【ラブライブ!】真姫「想いを歌に乗せ」
- 2020.04.11
- SS

真姫「……」コト
ポロロン…♪
真姫「……」
ポロロン……♪
穂乃果「……」スースー
真姫「……」
真姫「……はぁ」
穂乃果「……むにゃ」スースー
トコトコ…
真姫「……」スゥ…
ホーノカ———ッッッ!!!
タイジュウフエチャッタァッ!?
穂乃果「あうぅ……耳がキンキンするぅ」メクルクル
真姫「ふん、いい気味ね」クルクル
穂乃果「もぉー真姫ちゃんひどいよっ!」プンプン
真姫「どっちがよ」
穂乃果「せっかくいい気分で真姫ちゃんのピアノ聞いてたのにぃ!」
真姫「聞いてた……?」ジロ
穂乃果「真姫ちゃんのピアノ聞きながら、すごいリラックスしてたんだよっ!」
真姫「ふぅん……」
真姫「寝息まで立てながらなんて、随分とリラックスしていたのね」
穂乃果「うっ」ギクッ
真姫「……」クルクル
真姫「ヨダレの跡」
穂乃果「へ!?」ドキ
穂乃果「~~」フキフキ
真姫「……はぁ。嘘よ」
穂乃果「うぇ!?ま、真姫ちゃーん!!」
真姫「……帰るわ」スク
穂乃果「あ、ご、ごめん真姫ちゃん!謝る!謝るから!」ペコペコ
真姫「……」クルクル
真姫(……はぁ)
真姫(……もう……)
コト…
真姫(なんでこんな人、好きになっちゃったのかしら……)
真姫「穂乃果が聞きたいって言うから弾いてあげたのよ?」
真姫「これじゃあ私がバカみたいじゃない……」
穂乃果「そ、そんなことないよっ!」
穂乃果「ほら!真姫ちゃんのおかげで、元気が出たっていうか!」グッ
真姫「……本当に?」
穂乃果「う、うん!真姫ちゃんのピアノは聞いてるだけで元気が出るから!」
真姫「そ、そう……?」クルクル
穂乃果「眠っちゃってても、身体がこう、ぐわぁーって熱くなるーっていうか!」
真姫「……ふ、ふん!」
真姫「口だけは調子いいんだから……!」クルクル
穂乃果「あ、あはは……」ホッ
穂乃果「ほぇ?」キョトン
真姫「一体どうしたのよ?」
穂乃果「どうしたのって、何が?」
真姫「……ピアノ、ただ聞きに来た訳じゃないでしょ」
穂乃果「え、あー……」
真姫「ただ聞きたいだけの人が、豪快にイビキをかいて寝るわけ無いものね」
穂乃果「イビキなんてかいてないよっ!……多分」
真姫「……冗談よ」
穂乃果「ま、真姫ちゃぁーん!!」ポカポカ
真姫「……何か、悩みでもあるの?」
穂乃果「……」ピタ
穂乃果「……うん、そんなとこ」エヘヘ
真姫「……ま、そんなことだと思ったわ」
穂乃果「……」
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「ここに来れば、何かいい案が浮かぶかなーって思ったんだよね」
穂乃果「ここで、真姫ちゃんのピアノを聞いてれば……」
真姫「……」
真姫「……ところが実際は、ただグースカ寝てしまっただけというわけね」
穂乃果「だからグースカなんて寝てないーっ!」プンプン
真姫「そんなことどうだっていいでしょ?」クルクル
穂乃果「どうでもよくないっ!」
真姫「……」
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「……?」
真姫「……あなたはこの学院を、廃校の危機から救い」
真姫「スクールアイドルとして、ラブライブ優勝までやり遂げて」
真姫「果ては、ドーム大会まで実現させた――」
真姫「μ’sの高坂穂乃果といえば、この学院じゃ知らぬ者は誰一人いないであろう、輝ける時の人」
真姫「そんなあなたの悩み事」
真姫「それは一体、何かしら……?」
穂乃果「……えっと、その」
穂乃果「……しんろ、そうだん……なんだけど」ボソ
真姫「帰るわ」ガタ
穂乃果「わぁー!待ってーっ!!」ダキッ
真姫「ちょっ!?///」
真姫「は、放しなさいよっ!///」
