【ラブライブ!】真姫「久しぶりね」
- 2020.04.14
- SS

真姫「……わけないわよね。カウンターで伏せてるぐらいだし」
真姫「何があったか知らないけどさ、顔上げてよ」
真姫「まさか寂しいとか言うんじゃないでしょうね」
真姫「もしそうだとしたら呼ばれて迷惑よ?」
真姫「……ちょっと、冗談よ。泣かないでよ……」
真姫「はあ、昔はもっとしっかりしてたと思ってたのに」
真姫「まさか、あの子がことりの後を追って海外行くとは思わなかったわ」
真姫「まあ、スクールアイドルをやってるときにことりの事が気になってたみたいだし」
真姫「よかったんじゃない?」
花陽「……ことりちゃんが3年生の時だね」
真姫「そうそう」
花陽「はぁぁぁぁぁぁ……」
真姫「だからやめなさいって」
花陽「……うん」
真姫「じゃあそこまで落ち込まないでよ」
真姫「そのたびに呼ばれる私の身にもなりなさいって」
花陽「ごめん……」
真姫「謝んなくていいわよ」
真姫「別に謝って欲しいわけで言ったんじゃないわ」
真姫「だから少しくらい私と付き合いなさい?」
花陽「うん」
花陽「お、男!?」
真姫「あ、まだ苦手なんだっけ」
花陽「う、うん……ちょっと、あの一件のせいで……」ブルブル
真姫「あー、ごめん。余計なこと思い出させたわね」ハァ
真姫(私としたことが、完璧に忘れてたわ)
真姫(この子は今の会社に入社したとき襲われかけたんだった……)
真姫(それじゃあ無理もないわね……)
真姫「無神経な事言ってごめん」
花陽「ううん、もう大丈夫だから」
花陽「……」
真姫「してるのね」ハァ
真姫(割と冗談で言ったつもりなのに……)
花陽「いつも夜に後ろからついて来てる気がするの……」
花陽「はっきりと見たわけじゃないからわからないけど」
真姫「……」
花陽「怖いよ……私どうすればいいの?」
真姫「じゃあこれあげるわ」ヒョイッ
花陽「か、鍵?」
真姫「そう、今日から花陽は私の家に来なさい」
花陽「え?」
花陽「えええええええ!?」
真姫「だめ」
花陽「え?」
真姫「そんなんじゃ家に入れないわよ」
花陽「えぇ……」
真姫「第一にここは花陽の家みたいなものよ?」
花陽「え?は、花陽の……お家?……あっ!」
花陽「……///」テレテレ
花陽「た、ただいま……///」
真姫「おかえり、花陽」
真姫(一度やってみたかったのよねこれ)
真姫「そう?私に言わせれば小さい方だと思うけど」
花陽「え?」
真姫「え?マンションなんてどれもこんなものでしょ?」
花陽「」
真姫「な、何よ……」
花陽「ふ、不動屋さんとかに聞いた?」
真姫「いえ?パパが選んでくれたんだけど……?」
花陽「……だ、だよねー」
真姫「?」
真姫「何度も言ってるでしょ。別に構わないわよ」
花陽「う、うん……」
真姫「とりあえず、ご飯だけど何食べる?」
花陽「えーっと……何があるかなぁ?」
真姫「そうねぇ、ラーメンにピザに……あ、お寿司なんかも」
花陽「待って」
花陽「待って真姫ちゃん」
花陽「それ、出前だよね」
真姫「え、ええ。そうだけど……?」
花陽「……は、花陽に作らせてください」
真姫「???」
真姫「ありがと」
花陽「じゃあ、いただきまーす♪」
真姫「うん、うまいわね」パクッ
花陽「よかったぁ!」
真姫「というよりも、また腕を上げたのね」
花陽「そうかなぁ?お味噌汁って皆こんな感じじゃない?」
真姫「そうなの?あんまり作らないからわかんないわね」モグモグ
花陽「そっか……」カチャッ
真姫「でも、このお味噌汁。私好みね」
花陽「そ、そう?え、えへへ♪///」カァ
花陽「うん、わかった。ありがと、真姫ちゃん」
真姫「お礼はいいわよ。それに、ここはあなたの家みたいなものなんだから」
花陽「あ、ありがと///」
花陽(といっても真姫ちゃんのマンションだと落ち着かないなぁ……)
真姫「じゃあ、私はやることあるし着替えとかはもってるわよね」
花陽「あ、うん」
真姫「じゃあゆっくり入ってきなさい」
花陽「……今頃凛ちゃんはことりちゃんと一緒にいるのかな」
花陽「μ’sをやって、ことりちゃんの衣装を気に入って」
花陽「それで自分も可愛い衣装を作りたいって言ってことりちゃんについて行っちゃったんだよね」
花陽「……私を置いて……ね」
花陽「……はぁ」チャプッ
真姫(花陽がお風呂に入ってから大分時間が立つけど……)
真姫「あの子出るの遅くないかしら?」
真姫「のぼせてたりしてないわよね……」
真姫「ちょっと見てこようかしら」ヨイショ
トコトコトコッ
真姫「花陽ー?大丈夫?」コンコンッ
花陽「ピャア!?だ、大丈夫だよ!」
真姫「ならいいけど……」
真姫「私も入りたいんだから早くしてよね」
花陽「う、うん」
真姫「ん」
花陽「何してるの?」
真姫「レポートを書いてるの」
花陽「あ、そうなんだ」
真姫「医大だからね、大変よ?」
花陽「だよね」
真姫「まああなたみたいな社会人の方が大変だと思うけど」カキカキ
花陽「そうなのかなぁ」
真姫「そうなんじゃないの?」
花陽「うん、まあ大変だよ……」
真姫「でしょうね」カキカキ
真姫「当たり前でしょ?」
花陽「買わないと思ってた……」
真姫「あの時は実家暮らしだったから」
真姫「一人になれば漫画の一つや二つなんて買うわよ」カキカキ
花陽「そうだよね」
花陽「これ、読んでいい?」ヒョイ
真姫「いいわよ」カキカキ
真姫「……」カキカキカキ
花陽「……チラッ」
真姫「……」カキカキ
花陽「ねえ真姫ちゃん」
真姫「何?」
花陽「なんでいつも花陽の事心配してくれるの?」
真姫「……」ピタッ
真姫「ふぅ……」
真姫「親友を助けるのに理由がいるの?」
花陽「あ、ごめん……」
真姫「親友の心配をするのに、助けるのに理由が必要なの?」
花陽「……いらない、と思う」
真姫「でしょ?」
真姫「花陽、いつまで読んでるの?」
花陽「え?」
真姫「もういい時間だけど?」
花陽「あ……0時」
真姫「寝床を用意してあげるからついて来なさい」ハァ
花陽「あ、うん」
花陽「うん……」バタンッ
花陽(……流石にベットじゃないか)
花陽(うん、それは甘えすぎかな?)ゴソゴソッ
花陽「……そういえばμ’sの皆、今何してるんだろう」
花陽「絵里ちゃんとか希ちゃんはお仕事大変なんだろうなぁ」
花陽「にこちゃんは今アイドルだし……」
花陽「穂乃果ちゃんと海未ちゃんは自分の家を継いで」
花陽「ことりちゃんと凛ちゃんは……」
花陽「……やめよ」
花陽「おやすみ、真姫ちゃん」
花陽「朝?」
花陽(いい匂いがする……)
ガチャッ
真姫「あ、起きたの?おはよう」コポコポッ
花陽「真姫ちゃん……」
真姫「何?」
花陽「あ、ううん!なんでもない」
真姫「というか、そんなにのんびりしてていいの?」
花陽「え?」
真姫「時間」
花陽「……ピャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
花陽「な、なんで早く起こしてくれなかったのぉ!?」ドタバタッ
真姫「いや、起きる時間とか教えてもらわなかったし……」
花陽「あぁぁぁ……ね、寝癖がぁぁぁ……」
真姫「朝ごはんは?パン焼けたけど?」
花陽「え?あああ、いいよぉ!朝ごはんは抜きにする!!」ドタバタッ
真姫「そ、ならいいわ」
真姫「……」ズズッ
花陽「い、行ってきます!!」ダッ
真姫「行ってらっしゃい」
真姫「まったく、μ’sをやってた頃は遅刻なんて殆んどしなかったのに」
真姫「そう言う事に関しては海未とエリーのおかげなのかしら」
真姫「まあ私はそういうことを注意する人間じゃないし?」
真姫「ましてや、あの子が何度も遅刻するとは思えないし?」
真姫「……別に心配してないし」
真姫「……」ズズッ
真姫「帰ったらしっかり言っておこ……」ハァ
花陽「うぅ……やっと終わったぁ……」
花陽「遅刻もするし今日は散々だったなぁ……」
