【ラブライブ!】ことり「そうだ、ヒトカラに行こう!」
- 2020.04.14
- SS

ことり「う~ん・・・」ボンヤリ
ことり「暇! とっても暇!」バタバタ
ことり「暇すぎて無意味に手足をバタバタさせるよぉ!」バタバタ
ことり「・・・つかれた」シュン
ことり「今日は日曜だから学校は無いし」
ことり「練習もお休みで」
ことり「バイトは人手が足りてるみたい」
ことり「お母さんは隣町まで出かけてる」
シーン
ことり「む、虚しい」
ことり「はぁ、カラオケとか行きたいなぁ」
ことり「!」
ことり「穂乃果ちゃんと海未ちゃんを誘ってみよう!」
ことり「・・・」プルルルル
穂乃果「はーい」ピッ
ことり「あのね、穂乃果ちゃん」
穂乃果「どうしたの? 改まって・・・」
ことり「カラオケ行きたくない?」
穂乃果「ごめん、今お店が忙しいんだ」
ことり「そ、そうなんだ」
ほのママ「はい、串団子5本と、ほむま・・・」
穂乃果「ほむまん品切れ中だったー!」
ほのママ「申し訳ありません、少々お時間をいただいてもよろしいでしょうか?」
穂乃果「お父さーん! ほむまんまだー!?」
ほのパパ「・・・」セカセカ
穂乃果「時間つぶしにお茶でもどうぞ!」
ことり(めっちゃ忙しそう)
ことり「またの機会にしよう!」
穂乃果「うん、ごめんね~」
ピッ
―
ことり「お仕事が忙しいのはいいことだよね・・・」ピッピッピッ
ことり「・・・」プルルル
海未「はいぃッ!」ピッ
ことり「海未ちゃぁん」
海未「ちょ、ちょっと待ってください! 5分後に掛けなおします!」ピッ
ことり「露骨に忙しそうだよぉ!」
海未「ゼェゼェ、ハァハァ」
ことり「ど、どうしたの? そんなに息上げて・・・」
海未「登山中に野生の熊と死闘を・・・」
ことり「それでよく電話に出れたんだ・・・」
海未「ええ、相手は気を失ってましたので」
ことり「今は大丈夫なの?」
海未「園田流絶命拳であの世ゆきです」
ことり(・・・園田流、恐るべし)
ことり「うん、カラオケ行きたかったんだけど、山じゃ無理だよね」
海未「なるほど。申し訳ないですが、その通りです」
ことり「また行こうね~」
海未「ええ、お詫びに新鮮な熊肉を差し上げますから・・・」
ことり「いらないよ!」
海未「ははは、ジョークですよ、海未ちゃんジョーク」
ことり「あはは、それじゃ」(よくわかんないけど)
海未「ええ、失礼します」
ピッ
ことり「あとは1年生か3年生・・・」
ことり「でも、歳の違う人を誘うのも少し気まずいよぉ・・・」
ことり「!」ピキーン
ことり「そうだ、一人カラオケに行けばいいんだ!」パァアアア
ことり「そうと決まれば、パジャマを脱いで、お化粧して・・・」
ことり「よし! レッツゴー!」ガチャッ
ことり「とはいえ、初めてのヒトカラはキンチョーするなぁ」
ことり「無駄に気合い入れたファッションのおかげで、よけい残念な感じかも・・・」
ことり「かわいいけど、性格に難ありメンヘラガールっぽいというか」
ことり「恥ずかしいから、いつもと違うカラオケ屋さんにしよう」キョロキョロ
ことり「お、あれは」
ことり「う~ん、とってもいい感じ」
ことり「あそこにしよーっと」
ピンポーン
店員「いらっしゃいませ、何名様ですか?」
ことり「ひっ! 一人です!」
ことり「いえ、お持ちじゃないです!」
店員「ではこの用紙に記入をお願いします」
ことり「はい」スラスラ
店員「学生証の提示をお願いします」
ことり「はい」スッ
ことり(むむむ、一人だと料金が割高になるのかぁ)
ことり(大歓迎されてるんじゃないのかなぁ)
ことり(まぁいっか。1時間30円ぐらいだし)
ことり「はい、大丈夫です」
店員「ご希望の機種はありますか?」
ことり「ジョイサウンドで」
店員「ドリンクを1つご購入お願いします」
ことり「うーん・・・アイスのミルクティーを」
店員「かしこまりました、では10番のお部屋にどうぞ。ドリンクは5分後にお持ちします」
ことり「はい、お願いします」
