【ラブライブ!】Printais「んー!今日もご飯が美味しい!」
- 2020.04.15
- SS

ぽのか「最高ぉ…///いやー、なんで花陽ちゃんはこんなに美味しいお店探すの上手なんだろねっ!」パクパク…
ぽにょみ「せやなぁ///こんなに美味い肉、焼肉以外で食べたの初めてやわぁ」モグモグパクパク…
ぱなよ「そ、そんなに褒めても何も出ないよぉ~。ほらほら穂乃果ちゃん、希ちゃん、ここおかわり無料だからどんどん食べてっ」
ぽのか「言われなくてもたっくさん食べちゃうよー!」モグモグ…
ぽにょみ「ウチも胃袋の強さ見せつけたるっ!負けへんで~」パクパク…
Printais「幸せ~///」モグモグ…
?「…な、なんて事…!」ハラショー
絵里「これは一大事よ!」バンッ
凛「一大事?」
にこ「急に集合かかったから来てみれば…何の話よ」ハァ
真姫「私宿題あるんだけど…」ジトー
ことり「あはは…」
絵里「皆は何も気付かないの!?今起きてる異変に!迫り来る脅威に!」ドーン
にこ「何言ってんのこのポンコツ」
真姫「さぁ?」
凛「絵里ちゃん、説明して欲しいにゃー」
絵里「そ、そうね…」アセアセッ
ことり「海未ちゃんがインフルエンザにかかったのと何か関係あるの?」
絵里「それよそれ!海未が休んでそろそろ1週間。μ’sの練習も完全にストップしてる今、気が緩みすぎて大変な事になってる3人がいるのよ!」
にこ「3人?真姫ちゃんとか?」
真姫「なんで私なのよ!?」
真姫「ヴェェェ!?見てたの!?」
ことり「だとするとあと2人…誰かなぁ」
絵里「ちっがーう!ここにいない3人よ!食べるの大好き3人組よ!」
ことり「穂乃果ちゃんと、」
凛「かよちんと、」
にこ「希が?」
真姫「そう言えば最近仲良いわよね。放課後3人であちこち行ってるみたいだし」
絵里「…」
凛「絵里ちゃん…?」
絵里「…皆、正直に答えてくれる?」
にこ「な、何よ」アセアセッ
真姫「…」ゴクリッ
絵里「あの3人……最近太ったと思わない?」
ことにこまきりん「( ゚д゚)!?」
にこ「な、ななな、何言ってんのよ~。アイドルであるμ’sがそんな、」アセアセッ
凛「……にゃ」ボソボソッ
真姫「え?凛今なんて?」
凛「今日の体育の時…かよちん、体操着キツキツだったにゃ…!」ガタガタガタ…
ことり「う…そ…だよね…?」ガタガタガタ…
絵里「嘘なんかじゃないわ。にこも気付いてるでしょ?最近希の顔が……まん丸になってるのを!」
にこ「うっ…!」ドキッ
絵里「私だって最初は気のせいだと思ったわよ。胸が大きいから全体的に大きく見えるのかしらって。でも違うのよ。明らかにあれは……太ったわ」
にこ「そんな…!嘘よ!ほ、穂乃果はどうなのよ!」
ことり「ほ、穂乃果ちゃんはいつも通りだよ?今日もランチパック食べて、」
真姫「今日のお昼に屋上で、穂乃果と一緒に焼肉弁当食べてたくせに何言ってんのよ」
ことり「み、見てたの!?…あっ///」モジモジ
凛「でも3人が太った事が一大事なの?またダイエットしてもらえばいいんじゃないの?」
絵里「そうはいかないのよ…海未が休んだ初日、私達だけに伝言があったの忘れたの?」
ことり「海未ちゃんから?えと…なんだっけ?」
凛「たしか…『我が生涯に一片の悔い無し!』だったにゃ」