花陽「あんなに色々と頼まれるとは思ってなかったし……」
花陽「あー!もう!!なんで花陽ばっかりぃ!!」
花陽「……どうせなら花陽も連れてってよ……凛ちゃん」
真姫「何言ってるのよ」
花陽「え?ま、真姫ちゃん?」
真姫「あなたはそれでいいかもだけど一緒に住んでる私はどうなるのよ」
花陽「あ、ご、ごめんね?」
真姫「いやよ」
花陽「え?」
真姫「はい」
花陽「え?あ、スーパーの袋?」
真姫「それ、持ってね」
花陽(お、重い……)
花陽「た、たまたまだよぉ……」
真姫「ふぅ~ん……」
花陽「ま、真姫ちゃんも働けばわかるよぉ……」
真姫「かもね」
花陽「……今日冷たいね」
真姫「そう?いつも通りだと思うけど」
花陽「……なんか違う」
真姫「どう違うのよ」
花陽「昨日の方が優しかったもん……」
真姫「……そう」
花陽「……」
真姫「あなたが辛そうだから優しくしたのよ」
花陽「今日も辛いもん」
真姫「のんびり寝て遅刻した人の台詞かしら?」
花陽「うっ……」
真姫「ほら、晩御飯作るから手伝って」
花陽「あ、うん!」
花陽「なんですか」
真姫「ご飯……まだ?」
花陽「まだですっ!!」
真姫「あ、うん……お、おかずから先に並べてるから」
花陽「お願いします」
真姫「……」
真姫(そういうとこは変わってないのね……)
花陽「ま、真姫ちゃん!!」クワッ
真姫「な、なに!?」ビクッ
花陽「ご飯炊けたよ~///♪」パァァ
真姫「イミワカンナイ」
花陽「いただきます!」
真姫「……ん、おいしいわ」モグモグ
花陽「ちゃんと良いお水も使ったからね!」
真姫「じゃあこれからの食事当番は花陽と言うことで」
花陽「え?」
真姫「ん?いつもおいしいご飯作ってくれるんでしょ?」
花陽「ちょ、ちょっと待ってよ!いつも!?」
真姫「うん」
花陽「は、花陽は仕事で疲れて帰ってくるのに?」
真姫「私も一応大学とかで疲れて帰ってくるわよ」
花陽「うぅ……」ウルウル
真姫「冗談よ」
真姫「私も作るから……ごめんってば」
花陽「今日は本当に冷たいよぉ……」
花陽「ふーんだ……」
真姫「あなたμ’sの頃よりめんどくさい子になったわね」
花陽「え……」
真姫「まだあの頃の方がわかり易かったわよ?」
花陽「え、ええ!?」
真姫「……」
花陽「そ、そんなぁ……」シュン
真姫「嘘よ」
花陽「え?」
真姫「別に面倒なんて思ってもいなければ」
真姫「あなたの事を全部理解できるわけなんてないもの」
真姫「だからそんなに落ち込まないの」ペチッ
花陽「あてっ……そ、そうなのかな?えへ」
真姫「私?……そうね」
真姫「残念だけど、明日は大学よ」
花陽「あ……そうなんだ」
真姫「私も休めれば休むんだけどね」
真姫「流石にちょっとね」
花陽「そ、そうだよね!ごめんね」
真姫「なんであなたが謝るのよ……」イミワカンナイ
花陽「ご、ごめん……」
真姫「はぁ……もういいわ」
真姫「ほら、疲れてるならさっさとお風呂入って寝る!」
花陽「あ、うん!」ダダッ
真姫「わかったわ」
花陽「ねえ、真姫ちゃん?」
真姫「何よ?」
花陽「なんでいつも新聞読んでるの?」
真姫「……え?」
花陽「え?は、花陽おかしいこと聞いた?」
真姫「あー、うん……」
真姫「なんでもないわ」パサッ
真姫「少しは新聞くらい見ときなさいよ?」
花陽「?」
花陽「何しようかな?」
花陽「いつも一人だとぼけーっとしてるか」
花陽「携帯ばっかいじって寝ちゃってるんだよねぇ……」
花陽「……」
花陽「そうだ!たまには穂乃果ちゃんの家に行ってみよ!」
花陽「そう考えたら少し楽しみになってきた♪」
花陽「ふんふふ~ん♪」モゾモゾッ
真姫(な、なに鼻歌歌ってるの!?)
真姫「……ん」
真姫「朝?」
真姫(時計……ああ、スマホどこ……)ゴソゴソッ
真姫(……あれ?アラーム鳴ってない?)
真姫「んもう……どこから……」モゾモゾッ
ジリリリリリリリッ
真姫「……私の部屋じゃ……ない?」
花陽「すや~」Zzz
真姫「花陽!!」バンッ!
花陽「ピャァ?」zzz?
真姫「あなたいい加減に起きて目覚まし消してよ!!」
花陽「んえ?目覚ましぃ?」トロー
ジリリリリリリリリrッ
花陽「……」
花陽「あ」
真姫「花陽ぉぉぉぉぉ!」
花陽「あ、アラームが……セットされててね……」オロオロ
花陽「ピャアアアアアアアアアアアア!!!!」
花陽「……ま、真姫ちゃん。こ、このパンすっごくおいしいよぉぉぉ?」モグモグッ
真姫「素直にご飯食べたら!」フンッ
花陽「うぅ……」
真姫「ご馳走様!」ダンッ
花陽「あ、待って!真姫ちゃん!」
真姫「……大学行くから」
花陽「あ、あぅぅ……」シュン
真姫「……」
真姫「はぁ」
真姫「冗談よ。ちょっと目覚めが悪かっただけ」
真姫「真っ直ぐちゃんと帰ってくるのよ?」バタンッ
花陽「……へ?」
花陽「前はあんなこと言わなかった気がするのに」
花陽「……これもμ’sのおかげ……なのかな?」
花陽「ふふふ♪」
穂乃果「ありゃ?花陽ちゃん!」
花陽「え?穂乃果ちゃん?ってもうついてたの!?」
花陽「うん、だから久しぶりに穂乃果ちゃんに会いに来たんだぁ」
穂乃果「そっかそっか」
穂乃果「はい、お茶」
花陽「ありがと、穂乃果ちゃん」
穂乃果「あ!そうだ!試作品あるけど食べる?」
花陽「え!本当!?」
穂乃果「うん!ちょっと待っててねー」
花陽「どんなのだろ~すっごい楽しみだなあ~♪」
花陽「な、生クリーム?」
穂乃果「うん!」
花陽「……緑茶と合わないんじゃないかな?」
穂乃果「……」
穂乃果「海未ちゃんにも同じこと言われてるんだ……実は」
花陽「……あ、そうだったんだ」
穂乃果「まあでも海未ちゃんはおいしいって言ってくれたか大丈夫だよ!」
花陽「あ、うん」
穂乃果「ん?なに?」
花陽「……」
穂乃果「どうしたの?花陽ちゃん」
花陽「変な事聞いていい?」
穂乃果「もう~何?なんでも聞いてみなさいってー!」
花陽「うん……じゃあ」
花陽「まだ海未ちゃんの事好きなの?」
穂乃果「うぇえええええあええええ!?/////」
花陽「あ、やっぱり」
穂乃果「何で知ってるの!?////」
花陽「え?あ、いや……皆知ってたよ?」
穂乃果「あ、あうぅぅぅ……////」
穂乃果「そ、そうだよ……///い、今でも好きだけど……////」
花陽「ねえ穂乃果ちゃん」
穂乃果「な、何かな///」
花陽「想いは伝えられる時に伝えられたほうがいいよ」
穂乃果「……花陽ちゃん」
花陽「あんまりのんびりしてると……遅れちゃうから」
穂乃果「……」
花陽「……」ピクッ
穂乃果「実はことりちゃんから色々聞いてるんだ」
花陽「え」
穂乃果「あっちでことりちゃんと一緒にデザインの事を考えたり」
穂乃果「ことりちゃんに衣装の作り方とか縫い方とかも教わってるみたい」
穂乃果「本当に凛ちゃんも変わったね」
穂乃果「なんていうか……そう」
穂乃果「更に女の子に磨きがかかったってやつかな?」
花陽「……そう、なんだね」
穂乃果「うん」
穂乃果「本当は海未ちゃんの事が大好きだよ?」
穂乃果「でも、それじゃだめなんだよね」
穂乃果「ちゃんと……しないと」
花陽「……花陽は関係ないと思う」
穂乃果「え?」
花陽「好きなら……好きなら言葉にして欲しいの」
花陽「言葉にしないで後悔したって……意味ないもん……」
穂乃果「花陽ちゃん……」
花陽「本当は凛ちゃんに言えばよかった」
花陽「行かないでって」
花陽「好きだから離れないでって……」
穂乃果「……」
花陽「だから、何も言わなかったの」
花陽「……だから今後悔してるの」
穂乃果「そっか」
花陽「ごめんね、花陽帰るね」ガタッ
穂乃果「うん、気をつけてね」
穂乃果「あ、お土産!忘れないでね」
花陽「うん、ありがと」
穂乃果「だってさ、海未ちゃん」
海未「うひゃあああああ!!!!/////」ガタガタガタッ!!!
