【ラブライブ!】にこ「同居人が役に立たない……」
- 2020.04.12
- SS

にこ「今日は……確か絵里が家事当番だったわよね」
にこ「あーお腹すいた……今日のご飯なんだろー……」
にこ「……ん?絵里が家事当番……?」
にこ「なーんか嫌な予感するわねぇ……」
にこ「っと、変な事考えてたらもうついちゃった」
にこ「まあ、流石の絵里でもご飯作らず寝てるって事は無いでしょ」フッ
ガチャッ
にこ「絵里いるー?」
にこ「……」シーン
にこ「返事が……ない?」
にこ「絵里ーいないのー?……あ、いt……!」
絵里「すや~」Zzz
にこ「……寝てる」
にこ「まさか!!」ダッ
にこ「……ご飯、なし」ガックシ
絵里「すやぁ~」Zzz
にこ「」ブチッ!
にこ「ちょっと絵里!!起きなさい!!」バンバン
絵里「んー……何よぉ……ご飯??」ムニャ
にこ「……」イラッ
にこ「あんた、飯は」
絵里「えー……ご飯?」ボケー
にこ「そう、今日あんたが家事担当の日」
絵里「……」ボケー
絵里「……」ポリポリ
絵里「あ」
絵里「……」ダラダラダラ
にこ「……」ジトー
絵里「忘れてたわ!ごめんねにこ♪」テヘッ
にこ「出てけええええええ!!!」バアアアアアアン!!
絵里「ひゃあああああ!?」
絵里「にこの怒りが静まるまでここに置いて欲しいの」キリッ
穂乃果「いや、だからって何でうちなの?」
絵里「まあまあ、いいじゃない」
穂乃果「いや……良くないから言ってるんだけど……?」
穂乃果「一応、今は海未ちゃんとことりちゃんと一緒に住んでるんだよ?」
絵里「それは知ってるわ」
穂乃果「なら」
絵里「だけど、追い出されちゃったんだから仕方ないじゃない!!」バァン!!
穂乃果「えー……」
穂乃果「でも、もうすぐ海未ちゃん帰ってくるし……」
絵里「大丈夫よ!海未は大海原のように心が広いから!」
穂乃果「でもぉ……」
絵里「大丈夫よ、安心しなさい……」
穂乃果「ええ!?うーん……いいのかなぁ?」
絵里「安心しなさい。いざとなったら私が説得するわ」カキョップシュ
穂乃果「うーん……じゃあいいかな?」カキョップシュ
ことり「ただいまー、あれ?お客さん?」トコトコッ
ことり「あ、絵里ちゃんいらっしゃ……い……」
ことり「えーっと……何してるのかなぁ?」
絵里「あら、ことりもどう?」プハァ!
ことり「いや、そーじゃなくてー!」
絵里「仕方ないじゃない……にこに追い出されちゃったんだから……」
ことり「ああ、にこちゃんに追い出されちゃったんだね」
絵里「そうなの、ひどいと思わない?」
ことり「え?」
穂乃果「え?」
絵里「……え?」
絵里「私が悪いの!?」
穂乃果「う、うん」
ことり「え、絵里ちゃん……」
ことり「そうだねぇ……」
絵里「ちょっと、本人の前で失礼じゃないかしら」
穂乃果「それがちっとも失礼って思えないんだよねぇ……」
ことり「うんうん」
絵里「えー……」
ことり「あの頃の威厳というか……そうだよ!今の絵里ちゃんにはそういうのがないんだよ!」
絵里「威厳ねぇ……だって、そういうのあると怖いじゃない?」
穂乃果「まー確かに……でも、今の絵里ちゃんは……」
絵里「じゃあ、そんな感じにして見る?」
ことり「え?」
海未「ただいま帰りました」
海未「ふう、穂乃果、ことり、いますか?」
絵里「あら、おかえり」
海未「……」
絵里「まだ、味が薄い。もう少し濃くしなさい」
穂乃果「ひぇぇぇ……」
絵里「ことり、もう少し力入れてくれないと気持ちよくないわ?」フンッ