ことり(ふぅ・・・)テクテク
ことり「10番・・・10番・・・ここだ」ガチャ
ことり「でも、ここは私だけの空間なのだ!」カチッ
ことり「やんやん、マイクテストですぅ~」キーン
ことり「と、おかしなマイクテストをしても恥ずかしくない!」
ことり「それでは一曲目、聞いてください」
ことり「えいっ!」ピピピピ
ことり「やんやん♪ 遅れそぅですぅ~♪」
???「コンコン」ガチャ
ことり「ぴぃいいい!?」
店員「ドリンクお持ちしました~、ごゆっくりどうぞ」ガチャ
ことり「はい、ありがとうございます!?」
ことり「ま、まったく! 心臓によくないよ!」
ことり「友達がいないんじゃなくて、今日はいないだけなんだよ!?」
ことり「なんて言ったところで仕方ない。さぁ歌おう」ピッピッ
ことり「次はこれ!」ピピピピ
ことり「ヘールメッー♪ 被りなーがらー♪」
♪・・・
ことり「なんだかノッてきちゃった、次いくよ~!」ピッピッ
ことり「・・・」ピピピピ
『SWAP / 世界のどこにでもある花』
ことり「そうさー君ーらは♪ 世界のーどーこーにでーもあーる花♪」
♪・・・
『ミニマム・ザ・ホルモン / ぶっ殺す!!』
ことり「もういっそ 俺に生まーれたなら♪ 君をぶっ・・・ころーす♪」
♪・・・
ことり「誰にも気を使わなくていいし、好きな歌を歌える!」
ことり「自分のイメージなんて全く気にしなくていい!」
ことり「これはハマるよぉ・・・」ニヤニヤ
???「ダーリンヴェイヴェー♪」
???「ドンウォーリ ドンウォーリ」
ことり「・・・!」
ことり「まさか真姫ちゃん達、隣の部屋に?」
真姫っぽい人「迷わず GO! GO! ♪」
ことり「ノリノリで歌ってるっぽい」クスクス
ことり「ちょっとイタズラしちゃお」ピッ
真姫「冷たいヤケドを・・・」
真姫「あ、LINEが」
真姫「なになに? 『やっぱり真姫ちゃんって、歌うまいよね』」
真姫「とっくに感付いてたけど、隣の部屋にいるのはことりだったのね」
真姫「ここは気付かないふりをしましょう」
真姫「えーと、『なんで突然そんなことを?』と」ピッ
ことり「気付いてない、ぷぷぷ」クスクス
ことり「『私はいつでも見ているのだぁ』」ピッ
―
真姫「・・・」
真姫「『もしかして、隣にいるの?』」
ことり「ぴぃ!? バレちゃった、恥ずかしいなぁ・・・」
???「ヴェエ・・・」ガチャ
ことり「あ、真姫ちゃん。ぐぐぐぐ偶然だね」
真姫「もう、何ガチガチになってんのよ」
ことり「いやっ、そのー・・・」
真姫「安心しなさい、私もヒトカラよ」
ことり「えっ!?」
ことり「ほっ・・・てっきり、これをネタに揺すられるかと・・・」
真姫「そんな悪趣味なことしないわよ! ・・・あのさぁ」
ことり「?」
真姫「せっかくだし、一緒に歌いましょ?」クルクル
ことり「う、うん! 何歌いたい?」
真姫「うーん、ミニマム・ザ・ホルモンとか以外で」
ことり「やめてー!!」
???「ゆ~り~の~めい~ろ~♪」
ことり「!?」
真姫「!?」
謎の二人組「ひ~み~つ~のブ~ランコ あ~なた~と揺れな~がら~ い~ま~♪」
ことり「これは・・・」
真姫「たぶんあの2人ね」
???「???こそ、歌詞間違えてるやん?」
???「あら、バレちゃった?」
???「バレバレや! おしおきー!」
???「ん゛ん゛っ・・・ちょっと、やめなさいよこんなところで」
???「ええやろ、誰も見てないよ」
???「んふっ! 激しすぎよ、そろそろっ、やめ・・・んっ」
???「お、ここがええんやな。ここが」
真姫「当然でっしょー」
店員「お客様、そういった行為は・・・」
金髪の女性「あ、す、すいません!」
巨乳の女性「ごめんやん・・・」
おわり
こういうのはだいたい海未ちゃんとかの役回りだったかなーと思います
ありがとうございました
終わり方がジワジワくる
ことりちゃん可愛かった
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