【ラブライブ!】希「サプライズ、成功するとええなあ」
- 2020.04.14
- SS

希「どうしたん?」
絵里「どーしたんもこーしたんもないわよ!今日が何の日か知ってるでしょ?」
希「へ?今日?・・・えーっと・・・」
絵里「もーとぼけないでよ!今日は私達が付き合ってちょうど一年の日じゃない♡」
希「・・・あ」
絵里「え?」
希「あ~~~!もちろん覚えてるよ!」
絵里「・・・」
希「ちょっと待ってな!豪華なディナーにしようやん!こないだテレビで紹介してたフレンチの店行こか!」
絵里「・・・」
絵里「希」
希「よーし予約取れたで!繁盛店なのにラッキーやんな!」
絵里「希」
希「・・・はい」
絵里「忘れてた?」
希「な、何がですか?」
絵里「記念日のこと」
希「そ、そんなわk絵里「希」
希「・・・はい」
絵里「忘れてた?」
希「・・・はい」
絵里「・・・」
希「・・・」
絵里「最っっっっ低!!!!」ベッチーーーン!!!
希「ぶはぁ!」
絵里「信じられない!!まさか希が付き合って一年の日を忘れるなんて!!」
希「ご、ごめん!いや、ついうっかり・・・」
絵里「馬鹿ああああ!!」ベッチーーーン!!!
希「ぶはぁ!」
希「そ、そんなぁ!お願い!きっとめちゃくちゃ美味しいからさ!」
絵里「嫌よ!こんな最低な人とディナーなんて食べたくない!」
希「ぐはっ・・・」
絵里「ふんっ」プイッ
希「ご、ごめんって・・・いや本当・・・今日は奢るから許してよぉ」
絵里「ふんっ」プイッ
希「うう・・・本当許して・・・今度埋め合わせするから・・・」
絵里「・・・」
希「ごめんってぇ・・・」
絵里「・・・」ガサガサ
希「・・・?」
絵里「ふんっ!」ポイッ
希「わっとと」パシッ
絵里「・・・記念日のプレゼント」
希「あ・・・ありがとう・・・開けていい?」
絵里「勝手にすれば!!??」
希「ひい・・・」
希「・・・わ・・・綺麗なネックレス・・・」
絵里「・・・」
希「これ、もしかして手作り?」
絵里「!」
絵里「・・・なんで分かったの?」
希「いやあ・・・なんか気持ちがこもってるって言うか・・・そんなのを感じて」
絵里「・・・そうよ、私は感謝とかこれからもよろしくとか気持ちをこめてそれを作ったわ」
希「あ、ありが絵里「でも希は!!」
希「!!!」
絵里「ふんっ!」プイッ
希「うう・・・ごめん・・・」
絵里「ふんっ!」プイッ
希「許してぇ・・・」ウルウル
絵里「!」
絵里「・・・何時からなの?」
希「へ・・・」
絵里「店の予約した時間は何時なのって!」
希「あ、ああ・・・一応6時からやけど・・・」
絵里「じゃ、行きましょう」
希「!!一緒に行ってくれるん?」
絵里「勿体ないじゃない、折角予約がとれたのに。それにおごりなんでしょ?」
希「う、うん!」
絵里「ま、これだけじゃ到底埋め合わせにはならないけどね」
希「う、うん・・・」
絵里「・・・それ付ければ?」
希「あ、うん!ありがとう!」チャリッ
絵里「・・・ふんっ」
希「えりち・・・ごめん」ギュッ
絵里「!」
希「こんなに素敵なプレゼント貰ったのにウチ、何にも出来んくて・・・」
絵里「・・・」
希「記念日忘れるなんて最低な人や・・・」
絵里「・・・早く行きましょ」バッ
希「あ・・・うん・・・」
店員「いらっしゃいませ」
希「えーと、2名で予約した東條ですけど・・・」
店員「はい、東條様ですね。こちらのお席へどうぞ」
希「えりち、行こか・・・」
絵里「ふんっ」プイッ
希「うう・・・心が痛い・・・」
店員「当店ではコース料理をお出ししております。どのコースに致しましょうか」
絵里「!!!!」
絵里(た、たっか!一番安いので一人一万二千円!?一番高いのなんて一人五万円じゃない!)
絵里(フランス料理ってこんなに高いの・・・奢るって言ってたけど、お、お金足りるのかしら・・・?)
希「じゃあこれで」
店員「はい、かしこまりました」
絵里「えっ!!??」
店員「それでは前菜から出させていただきますので少々お待ください」
希「はい」
絵里「ちょ、ちょっと大丈夫なの!?一番高いコース選んで!」ヒソヒソ
希「・・・うん、ウチが悪いし・・・」
絵里「い、いやお金足りるの!?」ヒソヒソ
希「あ、うん。それは大丈夫」
絵里「そ、そう・・・」
絵里(なんか驚きすぎて怒りを忘れちゃったわ・・・)
希「あ、来た」
絵里「うわー・・・」
店員「お待たせいたしました。サラダの~」
希「おお」
絵里「わー・・・」
店員「スープの~」
希「わー」
絵里「わー」
店員「魚料理の~」
希「わー」
絵里「わー」
・・・・・・・・・・
希「すっごく美味しかったね」
絵里「ええ!すっごく・・・はっ」
絵里「ま、まだ許したわけじゃないんだからねっ!」
希「う、うん」
絵里「ふんっ!」プイ
絵里「・・・なによ」
希「ほんまにごめんな、今日のこと・・・」
絵里「ふんっ」プイッ
希「・・・いままで嘘ついてて」
絵里「・・・嘘?」
希「・・・」スッ
パチン!