真姫「海未死んでないわよ…でも確かに覚えてないわね。何か言ってたかしら」
にこ「…..あっ」ガタガタガタ…
真姫「に、にこちゃん…?」
凛「にこちゃん落ち着くにゃ!」
絵里「思い出したようね…海未からの伝言…それは…」
『私のいない間…穂乃果、花陽、希の体重管理を任せましたよ…』
凛「海未ちゃん…倒れてまで穂乃果ちゃん達の心配を…!良い話だにゃー!」ウルウル…
『ですが…少しでも太っていたら…わかりますよね?』
ことり「あ、あれ…?」
『皆で富士山アタックですから…ね…』バタンッ
真姫「ヴェェェ!?ふ、富士山!?バッカじゃないの!?」アセアセッ
にこ「いやぁ!真姫ちゃん助けてぇ!その財力でにこをハワイへ逃がしてぇ!」ムギュー
真姫「(あっ///にこちゃんの控えめな胸が…///)」ドキドキ
凛「いやにゃ!凛もっと美味しいもの食べたかったにゃー!富士の樹海で迷子になるなんてやだー!」
絵里「やっと事の重大さに気付いたようね…そこで私は考えたわ!海未に気付かれる前に穂乃果達を元に戻せば良いのよ!」
にこ「でもどうすんのよ!あんなトリプルデブを短期間で痩せさせるなんて無理よ!」
絵里「トリプルデブは言い過ぎだけど…なんとか説得しないと私たちに未来はないわ」
ことり「じゃ、じゃあ今すぐ3人をここに呼んだほうが良いの?」
真姫「待ってことり。あのトリプルデブ…もとい3Dは変な結束力が生まれているはずよ。ここは1人づつ説得していった方がいいんじゃない?」
絵里「真姫の言う通りかもね。それじゃあことりは穂乃果の説得を。凛と真姫は花陽、私とにこで希を説得しましょう」
凛「まっかせて!長年かよちんと友達やってるわけじゃないにゃー!」タッタッタッタ…
真姫「私もまぁ友達だし頑張るわ」スタスタスタ…
にこ「…一筋縄じゃいかなそうね」
絵里「えぇ…だけど絶対にこっち側へ戻すわよ」
ことり「穂乃果ちゃん…」
ぽのか「いやー、今日もたくさん食べちゃったなー」ヨタヨタ…
ぽのか「(一応お母さんには外食してくるとは言ったものの…今日で5日連続で外食。ちょっと食べ過ぎたかな?)」プニッ
ぽのか「…気にしたら負けだよね!」
タッタッタッタ…
ぽのか「…ん?」フリムキッ
ことり「はぁ…はぁ…」タッタッタッタ…
ぽのか「ことりちゃん!どうしたの?ランニング?」
ことり「ほ、穂乃果ちゃんのお母さんに聞いたら商店街で外食してるって聞いて…探してたんだぁ…」
ぽのか「私を?何か用事?」
ことり「えっと…その…」チラッチラッ
ぽのか「?」
ことり「(あぁ、穂乃果ちゃん…!お腹がすごい膨らんでるよ…!なんで服の上からでもわかるくらい膨らんでるの…!?)」
ー
ことり「そ、そう…」アセアセッ
ことり「(む、無理だよぉ~!こんな笑顔の穂乃果ちゃんに痩せろなんて言えないよぉ…むしろもっと食べて欲しいくらいだよぉ)」
ぽのか「ことりちゃん?」
ことり「(ううんでもダメ!穂乃果ちゃんの事を想っている海未ちゃんの気持ちを無駄にはできないよ!言わなきゃ…!ことりが言わなきゃ!)」
ことり「穂乃果ちゃん!」
ぽのか「ん?どうしたのことりちゃん」ニコニコ
ことり「…………私も今度ご飯屋さん連れて行ってね!じゃっ!」タッタッタッタ…!