穂乃果「もうほのかには!ほのかには真姫ちゃんしかいないんですぅぅぅーーー!」
真姫「は、はぁ!?イミワカンナイ!!」
穂乃果「真姫ちゃぁぁん!真姫ちゃぁぁぁん!!」
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「……はい。情けないと思います」
真姫「しかも泣きながらすがりついてくるなんて……///」
穂乃果「……面目ない」
真姫「……///」クルクル
穂乃果「……真姫ちゃん、顔赤いよ?」
真姫「っ!?」ギロ
穂乃果「はい、スイマセンデシタ」
真姫「……もう!海未とことりはどうしたのよ!?」
真姫「相談だったら真っ先にあの二人にするもんなんじゃないの!?」
穂乃果「えっと……その」
穂乃果「実は……まだ誰にも言ってないんだ」
真姫「……え」
穂乃果「……うん」
穂乃果「……」
穂乃果「ほのかが……進路で迷ってること」
真姫「……どうしてよ」
穂乃果「んと……」
穂乃果「なんとなく、かな」タハハ
真姫「……」
穂乃果「なんとなく、この進路相談は……」
穂乃果「自分の道は、自分で考えなくちゃいけない」
穂乃果「そう思ったから……誰にも言ってないんだ」
真姫「私しか……いないなんて……」クルクル
穂乃果「……」
穂乃果「なんでかな」
穂乃果「この音楽室にきたこともそうなんだけど」
穂乃果「真姫ちゃんにこうやって、相談しようとしてることも……」
穂乃果「真姫ちゃんだったら、いいかなって」
真姫「……///」
穂乃果「……うん、ほのかにもよくわからないんだけどね」
穂乃果「……でも、スクールアイドルを始めようとしてる時も」
穂乃果「この音楽室に来たからこそ、物語は繋がった――」
ポロロン…♪
穂乃果「そう思うから、真姫ちゃんになら……って」
真姫「……なによそれ」
真姫「意味……分かんない」
カチコチ…カチコチ…
真姫「……分かったわ、相談に乗ってあげる」クルクル
穂乃果「ホント!?」ズイ
真姫「ぅ……///」ドキ
穂乃果「真姫ちゃん、ありがとーーっ!!」ダキ
真姫「ダ、ダキツカナイデ!!///」
穂乃果「うん……」
穂乃果「……」
穂乃果「なんかね……」
穂乃果「ほのか、自分が何をやりたいのか、分からなくなっちゃったんだ」
真姫「……」
穂乃果「真姫ちゃんの言うとおり……」
穂乃果「私はこの学院で……廃校の危機を救い――」
穂乃果「スクールアイドルとして、ラブライブで優勝もした……」
穂乃果「それで、絵里ちゃん達三年生が卒業して、μ’sは解散……」
穂乃果「こんどはほのかたちが三年生になった」
穂乃果「そして……私は」
穂乃果「今も、変わらずにアイドル活動を続けている」
穂乃果「今の私は、それがやりたいことなのかなって」
穂乃果「……なんとなく、惰性で続けているんじゃないかって思えてきちゃったんだ」
穂乃果「あの輝かしいμ’sであった高坂穂乃果は、もういない」
穂乃果「それは……みんなで決めて、みんなで終わらせたから」
穂乃果「じゃあ、次に私は……何がしたいんだろう、って」
穂乃果「……この、進路相談表を突きつけられた時」ピラ
穂乃果「気がついちゃったんだ」
真姫「……ふぅん」
真姫「……」
穂乃果「ふぅんって、真姫ちゃんそれだけ!?」ゴーン
真姫「な、何よ……」クルクル
穂乃果「ひどいよ!冷たい!真姫ちゃんの雪女!」
真姫「だ、誰が雪女よ!」
穂乃果「真姫ちゃんだったら、なんかこう……それっぽいこと言ってくれると思ってたのにぃ!」
真姫「何よ、それっぽいことって……」
真姫「……」
真姫「私が、何も言えるわけないじゃない……」
真姫「私だって、似たようなものなんだから」
穂乃果「え……」
真姫「……」
真姫「私はまだ二年生になったばかりだから……」
真姫「穂乃果に突きつけられている時間の余裕の違いはあると思う」
