【ラブライブ！】希「エリちはウチが好き」

ぶしつ

希「エリちはウチの事が好きなんよ」

海未「そうですか」

凛「あ、王手」

海未「ああっ！？す、少し待ってもらえませんか…！？」

凛「だーめ」

希「あの…少しはウチの惚気聞いてもらえませんか？」

海未「いつも語ってるではありませんか。希の妄想」

希「いや、妄想やなくてですね……」

海未「でも絵里は否定してますよ？……これならまだ逃げれます」

凛「あ………いけると思ったのになぁ…」

希「あれはエリちが恥ずかしさのあまりに嘘言ってて……」

海未「嘘を言ってるというより希の虚言を適当にあしらってるって感じですが」

海未「王手です」

凛「ああっ！？」

凛「海未ちゃん。少し待って…」

海未「待ったなしです」

希「でも本当なんやもん……」ｼｭﾝ

海未「これでおしまいです。これで46勝38敗3引き分けですね」

ｶﾞﾁｬ

絵里「おはよう」

海未「おはようございます絵里」

凛「おはよー」

希「あ、エリち」

希「なぁなぁエリちエリち」

希「エリちはウチの事、好きなんやろ？」

絵里「ええ。そうね」

希「ほら、そうやん」

絵里「希『が』私の事、好きなのよね」

希「いや、違くて……」

凛「ほら絵里ちゃんだってそう言ってるにゃ」

絵里「あら？穂乃果たちは？」

海未「穂乃果は花陽とことりと一緒にアルパカ小屋に行ってます」

海未「にこと真姫は購買にノートを買いに。そろそろ帰ってくるのではないですか？」

希「…………もん」

絵里「そうなの？それじゃあ私が最後みたいね」

絵里「あ、そうだわ。希、今日の一限目の物理なんだけど」

希「………違うもん」ﾌﾟｸｰ

絵里「もう、なに頬膨らませてるの」

希「違うもん！ふたりきりになったらエリちすごいんやもん！ウチにベタベタなんやもん！」

海未「なんですか希はムキになって」

希「もうしらん！エリちのバカっ！」ﾀﾞｯ

3人「あ……」

絵里「あ、ちょっと……一限目移動教室…」

あやせけ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

亜里沙「はいはーい」

ｶﾞﾁｬ

希「やっほー亜里沙ちゃん」

亜里沙「希さんこんにちは。どうぞー」

ｶﾞﾁｬ

絵里「え、ちょ、希…！？」

絵里「急にどうしたの？」

希「ウチ、今日エリちの家に泊まるから」

絵里「本当急ね」

希「別に……エリちには関係ないし」

絵里「え？」

希「今日は亜里沙ちゃんと一緒にいるから。じゃ」

絵里「ええっ？ちょ、ちょっと……！？」

亜里沙「希さん希さん。さっそくですがボードゲームで遊びませんか？」ﾃｸﾃｸ

希「お、いいなぁ。なんのゲームにするん？」ﾃｸﾃｸ

亜里沙「色々ありますよ。持ってくるのでリビングで待っていてください」

希「うん。あ、亜里沙ちゃん」

亜里沙「はい？なんですか？」

希「今日はありがとうな」

亜里沙「気にしないでください。意固地になってるお姉ちゃんが悪いんですから」

亜里沙「私は希さんといちゃいちゃすればいいんですよね？」

希「うん。そしたらきっとエリちなんらかのアクション起こすと思うし」

亜里沙「了解です♪」

りびんぐ

絵里「………」ｶｷｶｷ

希(なんなん…リビングに来たと思ったら勉強始めて……)ﾁﾗｯ

希(ウチの事は無視かい……)ﾑｽｰ

亜里沙「3だから………ハラショー！これでイリノイ通りを購入します！」

希「ああっ！？そこはウチが狙ってたのに……」

希「……亜里沙ちゃん？ウチのバージニア通りと亜里沙ちゃんのイリノイ通りを交換せん？」

亜里沙「オリエンタル通りとバーモンド通りのふたつならいいですよ？」

希「ぐっ……そのふたつ渡したら独占されてしまうやん……！」

亜里沙「そうですか。じゃあこの話はおしまいですね」

希「ま、まって！」

希「……バージニア通りとニューヨーク通りはどう？」

希「ニューヨークの方はまだ空き家があるから亜里沙ちゃん独占できるかもやん…？」

亜里沙「んー………じゃあ釈放券もつけてください」ﾆｺｯ

希「なっ…………はぁ…亜里沙ちゃん強気やなぁ……ええよ」

亜里沙「わぁい！それじゃあ亜里沙がイリノイ通りで、希さんがバージニア通りとニューヨーク通り、あと釈放券で交渉成立ですね」

希「あかん……ウチこのゲームむいてないかも…」

絵里「………」ﾁﾗｯ

希「ぐわー…破産やぁ……」

亜里沙「ふふ、とっても楽しかったです」

