【ラブライブ！】花陽「また目が悪くなってきたよぉ……もうレーシックしちゃおうかな？」

真姫「やめなさいよ」

花陽「えっ？」

真姫「レーシックなんてする物じゃないわ」

花陽「そ、そうなの…？」

真姫「えぇ」

真姫「そうね、理由はいくつもあるけれど……お金はどうするの？保険は利かないわよ？」

花陽「う～ん…いくらぐらいかかるのかな」

真姫「そうね、最高の設備では300万円以上必要らしいわよ」

花陽「えぇっ！？　え、えと、一番高い所はだよね？　もっと安い所とか……」

真姫「安い所では7万円という所もあるわ」

花陽「ﾅﾅﾏﾝｴﾝ!?」

真姫「えぇ、価格帯としては7～300万円ね」

花陽「えぇ……」

花陽「なんでそんなに違うの？」

真姫「設備の違いよ……そもそも、レーシックってどんな事をするか知ってるの？」

花陽「…えっと……」

真姫「ハァ……いい？レーシックは目の角膜…つまり目の表面を削ってレンズを作るの、それがコンタクトレンズの代わりになって、目が見えるようになるって事なの」

花陽「へぇ～…」

真姫「それで、価格の違いは設備の違いよ、最高級のレーシックでは、専用のレーザーメスを使って手術を行うわ」

花陽「安いのは？」

真姫「医者が手作業で削るの」

花陽「えっ」ｿﾞﾜｯ

花陽「え…手でって事……？」ｿﾞﾜｯ

真姫「えぇ、手作業で目の表面をメスで削り出すの」

花陽「ﾋｨｨ」ｿﾞﾜｿﾞﾜ

真姫「どう？これでもやるの？」

花陽「で、でもそれは普通に行われてるんだよね？」

真姫「さぁ？　そもそもレーシック自体行われるようになったのは最近だし、日本には専門医なんていないはずだけれど」

花陽「……」

真姫ちゃんと花陽ちゃんは目の色が同じ

つまり…

対価に見合わなさすぎる
コンタクト眼鏡でも不便じゃない

確かに今は良くても10年20年後どうなるかは保証ないんだもんな

花陽「し、失敗とか、やっぱりあるのかな……」

真姫「それは人間がするんだもの、失敗ぐらいあるわよ」

花陽「そうだよね…」

真姫「概ね成功率は93％と言われているわ」

花陽「へー、93％って事は大体だいじょう……あれ？え？」

真姫「約7％、失敗しているという事ね」

花陽「多いよね…？」

真姫「そうね」

眼科医は絶対にしないらしいな

真姫「まぁでも、手術で失敗しても、イコール失明ではないわ」

花陽「あ…そうなんだ」ﾎｯ

真姫「そうね、例えば…」

真姫「角膜を削ったレンズ……それをフラップというのだけれど」

花陽「うん」

真姫「その削り方が悪くて、キズが入ったりするわ」

花陽「ﾋｯ…」

真姫「当然視界に傷が入る、ほかにもシワがよって視界を遮ったり、そのフラップの下に塵が入ったりしたらまず取れないわね」

花陽「ああああ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

真姫「上手く削れずに、ゴーストと言って視界が白く濁ったりすることも……」

花陽「い、いやぁ…」ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

真姫「それに、手術中は当然眼球がむき出し…保護することはできないの、だから、感染症や重度のドライアイなんてことにも……」

花陽「も、もうわかったよぉ！」

真姫「どう？これでもまだレーシックをしたいのならすればいいと思うけど」

花陽「うぅ…真姫ちゃんのいじわる……」

真姫「フフッ」

花陽「あ、でも……」

真姫「？」

花陽「芸能人の人もよくしてるって聞くし、高いコースだったら安全なのかな？」

真姫「……」

花陽「……？」

真姫「……そうね、手術自体の成功率は上がる、約99％成功するらしいわ」

花陽「へー」

こわすぎわろた

片方真姫ちゃんの目と交換したらいいんじゃないかな？
色が一緒だから傍目には分からないし離れてもずっと一緒に居られるよ

ナルトの世界だったらすれ違いざまにハイタッチするくらいの感覚で眼球移植出来るからな

真姫「でもね、レーシックの恐ろしさはそれだけじゃないのよ」

花陽「手術が成功してもまだ何かあるの？」

真姫「えぇ　…そうね、さっきは省略したけど、瀬角にはこういった工程で行うの」

花陽「目の所で直接レンズをつくるんじゃないんだ」

真姫「えぇ、そして、くっつけておけば自然に吸着するわけ」

こわすぎ

真姫「でも…吸着しても、完全に一体化するわけじゃないの」

花陽「…？」

真姫「例えば…激しい運動をしたり、何かに頭をぶつけたりすると……」

花陽「…」

真姫「…ズレるのよ、コンタクトレンズみたいに」

花陽「」ｿﾞﾜｯ

真姫「もちろん、コンタクトみたいに取り外したりは出来ないわ」

レーシックに限らず最新治療に夢見ちゃダメにゃ
最新=データがないってこと。長期的にどんな副作用があるかわからないし、副作用が出たときにどう対応すればいいのかもわからないにゃ

真姫「他にも、さっき言った通り貼り付ける時にゴミでも入ったらもう取れないわ」

花陽「…」ｶﾞｸｶﾞｸ

真姫「でも…そうね、救いがあるとすれば『二回できる』って所かしら」

花陽「に、にかい？」

真姫「えぇ、角膜というのは、普通みんなが考えてるものより厚いの、だから、一度失敗してももう一枚分切り出せるそうよ」

花陽「それも怖いよぉ…」

真姫「まぁ、私に言えるのはこれぐらいね、あとは花陽が自分で判断することね」

花陽「そ、そんなこと言われたらできないよー！」

おわり

乙

乙
面白かった

お疲レーシック～

真姫ちゃんが花陽のことを大切に思ってるのがわかるいいssだった

凛「かよちん！真姫ちゃん！レーシックしてきたよーー！！」

真姫「………」