ことり「ふえぇぇぇ……」
海未「何ですかこれ」
絵里「いや、あのー昔の威厳を取り戻そうとー……」
海未「……多分、今のあなたでは取り戻すことは無理ですよ」
絵里「え、なんでよ!」
海未「はぁ……」スッ
絵里「え?携帯?」
絵里「って、の、希からじゃない!?」
海未「まず、希とにこを心配させている時点でそれは無駄です!」
絵里「……すいません」
海未「はぁ……それと先ほどにこが電話で帰って来いって言ってましたよ」
絵里「!!」
海未「希も心配してますし、一度帰って仲直りをしたらどうですか?」
絵里「い、いやよ!!」
ことり「え!?」
絵里「ど、どうせまた怒られるもん……」
穂乃果「絵里ちゃん……」
穂乃果「わっ!だ、だめ!それはだめだよぉお!!!」
海未「まったく、何を言ってるんですか……」
コンコンッ
海未「おや?誰ですかね??」トコトコッ
海未「はい?……あ、真姫」
真姫「こんばんわ。ちょっといいかしら」
穂乃果「えー……ことりちゃん、行って来れば?」チラッ
ことり「いやー穂乃果ちゃんの方が適任だと思うよ?」ニコォォッ
穂乃果「な、なんでさあ!花陽ちゃんと仲いいじゃん!!」
ことり「穂乃果ちゃんも凛ちゃんと仲いいよね??」フフフッ
穂乃果「うぐぐぐ……」ギリリッ
ことり「ふふふふ……」ニコニコォッ
海未「何を揉めてるんですか……」ハァ
海未「真姫、ちょうど適任者がそこにいますからそれで」
絵里「え?私!?」
真姫「ああ、確かに適任ね」
凛「あー!かよちんのご飯おいしいにゃああああああ//////」
花陽「ありがと凛ちゃん!おかずもしっかり食べてね?」
凛「うんうん!!かよちん大好きにゃー!!!」ギュー
花陽「私も大好きだよ?凛ちゃん///」ギュー
絵里「なにこれ」モグモグ
花陽「どう?おいしい?絵里ちゃん」
絵里「うん、おいしいわ!おかずも味が濃い目でご飯が良く進むわね」
花陽「えへへ///ありがと///」
凛「むう!かよちん!!」
花陽「あ、ごめんね凛ちゃん」ヨシヨシ
凛「にゃーん♪」ゴロゴロ
絵里「……それいつもしてるの?」
花陽「え?い、いつもはしてないよ?///」
凛「凛がかよちんに甘えたい時してるにゃー!」
絵里(じゃあ割としてそうね)
絵里(……なるほど、真姫の家出の理由はこれか)
花陽「ピャア///も、もうー絵里ちゃん見てるよぉ?///」
絵里「……」ジー
絵里(まるであの頃みたいね)
絵里(μ’sとして輝いていたあの頃のまんまって感じ)
絵里(なんか……辛いわね……)ズキッ
絵里(μ’sが終わって大学に行って……また先に卒業して)
絵里(社会人の仲間入り……)
絵里(仕事漬けの毎日……あの頃の様な日々なんてもう存在しない……)
絵里(私は……何していたんだろ)
絵里(何がしたいんだろ……)ハァ
ピンポーン
凛「うん♪」
絵里「……」ボケー
ピンポーンピンポーン
花陽「はい?どちら様ですk……」ビクゥッ!
にこ「絵里、いるでしょ?」ギロッ
花陽「に、にこちゃん……」ガタガタ
にこ「悪いけど勝手に上がらせてもらうわよ」ズイッ
花陽「え?あ、うん!」
希「じゃあお邪魔するね」
花陽「今思えばにこちゃんといつでも会えるんだよね……」
花陽「あのトップアイドルに!!」パァァァ!
絵里(私だって……仕事で疲れて帰ってきた時ぐらい好きなことしたいわよ)
絵里(それに今日なんてたまたま忘れてただけだし)
絵里(いつも家事とか掃除とかもろもろやるの私だし)
絵里(にこも希もいつも帰り遅い癖に何言ってるのよ!)