穂乃果「わざわざずーっとカウンターに隠れてなくていいじゃん……」
海未「あ、あんな話してる中でわ、私の名前が出たんですよ?///」
海未「か、隠れて聞きたくなるじゃないですか……////」プイッ
穂乃果「そういうもん?」
海未「はい!//」
穂乃果「んー穂乃果も前はそうだったかも」
穂乃果「ん?なぁに?」
海未「あの話は本当ですか」
穂乃果「あの話??」
海未「花陽との話です」
穂乃果「……うん、本当だよ」
海未「……そうでしたか」
穂乃果「穂乃果は今でも海未ちゃんが好き」
穂乃果「でも、今は二人共家があるから……ね」
海未「な、なら私が園田を捨てここに!」
穂乃果「だめだよ」
穂乃果「それはだめ」
海未「そんな……」
穂乃果「海未ちゃんがいなくなったらおばさん達困っちゃうもん」ニコッ
海未「……嫌です」ギュッ
穂乃果「あー……前よりワガママになったね海未ちゃん」ヨシヨシ
海未「穂乃果……好きです」ギュッ
穂乃果「穂乃果もだよぉ~」ヨシヨシ
花陽「なんであんな話しちゃったんだろ……」
花陽「穂乃果ちゃんにも迷惑だったよね」
花陽「……はぁぁぁぁぁぁ」
花陽「とりあえず、帰ろう……」
花陽「一人だけど今は一人の方がいいし」
花陽「……」
花陽「真姫ちゃん、いつ帰ってくるかな……」
真姫「ふう、ようやく終わった……」
真姫「もう帰ってるのかしら?今日はどこか外食でもしようかしら」
真姫「なーんて。最近のあの子の感じだときっと寝てるわね」
真姫「夕飯とか作ってあればいいんだけど……」ガチャッ
真姫「花陽?起きてる?」
真姫「やっぱり寝てる」
真姫「けど」
真姫「夕飯は作っておいてくれたのね」フフッ
真姫「……」
真姫「ありがと、花陽」ナデナデ
花陽「んむにゅ……」
花陽「あ、やだ……寝てたの?」
花陽「そうだ!ご飯温めなきゃ!」ガバッ
真姫「もういただいたわ」
花陽「え?ま、真姫ちゃん!?」
真姫「何よ?」
花陽「あ、いや……寝顔見られて恥ずかしいなぁーって……///」テレッ
真姫「……はぁ」
真姫「そうね、今度は涎垂らさないように気をつけてね」
花陽「ピャアアアアアアアア!!?」
真姫「ああ、ご飯おいしかったわよ」
花陽「もう!起こしてくれても良かったじゃん!///」
真姫「あんなにぐっすり眠ってたら起こすのも悪いと思うじゃない」
花陽「で、でもぉ……」
真姫「寝てるほうが悪いわよ」ペチッ
花陽「あうっ!」
真姫「そういえばお風呂って入れてあるの?」
花陽「……」
花陽「あ」
真姫「だと思ったわ……」
花陽「だって、今日は休みの花陽がやるべきだし!」
花陽「学校で疲れてるでしょ?だから、休んでて?」
真姫「別にいいわよ……お風呂の掃除ぐらい」
花陽「いいの!花陽にやらせて?」グイッ
真姫「だーかーらー!いいのよ!いつもやってるから!!」グイッ
花陽「だめ!花陽がやる!」グイッ
真姫「しつこいわよ!花陽!!」グイッ
花陽「真姫ちゃんこそ!しつこいy」ツルッ
花陽「え?ひゃあああああああ!!!!」
真姫「え!ちょっ!?ヴェェェェェェェ!!!」
ドターンッ
花陽「あーえーっと……ごめんね?」
真姫「もういいわよ」
花陽「あう……」
真姫「というかあなた……」
花陽「え?な、何?」
真姫「ふt「わーわーわー!!!!」
真姫「な、何よ……」
花陽「だ、だめ!!それだけは言っちゃだめえ!!!」
真姫「わ、わかったわよ……」
真姫「……何よ」」
花陽「え?あ、いや……真姫ちゃん」
真姫「だから何?」
花陽「えっと……前より成長したよね?」
真姫「そういえばそうね」
真姫「って、何見てるのよ!!///」バシャッ
花陽「えへへ♪ごめんね」ニコッ
真姫「謝ってないわよね」ジトー
真姫「別にいいわよ。一人で出来るわよ」
花陽「いいの!お願い!」
真姫「お願いって……まあいいわ、好きにして」ハァ
花陽「え!?いいの!??」
真姫「は?」
真姫「なんでそんな楽しそうなのよ……」
花陽「特に意味はないですっ!」
真姫「あっそ……」
花陽「じゃあ、行きます!」スッ
花陽「は、はわぁぁぁぁぁ!!///」
真姫「な、何?」
花陽「あ!ううん!なんでもないよ!!」
真姫「?」
花陽(す、凄いスベスベだぁ!!///)
真姫「ね、ねえ……いつまで洗ってるのよ」
花陽「も、もうちょっと……」ゴシゴシゴシ
真姫「もういいと思うんだけど……」
花陽「まだですっ!」ゴシゴゴシ
真姫「……」
真姫「触りたいなら直接触ればいいじゃない」
花陽「ピャッ!?」
真姫「いや、別に構わないけど……」
真姫「同じ女性なのに触りたいものなの?」
花陽「うーん……は、花陽の場合は……」
花陽「ど、どんな感触なのかなぁ~って気になるかなぁ///」
真姫「ふぅーん」
真姫「……」
真姫「やっぱやだ」
花陽「え!?な、なんでぇ!??」
真姫「だって、手つきが……それになんか目付きが」
花陽「あ、あうぅ……」
真姫「はぁ」
真姫「そう簡単に触らせないわよ」ぺちっ
花陽「あうっ!」
花陽「あ、うん」
真姫「やっぱりあなた」
花陽「真姫ちゃん?」ギロッ
真姫「あ、ごめん」
花陽「もう!」プンプンッ
真姫(人の体を触ろうとしてたのに自分の体は触れちゃならないのね)
真姫(まあ物理的にと精神的な感じの違いなのかしらね)
真姫「は、はあ?こ、こんなの誰がやっても同じでしょ!」ゴシゴシ
花陽「ううん、なんかすっごく丁寧で気持ちがいいなぁ~」
真姫「何それイミワカンナイ」
花陽「お仕事の疲れが抜けていく感じがするよぉ」
真姫「今日はお休みだったはずよね?」
花陽「つ、疲れは残るからね!」
真姫「はいはい」
花陽「あ、ありがと」
真姫「じゃあ先に部屋に行ってるから」
花陽「……ねえ真姫ちゃん」
真姫「何よ」
花陽「今日、花陽そっちで寝ていい?」
真姫「……それはいいけど、狭いわよ」
花陽「うん」
花陽「……今日、穂乃果ちゃんに会ったのは話したよね」
真姫「ええ、聞いたわ」
花陽「穂乃果ちゃんね、まだ海未ちゃんの事好きみたいなんだ」
真姫「そう」
花陽「多分、海未ちゃんも穂乃果ちゃんの事が好き」
真姫「だけど家のせいで二人が結ばれることはないでしょ」
花陽「……」
真姫「それは仕方ないことだし当たり前の事」
花陽「それでも!」
花陽「それでも、花陽は凛ちゃんの事が好きなの!」
花陽「それでもまだ好きなの……」
真姫「……」
真姫「花陽」
花陽「……」グスッ
真姫「前に電話で凛と話したとき」
真姫「凛は花陽にはいい人を見つけて欲しいって言ってたわよ」
花陽「え……」
真姫「……多分、凛はことりの傍から離れるつもりはないと思う」
真姫「ごめんなさい。こんなこと今更言うなんてね」
花陽「うっ……うぁぁぁぁぁ……」ギュゥ
真姫「ごめん……花陽」
花陽「うああああああぁぁぁ!!!」ギュウウッ
花陽「すう……すう……」
真姫「泣き疲れて寝ちゃうって……子供じゃないんだから」
花陽「凛……ちゃん……」
真姫「……私は真姫よ」
花陽「すぅ……」
真姫「……今あなたの傍にいるのは私よ、花陽」
真姫「あなたは気づいてくれないわよね」
真姫「あなたの中には凛しかいないものね」
真姫「私はあなたにとってただの親友だもの……」
真姫「……」
真姫「そうね」
真姫「私の中にある想いはずっとしまっておくわ」
真姫「いつかあなたに打ち明けられる日が来るといいんだけどね」
真姫(……静かね)
真姫(隣では花陽が寝てると言うのにまるで一人に戻ったみたい)
真姫「ゴクッ」
真姫「にがっ!?」
真姫「……あれ?このコーヒーこんなに苦かったかしら」
真姫「……なんてね」
真姫「気持ちが沈んでるからそう思ってるのよね……多分」
真姫「というか、この苦さで忘れたかったのかも」
真姫「……」
真姫「あー!!こんなの私らしくないわ!!」
真姫「穂乃果に誘われて、皆に会って」
真姫「花陽と凛と友達になれて……」
prrrrr
真姫「……こんな時間に電話?」
凛『あ、真姫ちゃん?』
真姫「り、凛!?」
凛『ごめんね~起きてた?』
真姫「はぁ、起きてなかったら電話に出てないんだけど?」
凛『そうだよね!ごめんね』
真姫「別にいいわよ」
真姫「それで?何のよう?」
凛『うん、あのね』
凛『かよちんとはどう?』
凛『穂乃果ちゃんから聞いたの』
真姫「なんだ、連絡取ってたのね」
凛『そりゃとってるよぉ!』
凛『凛の大事な大事な仲間だもん!』
真姫「……そうね」
凛『真姫ちゃん』
凛『凛の事なら気にしなくていいからね?』
凛『かよちんにも言ってあげて?』
凛『凛の事は気にしないで幸せになってって』
真姫「……言ったわよ」
凛『え』
真姫「今は寝てる」
凛『そっか』
凛『ごめんね、凛のせいで』
真姫「違う、私のせいよ」
凛『……真姫ちゃん』
真姫「……いいの、あなたのせいじゃない」
真姫「あの頃から好きだった私が悪いんだから」
凛『……』
凛『うん!決めた!!』
真姫「え?」
凛『凛、一度そっちに帰る!!』
真姫「は?」
凛『凛がはっきりとかよちんに言う!それでいいよね!』
真姫「は?こ、ことりはどうするの?」
凛『ことりちゃんも付いて来るって!ねー♪』
真姫「う、後ろにいるのね……」
凛『凛達がそっちに行くまでに解決してなかったら凛がかよちんにはっきり言うね!』
真姫「は、花陽が可哀想じゃない!」
凛『でも、凛は二人が幸せになってほしいもん!』
凛『じゃあそういうわけで!真姫ちゃん!』
真姫「な、何!」
凛『おやすみなさーい』ブツッ
真姫「……ちょっ、凛?凛!!」
真姫「……ヴェェェ」
真姫「いや、簡単よ!は、花陽に言えばいいのだから……」
真姫「そうよ!私が花陽が好きなことを伝えれば凛がきても大丈夫よ!」
真姫「大丈夫、明日伝えるもの……」
真姫「明日……」
花陽「あれ?……どうしたの?真姫ちゃん……」
真姫「ヴェエエエエエエエエエ!!!!」ビクーン
花陽「え?あ、おトイレに……」
真姫「あ、うんごめんなんでもないわうん」
花陽「?」
真姫「いいから!早く行きなさい!」
花陽「ピャッ!?」
真姫「だ、だめだった……言えなかったわ……」
真姫「完全に言うタイミングだったじゃない……」
真姫「最高で最大のタイミングを逃したわ……」
花陽「ま、真姫ちゃん?」
真姫「ヴェエエエエエエ!!!?」
花陽「ど、どうしたの?」
真姫「な、なんでもないわよ!」
花陽「本当?」
真姫「うっ……」
花陽「何か隠してるの?」
花陽「嘘だよ」
花陽「真姫ちゃんはいつもそんなに慌てないないもん」
真姫「……あなたに私がわかるの?」
花陽「わかるよ」
花陽「だって、いつも見てたもん……」
真姫「……」
花陽「家に居候させてもらってるだけじゃ嫌だよ!」
花陽「お願いだから、少しは花陽に頼って……」
真姫「……わかった」
真姫「わかったから泣きそうな顔にならないでよ」
花陽「うん」
花陽「え」
真姫「まあことりも一緒によ?」
花陽「そう……なんだ」
真姫「自分が一番最初に聞きたかったって?」
花陽「……うん」
真姫「悪かったわね」
花陽「ううん、いいよ」
真姫「それでね。それまでに自分の事をはっきりしといてねって言われたわ」
花陽「どういうこと?自分の事??」
真姫「……花陽には関係ないわ」
真姫「忘れて頂戴」
花陽「真姫ちゃん……」
真姫(私は花陽が好き。だから私とずっといて)
真姫(そう言った後……多分、彼女は断る)
真姫(その断りに私が耐えられるの?)