真姫「……けど、μ’sが終わってからという気持ちは、穂乃果と一緒」
真姫「スクールアイドルとして頑張って、輝いていた西木野真姫は……もういない」
真姫「……私の場合は穂乃果と違って、やりたいことは既に”決められている”」
真姫「病院を継がなければいけないという、強い意志が存在する」
真姫「だから、私がいくらどう足掻こうと……その結果は変わらないと思う」
真姫「その強い意志ですら跳ね除けられるんじゃないか……」
真姫「……そう思わせるだけの力があった」
真姫「その力が消えてしまった今……」
真姫「私は……何がやりたいのか、よく分からなくなった」
穂乃果「……」
穂乃果「そう……なんだ」
真姫「このまま、凛や花陽とスクールアイドルをやり続けていれば……」
真姫「また違う道が見つかるかもしれない」
真姫「でもそれも……ほんの僅かな時間しか残っていない」
真姫「私は多分……いいえ、ほぼ間違いなく、何も見つけることができないままだと思う」
真姫「ねぇ、穂乃果」
真姫「私は……どうしたらいいと思う?」
穂乃果「真姫ちゃん……」
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「穂乃果が相談しに来たのに、私の方が相談するような形になっちゃって……」
穂乃果「う、ううん!そんな!謝ること無いよっ!」
穂乃果「なんというかその……嬉しかったし」
真姫「嬉しい……?」
穂乃果「うん!」
穂乃果「真姫ちゃんは……強いから、あまり他人に弱いところを見せようとしない……」
穂乃果「それに、ほのかは上級生なのにしっかりしてないから、普段頼られることないしね」
穂乃果「それはそれで問題なんだけどさ……」アハハ
穂乃果「だから、こうやって色々言ってくれることが、私は嬉しいな♪」
真姫「……///」
穂乃果「なんか安心した」
真姫「安心……?」
穂乃果「みんな、悩んでることは一緒なんだな―って」
穂乃果「だから……ちょっと安心」
真姫(……違う)
真姫(……そうじゃない)
穂乃果「真姫ちゃんと私じゃ、背負っているものの大きさが全然違うから……」
真姫(……そんなことない)
穂乃果「だから、今のほのかには、真姫ちゃんに何も言葉をかけてあげられない」
真姫(なんで……)
穂乃果「だったら、私もまだ、答えが出せなくてもしょうがないのかなーって……」
真姫「だめ!!」ガタ
穂乃果「っ」ビクッ
真姫「……それじゃ、ダメ」
穂乃果「……ダメ?」
真姫「穂乃果、あなたは……違う」
真姫「穂乃果はそうじゃ……ダメなの」
穂乃果「ど、どういう……」ハッ
穂乃果「真姫ちゃん……泣いてる……?」
真姫「そんな……弱気なことを言って」
真姫「他人に流されるような存在じゃない……!」
穂乃果「え、と……あの……」
真姫「どんなに暗くて先の見えない夜の道だって、あなたは迷わず突き進んできたでしょ!」
真姫「後ろを顧みず……それどころか、周囲を照らし出しながら……」
真姫「あなたは道の果てまでやってきた!」
真姫「それが何よ今更!」
真姫「たかだか進路ごときで、引き返すっていうの!?」
穂乃果「っ……」
真姫「私の……な穂乃果は、私のこともあなたの輝きで照らしだしてくれる!!」
真姫「……そう思ったから……私も、穂乃果に……今を伝えた」
真姫「μ’sが終わったあとの……西木野真姫を……」
真姫「輝きを失った……」
真姫「輝くことを忘れた、西木野真姫を……!」
カチコチ…カチコチ…
ギュ…
真姫「っ///」
穂乃果「……ごめんね、真姫ちゃん」
真姫「~~!」ポロポロ
穂乃果「ほのか、知らなかった」
真姫「……」グス
真姫「……そうよ、あなたが周りに与えている影響を……」
真姫「穂乃果は、もっと考えるべきなのよ……!」
穂乃果「私が与えている影響……」