ぽのか「う、うん…ことりちゃん、変なの」ポカーン
ことり「(言えないよぉぉおおおおお!)」チュンチュン
ぱなよ「ご飯がっご飯がっススムくん~」トテトテトテ…
ぱなよ「(今日は2人とも喜んでくれてよかった。また違うお店紹介してあげよっと)」
prrr prrr prrr
ぱなよ「ん?…もしもし?凛ちゃん?」
凛『あっ!かよちん!今どこ!?』
ぱなよ「どこって商店街だけど…」
凛『今から行くから、近くの公園で待ってて!ね!?お願い!』
ぱなよ「へ?あ、うん」アセアセッ
凛『じゃっ!また後でね!』ピッ
ぱなよ「…凛ちゃんどうしたんだろ」テクテクテク…
凛「ことりちゃん情報だと、3Dの3人は今日もご飯食べに行ったそうにゃ」
真姫「しかも5日連続って…さすがにダメでしょ」ハァ
凛「凛が…凛がもっと早く気付いていれば…!」ウルウル…
真姫「過ぎた事は忘れましょう。ほら、花陽が来たわ」チラッ
ぱなよ「凛ちゃーん」テクテクテク…
凛「き、来たにゃ…」ソワソワ
真姫「(たしかに…言われてみれば花陽太ったわね…)」ジトー
ぱなよ「真姫ちゃんも一緒なんだね。急にどうしたの?」
凛「あ、あはは…その、うーん…」アセアセッ
ぱなよ「…はっ!も、もしかして!?」
真姫「(おっ?自ら気付いたのかしら)」
ぱなよ「今からご飯食べに行こうとか!?」パァァァ
凛「んにゃ!?まだ食べる気なの!?」
真姫「花陽、さっきまで穂乃果と希と
ご飯食べてきたって聞いたわよ」
ぱなよ「そっか…でもまだ腹8分目だし、大丈夫だよ?」
凛「(そこでやめなきゃダメなんだって!)」
真姫「花陽あなたね、」
凛「待って…凛に言わせて」
真姫「…」
ぱなよ「凛ちゃん…?な、なんだか怖いよ?」アセアセッ
凛「かよちん。言いにくいけど…その…」
真姫「(親友である花陽へこんな事言うなんて…凛も強くなったものね)」
凛「さ、最近…ふ、ふと、」
ぱなよ「…」ゴクリッ
凛「……太ったんじゃない?」
ぱなよ「っ…!」
真姫「…食べ過ぎよ」
ぱなよ「……もん」ボソボソッ
凛「え?」アセアセッ
ぱなよ「…い、今くらい一杯食べたいんだもん!」アセアセッ
真姫「は、花陽…?」
凛「…け、けどかよちん今までも結構食べて、」
ぱなよ「あんなのオヤツ程度だよ!」
凛「あの量で!?」
ぱなよ「私はもっと食べたいの!体重とかそんなの気にしないで!」
真姫「花陽いい加減にしなさい!私達だっていろいろ我慢してるのよ!」
ぱなよ「っ!…うっ…ひっく…」ウルウル…
真姫「あっ、ご、ごめんね…?」オロオロ…
ぱなよ「うぅぅぅ…..ダレカタスケテー!」タッタッタッタ…!
凛「かよちん!?っていうか足早っ!」
真姫「…イミワカンナイ」
ぽにょみ「ふんふふーん♪」テクテクテク…
ぽにょみ「(今日もめっちゃ美味しかったなぁ…明日はどこ食べに行こかなー)」
絵里「…」スッ
にこ「…」スッ
ぽにょみ「うわっ!…ってえりちとにこっちやん。急に出てきたらびっくりするで?」
絵里「どう、にこ?これが真実よ」
にこ「希…あんた変わっちゃったのね」トオイメ
ぽにょみ「いや2人して何言ってんの?新しいコント?」
にこ「前々から少し気になってたけど今日確信に変わったわ。希、あんた…」
ぽにょみ「…太った…やろ?」ニヤッ
絵里「き、気付いていたの!?」アセアセッ
にこ「ならどうしてよ!知っててあんたは太り続けているって言うの!?」
ぽにょみ「ふっ…ふふっ…」
絵里「希…?」ソワソワ
ぽにょみ「もう2人の知ってる希は死んだんよ…ウチはもう戻れないよ」
にこ「あんた何言って…!スピリチュアル通り越して痛いわよ!」
ぽにょみ「ウチだってこんな体型望んでいなかったよ!でも!でも…!」
絵里「…」ゴクリッ
ぽにょみ「体重管理に厳しい海未ちゃんがいないってだけでご飯がまぁ進む進む!美味しすぎるんや!」ウルウル…
絵里「は?」
ぽにょみ「ウチはもう戻れへん。例え海未ちゃんが戻ってきたとしてもウチは食べ続けるで」