真姫(無理よ)
真姫(絶対に無理)
真姫(どうしよう……本当に……どうしたら……)
真姫(あれから花陽は自分の部屋で寝ると言って私の部屋を出て行った)
真姫(……変に当たっちゃったから離れたのかそれとも)
真姫(気づいて……わないか)ハァ
真姫「本当にどうすればいいのよ……」ガックシ
花陽「あ、真姫ちゃん。おはよう」ニコッ
真姫「あら?今日は早いじゃない」
花陽「うん、だってお仕事だし……」
真姫「へぇ~休日出勤なのね。じゃあ、頑張ってね」フワァー
花陽「え?」
真姫「いや、今日日曜日だけど……」
花陽「」
真姫「まさか……忘れてた?」
花陽「……はい///」カァァァァ
真姫「は……」
真姫「あははははは!」
花陽「わ、笑わないでよぉ!?////」
真姫「ご、ごめん……!しっかりしなさいよ」
花陽「え、えへへ♪///」
花陽「うん」
真姫「そう」
花陽「ねえ真姫ちゃん」
真姫「何?」
花陽「今日暇ならお出かけしない?」
真姫「お出かけ?」
花陽「うん!」
真姫「まあ……いいけど」
花陽「えっと……服……かな?」
真姫「服?」
花陽「う、うん」
花陽「ほら、凛ちゃんとことりちゃんが来るって事は皆集まるかもじゃない!」
真姫(ああ……そういうことね)
花陽「だめ……かな?」ウワメヅカイ
真姫「誰もダメなんて言ってないでしょ?ほら、行くわよ」
花陽「う、うん!」
真姫「どれでもいいんじゃない?」
花陽「えー……」
真姫「それにあなた私の家に来るときにそういう服持ってこなかったの?」
花陽「持って来たには来たけど……」
真姫「サイズ?」
花陽「うっ……」グサッ
真姫「あ、ごめん……」
花陽「一発で当てるって凄いね……真姫ちゃん」
真姫「だからごめんってば」
真姫「ほら、なんか買ってあげるから……」
花陽「大学生に物で慰められる社会人ってなに?」グッスン
真姫「じゃあすぐ泣き止みなさいよ」
花陽「はい……」シュン
真姫「それで?どんなの買うつもりなの?」
花陽「……」
真姫「どうしたのよ」
花陽「わ、笑わない?」
真姫「はぁ……笑わないわよ……」
真姫「それで?どういうのが欲しいの?」
花陽「え、えっとね……」
花陽「そ、その……しっかりお洒落しないとって……////」テレテレ
真姫「いやいやいや、ただのμ’sの集まりよ?」
真姫「どうせ絵里とかにこちゃんとか穂乃果が飲んで酔って介護する羽目になるのよ?」
花陽「でも!え、絵里ちゃんだって……」
真姫「どうせ、ジーパンとかだから気にする事ないわよ」
花陽「えぇぇ!?そ、そんなことないよ!」
真姫「だといいけどね」
花陽「あ、あはは……」
真姫「思いっきり浮くと思うわよ?」
花陽「そう……かなぁ」
真姫「いいのよ。ラフな感じで行きましょ?」
花陽「ら、ラフ?」
真姫「パーティに行くわけじゃないんだし少しお洒落する感じでいいのよ」
花陽「う、うん」
真姫「じゃあ、これとかどうかしら?」ヒョイ
花陽「えぇ!?」
真姫「ん?嫌だった?」
花陽「ち、違うけど……似合うかなぁ」
真姫「大丈夫よ、あなたに似合うわ」
花陽「……じゃあ、真姫ちゃんがそんなに言うなら///」ボソッ
真姫(いつ告白するかよね……)
真姫(まあ凛が来るまで日があるだろうし……)
prrrrr
真姫「ん?電話??」
真姫「……相手、凛」
真姫「嫌な予感しかしないんだけど……」
凛『あ!真姫ちゃん!そっちに行く日決まったよー!』
真姫「へーそれでいつよ」
凛『あーなんか来て欲しくなさそうにゃー』
真姫「ゼンゼンソンナコトナイワヨ」
凛『むー……凛だって皆に会いたいもん……』
真姫「あー!わかったわかったから!私も会いたいわよ!」
凛『本当!?わーい!』
真姫「それで?いつこっちに来るの?」
凛『ああ、来週だよ』
真姫「へぇ~来週ね」
真姫「来週……ねぇ」
真姫「……」
真姫「来週!?」
真姫「ちょっ!?ちょっと待ちなさい!!」プツッ
ツーツーツーッ
真姫「……な、なんてことなの」
真姫「ら、来週までに告白しろってこと?」
真姫「ほ、本当にどうするのよ……」
花陽「ど、どうしたの?ま、真姫ちゃん……」オロロ
真姫「……あーなんでもないわ」
花陽「そ、そうなの?大きな声出してたけど……」
真姫「ちょっとね……だけど何にも問題はないわ」
花陽「そ、そう?」
花陽「ん?どうしたの?真姫ちゃん」
真姫「あなた好きな人いるの?」
花陽「ピャアッ!?」
真姫「い、いるの?」
花陽「え、えっと……」
真姫(って冷静に考えたら花陽の好きな子って凛よね)
真姫(だめね。完全に頭が回ってないわ……)
花陽「い、いるよ?」
真姫(ほらね?)
