みください。
花陽「花陽が夜11時をお伝えします」
花陽「今夜も、花陽は少しだけワルになって夜更かしに挑戦したいと思います」
花陽「この前は気が付いたら寝ちゃってたので、今日はそんなことが無いようにしたいです…」
凛「かよちん?誰と喋ってるの?」ヒョコッ
花陽「…そうなんです」
花陽「今夜はゲストをお招きしてます」
凛「お招き?ここ凛の部屋だよ?」
花陽「紹介します。幼馴染で親友の星空凛ちゃんです」
凛「勇気凛々、あなたの凛ですっ!…じゃなくて、かよちん?」
凛「え?えーっと、うん。たまに夜更かししちゃうよ」
花陽「その時はいつまで起きてるの?」
凛「うーん…。遅くても1時になる前には寝ちゃうにゃ」
花陽「今夜はね、2人で朝まで起きてようと思うの」
凛「えっ?どうして?」
花陽「オトナの女性になるためだよ」
凛「オトナ…」
凛「…なってみたい、かも?」
花陽「じゃあ決まりだね」
凛「で、でも、ばれたら怒られちゃうよ」
花陽「そこは…ばれないように、ね?」
凛「かよちん、ワルだにゃ…」
凛「でも、夜更かしはいいんだけど何をするの?」
花陽「…よくぞ聞いてくれました」
凛「皆さん?」キョロキョロ
花陽「この前は完全なノープランで挑んだ結果、失敗しちゃったんだよね」
凛「かよちんにはスピリチュアルな何かが見えてるみたいだにゃ」
花陽「ですが!」
凛「おっ?」
花陽「今夜はちゃんとプランを考えてあるんです」
凛「おおっ?」
花陽「それは…」ゴソッ
花陽「あ、あれ?どこにしまったっけ…」ゴソゴソ
花陽「あっ、これです」ヒョイ
花陽「うん。どこにでもある普通のトランプだよ」
花陽「花陽、気づいたんです。トランプには無限の可能性が秘められてるって」
花陽「ババ抜き、神経衰弱、七並べ、大富豪…」
花陽「いろんゲームができて、時間を潰すにはもってこいの道具なんです」
凛「なんだか中学の修学旅行を思い出すにゃ」
花陽「というわけで凛ちゃん、まずは何をする?」
凛「うーん…。じゃあババ抜き!」
花陽「楽しい夜の始まりですっ」
シャッ シャッ
凛「かよちん、次で終わりにゃ…」
花陽「負けないよ、凛ちゃん…」
花陽「さあ、引いて!」バッ
凛「むむむ…」ジーッ
凛「…こっち!」スッ
凛「…っあーー!!」
花陽「ふう…」
花陽「うーん…。じゃあ、こっち?」スッ
花陽「…やったあ!」
凛「負けたにゃあ…」ガクッ
ピピッ
花陽「あ!」
凛「?」
花陽「ついに0時を回ったよ!ほら!」ヒョイ
凛「えっ、かよちん時計も持ってきてたの?」
花陽「トランプ、なかなかいけるかもしれません…!」
凛「今夜のかよちんは謎だにゃ」
花陽「凛ちゃん、次はなにをやる?」
凛「えっと、じゃあ神経衰弱かな」
花陽「じゃあちゃんと切ってから並べよっか」
ペラッ ペラッ
凛「ふあぁ…」
花陽「神経衰弱って、なんだか眠くなるね…。あ、これそこで見た…」ペラッ
凛「頭を使うのは嫌いだにゃ…」
花陽「あ、これも…。次は…あ、いけるかも」ペラッ ペラッ
凛「神経衰弱って、終わる時は一瞬だよね」
花陽「これでラスト…。ふう」
凛「また負けたにゃ…」
花陽「でも、だいぶ時間が経って…」
花陽「…あれ、まだ0時半…?」
凛「先は長いにゃ…」
凛「んー…」
凛「…凛、思ったんだけどね」
花陽「?」
凛「ババ抜き、神経衰弱はまだいいけど」
凛「大富豪とか七並べとか、2人でやる遊びじゃない気がする」
花陽「…そうだね」
凛「………」
花陽「………」
凛「どうせなら、μ’sのみんなで朝まで遊びたいなあ」
花陽「うん。きっと楽しいよね」
凛「あ、でも海未ちゃんが反対するかも」