にこ「はぁ…つまり痩せるのが面倒って事?」
ぽにょみ「せやね」
ぽにょみ「さぁ?」
絵里「穂乃果、花陽、希の体重管理を任されたの。もし出来なかったら……μ’sで富士山アタックだそうよ」
ぽにょみ「…なら尚更痩せる事はできへん」
にこ「なっ…!まだ間に合うのよ!?今からダイエット始めれば、」
ぽにょみ「もう無理やん!見てよこの体!ほらぁ!このプニプニ具合!」プニッ
絵里「ちょ、の、希///外でお腹出さないでよ///」アセアセッ
ぽにょみ「数日でこれが元に戻る?流石に夢見すぎや2人とも!」
絵里「なら私達も協力して、」
ぽにょみ「もうええんや…短期間ダイエットに失敗してそのまま登山するくらいなら…ウチはたくさん美味しい物食べて登山する方を選ぶ。ごめんえりち、にこっち」
絵里「そんな…そんなのって…!」ウルウル…
にこ「…もういいわ。絵里、帰りましょ」スタスタスタ…
絵里「にこ…」
にこ「一度戻って皆で話すのよ」グイッ…ズルズルズル…
絵里「あっ…希…」ズルズルズル…
ぽにょみ「それにウチはもう1人やない…穂乃果ちゃんと花陽ちゃんとご飯があれば…ええんや」トオイメ
絵里「…皆、ダメだったみたいね」
凛「まさかかよちんがあんな事言うなんて…思ってなかったよ…それに真姫ちゃんが…」チラッ
真姫「私が…泣かした…花陽を……」ドヨーン
にこ「えらい落ち込んでるわね…ことりはどうだったの?」
ことり「穂乃果ちゃんを前にすると…言えなかった。ごめんなさい」ペコッ
絵里「まさかの全滅…ああ、これからいったいどうすれば…」
真姫「どうすれば…」
にこ「どうすればいいの…?」
ことり「…だって可能性感じたんだ、そうだ進、」
凛「歌ってる場合じゃないにゃー!」
ぽのか「ふぃー…」テクテクテク…ストンッ
ぽのか「漫画読もうっと」ゴロンッ
prrr prrr prrr
ぽのか「ん?…もしもーし、希ちゃん?」
ぽにょみ『やっほー、穂乃果ちゃん。今少しいい?』
ぽのか「うん。どうしたの?」
ぽにょみ『実は…』
ぽにょみ『うん…凛ちゃん達から逃げちゃったから、今日は帰りたくないんだって』
ぽのか「でも皆太ったなんて酷いよねー?穂乃果もことりちゃんに会ったけど何も言わなかったよ?」
ぽにょみ『相変わらずことりちゃんは甘いなー』
ぽのか「そこがいい所なんだよー」
ぽにょみ『でも穂乃果ちゃんも気をつけた方がええで?にこっちなんか世話焼きだし』
ぽのか「た、たしかに…」
ぽにょみ『味方なのはウチと花陽ちゃんだけや。この3人は永遠に不滅やで』
ぽのか「希ちゃん…!うん!穂乃果絶対痩せない!やるったらやるよ!」
ぽにょみ『その意気や穂乃果ちゃん!ウチら3人…これから【Printais】として生きていくんや!』
ぽのか「ぷりんたい…!なんか可愛い名前だね!」
ぽにょみ『早速やけど、今から花陽ちゃんと一緒にケーキ食べようと思ってるんよ。穂乃果ちゃんも来る?というか今日泊まりに来ない?』
ぽのか「ケーキ!?行く行く!準備してすぐ行くね!」
ぽにょみ『じゃあ待ってるでー』ピッ
ぽのか「ケーキッ!ケーキッ!早く準備して行かなきゃ」ガサゴソ
雪穂「お姉ちゃーん?漫画借りていいー?」ガチャ
ぽのか「いいよー」ガサゴソ
雪穂「あれ、これからどこか行くの?」
ぽのか「うん。今日、希ちゃん家に泊まる事になったんだー」ガサゴソ
雪穂「へー…それよりお姉ちゃんさぁ」
ぽのか「うん?」ガサゴソ
雪穂「最近また太ったんじゃない?」
ぽのか「……そ、そんな事ないよ?」アセアセッ
雪穂「μ’sの練習がないからって堕落しすぎなんじゃない?お姉ちゃん一応アイドルなんだし…」ガミガミ
ぽのか「もぅ!雪穂うるさい!じゃあ私行くからね!」タッタッタッタ…
雪穂「ちょっとお姉ちゃん!…どうなっても知らないからね!」
ぽのか「…」
ぱなよ「…」
ぽにょみ「…」
絵里「なんとか3人連れてこれたわね」