真姫「……穂乃果は、あなたが思っているほど、小さな存在じゃないの」
真姫「あなたは太陽――」
真姫「常に輝き続ける存在」
真姫「それは……多分、μ’sのメンバーも同じ」
穂乃果「μ’sのメンバーも……」
真姫「花陽だって、凛だって……」
真姫「海未もことりだってそう」
真姫「多分、三年生の三人だって、あなたの輝きに照らしだされた人たち……」
真姫「……そして、私も」
穂乃果「……」
真姫「だから……穂乃果、あなたは私たちの太陽であり続けて欲しい……」
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「……ほのか、気が付かないうちに、ちゃんと先輩してたんだね」
穂乃果「なんか、嬉しいような、恥ずかしいような」アハハ
真姫「……」グス
真姫「……それが、穂乃果のいいところでもあるし、悪いところでもあるのよ」
穂乃果「……そうだね」
穂乃果「真姫ちゃん」
穂乃果「穂乃果……やりたいこと、見つかったかも」
穂乃果「やりたいこと、とは……ちょっと違うのかもしれないけど」
穂乃果「目標みたいな感じなのかな?」
穂乃果「……」スゥ
穂乃果「私は……もっと大きく輝きたい!」
穂乃果「真姫ちゃんが教えてくれたように……」
穂乃果「私を見てくれる誰もが、新たに輝き出せるような大きな存在になりたい!」
真姫「///」
穂乃果「この気持ちがあれば、次にやることの意味は大きく変わってくる気がする」
穂乃果「ね、真姫ちゃん!?」
真姫「そ、そうね……///」
真姫(……やっぱり)
真姫(……輝いているあなたの笑顔は)
真姫(とても眩しい……)
カチコチ…カチコチ…
穂乃果「その問題は変わらず白紙のままだよぉ……」
真姫「……そうね」
真姫「アイドル、続けてみたらいいんじゃない?」
穂乃果「アイドル?って、スクールアイドル……」
真姫「じゃなくて」
真姫「本当の、アイドル――」
穂乃果「ええぇぇぇ!!?」
穂乃果「ほ、ほ、ほのかが、プロのアイドルでびゅー!?」
真姫「ええ」
穂乃果「で、で、できるかな……?」
真姫「できるわよ」
穂乃果「即答っ!?」ゴーン
真姫「……穂乃果なら」
穂乃果「真姫ちゃん……」
穂乃果「あぅ……」
真姫「あなたが自ら輝こうとすれば、必ず光になる」
真姫「……わ、私も応援……するし」クルクル
穂乃果「真姫ちゃんも?」
真姫「そ、そうよ!当たり前でしょう!?」
真姫「わ、私だけじゃなく、みんな応援するわよ!」
穂乃果「あ、ありがとう……///」
真姫「///」
真姫(……もう)
真姫(みんな……だなんて)
真姫(私は……いつまでも、意気地なし……よね)
真姫(でも……)
穂乃果「あ、真姫ちゃん」
真姫(穂乃果は……やっぱり)
穂乃果「いいこと思いついたよっ!」
真姫(穂乃果だ―――)
穂乃果「真姫ちゃんが曲作ってよ!」
真姫「ヴぇぇぇ!?」
穂乃果「私がもしアイドルになれた時……」
穂乃果「……いや、アイドルになった時!」
穂乃果「真姫ちゃんが作った曲を、ほのかが歌う!」
穂乃果「すごいっ!いいアイディア!」
真姫「ちょ……そんな簡単に……!」
穂乃果「えー?できないのー?」
真姫「で、できるわよ!それぐらい!」
穂乃果「あははっ!真姫ちゃんならそう言ってくれると思った♪」
真姫「~!///」
真姫「そんなことは……」
真姫「……」
穂乃果「ごめん、真姫ちゃんの家庭の事情はそこまで分からないけど」
穂乃果「やっぱり、大きな意志っていうのは……そう変えられないと思うから」
真姫「……いいえ、その通りだわ」
真姫「それぐらい、大きくて、強い意志……」
真姫(私は、そのどうしようもない意志の前に、屈し……)
真姫(答えのない無理難題を、穂乃果に投げかけて……)
真姫(どうしたかったの……?)