真姫「はぁ、凛でしょ?ちょっと聞いてみたかっただけだから気にしないで」
花陽「あ、うん」
花陽「……」
花陽「言えないよ……」
花陽「うん!」
真姫「じゃああそこのご飯屋にしましょうか」
花陽「うんうん!!」パァァ
真姫(本当に可愛いわねこの小動物……////)
真姫「じゃあ……って言うかここ定食ばかりなのよね……」
花陽「じゃあ花陽はご飯の大盛りと鮭の定食で!!」
真姫「……テンション高いわね」
花陽「ご飯だよ!それに鮭との相性はもう抜群だし!」
真姫「あー……はいはい、そうねー」
真姫「すっごい嬉しそうね……」
花陽「うん!やっぱりご飯を食べると幸せになれるよねぇ~////」
真姫「まぁうん、そうね」
真姫「さて、それじゃお昼も食べたし。次何処か行く?」
花陽「せっかく外に来たし他のとこ行こうよ?」
真姫「じゃあ……どこ行くの?」
花陽「じゃ、じゃあ……」
花陽「うん」
花陽「μ’sの時はよく来たよね?」
真姫「そうね。凛と穂乃果とにこちゃんがすぐ勝負勝負行って遊んでたけどね」
花陽「割と絵里ちゃんも楽しんでたよね?」
真姫「最初は希に聞いたりしてたけどね……」
花陽「そう考えると懐かしいねぇ」
真姫「そうね」
真姫「じゃあ、やる?」
花陽「え?」
真姫「これ、ダンスゲーム」ポンポンッ
花陽「え、えぇぇ!?」
花陽「ぜー……ぜー……」グッタリ
真姫「花陽、次の始まるわよ」
花陽「ま、待って……ちょっと……」ゼーゼー
真姫「あなたまさか……あれから運動してないの?」
花陽「し、してるよ!」
真姫「じゃあ、何してるのよ」
花陽「……」
花陽「ら、ランニング……」
真姫「まさか、会社に遅れるからって理由のランニングじゃないでしょうね?」
花陽「……ち、違うよ?」
真姫「こっち見て言いなさいよ」
花陽「な、なんで真姫ちゃんはそんなに息切れしないでできるのぉ!?」
真姫「私はあの後もしっかり運動してるのよ」
真姫「そうね、習慣になってるのかしら?」
真姫「一人での柔軟とか、一人でできる簡単な事をね」ドヤッ
花陽「うぅ……昨日とかそんな様子なかったのに……」
真姫「別に毎日やってるわけじゃないもの」
真姫「決めた日にやるのよ。効果はあるわよ?」
花陽「今度から花陽もやります……」
真姫「そうね。そのほうが良いわ」
花陽「あ、ありがと」
真姫「軽く休憩したらちょっと風の当たるようなとこに行きましょ」
花陽「風の当たるような場所?」
真姫「ええ」
真姫「UTXの前とか……」
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「……人が多いとこに居過ぎたのよ」
花陽「そっか」
花陽「じゃあ、ちょっと外に出てお話しよっか?」ニコッ
花陽「うん、いまだにA-RISEがモニターに映ってるね」
真姫「まあそうでしょうね」
花陽「たまにCD屋さんとか行くとμ’sの曲がかかってたりするんだ」
花陽「そういう時ってなんか嬉しいよね?」
花陽「まだ私達を覚えてくれている人達がいるって」
真姫「そうね」
真姫「昔では考えられないわよね」
花陽「うっ……どういう意味?」
真姫「別に?特に意味なんてないわよ」フフッ
花陽「もう!真姫ちゃん、昔はそんな意地悪じゃなかったじゃん!」
真姫「そうだったかしら?」
花陽「そうだよ……もう」
真姫「……そうかも……しれないわね」フッ
真姫「皆何してるのかな?って時々思っちゃうの」
真姫「あの頃には戻れないのはわかってる」
真姫「だけど、また皆と歌いたいなって思ったりするの」
花陽「うん、花陽も思う」
花陽「また、皆と会ってあの頃みたいに歌って踊って……」
真姫「ふふっ、その前に体力を元に戻さないとね」
花陽「そうだね///」テレッ
真姫「何よ」
花陽「ちょっと聞いていい?」
真姫「いいわよ?」
花陽「……」
真姫「花陽?」
花陽「真姫ちゃんって好きな人いるの?」
真姫「!」
花陽「最近よく電話してるし……」
真姫「電話なんかよくするじゃない」
花陽「でも、電話しながら顔を赤くしたりする?」
真姫「恥ずかしい事を言われればなるわ」
花陽「でも、電話でそんなお話する?」
真姫「するときは……するんじゃない?」
花陽「……真姫ちゃん」
真姫「……な、何よ」
花陽「好きな人って……」
真姫(ま、まさか……気づかれた!?)
真姫「……は?」
花陽「最近良く電話する相手が凛ちゃんってこと知ってるんだよ!」
真姫「……」
花陽「そっか……真姫ちゃんもそうなんだね」
真姫「あ、あの」
花陽「でも、花陽も負けないよ!」
花陽「今はことりちゃんが優勢だけど諦めないよ!」
真姫「だから!違うって言ってるでしょ!」
花陽「ピャアッ!?」
真姫「私が好きなのは!!!」
花陽「ま、真姫ちゃんが好きなのは?」
真姫「……わ、私が好きなのは……」
真姫「わ……わ、私が好きなのは……////」
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「あ、あー!!私用事思い出したわ!」
花陽「え!?」
真姫「じゃ、じゃあ!花陽、また家で遭いましょ!」
花陽「ちょっ!?ま、待って真姫ちゃん!!」
花陽「い、行っちゃった……」
花陽「……本当に誰なんだろう」
花陽「もう一回後で聞いてみようかなぁ」
真姫「や、やばい……勢いで逃げてきちゃったけど」
真姫「そうよ、また家で聞かれるじゃない……」
真姫「あー!もう!何やってるのよ私は!!」
真姫「それに花陽も花陽よ!!」
真姫「何で急にあんなこと聞いてくるのよ!」
真姫「私の好きな人なんて関係ないじゃない……」
真姫「だって、あなたは凛が好きで私は親友でしょ?」
真姫「……関係ないじゃない」
真姫「だめね。考えがまとまらない……」
真姫「はぁ、後1週間か」
真姫「凛が花陽に言い出す前になんとかしないと……」
穂乃果「あれ?真姫ちゃん?」
真姫「ん?……穂乃果?」
穂乃果「うん、そうだよ!奇遇だね!」
真姫「あれからまた少し髪を伸ばしてたのね」
穂乃果「うん♪」
真姫「最初は気づかなかったわ」
穂乃果「あー、ひどいよ真姫ちゃん!」
真姫「……あなたには関係ない話よ?」
穂乃果「えー元μ’sの仲間だよぉ?関係あるよ!」
真姫「それはそれよ。今は関係ないもの」
穂乃果「じゃあ、当ててあげる!」
真姫「はいはい……」
真姫(このまま穂乃果を無視して帰ろう……)ハァ
穂乃果「うーん……あ!わかった!」
穂乃果「花陽ちゃんの事でしょ」
真姫「」ピタッ
真姫「……」
穂乃果「じゃあ当たったご褒美っと言うことで……」
穂乃果「あそこでお茶しない?真姫ちゃん」
真姫「ええ、そうね」
真姫「正解者にはそれなりのご褒美を上げないとだもんね」
穂乃果「そうそう」ニコニコッ
真姫「ええ、だからどう伝えるべきなのかもわからないわけ」
穂乃果「……色々考えて答えを出そうとしている真姫ちゃんには悪いけどさ」
穂乃果「穂乃果は言葉にしてすぐに伝えたほうがいいと思う」
穂乃果「告白して、それがダメで傷ついても花陽ちゃんと真姫ちゃんの仲は変わらないでしょ?」
穂乃果「だったら!」
真姫「それができないあなたに言われたくないわ」
穂乃果「ほ、穂乃果は違うよ!」
真姫「なら、なんであなたは海未を拒否し続けてるわけ?」
真姫「海未はあなたをずっと求めてるわけなんでしょ?」
真姫「それに答えられない人が偉そうに何を?」
穂乃果「今は穂乃果と海未ちゃんは関係ないよ!!」
真姫「いいえ、関係あるわよ」
真姫「あなたも怖いんでしょ?」
真姫「周りの目が」
真姫「自分だって結局そういうのを理由にして付き合わないだけ」
真姫「私と同じよ」
真姫「あなたも海未から逃げてるのよ」
真姫「……私は逃げない」
真姫「あなたとは違う」ガタッ
真姫「お茶、ありがとう」
真姫「また、会いましょう」トコトコッ
穂乃果「……」
穂乃果「あはは……」
穂乃果「相変わらず、真姫ちゃんは厳しいなぁ……」
穂乃果「好きでもどうしようもない時だってあるんだよ?」
穂乃果「……お家の事情とか……ね」グスッ
穂乃果「……海未ちゃん」ウゥッ
真姫「最低ね……私」
真姫「なんで仲間にあんな事言ったのよ……」
真姫「そして逃げるように帰る私」
真姫「完璧に最低最悪じゃない」
真姫「……戻って謝ろうかしら」
真姫「でも、いなかったらどうしようかしら」
真姫「……まあ、後1週間でまた会うんだし」
真姫「その時に謝ればいいわよ」
真姫「泣いてないといいけど……」
真姫「ごめんなさい、穂乃果」
真姫「私も少し、勇気を出してみるわ」
花陽「真姫ちゃん……帰っちゃったのかな」
花陽「花陽、どうすればいいんだろう」ハァ
「ちょっと、なーにしけた面してんのよ!」ドンッ