にこ「まったく…その体で逃げようとするんじゃないわよ…」ハァ
真姫「…」
凛「ま、真姫ちゃん…?」
真姫「…やらなきゃ、行けないのね」
凛「…これもかよちんの為にゃ」
ことり「…穂乃果ちゃん」
ぽのか「ど、どうしたの?」
ことり「…痩せる気って……ある?」
ぽのか「……ことりちゃん」
ことり「っ!穂乃果ちゃ、」
ぽのか「ごめんね」
ことり「っ…!そっか…じゃあ…仕方ないよね」
にこ「大アリよ!あんた達が痩せないと私達まで富士山アタックなのよ!」
ぽにょみ「なら尚更痩せられへん!皆地獄まで道連れや!仲間ってそういうもんやん!」
にこ「急に仲間面しだした!?」
ぱなよ「…」
真姫「…花陽、昨日はごめんね。でもあなたの為を思って、」
ぱなよ「私なんか…放っておいてよ」ボソボソッ
真姫「なっ…!」
ぱなよ「自分でもわかってるの…こんな醜い姿になってしまって、もう痩せるのは不可能だって」
凛「かよちん…」
ぱなよ「真姫ちゃんと凛ちゃんの気持ちは嬉しいけど…ダイエットに失敗して2人を落胆させる方が…怖いの…」ウルウル…
真姫「…」
ぽのか「うぅっ…花陽ちゃん…わかるよその気持ち…」ウルウル…
ことり「(あれ…?これ単に痩せる痩せないの話だよね?何言ってるの皆?)」アセアセッ
にこ「もちろん痩せてもらう為よ。ま、普通には無理だから私達が協力するわ」
ぽのか「協力…?」
ことり「3人にはこれを用意したよ」ドンッ
ぽにょみ「なぁっ!?そ、それは!?高級焼肉店優待チケット!?なんでこんな所に!?」ガタンッ
ぱなよ「うぇぇっ!?伝伝伝BD超豪華ディレクターズカット版!?幻のセットがどうして!?」ガタンッ
ぽのか「うわぁぁ!?ピックリマン超激レアシールセットぉ!?オークションでも数万円するのに!?えぇ!?」ガタンッ
絵里「すごい反応ね」
凛「凛はこういうかよちんも好きにゃ」
にこ「ドルヲタ友達がドルヲタ卒業するからって貰い受けた物よ。世界に100セットしか存在しない命の次に貴重な物ね」
ぱなよ「ほぇ…///まさかこの目で拝める日が来るとは…か、感激です…!」ボロボロ…
ぽにょみ「チケットは!この店半年先まで予約で一杯のはずやろ!?どうして優待チケットなんて!?」
真姫「ウチのパパが接待で貰ったのよ。でも忙しいからって私に譲ってくれたの」
ぽにょみ「…ウチも医者になろうかな」
絵里「何言ってんのよ…」
ぽのか「こ、こここれは!?なんでピックリマンシールがここに!?」
ことり「小学生の頃穂乃果ちゃんに勧められて私もシール集めてたんだ…///久々に押入れの中探したらこれが出てきたの」
ぽのか「ことりちゃんも集めてたんだぁ…はっ!ま、まさか…このブツを条件に痩せろって事!?」ガタガタガタ…
にこ「穂乃果のくせに勘がいいじゃない。でも3人に丸々あげるわけじゃないわよ?」
ぱなよ「へ?」
ぽにょみ「つまりウチら3人で勝負しろと?」
絵里「そうなるわね」
ぽにょみ「ふふっ…甘い…甘すぎるでえりち!Printempsくらいぷわぷわで甘々やな!ウチら3人、Printaisはそんな事でバラバラになるほど脆くは、」チラッ
ぱなよ「凛ちゃん!真姫ちゃんごめんね!私が間違ってたよ!私…ダイエット頑張る!」
凛「かよちんその意気にゃ!」
真姫「ふふっ…頑張りましょうね?」
ぽのか「ことりちゃん!お願い!私のダイエット手伝って下さい!」ペコッ
ことり「もちろんだよ!海未ちゃんが戻ってきてびっくりするくらい痩せちゃおー!」チュンチュン
ぽにょみ「( ゚д゚)」
にこ「脆いわねぇ」
絵里「じゃあ希は痩せないという事で、」
ぽにょみ「えりち!にこっち!一緒に焼肉行く為にも頑張ろな!な!?」ガシッ
にこ「はいはい…」
絵里「そうと決まれば今日から海未が戻るまで部室に来るのもやめておきましょうか。それじゃあみんな頑張ってね!」ハラショー
Printais「絶対に痩せてやる…!」ゴゴゴゴゴゴ…!