絵里「そうよ、私は悪くないわー」
にこ「あんたが悪いのよ」
絵里「!?」
絵里「……」ソロー
絵里「あ、あら……や、矢澤さん……」ガタガタガタ
にこ「……」
絵里「え?」
にこ「あんたが色んな所で迷惑掛けてるって聞いたから迎えに来たの」
絵里「にこ……」
にこ「まったく……ほら、さっさと立って!ご飯が冷めちゃうから早く帰りましょ」
希「もう、心配したんよ?帰ってきたらにこっちと絵里ちが喧嘩して家出したって聞いたから」
絵里「べ、別に喧嘩なんかしてないわよ……」
にこ「そうよ?喧嘩なんかしてないわ」
希「あれ?そうだったの?」
にこ「!!」
絵里「!!」
希「あかん……かな?」
にこ「わかった。そうする///」プイッ
絵里「そうね、そうするわ!」
希「ふふ、よかったぁ♪」
凛「ううん、仲良くなってよかったにゃ」
にこ「そうね、ここからまたお説教よ」
花陽「にこちゃん達は何も変わってなくてうらやましいな……」
にこ「……」
にこ「ばかね」
にこ「私達が一番変わっちゃったのよ」ニガワライ
花陽「にこちゃん……」
にこ「自分の中にしっかりとした意見もあるし、発言力もある」
にこ「誰にも負けられないっていう向上心も人一倍にでかい」
にこ「だけどね……反面、あの子は脆いの」
にこ「あの子、家に帰ってくるとき……たまに凄い怖い顔して帰ってくるときがあるの」
にこ「まるでμ’sに入る前の顔……」
にこ「あの子の性格だと、きっと色々と上司とかとぶつかり合ってるんだろうなって思う」
にこ「だから、本当は追い出しちゃダメだったのかもね……」
にこ「本当は……もっと、優しくしてあげるべきなんだと思うわ……」
にこ「……はあ、何言ってんだろうね本当」
にこ「愚痴に付き合ってもらって悪かったわね」
花陽「ううん、またにこちゃんとお話したいからいつでも言いに来て?」
にこ「ええ、余裕を見てそうさせてもらうわ」
希「おーい、にこっちーそろそろ行こうよー」
にこ「ええ、じゃあまたね花陽」
花陽「うん♪」
絵里「にこ……あ、あの……」
にこ「いい」
絵里「え?」
にこ「言わなくていいから」
にこ「……この後、付き合いなさいよ」
絵里「わかったわ!」
にこ「服とかもその辺にほって置いて!!スーツとか皺になるでしょ!!」ヒック
絵里「ひえー……か、絡み酒じゃないのよぉ……」
希「あ、あはは……酔っ払って色々と緩くなってるね……」
にこ「希も!!あんたは絵里に甘すぎる!!!」
希「そこは大丈夫やん♪」
にこ「ぬぁんでよ」
希「うちはにこっちにも甘いからね♪」
にこ「!!!!///////」カアー
絵里(あーら、わかりやすい)オサケグイッ
絵里「ええ、私はお休みよ?だからこうしてお酒を飲んでるの♪」コクッ
にこ「にこも明日は珍しくスケジュールにはないわね」
希「本当♪じゃあ、明日は3人でお出かけしよーなー!」ニコニコッ
にこ「え!?……もう、仕方ないわねえ」
絵里「ふふ、ハラショーね!!」
希(本当は9人皆で住みたかったんやけど……)
希(今はこれでええと思ってる)
希(きっと皆もそう、思ってるかも)ニコッ
にこ「ん?何笑ってるのよ」
絵里「なーに?人の顔見て」ニコッ
希「ううん、何でもなーい」
希「うちはやっぱり二人の事が大好きなんやなーって♪」
絵里「なっ!?////」
にこ「にこぉ!?////」
にこ「いや、何言ってんのよ」
絵里「考えて見なさいよ。私と希はμ’sの前からずっと一緒よ」
にこ「はん、ボディータッチもないような奴がよく言うわ」
絵里「ありますー。見てないとこでされてましたー」
にこ「にこの場合あの大きな胸で泣かせてもらったわ?」ドヤッ
絵里「ぐっ……こ、今度私も」
希「いや、しないけど?」
絵里「」
にこ「」
希「……」
にこ「どこから聞いてました?」
希「最初から」
えりにこ「すいませんでしたああああああ!!!」
おわりやん
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