花陽「ピャアアアアアアアアアア!!!!」
花陽「え!?な、何!?だ、誰!!?」ビクビクッ
にこ「花陽、お久しぶり」
花陽「に、にこちゃん!?」
にこ「そうよ?超大人気スーパーアイドル矢澤にこ様よ?」ドヤァァァ
にこ「っと、静かにしないとバレちゃうわ……」
花陽「な、なんでこ、ここに!?と、と言うか……」
花陽「サインください!!!」
にこ「」
にこ「ぷっ、あははは!あんた変わってないわねー!」アハハ
花陽「え?」
にこ「何?私のサインでもいいの?」アハハ
にこ「まったく、元μ’sの仲間のサイン貰ってなーにが嬉しいんだか」サラサラ
にこ「はい、スーパーアイドル矢澤にこのスーパーサインよ!」
花陽「わぁぁぁぁぁ/////」
にこ「そういえばμ’sの時も全員にサイン書かせて8人分貰ってたわね」
花陽「うん!///」
にこ「……」
花陽「にこちゃん?」
にこ「ん?ああ、いや。あんたはやっぱり笑ってる方が似合うなって」
花陽「ピャッ!?///」
花陽「うん……」
にこ「仮にも元スクールアイドルがそんなんじゃだめじゃない」
にこ「どんな時でも笑顔でいなきゃね」
花陽「……」
にこ「まだ、凛の事で悩んでるの?」
花陽「うん……」
にこ「諦めきれない……って事よね」
花陽「うん、だって……ずっと一緒だったんだもん」
にこ「そうね。あんた達はずっといたわね」
花陽「今更気持ちを切り替えていこうなんて……」
にこ「……だから、自分の気持ちに嘘をつきながら生きると」
にこ「はぁ、ならこのにこにーが素晴らしいお言葉を差し上げるわ」
花陽「な、何?にこちゃん……」
にこ「凛が好きなら気持ちを伝えなさい」
にこ「電話でも何でもいい」
にこ「でもね、あんたがなんて言おうと凛の気持ちは変わらないわ」
花陽「そ、それじゃ!」
にこ「それじゃ何?いつまでも、ずっと言い出せないわまま終わるわけ?」
にこ「永遠に悩み続けるの?」
にこ「私だったら嫌よ」
にこ「傷つくのは一瞬」
にこ「まあ多少は引きずるだろうけど、その後は別に変わらないでしょ?」
花陽「か、変わらないって?」
にこ「あなた達の関係よ」
花陽「!」
花陽「にこちゃん……うん、ありがと!」
にこ「礼を言われることはしてないわ」
花陽「ううん!花陽、凛ちゃんに言う!」
花陽「背中を押してくれてありがと!にこちゃん!!」
にこ「だから、礼なんていらないわよ」ニッコリ
にこ「困ったらいつでも頼りなさい」
にこ「私達は離れても仲間なんだから」
花陽「うん!」
にこ「じゃ、私はこれで」
花陽「またね、にこちゃん!」
花陽「よし!じゃあ……電話で話そう!」
花陽「で、電波届くよね?」
花陽「……」ピッピッピ
花陽「で、出るかなぁ……」
凛『もしもーし!』
花陽「あ!り、凛ちゃん!」
凛『かよちん!お久しぶりにゃー』
花陽「うん、お久しぶり」
凛『それで?何かあったかにゃ?』
花陽「うん、凛ちゃんに聞いて欲しい事があるんだ」
花陽「……花陽ね、ずっと」
花陽「ずーっとね、凛ちゃんの事が好きだったんだよ?」
凛『そっか……ありがと、かよちん』
凛『凛もかよちんの事大好きだよ』
花陽「え?」
凛『でも、今は凛にはことりちゃんがいるの』
花陽「あっ……」
凛『ごめんね。でも、ようやくその言葉が聞けて嬉しかったにゃ』
凛『……グスッ、本当にごめんね』
花陽「……ううん、聞いてくれてありがと。凛ちゃん」
凛『うん……』
凛『かよちん』
花陽「ん?なぁに?」
凛『凛とかよちんはこれからもずっとずーっと親友だからね?』
花陽「うん、これからも大大大大親友だよ!!」
花陽「うん……」
にこ『どうだった?』
花陽「断られちゃった……」
にこ『そっか……凛は今ことりといるんだっけ?』
花陽「うん、それで凛ちゃんはことりちゃんの事が好きなんだって」
にこ『あら、そうなの?』
にこ『まあそれはいいわ。あんたはちゃんと元気出していきなさいよ』
花陽「うん、ありがと。にこちゃん」
にこ『別にいいわよ。困ったことがあったらいつでも言いなさい!』
花陽「凛ちゃんに断られちゃった……」
花陽「でも、不思議と辛い気持ちじゃないんだよね……」
花陽「凄いすっきりしたっと言うか……」
花陽「心にあったモヤモヤが取れたって感じだよね!」
花陽「ふふっ、今頃真姫ちゃんはお家かな?」
花陽「よーし!腕にかけて作っちゃうよ!」
花陽「ただいま、真姫ちゃん」
花陽「……あれ?」
花陽「真姫ちゃん?いる?」
花陽「あれ?いないのかなぁ……」
花陽「早く帰って来すぎちゃったかな」
「あなたに何がわかってるんですか!!」
花陽「ピャアッ!?」
花陽「い、今の声……海未ちゃん?」
花陽「真姫ちゃんのお部屋にいるの?」ソロー
真姫「ただ、あんた達がそういう者に怯えているだけでしょ?」
海未「違います!穂乃果は私を……私の家を考えて手を引いているのです!」
海未「いつまでも逃げ回っているあなたとは違います!!」
真姫「逃げ回ってるですって?」
真姫「あんたは穂乃果の後ろで隠れているだけの臆病者なのに?」
真姫「そんな海未が私に逃げ回ってるなんて言うのね」
海未「なっ!!」
真姫「いきなり来たと思ったら穂乃果を泣かした事に怒って」
真姫「挙句には論破されて」
真姫「ふっ、お笑いね。海未」
海未「っ!!」
真姫「……挙句には暴力?いいご身分ね」
海未「最低です」
海未「あなたは最低ですっ!!!」
海未「私や穂乃果の苦しみも知らないで……」
海未「もういいです」
海未「さようなら、真姫」
真姫「ええ……さようなら、海未」
バタンッ
真姫「……痛い」
花陽「あっ」
海未「聞いていましたか?」
花陽「うん……途中からだけど」
海未「そうでしたか……お見苦しいところを」
花陽「ううん、ごめんね海未ちゃん」
海未「……何故、花陽が謝るんですか?」
花陽「なんとなく、かな?」
花陽「真姫ちゃんは今素直になれないだけだから」
花陽「代わりに花陽が謝っとこうって思って」
海未「……そうですか」
海未「すいません、花陽」
海未「真姫に伝えといてください」
海未「ごめんなさい。私も勇気を出します……と」
花陽「うん、きっと穂乃果ちゃんも待ってるよ?海未ちゃん」
海未「はい」
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「……」
花陽「ご飯食べよ?」
真姫「……いらない」
花陽「今日はトマトスープを作ったの!」
花陽「それにオムライスも作ったんだよ!」
真姫「いらない!」
花陽「」ビクッ
真姫「あっ……ごめん」
花陽「……ううん、ごめんね」
真姫「……今は一人にして」
花陽「……うん」
真姫「最低よ私」
真姫「何であんな事言っちゃったんだろう……」
真姫「素直に海未の話を聞いてればよかった」
真姫「それでごめんなさいって言えば済んだじゃない」
真姫「本当……馬鹿よね」
ガチャッ
真姫「え?は、花陽?」
花陽「ごめんね、こっそり聞いちゃった」
真姫「一人にしてって言ったでしょ」
花陽「うん、言われたよ」
花陽「でも、今の真姫ちゃんを一人にできないよ!」
真姫「花陽に何がわかるの?」
花陽「多分、花陽じゃ何もわからないと思う……」
花陽「だけどね、今の真姫ちゃんは触れただけで壊れちゃいそうってわかるの」
真姫「は、何よそれ……」
真姫「あなたに何が出来るの?」
真姫「何も出来ないわよね」
花陽「できるよ」
真姫「へぇ、じゃあ何ができるのよ」
花陽「えいっ」コツンッ
真姫「……え?」
花陽「げ、げんこつだよ!」
真姫「今のがげんこつ?優しすぎるわよ」
花陽「えへへ……」
真姫「ごめんなさい、花陽」
花陽「違うよ。謝るのは花陽じゃなくて」
真姫「そうね、穂乃果と海未に謝らないとね」
花陽「うん」
花陽「海未ちゃんもね、今とっても悩んでるんだよ?」
真姫「……」
花陽「お互い自分のお家を守ろうと必死になってるんだよ」
花陽「だから海未ちゃんが穂乃果ちゃんと付き合ったらお家の名前も下がっちゃうとか」
花陽「穂乃果ちゃんのお家にも迷惑が掛かるとか色々考えちゃって動けないと思うの」
花陽「でも、それも正しいのかなって花陽は思う」
花陽「それを諦めて新しい事なんてすぐにはできないと思うから」
花陽「……でも、逃げるのはダメだと思う」
花陽「逃げずに、立ち向かって」
花陽「それでダメなときはダメなんだよ」ニコッ
真姫「……強いわね花陽」
花陽「うん、にこちゃんと凛ちゃんのおかげかな」
花陽「ん?何?真姫ちゃん」
真姫「私ね、ずっと花陽の事が好きだったの」
花陽「うん」
真姫「あなたが凛の事を好きだったことも知ってたの」
花陽「うん」
真姫「だけどね、諦める事ができなかったの」
花陽「そっか……」
