【ラブライブ！】海未「また呼んでくださいね」

※ファイナルライブネタバレあり

海未「あ、こんにちは」

海未「隣、座りますか？」

海未「どうしました？私に用事ですか？」

海未「お礼…？」

海未「ふふ、それは私の台詞ですよ」

海未「でも何故私に？」

海未「わ、私推し！？」

海未「あ、ありがとうございます…//」

海未「そうですか、ファーストシングルの時から私たちの応援を…」

海未「CMを聞いてシングルを購入したんですね」

海未「その時の感想とかは？」

海未「二次元AKB…」

海未「なんだか懐かしいですね」

海未「もう六年も経っているとは…」

海未「あなたも大学生から社会人ですか」

海未「本当にあっという間ですね」

海未「他に最初の私たちの印象とかありましたか？」

海未「え？穂乃果と凛の区別がつかなかった？」

海未「もう…ちゃんと後から二人に謝ってくださいね」

海未「まぁ、私も希と間違われたりしていたみたいですけど…」

海未「それと最初のPVでは絵里が生徒会長で私が副会長みたいになっていましたね」

海未「実際は希だったわけですけど」

海未「たぶんまだ設定とかがふわっとしていたかと」

海未「あの、私からも質問よろしいですか？」

海未「はい、あの…いつから私推しになったのかなーと…」

海未「い、言いたくないなら別に言わなくても…」

海未「あ、アニメから？」

海未「っていうことは最初は…」

海未「穂乃果推しですか…」

海未「それで穂乃果と凛の区別がつかなかったとか…」

海未「で、でも何故アニメから私推しに？」

海未「ああ…」

海未「も、もう分かりましたからそれ以上は言わなくてもいいです！」

海未「自分から聞いておいてですけど恥ずかしいです…」

海未「ファイナルライブは見てくれましたか？」

海未「お仕事だったから１日遅れのLVですか」

海未「実はドームも応募してたけど全落ちだったとか…」

海未「ご、ごめんなさい！冗談のつもりで言っただけだったのに…！」

海未「どうでしたか、ファイナルは？」

海未「そうですか、そう言ってもらえると私たちも頑張った甲斐があります」

海未「私も思わず泣いてしまいましたし」

海未「私ですか？」

海未「そうですね、やっぱりこの六年間の集大成だと思って臨みましたが」

海未「色々と込み上げてくるものがありましたね」

海未「キャストのみなさんが『18人でここに立っている』と言ったように私たちも確かにあの場所にいましたから」

海未「私はすずこに命を吹き込まれて…」

海未「いいえ、私という存在を企画してくれた方、描いてくださった方」

海未「そして応援してくれた皆さんによって今の私があると思うのです」

海未「その中で一番関わりが深かったのがやはりすずこでした」

海未「最初のころは本当に大変だったんですよ」

海未「お互いの性格が違いすぎて」

海未「すずこは天真爛漫というのでしょうか」

海未「私の性格がこうだったからかなり苦労したのだと思います」

海未「たぶん演じながら壁も感じていたかもしれません」

海未「どうやったら私をもっと表現できるのかと悩んでいたようです」

海未「でも、それも時間が解決してくれました」

海未「私を演じながらすずこの良いところが私の中に入ってきて、段々お互いを理解して…」

海未「それが今の私なんです」

海未「だからライブの中で『園田海未ちゃんと出会えて本当に幸せです！』と言われた時には本当に嬉しかったんです」

海未「今までそういうことを声にしたことなんてほとんどありませんでしたし」

海未「それに私以外にも本当にたくさんのキャラクターに真剣に命を吹き込んでいます」

海未「その中であのように言うのは…」ｸﾞｽｯ

海未「すいません、思い出したら涙が…」

海未「あ、そういえば最後凄かったですよね」

海未「僕たちは一つの光」

海未「曲中にキャストみんなで輪になって『ありがとう！』って叫んで…」

海未「あの『ありがとう』には色んな思いが込められてたと思います」

海未「それに曲が終わって退場する時」

海未「ズルいですよ、みんなで合唱なんて」

海未「泣いたの？ってそりゃ泣きますよ！」

海未「って、あなたも絶対泣いてましたよね！？」

海未「でも、歌詞の通りみんなで一つの光になれたと思いました」

海未「最初はそれほど話題や人気になったわけでもなく完敗からのスタート」

海未「穂乃果や恵海さんじゃないですが、そこから文字通り最後までやり遂げた結果が今なんです」

海未「昨年のライブのシカコさんのネジのお話を覚えていますか？」

海未「このステージのネジ一本を作った人がいたから私たちは今ここでライブが出来る」

海未「応援してくれるみんなを産んだ親御さんたちがいるから私たちがいる」

海未「すごく素敵なことですよね」

海未「普段から色んなことに感謝していないと出来ない発言だと思います」

海未「この六年間、見えないところでそれこそ死に物狂いで頑張った方もたくさんいらっしゃいます。」

海未「そんな方たちにもありがとうと言いたい」

海未「直接じゃないにしろ、あなたが頑張った何かが知らない人たちに感謝されていることだってあるはずです」

海未「私たちが走り抜けたように、あなたもこれからもっと頑張ってくださいね」

海未「えーっと…」

海未「ファイト！ですよ！」

海未「あっ…」

海未「ごめんなさい、そろそろ行かないといけません」

海未「どこにって…」

海未「もちろん、みんなのところにですよ」

海未「これから私たちは少しだけ歩みを止めて休憩すると思います」

海未「何せここ数年は全力疾走でしたからね」

海未「でも、いなくなるわけじゃありませんから」

海未「最後にまた引用になっちゃいますけど、青空さんが『またμ’sの歌を聴きにきてくれますか？』と言いました」

海未「恵海さんも『約束は出来ないけど』と前置きはしましたが『またみんなに会いたい、18人が同じ気持ちです』と言っています」

海未「もう、泣かないでください」

海未「最後にみんなで唄った歌、覚えてますか？」

海未「『また会おう、呼んでくれるかい？僕たちのこと』」

海未「私は絶対に忘れませんよ」

海未「だから私たちのこと、絶対にまた呼んでくださいね」

海未「本当に六年間ありがとうございました」

海未「そして」

海未「これからもよろしくお願いしますね！」

おわり

これはやばい

あ～思い出しちゃう

ふむ

いつまでも呼び続けるよ

大好きだよ海未ちゃん