フッ
絵里「!?」
絵里(で、電気が消えた!?)
絵里「の、希?どこ・・・?」
希「・・・大丈夫、ここにおるよ」ギュッ
絵里「・・・あ・・・」
絵里(希が後ろから抱きついてくれてる・・・)
絵里(・・・暗いのは苦手だけど、希がいれば全然怖くない)
希「暗いけど平気?」
絵里「・・・うん」
希「それは・・・これや」スッ
パチン!
パッ
絵里「あ、電気がついた・・・」
絵里「!!!」
絵里(え・・・嘘・・・)
希「・・・ふふ、ウチがこんな大事な記念日忘れると思った?」クスッ
絵里(机の上にチョコレートケーキが・・・)
希「このお店も1ヶ月前から予約してなーバイト代貯めてなー大変やったわー」
絵里(メッセージプレートには・・・)
『一周年記念!これからもよろしくな!えりち!希より』
絵里「・・・うう・・・っ!!」
希「一年間楽しかったよ、えりち。これからもよろしくね!」
絵里「うう~~~っ!!」ボロボロ
希「・・・ふふ、そんな泣かんくても」
絵里「うう~~~~っっ!!!」ボロボロ
希「あーあー、鼻水まで・・・」フキフキ
絵里「うえ~~ん!!希ぃ~~~!!!」ボロボロ
希「ふふ・・・想像以上のリアクションで嬉しいわ」
絵里「うわーーーん!!!」ボロボロ
希「・・・落ち着いた?」
絵里「・・・うん///」
絵里(周りに人がいるのに大号泣しちゃった・・・今更だけど恥ずかしいわ///)
希「いやーサプライズ成功やね。よかったよかった」
絵里「希・・・もうっ、意地が悪いわ!」
希「あははー、驚かすのって楽しいね!」
絵里「・・・前々から準備してたのね」
希「うん。めっちゃ計画練って、うまくいかなかったらどうなることやらと思ってずっとヒヤヒヤしてた」
絵里「・・・ふふ、恥ずかしいところ見られちゃったわね///」
希「ふふ、そこもえりちの好きなところやん?」
絵里「・・・もうっ馬鹿っ///」
希「これからもずっと、今日を祝おっか♡」
絵里「・・・うんっ♡」
周りの客「^~」
暗闇の中ケーキを持ってきた店員「^~」
日本人「^~」
世界中の人々「^~」
絵里「でもよく払えたわね?二人で十万円よ?」
希「うん、実は親から生活費前借りしたりして・・・明日から節約生活やね」
絵里「もー、いつでも私の家に来て?夕飯一緒に食べましょ♡」デレデレ
希「あはは・・・すっかり機嫌よくなっちゃって」
絵里「だってしょうがないじゃなーい♡」デレデレ
希宅
希「あ、えりちがドア開けて?」
絵里「へ?ええ・・・」
ガチャ
絵里「!!!」
絵里(玄関から奥の部屋まで花で作られた道が!?)
希「あらあら、どこかの妖精さんがいたずらしたんかな?」
絵里「まだ何か仕掛けてあるの!?」
希「ふふ、なんやろね?」
希「ふふ、行ってみよか」
絵里「・・・これって!」
絵里(花の道の先に花で囲まれた小さな箱が・・・)
希「開けてみて?」
絵里「うんっ」
希「気にいるかな・・・」
絵里「!!!」
絵里「素敵なネックレス・・・」
希「あはは、えりちに似合うの買ったと思うんやけど・・・どうかな?」
絵里「・・・嬉しい・・・すっごく嬉しいわ・・・」ボロボロ
希「ちょ」
絵里「うえ~~~~ん!!」ボロボロ
希「ま、また泣くん!?ちょっと近所迷惑なんやけど・・・!?」
絵里「うわ~~~~ん!!!」ボロボロ
希「あ、あはは・・・まあいっか」
絵里「希ぃ~~~~!!!」ギューーーーッ!!
希「おっと!」
絵里「大好きぃーー!!んむーー!」チューーーーー
希「んーーーー!!??」チューーーーー
完
希「あ、もしもし?成功したよー」
??「そう、良かったわね」
希「えりち大号泣!」
??「あの絵里がねえ・・・見てみたいわ」
希「ありがとなー妖精さん」
??「妖精?なんの話?」
希「ううんなんでも」
??「合鍵は明日返せばいい?」
希「うん!じゃあ次協力するのはウチの番やね!」
??「べ、別にいいわよ!・・・ま、まあどうしても協力したいって言うんなら」
希「あ、いらん?じゃあいいわ」
??「ぬわんでよ!」
完
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