真姫「いつもあなたの事ばかり見てたの……」
真姫「卒業してからは会えなかったけどね」
花陽「そういえば一ヶ月ぐらいは会わなかったね」
真姫「そうね」
花陽「寂しかった?」
真姫「……ええ、死ぬほど」
花陽「そっか」ニッコリ
真姫「ええ、そうよ」
真姫「あなたを一人にさせたくないと言うのも確かにあったわ」
真姫「だけど、本当はあなたを独り占めにしたかったのよ」
真姫「だけど、結局いつまでもあなたに言い出せなかった」
真姫「本当は穂乃果とか海未よりも私のほうが逃げてたのよ」
花陽「花陽はそれでいいと思う」
花陽「だって、怖い時は逃げるものだと思うよ?」
真姫「怖い?」
花陽「花陽に断られたときどうしようって思ったんだよね?」
花陽「わかるよ。その気持ち」ニッコリ
花陽「最初はμ’sに入る前」
花陽「あの時も実は怖かったの」
花陽「二人がせっかく背中を押してくれたのに断られたらどうしようって」
花陽「3人でやりたいって言われたらどうしようって怖かったの」
花陽「だって、花陽はどん臭いし、3人より可愛くないし……」
花陽「声もあの時は出なかったし……踊りも下手だったから」
花陽「凄い怖かった」
花陽「でも、結果はOKをもらえて凄い嬉しかったよ」
真姫「ええ、そうね……凄い嬉しそうだったもの」
花陽「うん♪」
花陽「そしてもう一つが……凛ちゃんに告白した事」
真姫「……え?」
花陽「うん」
花陽「断られちゃった」ニッコリ
花陽「だって、ことりちゃんの方が可愛いししっかりしてるし」
花陽「何より……凛ちゃんが一緒にいたいと思えた人だもん」
花陽「花陽じゃ勝てませんでした」ニコッ
真姫「……っ」
真姫「ずっと、ずっと好きだった凛に振られたんでしょ?」
真姫「なのに……」
真姫「なんであんたは涙すら流さないで私の前で笑っていられるのよ!!!」
花陽「……なんでなんだろうね」
花陽「凄い悲しいし辛いよ?」
花陽「でもね、不思議と大丈夫なんだ!」
真姫「何それ……意味わかんない……」
花陽「うん、花陽もわかんないの」
花陽「でも、一つだけわかることがあるの」
真姫「何よそれ……」
花陽「それはね」
花陽「真姫ちゃんが一緒にいてくれたからだと思う」ニコッ
花陽「ん?何?真姫ちゃん」
真姫「こんな私でいいの?」
真姫「こんな私でも……傍にいてくれるの?」
花陽「うん、いるよ」
花陽「ずっと……ね」
花陽「何?真姫ちゃん」
真姫「あなたに聞いて欲しい事があるの」
花陽「……うん」
真姫「すぅー……はぁ……」
真姫「私、ずっとずっとあなたの事が好きだったの」
真姫「μ’sでずっと一緒にやってきて、色んな所遊びに行って」
真姫「どんどん気持ちが強くなっちゃったの!」
真姫「だ、だから……わ、私と!」
真姫「……私と」
花陽「……」
真姫「私と付き合って欲しいの!!////」
真姫「え?ど、どういうことよ?」
花陽「凛ちゃんに振られちゃって、すっごい落ち込んでるんだ」
花陽「心が引き裂かれそうになるぐらい……」
花陽「だからそんなこと言われたら……甘えたくなっちゃうよ……///」カァッ
花陽「本当に、こんなずるい花陽でいいの?」
真姫「……ええ、もちろんよ」
真姫「あなたじゃないと嫌よ」
真姫「ずるくてもいい、どんくさくてもいい」
真姫「あなたがいいの、私は花陽がいい」ギュッ
花陽「そっか……えへへ♪///」
花陽「よろしくね、真姫ちゃん///」ギュッ
真姫「よろしく、花陽」ギュウッ
真姫「……ちょっとどころじゃないわよね」
真姫「というかいつ作ったのよ」
花陽「えっと……海未ちゃんが帰ってすぐだよ」
真姫「……気づかなかった」
花陽「あ、あはは……あのあと大分時間立ってたし……ね」
真姫「まあいいわ、じゃあいただきます」
花陽「うん♪」
真姫「……ん、さっぱりしててうまいわね」
花陽「本当!はぁ~よかった」
真姫「ええ、おいしいわ」
花陽「ふふっ、スープはお代わりあるからね♪真姫ちゃん」
花陽「ありがとうって、花陽は何もしてないよ?」
真姫「違うの。私と付き合ってくれる事よ」
花陽「……花陽も、真姫ちゃんと付き合えて嬉しいよ」ニコッ
真姫「そ、そう?ま、まあ当然よね!」エッヘン
花陽「ふふっ、じゃあ洗い物しちゃうね♪」
真姫「え、ええ」
真姫(まるで新婚夫婦みたいね!!)
真姫「海未に謝らないと」
真姫「素直に謝ればいいの……そうよ、素直に……」ピッピッピッ
prrrrr
真姫「……」ドキドキドキ
海未『はい、どうしました?真姫』ピッ
真姫「あ!あの!!!」
海未『ど、どうしたんですか?落ち着いてください』
真姫「あ、いや……別に……ごほん」
海未『謝る為に電話したんですか?』
真姫「ヴェ、ヴェェエエエ!?」
真姫「な、なんでそれを!!」
海未『なんとなくです』
海未『あなたが私に電話を掛けてくると言うことはそういうことなのかな?って』
海未『大丈夫ですよ。私はもう怒ってませんから』
海未『それより、私が叩いた頬は大丈夫ですか?』
真姫「あ、あれね……今痛み出したわ……」
海未『す、すいません……』
真姫「ええ、言ったわ」
真姫「OKだって」
海未『そうですか……』
真姫「あなたは?まだ言ってないの?」
海未『はい』
真姫「……海未、怖いのは一瞬よ」
海未『ふふっ、まるで先ほどとは別人みたいですね』
真姫「なっ!?ひ、人がアドバイスしてあげてるのに!!///」
真姫「もう知らないわよ!!」ブツッ
穂乃果「あ、海未ちゃん。呼んだ?」
海未「はい、穂乃果と少しお話がしたいと思いまして」ニコッ
穂乃果「うん!穂乃果も海未ちゃんとお喋りしたかったんだー」
海未「それは丁度良かったです」
海未「そういえば今日は月が綺麗ですね」
穂乃果「あ、本当だねぇー」
海未「……」
穂乃果「?」
海未(私のは大分掛かりそうですね)ハァ
真姫「ちょっと、早くしないと遅れるわよ?」
花陽「ちょっ、ちょっと待ってぇ!」
真姫「待たないわよ……遅れたら海未に怒られるでしょ?」
花陽「えぇ!?そ、そんなぁ!」
真姫「ほら、早く!」
花陽「うぅ……一応仕事帰りなんだよ?」
真姫「私も大学帰りだけど?」
花陽「うー……」
真姫「まったく……」
花陽「あれ?誰に電話してるの?」
真姫「あ、海未?ちょっと遅れるわ」
真姫「まあ、そういうとこ」
真姫「うん、大丈夫そっちには行くから」
真姫「じゃあそういうことで」ピッ
真姫「これで少しは遅れても平気ね」
花陽「え?ま、真姫ちゃん?」
真姫「ほら、早く準備済ませちゃいなさいよ?」カミノケクルクル
花陽「う、うん!ありがと、真姫ちゃん♪」ニコッ
真姫「べ、別にいいわよ!礼なんて!////」カミノケクルクル
真姫「ねえ花陽」
花陽「ん?どうしたの?」
真姫「まだ、時間あるわよね?」
花陽「え?もうそんなにないんじゃないかなぁ」
真姫「いいえ、まだ時間はあるわ」グイッ
花陽「へ?ま、真姫ちゃん!?」ドサッ
真姫「それに、ちょっとぐらい遅れても平気よ」
花陽「だ、だめだよ!!海未ちゃんとか絵里ちゃんに怒られちゃうよ!?」
真姫「後で言い訳すればいいのよ」
花陽「だ、だめ!!」
真姫「ちょっとだけよ……」
花陽「うぅぅ!!ダレカタスケテー!!!」
真姫「……電車が遅れてたのよ」
海未「こっちの目を見て言っていただけますか?」
絵里「ま、まあまあ無事でよかったわ。真姫」
真姫「絵里。お久しぶり」
絵里「ええ、あなたも大分変わったわね」
真姫「そういう絵里こそ、大分雰囲気が変わったわよ?」
絵里「そう?でも、あまり言われて嬉しくないわね……」
真姫「あ、ごめん。一応褒めたつもりなんだけど」
絵里「ああ、気にしないで……」
真姫「?」
海未「……あれは」
穂乃果「あはははははは!!にこちゃん!久しぶりにあれやってよぉ!!」
にこ「え~!しっかたないわねぇ~!!行くわよぉー!」
にこ「にっこにっこにー!!ほら!穂乃果も!」
穂乃果「うん♪にっこにっこにー!!」
真姫「完全に出来上がってるわね……」
海未「申し訳ありません……」
真姫「海未のせいじゃないわよ」
絵里「一応止めはしたんだけどね……にこが我慢できなかったみたいで」
花陽「あ、あはは……」
にこ「もぉ~おっそいわよぉ~」
真姫「……あーうん、遅くなっちゃったわ」
希「あ、真姫ちゃん!やっほー♪」
真姫「希、来てたのね」
希「うん、絵里ちと一緒にきたんよ」ニコッ
絵里「まあ、希も大分慌しかったわよね」クスッ
希「それは絵里ちが……ごほん」
絵里「……私は関係ないわよ」
真姫「聞いてないわよ」
海未「……」
海未「先ほど電話ではもうすぐつくとは言ってたんですけどね?」
花陽「どうしたんだろうね?」
真姫「まあ大丈夫でしょ?きっと」
ダッダッダッダッ!!