亜里沙「お姉ちゃん。お姉ちゃんも一緒に遊ぼう？」

絵里「………え？なぁに？」

亜里沙「ゲーム、一緒にしようよ」

希「………」

絵里「そうねぇ……私は遠慮するわ。もうそろそろご飯の支度しなきゃ」

絵里「今日は何が食べたい？」

亜里沙「んー……希さんは何がいいですか？」

希「へ？ウチ？そうやねぇ…お魚かな？白でも赤でもなんでもいいかな。とにかくお魚食べたい」

亜里沙「あ、亜里沙もお魚食べたいと思ってました！」

希「そうなん？ふふ、偶然やねぇ」

亜里沙「そうですね」ﾆｺﾆｺ

絵里「……じゃあ魚料理でいいわね。ちょっとお買い物行ってくる」

希「あ、ウチも一緒に──── 」

亜里沙「希さん。次はバッグギャモンしましょう」

絵里「……希は亜里沙と一緒に遊んでていいわよ。今日は『亜里沙』と『一緒』だもんね」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

絵里「じゃ、行ってくるわ」ｶﾞﾁｬ

希(いい感じにエリちいらついてる)

そして

亜里沙「はい。どうぞ希さん。あーんっ」

希「あーんっ。ふふっ♪」

絵里「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

希「それじゃーお返しにー。どーぞ♪」

亜里沙「ありがとうございます。あーんっ」

絵里「希、亜里沙。お行儀が悪いわよ」

亜里沙「でもお姉ちゃん、普段私にしてるよね？」

希「えっ、エリちやってるん？じゃあウチもしてもらおうかな」

絵里「なっ……///」

希「あーん………」

絵里「い、いいから早く食べなさいっ。冷めちゃうでしょっ」

亜里沙「お姉ちゃん怒ってる？」

絵里「怒ってません」

希「怒ってるやん」

絵里「怒ってません！ごちそうさま！」

希「エリちどこ行くん？」

絵里「お風呂！」

ﾊﾞﾀﾝ

亜里沙「そろそろ仕上げですね」

希「やね。ごめんなぁバタバタで」

亜里沙「大丈夫です。あ、でも今度ケーキバイキングに連れて行ってくださいね。雪穂も一緒に」

希「あはは……お財布に優しい程度に抑えといてな」

亜里沙「ふふっ、考えておきます」

亜里沙「それでは行ってきます。お皿は流しに入れておいてくださいね」

おふろ

絵里「はぁ……ダメね」

絵里「妹に嫉妬するだなんて」

絵里「でも希も希だわ。ぜんぜんかまってくれないんだもん」

絵里「家なんだから少しくらい……かまってくれたっていいじゃない」

絵里「………やっぱり私から……ううん。亜里沙がいるわ」

絵里「それに………恥ずかしい」

ｶﾞﾁｬ

絵里「あら…？明かりが消えてる…？」

ｶﾁｯ

絵里「誰もいないわ。ん？メモ…？」

ゆきほの家にお泊りしてきます　ありさ

絵里「………………え？」

ｶﾞﾁｬ

絵里「のぞみぃー……」

絵里(亜里沙の部屋にいない………リビングにもトイレにもいなかった)

絵里(もしかして亜里沙と一緒に……？)

絵里「…………はぁ」

絵里「希のばか」

ｶﾞﾁｬ

希「すー………すー………」

絵里「！？」

絵里(希……？なんで私のベッドで寝て…)

絵里「………本当に寝てるのよね？」

ｷﾞｼ

希「すー……すー……」

絵里「…」ﾎｯﾍﾟﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

希「ふぃ……すー……」

絵里「………ばか。希のばか」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

絵里「私がいるのにほかの娘ばっかりかまって」

絵里「……そりゃ学校ではクールキャラで通ってるし恥ずかしいから私から何もしないけど」

絵里「そこ汲み取りなさいよ。私だってにこや凛みたいに希から色々されたいの」

絵里「ばか………ばーか」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

希「………ごめん」

絵里「っ！？」

絵里「希………聞いてた？」

希「ううん、今起きたとこ。でもエリちなんか怒ってたから…」

絵里「そう………じゃあ許さない」

絵里「………頭撫でて」

希「うん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

絵里「………だ、抱きしめて」

希「うんええよ」ｷﾞｭ

希(寝たふりで待ってたら本当に寝てしまってたけど、いい感じになってるからまぁいいか)