真姫(慰めをもらおうとしていたの……?)
穂乃果「だったら、医者をやりながら曲を作ってよ!」
真姫「――っ」
穂乃果「ほのかが歌う、ほのかがみんなのことを輝かせあげられるような、最高の歌を!!」
真姫(違う)
真姫(私は……穂乃果に)
真姫(また、照らしだして欲しかったんだ)
真姫(……きっと、その照らしだされた道こそ、私の目標……)
真姫「……」
真姫「無茶な相談ね」
穂乃果「そ、そっか……。や、やっぱり、難しいかな……」
穂乃果「……ごめんね真姫ちゃ」
真姫「誰も」
真姫「できないなんて言ってないわよ」
穂乃果「……へ?」キョトン
真姫「穂乃果のために、最高の曲を書いてあげる!」
穂乃果「ほ、ホント……?」
真姫「あなたがアイドルとして活動し続ける限り、最高の歌を書き続けてあげるわ!」
真姫「だから!あなたも、必ずアイドルとして成功しなさいよね!!」
真姫「そこからが、スタートなんだから……」
穂乃果「……うん!うん!」
穂乃果「真姫ちゃん、ありがとーーーっ!!」ギュウ
真姫「だ、だからダキツカナイデ!!」
カチコチ…カチコチ…
真姫「……そう」
穂乃果「他のメンバーに相談しても、みんなそれぞれ違った答えが帰って来たと思うけど……」
穂乃果「多分、真姫ちゃんじゃなきゃダメだったんだなって思う」
真姫「……///」
真姫「わ、私も……穂乃果に打ち明けることができて、良かったわ……」
穂乃果「まさか、真姫ちゃんが泣いちゃうなんてねぇ……」
真姫「ちょっ!穂乃果ぁ!誰かに言ったら怒るわよ!!」
穂乃果「言わないよ~!」
穂乃果「せっかくの真姫ちゃんの泣き顔だもん、ほのかと二人だけのひ・み・つ♪」
真姫「~~~!///」
穂乃果「……♪」
真姫「な、何よ……?///」
穂乃果「何か、曲聴きたいな♪」
真姫「曲……?」
真姫「いいけど……また寝るんじゃないでしょうね?」
穂乃果「う……それは否定できないけど……」
穂乃果「でも、こうやってお互いの道を一緒に歩くことを決めたんだもん」
穂乃果「何か、ほのかの為に弾いてほしいな?」
真姫「……な、何よそれ」
穂乃果「真姫ちゃん、おねがぁい!」キラキラ
真姫「……///」
真姫「……穂乃果のために、一曲弾いてあげるわ」
穂乃果「わーい!!真姫ちゃんありがとう!」
真姫「……」クスッ
穂乃果「わくわく♪」
真姫「……」
真姫「……」コト
ポロロン…♪
真姫(……)
真姫(最初は全然考えていなかったことだけど……)
真姫(すごい、嬉しいんでしょうね、私は……)
ポロロン……♪
真姫(結局、想いを伝えることはできなかったわね……)
真姫(……)
真姫(……ううん。これから先、ずっと一緒なんだもの)
真姫(いつだってチャンスはあるわよ)
真姫(そう……いつかきっと)
ポロン…♪
真姫「……」コト…
真姫「……はぁ」
真姫「やっぱり寝ちゃってるじゃないのよ」
トコトコ…
真姫「……」
真姫「……穂乃果」
真姫「好きよ」
穂乃果「……私も」
終わり。
乙乙
よかったよ
お疲れ様
最近ほのまきSSあんま見かけないからどんどん書いて欲しい
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