真姫「ほら、来た」
凛「おっまたせにゃー!遅れてごめんねー!!」ガララ
ことり「お待たせしましたー♪お久しぶり、皆」ニコッ
絵里「ことり!凛!久しぶりね!」
希「ほんまやね!それにしてもことりちゃん、理事長に似てきたね」
ことり「え!う、嬉しいようなぁ……あ、あはは……」
凛「大丈夫だよ!ことりちゃんは美人さんってことだよ!」
希「うんうん!流石凛ちゃんやね!」
凛「てへへへ///」
穂乃果「やっほ~!こっとりちゃ~ん!!」ベロンベロン
にこ「ことり~!にっこにっこにー!!」
海未「これは……あのですね」
ことり「待ちきれなくて飲んじゃったんだね?」
海未「はい……その通りです」
ことり「そっか~……遅れてごめんね?」
絵里「大丈夫よ、これでしっかりと始められるわ」
絵里「さあ!皆、グラスを持って!!」
絵里「元μ’sでかんぱーい!!!」
8人「かんぱーい!!!」
凛「かーよちん」ポンッ
花陽「ピャアアアアアアアア!!!!」
凛「にゃっ!?」ビクッ
花陽「あ、な、なんだぁ……凛ちゃんかぁ」
凛「どう?真姫ちゃんとうまくいってるかにゃ?」
花陽「うん」ニコッ
凛「そっかぁ~よかった♪」
凛「二人は凛の大親友だもん!幸せになってくれて嬉しい!」
花陽「……うん、今すっごい幸せだよ」
花陽「真姫ちゃんはいつも優しくしてくれるし」
花陽「私が疲れたときは料理も洗濯もぜーんぶやってくれるの」
花陽「勉強で疲れてるはずなのにね……」
凛「そっか……」
花陽「凛ちゃん、あのね」
凛「……うん」
花陽「友達としてじゃなくて……」
凛「……凛も、かよちんの事大好きだった」
凛「だけどね、ことりちゃんに言われた事がすっごい嬉しかったの」
凛「ことりちゃんが衣装を作ってるときにたまたま凛が手伝いに行ったときだったんだけどね」
凛「そのときは全然うまくできなかったの……」
凛「逆に邪魔しちゃってたかも」
凛「それでも、ことりちゃんは笑顔で何度も何度も教えてくれて」
凛「それがうまく言ったときはことりちゃんも嬉しそうに褒めてくれたの」
凛「……その後はことりちゃんに怒られちゃったかな」
花陽「え?怒られたの?」
凛「うん……」
~~~~~~~~~~
凛「ことりちゃんはやっぱり凄いにゃー!」
ことり「え?ど、どうして?」
凛「だって、こんなに可愛い服を作れるんだよ?」
凛「それってやっぱり凄いにゃ!」
ことり「えへへ///もうμ’sの衣装作成で慣れてるからかな?」
凛「……凛も女の子らしくこういうことできればよかったなぁ」
ことり「凛ちゃん?」
凛「あ、ううん!ごめんね。なんでもないよ!」
ことり「凛ちゃん」
凛「にゃ?」
ことり「凛ちゃんは女の子だよ?」
凛「そ、それはそうにゃ!」
ことり「ううん、そうじゃなくて」
ことり「多分、誰よりも女の子だよ」
ことり「可愛い服を着て喜んで」
ことり「自分で可愛い服を作りたいって進んで動けて」
ことり「恥ずかしそうに頬を染めてる」
凛「……///」
ことり「それってやっぱり可愛いのかなって思うよ」
凛「話が違う気がするにゃ……///」
ことり「あ、ごめんね」アハハ
花陽「へぇ~……そんなことがあったんだね」
凛「うん、あの時はただことりちゃんに憧れてたんだけど」
凛「気がついたら……好きになってたんだよね」
凛「だから……ごめんね」
花陽「ううん!凛ちゃん、頑張ってね!」
凛「かよちん……うん!かよちんも頑張ってね!」
花陽「うん♪」
凛「……ん?」
真姫「ハッ!プイッ」メソラシ
凛「ははーん……」ニヤリ
凛「かーよちん♪」
花陽「わっ!な、何?凛ちゃん?」
凛「久しぶりにぎゅーってするにゃー!!!」ガバーッ
花陽「ピャアアアアアアア!?」ギュー
真姫「……」
ことり「……」
凛(しめしめ……釣れたにゃ)ニヤリ
真姫「花陽が嫌がってるでしょ?」
凛「えー?嫌がってないもんねぇ~かよちん♪」
花陽「え?あ、えーっと……」チラッ
真姫「ほら!困ってるじゃない!!」イラッ
凛「えー?困ってる?かよちん??」
花陽「え?ええ?!うぅぅぅ!!ダレカタスケテー!!」
ことり「……」
海未「こ、ことり?」
ことり「……何?海未ちゃん」
海未「あ、いえ……なんでもないです」
ことり「そっか」
海未「……怒ってます?」
ことり「怒ってないよ」
海未「……そうですか」
花陽「え?あ、うん」
真姫「何話してるのよ!!」
花陽「ま、真姫ちゃん!」
真姫「え?な、何?」
花陽「た、助けて?///」カァー
真姫「!!!////」
真姫「ちょっと凛!!いい加減に離しなさいよ!!」グイーッ!
凛「えー?嫌だにゃー!」ニヤニヤ
花陽「いたたたたっ!!は、離してぇぇぇ~!」
ことり「り~んちゃん♪」
凛「にゃ?」
ことり「そろそろ離して上げようか~ね?」
凛「え~……」
ことり「ね?」
凛「う、うん!」ビクッ
花陽「あ、うん。大丈夫だよ」ニコッ
真姫「そう……」ホッ
希「おんや~熱々やねぇ~二人ともぉ~」ニヤニヤ
真姫「の、希!!」
希「あはは!」
真姫「もう!それで、そっちはどうなのよ」
希「うちら?……見ての通りやん」
真姫「……ああ、そういうね」
希「相手にはしてくれるんだけどね……やっぱりうちから言わんとだめなのかなぁ」
真姫「弱気のあなたなんて珍しいわね」
希「そりゃ、こんだけアピールしてるのに気づいてくれなきゃ弱気にもなるよ?」
真姫「そっか、そりゃそうね」ハァ
穂乃果「あははは~!大丈夫らよー!も~海未ちゃんは心配性だなぁ~」ベロンベロン
海未「あなたがいつもだらしないから心配するんです」
穂乃果「ごめんねーいつも心配かけて~」アハハ
海未「別にいいですよ」
海未「というか、あなたはそうじゃないとって感じがしますね」ニコッ
穂乃果「!」
海未「穂乃果?」
穂乃果「……ずるいよ///」プイッ
海未「?」
希「そうなんかなぁ……」
真姫「待つだけじゃ始まらないわよ?」
花陽「うん♪」
希「んー花陽ちゃんが言うんじゃそうなんかなぁ……」
真姫「イミワカンナイ!!」
にこ「え~まだ飲み足りないわよ~……」ヒクッ
絵里「いや、にこはも十分飲んだでしょ……」
希「にこっち、もうやめとき?」
にこ「まだ飲むのー!!にこにーはまだ飲むのー!!」
絵里「んー……困ったわね……」
希「ほんとにこっちはお困りさんやなぁ……」
希「じゃあうちで飲む?」
にこ「んー……うん!」
絵里「だ、だめ!!」
希「え?」
にこ「ぬぁんでよぉ」
絵里「え?あ、いや……えっと……そ、そう!せ、せっかくだし私も行くわ!!」
にこ「はぁ?」
希「まあうちはええけど?」
絵里「で、でしょ!決まりね!!」
にこ「何あいつ……なんであんなにテンパってるのよ?」
希「うーん……さぁ♪」
にこ「?」ヒック
真姫「ええ、気をつけてね」
花陽「凛ちゃんとことりちゃんはどうするの?」
ことり「一度ここで別れてお母さんに挨拶しようと思って」
凛「え?一緒は……だめ?」
ことり「だめだよ凛ちゃん」
ことり「しっかり元気なお顔見せてあげないと?」
凛「んー……ことりちゃんが言うなら……」
ことり「うん♪いい子いい子♪」ナデナデ
凛「ふにゃぁ……///」
真姫「……完全に尻にひかれてるわね」
花陽「う、うん」
にこ「……なんで命令口調なのよ」
絵里「え?あ、いや……き、来て下さい?」
にこ「そこでどうして敬語になるのよ!!」
絵里「え、えーっと……」
にこ「そうじゃないでしょ!!」
にこ「別に言われなくても行くわよ!」
希「まったく、何焦ってるんだか」ニコニコッ
絵里「あ、あうぅ……」
にこ「今日の絵里なんかおかしくない?」
希「割といつもやで?」
絵里「そ、そんなことないわよ!!」
絵里「もういい!エリチカお家帰る!!」ダーッ
にこ「あ!こら!!待ちなさい!!」
希「ちょっ、二人共ー!」
花陽「うん」
真姫「またμ’sが離れちゃったわね」
花陽「そうだね……また、二人だね」
真姫「ええ」
真姫「でも、私は今はそれでいい」
真姫「あなたが横にいるだけで幸せ」
花陽「うん、花陽も同じだよ?」
真姫「じゃあ、帰りましょ?」
花陽「うん♪」
花陽「ん?」
真姫「前にストーカーがいるとか何とか言ってたわよね?」
花陽「うん、そうだったんだけどね……あれ、実は勘違いだったみたいで///」
真姫「は、はぁ??」
花陽「実はその人、穂乃果ちゃんのお父さんだったんだ」
真姫「ヴェェェェ!?」
花陽「よくよく考えたら花陽が前住んでたアパート、穂乃果ちゃんの家の近くだったんだぁ」
花陽「それで夜な夜な見かけてボディーガードしてくれてたみたい!」
真姫「あ、あっそう……」
真姫(そりゃ勘違いもするか……)ハァ
花陽「それがどうしたの?」
真姫「あーいや……」
花陽「心配してくれてありがと、真姫ちゃん」チュッ
真姫「ヴェエエエエエエエエエ!?/////」
花陽「これからもよろしくお願いしますね?///」
真姫「あ、当たり前でっしょー!!///」
おわり
素晴らしかった
おっおっ
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