希(今日は一日中、朝までエリちを楽しませてもらおうかな)

絵里「のぞみ……」

希「うん？なーに？」

絵里「のぞみぃ……」ｽﾘｽﾘ

希「ふふっ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

翌日

希「それでなぁ、そのあとエリちってば激しくウチを求めてきてなぁ」ﾃﾞﾚﾃﾞﾚ

海未「そうですか」

凛「んんー………これでどう？」

海未「甘いです。チェックメイト」

凛「ああっ！？」

希「あの……ウチとエリちのとれたて新鮮な情報にもう少し耳を傾けていただけないでしょうか？」

凛「ちゃんと聞いてるよ。希ちゃんの妄想」

希「いや、だから妄想とかやなくてですね……」

海未「絵里がそんなキャラなはずないじゃないですか」

凛「絵里ちゃんは家でもしっかりもののはずにゃ」

海未「そうです。二人きりになると甘えん坊になるなんて希の妄想です」

希「だから……ちが……」

ｶﾞﾁｬ

絵里「おはよう」

希「エリち！」

絵里「な、なに…？いきなりどうしたの？」

希「エリちはウチにベタベタやんな？家では甘えん坊屋さんでしょ？」

絵里「そうね」

希「ほ、ほらっ！」

絵里「希ってば二人きりになったら私にベタベタでちょっと困っちゃったわ」

絵里「ベッドで激しく私を求めてくるの」

絵里「ホント、希は甘えん坊で大変ね」ｸｽｯ

凛「ほら、絵里ちゃんも違うって言ってるよ」

海未「まったく…希の虚言癖には困りましたね」

希「………やもん」

絵里「ところで穂乃果たちは？」

海未「ことりは体調が悪いそうで今日は休みです。穂乃果は寝坊です」

凛「かよちんはにこちゃんと購買にパンを買いに行ってるにゃ。真姫ちゃんは日直だから職員室」

希「……もん」ﾌﾟｸｰ

絵里「もう希ってばなにむくれてるの」

希「本当なんやもん！エリち家でウチにベッタベタなんやもん！ばかーっ！」ﾀﾞｯ

絵里「あ…………」

絵里(……………これできっと今夜も)ｸｽｯ

以下ループ

おしまい

おまけ　こーさかけ

雪穂「すー……くー……」

ﾎﾞﾌｯ

雪穂「おわあああっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

亜里沙「えへへ、会いに来たよ雪穂♪」

雪穂「あ、亜里沙……？」

雪穂「何…？どうしたの…？夜中だよ？」

亜里沙「夜中に会いに来ちゃだめ？」

雪穂「え？……ダメじゃないけど」

亜里沙「じゃあ問題ないよね？」

雪穂「いや…せめて連絡ちょうだいよ」

亜里沙「え、でも……」

亜里沙「雪穂は亜里沙の事、好きだもんね」

雪穂「………はぁ？」

亜里沙「好きって言葉を言い表せれない雪穂の気持ちを汲み取って亜里沙から会いに来たの」

雪穂「………あの亜里沙？」

亜里沙「なぁに？」

雪穂「どうしたの？変なもの食べた？」

亜里沙「え？雪穂は私の事、好きだよね？」

雪穂「そりゃ…嫌いじゃないけど…」

亜里沙「ふふ、だったらいいの」

雪穂「んん……？」

亜里沙「というわけで一緒に寝よ？」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

雪穂「わ、ちょっと亜里沙……せま……つめたっ…！」

亜里沙「ふふ、雪穂温かい♪」

雪穂「もう……変な亜里沙」

おしまい

最後まで読んでくれた方ありがとうございました。
タイトルは某戦艦アニメの艦長の台詞から

乙

のぞえりは世界平和の礎

乙

最高だ
乙

乙です

はぁ……のぞえり………生きる希望………

生きた証

乙＾～

世界が今欲しているもの
それは平和とのぞえり

強靭、無敵、最強！

はぁ…バカップルばっか…