花陽「…まくら投げした時を思い出したよ」ゾクッ
凛「や、やめてよかよちん」ガクガク
グゥ~
凛「あ…」
凛「えへへ、頭使ったら、お腹すいちゃったにゃ」
花陽「あはは…。花陽も、少し小腹がすいたかも…」
凛「…そうだ!」
花陽「?」
凛「かよちん、とっておきのワルいことがあるにゃ…」フフフ
花陽「??」
トッ…トッ…トッ…
花陽「り、凛ちゃん、ほんとにやるの?」
凛「うん。凛もたまにやるよ?」
花陽「で、でも、こんなの…」
凛「大丈夫にゃ!ちょっとぐらい問題ないって!」
花陽「う、うん…」
シュー…
凛「凛はとんこつにしよっと。かよちんは?」ガサガサ
花陽「え、えっと、じゃあコーンスープ…」
花陽「で、でも…」
凛「じゃあこれね!凛と同じとんこつ!」
花陽「うう…。お夜食にカップ麺なんて、太っちゃうよ…」
凛「その分運動すればいいの!さ、お湯ももうすぐ湧くにゃ」
トポポポ…
凛「この5分が長いんだよねー。部屋まで持っていこっか」
花陽「ああ神様、どうか花陽をこれ以上太らせないでください…」
凛「かよちん、気にしすぎだよ?」
花陽「凛ちゃんはあのダイエットメニューをこなしてないからだよぉ…」
凛「? あのくらいたぶん余裕だよ?」
花陽「それは凛ちゃんだからだよぉ…」
凛「~~~♪」ズルズル
花陽「いただきます…」ズルズル
花陽「…うう、美味しい…」
凛「でしょー?凛もこれが一番好きなの!」
花陽「夜中に食べるカップ麺が、これほど美味しいなんて…ううっ」
凛「かよちん、この良さを覚えたらもう戻れないよ」ズルズル
花陽「酷いよ凛ちゃん…。美味しい…」ズルズル
凛「ふいー…。お腹いっぱいだにゃ」
花陽「凛ちゃんはこんなことしてどうして太らないの…?」
凛「うーん、やっぱり運動してるからじゃない?」
花陽「羨ましいなあ…」
凛「かよちんも練習で結構体動かしてると思うんだけど、どうして太っちゃうんだろうね」
花陽「自分でもわかんないよ…」
凛「やっぱりご飯減らすのが良いと思うんだけど…」
花陽「それは絶対ダメ!」
凛「だよね」ウンウン
凛「じゃああとはなにしよっか…。ふあぁ」
花陽「凛ちゃん、眠い?」
凛「んー…。満腹になったら眠くなってきたにゃ…」
花陽「そうだよね…。ごめんね、付き合わせちゃって」
凛「それだいぶ今更だよ?」
凛「急に泊まりに行きたいって言われて、来たら夜更かしするなんて言い出すからちょっと驚いたけど…」
凛「まあ、たまにはこういうのもいいかなって思ったよ」
花陽「凛ちゃん…」
凛「というわけでかよちん、ちょっとお膝借りるね」コテン
花陽「え?」
花陽「り、凛ちゃん?」
凛「ああ、良い気持ちだにゃ…」
花陽「えっ、寝ちゃうの?凛ちゃん?」
凛「んぅ…。寝ないよー…」
花陽「じゃあ目閉じないで!?」
凛「おやすみー…」
花陽「ええっ!?」
凛「……スー……スー…」
花陽「…もうっ」
花陽「…ふあぁ」
花陽「もう、今日はいいかなぁ…」
花陽「おやすみ、凛ちゃん…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チュンチュン
花陽「まだ足が痛い…」ビリビリ
凛「ご、ごめんね?」
花陽「ううん、元はと言えば凛ちゃんを無理に起こしてたせいだから…」
凛「大丈夫?もう歩ける?」
花陽「ん…。大丈夫だよ」
凛「じゃあ、朝練行くにゃ!」
花陽「…うんっ!」
凛「夜食にカップ麺食べたこと、海未ちゃんにばれないといいね!」
花陽「やめて!?」ビクッ
おわり
乙
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