【ラブライブ!】凛「かわいくねぇっつってんだろうが!!!」
- 2020.04.10
- SS

花陽「ねぇ、凛ちゃん。このスカート着てくれないかな?」
凛「えぇ、こんなに可愛くて短いスカート……凛には似合わないよ」
花陽「絶対似合うよ! 凛ちゃんにこういう服、着て欲しいなぁって思ってたの」
凛「そんなに目を輝かせて……分かった。ちょっと着てみるにゃ」
花陽「ほんとぉ!? やったぁ!」
凛「あはは……なんかプレッシャーだなぁ」
花陽「プレッシャーとかじゃないよ。凛ちゃんはただ着て、かわいさを存分に出してくれれば良いんだから」
凛「うぅん……」
花陽「じゃあ、出てきてくださいっ!」
凛「じゃ、じゃ~ん……なんちゃって///」
花陽「ふわあぁぁぁ……はぁ……やっぱり凛ちゃんはかわいいなぁ」
凛「もう……かよちん、そんなことないってば」
花陽「うぅん、そんなことない。凛ちゃんはこういうかわいい服を着たって似合うし、羨ましいもん」
凛「かわいくないって……凛は男の子みたいだから、こういうスカートはちょっと」
花陽「そんなことない! 凛ちゃんはもっと自信を持つべきだよ。もったいないもん」
これ
これだった
花陽「違うよ、凛ちゃん! そういう子が女の子らしい服を着るのも良いんだよ!」
凛「うぅん……」
花陽「それに、凛ちゃんの性格は女の子っぽいよ! そういう意味ではこういう服を着るのに値するはずだよ」
凛「でも……凛はかわいくないから」
花陽「かわいいよ。凛ちゃんはかわいい……そうやって自分を否定していくのは、もうやめ」
凛「かわいくねぇっつってんだろうが!!!!!!!!」
花陽「かわいいっつってんだろうが!!!!!!!!!!」
花陽「分かってないから言ってんだろこのボケ猫ちゃんこらあ!!!」
花陽「ずっと、凛ちゃんを第三者視点で見てるんだぁ!! 花陽が一番見てるんだぁ!!」
凛「ふしあながぁ!!! なんだぁ!? 凛に期待してんじゃないぞこらあああ!!!」
花陽「期待するわ!!! こんなダイヤの原石見つけたら期待するわあ!!! 未来のモテモテガールだこらあああ!!!」
凛「知るか!!! それに自分の趣味おしつけてんじゃねぇぞこらぁ!!!」
凛「何だいきなり家に呼んで自分のスカート履かせやがって!!! バカにしてんのか!!」
花陽「うるせえこらあ!!!」
花陽「はぁ……はぁ……」
花陽「ふぅ……このワンピ着てこいやあ!!!」
凛「こんなキャピキャピしてるヤツなんか着れるかぁああ!!! まだバカにし足りないんかあああ!!」
花陽「これも絶対似合うから着てみろって言ってんだああ!! 卑屈になってんなこらあ!!!」
凛「着るぞこらああ!」
花陽「早く行けこらああ!!」
花陽「……やっぱり似合ってんじゃねえかこらあ!!!! ちくしょー!!」
凛「全然似合ってねえだろこれ!!!」
凛「胸の所ブカブカじゃねえか!!! やっぱりバカにしてんだろこらああ!!!」
花陽「っかぁぁ! そういうとこを気にしてるの含めて大好きだこらああ!! 抱きしめてやりたいこらああ!!!」
凛「逃げんなこらあ!! 胸ブカブカじゃねえか! 胸でかいの自慢してんのかこらあ!!!」
花陽「それはあんまりサイズ感見た目には分かんないやつだから大丈夫だこらああ!!」
凛「そんなんあるんかこらああ!!」
花陽「あるわああっぁ!! 今度買いに行くぞこらあ!!」
花陽「でもその時は凛ちゃんが気にしなくて良いように、別のイイヤツ買うぞこらああ!!」
でもよい
花陽「行けや!!! いつまでカルマ背負ってんだあんちきしょう!!!」
凛「髪も短いっつってんだろ!!」
花陽「じゃあ伸ばせや!! 改善してけやああ!!」
凛「でも、仮に伸ばし始めたら……あっ、アイツ最近髪切らないな。色気づきやがって……って思われるし、恥ずかしいだろうが!!」
花陽「思わせとけや!! 好意的に見てくれないそんな輩、こっちから友人願い下げって思っとけこらああ!!」
凛「分かったわこらああ!!」
花陽「ちっこい子も一定の需要があるだろこらああ!!」
花陽「っていうか、ちっこい子の方がオシャレ捗るだろうが!!!」
花陽「それに、ちっこい子がちっこいこと気にしてる姿がかわいいってこともあるだろうがああ!!!」
凛「ちっこい連呼すんなばかああああ!!!」
花陽「それが良いっつってんだろうがああ!!!!」
凛「信じられるかあああ!! 怖くて動けるかあああああ! 大体どこ情報だそれ!!!」
花陽「2ちゃんねるだこらああああああ!!!!!!!」
凛「信じられるかあああああああああああああああああ!!!」
花陽「アイツらはエロの話になると、真面目に取り組むから信じられるわこらあああ!!!!」
花陽「はぁ……はぁ……凛ちゃん、もう分かったかな?」
凛「でも……でも……かわいくないし」
花陽「かわいいもん……絶対に」
凛「かわいくないもん」
花陽「じゃあ……ありえないけど、凛ちゃんがかわいくないとしたら……オシャレして自信を持ったほうが良いよ」
凛「それは……どうだろう」
花陽「自信が無かったら、別の所で自信を持てば良んだよ」
花陽「もしも、頑張る凛ちゃんを非難してくる人がいて、凛ちゃんが泣いちゃったら……花陽が一緒に泣く!!」
花陽「あと、非難してきた人に……花陽が頑張って、言い返す!」
凛「……ふふっ」
花陽「凛ちゃんにそんなこと言う人なんて、気にしなくていいんだけどね」
花陽「でも凛ちゃんは優しいから。自分のせいだって思っちゃう」
花陽「凛ちゃんが前向きに……まっすぐ歩けるように……花陽は応援したいの」
凛「かよちん……」
凛「えぇっと……うん、行く」
花陽「やった!!」
凛「かよちん……ありがとう……うん、お買い物楽しみだね」
花陽「えへへ……よかったぁ~」
凛「かよちん大好きだよ♪ こんどの日曜日が楽しみだにゃ~」
凛「かよちんの隣にふさわしいように、かわいくならなくちゃ!」
花陽「あはは……でも、花陽はかわいくないから」
凛「かわいいっつってんだろうがああああああああ!!!!!!」
終わ凛ちゃん
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