ぽのか「という事でよろしくお願いします!ことり先生!」
ことり「はーい♪では早速穂乃果ちゃんには…」ニヤッ
ぽのか「な、何?いきなりマラソン?き、筋トレとか?」ガタガタガタ…
ことり「ことりの作ったこの料理を食べてもらいまーす!」
ぽのか「え?食べていいの?運動は?」
ことり「運動も大切だけどまずは食生活から見直さないとね。ことりオリジナルの健康志向フルコース、どうぞ召し上がれっ」チュンチュン
ぽのか「わーい!ことりちゃんだーい好き!」ムギュー
ことり「えへへ///それと、ことりが3食きっちり作ってあげるから、今日から穂乃果ちゃんは痩せるまでお家に帰っちゃダメだよ?」
ぽのか「え?で、でもお母さんが心配しないかな…」オロオロ…
ことり「ちゃんと許可取ってるから大丈夫!ことりがちゃんと痩せさせてあげるから安心してね!」
ぽのか「ことりちゃん…ありがとう…」ムギュー
ことり「(あぁ…///穂乃果ちゃんの熱い抱擁///しかも今日から痩せるまでことりの家で寝泊まりなんて幸せすぎるよ…///ステーキ食べさせて一生我が家に居てもらおうかなぁ)」
ぽのか「な、なんか急に寒気が…」ガタガタガタ…
ことり「大変!早速お風呂に入って体温めて新陳代謝高めよう!ささっ!ことりも一緒に入るから!ほら!ね!?」グイッグイッ
ぽのか「ことりちゃん!?なんか怖いよ!?大丈夫!?」
ことり「大丈夫大丈夫!最初は痛くないから///!」グイッ…ズルズルズル…
ぽのか「最初はって何!?だ、ダレカタスケテー!」ズルズルズル…
ぽにょみ「う…嘘やろ…」ガタガタガタ…
絵里「希震えてるけど大丈夫?」
ぽにょみ「大丈夫じゃない…なんで…なんでこんなにご飯少ないの…?」ウワメヅカイ
絵里「あっ///」キュン
ぽにょみ「えりちぃ…ウチィ…もう少しだけご飯食べたいなぁ…?」モジモジ
絵里「少しだけよ?」スッ
にこ「あんた何してんのよ」ペシッ
絵里「あだっ」
にこ「せっかく希のダイエットの為にわざわざ我が家にきてるのよ?ご飯なんてあげなくていいから早く食べちゃいなさい」
絵里「はーい…」モグモグ…
ぽにょみ「うぅ…ご飯…」
こころ「希さん、私のでよかったら受け取って下さい」スッ
ぽにょみ「え!?いいのこころちゃん!?」
こころ「はい。私は少しくらい食べなくても平気ですので」ニコッ
ぽにょみ「こころちゃん…!じゃあ遠慮なく、」
にこ「希、あんたそれ受け取ったら友達やめるわよ」ジトー
絵里「小学生からご飯分けてもらうなんて…賢くないわね」ジトー
ここあ「希さんいらないのー?じゃあ私がもーらいっ!」グイッ
こころ「あっ!ここあ!それは私のです!返しなさい!」
こたろう「ばっくだんさぁー」
絵里「それにしてもにこも考えたたものね。にこの家で質素な暮らしをしていれば自然と痩せてくるなんて」
にこ「そりゃあ4人姉弟でご飯食べれば量は減るもの。これで痩せない方がおかしいわよ」
ぽにょみ「その前にウチは餓死して死んでしまいそうや…」フラフラ
にこ「その時は絵里と2人で焼肉食べてくるから」
ぽにょみ「よーし!さっさとお風呂入って早く寝よう!」ダダダダダダダ…!
絵里「何が希をあそこまで駆り立てるのかしらね…」トオイメ
にこ「焼肉でしょ…っていうか今日は絵里も泊まるの?」
絵里「もちろん」
にこ「亜里沙ちゃんお家で1人なのね…大丈夫かしら」
絵里「穂乃果がことりの家でダイエットするみたいだから、しばらく雪穂ちゃんの所に泊まるんですって」
にこ「ふーん…という事はあんたもしばらくウチに泊まっていくって事?」
絵里「そうなるわね。よろしくねにこ?」
にこ「まぁいいけど…今月は食費が厳しそうねぇ…」トオイメ
ぽにょみ「ウチは理性が厳しそうや…」トオイメ
絵里「ご飯食べたらランニングも行くからね?」
ぽにょみ「は?」
絵里「運動しないで痩せられるわけないじゃない。ロシア仕込みのバレエも織り交ぜて絵里オリジナルダイエットやっていくんだから」
ぽにょみ「あかん…ウチもうアカン…」
凛「それでかよちんはどうやって痩せるの?」
ぱなよ「んー…やっぱり運動だよねぇ」
真姫「それもだけど花陽にはこれを飲んでもらうわ」ゴトッ
ぱなよ「…え?何このビン」
真姫「ダイエットサプリよ。結構評判が良いの選んで買ってきたから毎食後きちんと飲んでね?」
ぱなよ「真姫ちゃん…!それじゃあ運動はしなくても、」
真姫「何言ってるのよ。摂取したカロリーが消費しないで減るわけないじゃない。運動しなくても痩せるなんてファンタジーよ?」
凛「かよちん…凛と一緒に走ろ?」
ぱなよ「……うんっ!」
ことり「まぁ…うん」
にこ「よくよく考えたらそうよね…」
凛「…寒いにゃ」
絵里「…はぁ」
真姫「イミワカンナイ」
ぽ乃果「…ごめんなさい」ショボン
ぽぞみ「…すんまへん」ションボリ
ぱな陽「…ダレカタスケテー」ショボーン
ことり「やっぱり数日では無理だよね」
ぽ乃果「でもでも見てよ!ほら!あんなにあった贅肉が7割くらい落ちてるよ!?」プニッ
絵里「海未からすれば太っているようにしか見えないわ…..」
にこ「あぁ…にこは死ぬのね。きっと富士の樹海で栄養分になるのよ」
真姫「まだ決まったわけじゃないわよ。多分どうにかなるわよ……あとで海外行きのチケット予約しなきゃ」ボソボソッ
凛「あーっ!真姫ちゃん高飛びしようとしてるにゃ!」
ことり「真姫ちゃん!めっ!だよ?」
にこ「そーよそーよ!ついでににのも連れて行きなさいよ!」
ぽぞみ「ウチも行くー!」
ぱな陽「わ、私も!」
ワイワイガヤガヤ
絵里「皆静かに!」
シーン…
ぽ乃果「うん…」
絵里「花陽は真姫の用意したサプリと凛のハードすぎる運動」
ぱな陽「まさかフルマラソンやらされるとは思わなかったよ…」
絵里「希はにこの家で質素な生活と私のバレエでダイエット」
ぽぞみ「おかげでこころあたろうとめっちゃ仲良くなったやん」
絵里「でもダイエットは失敗したの。富士山アタックは…避けられないわ」
7人「…」ショボン
絵里「今日の練習から海未が参加するって連絡がきてるわ。皆…覚悟を決めて」
ぽ乃果「絵里ちゃん…」ウルウル…
絵里「私は一応、富士山について調べるから生徒会室に戻るわ」スタスタs
にこ「…」ガシッ
ぽぞみ「…」ガシッ
絵里「ちょ、2人とも?な、なんで笑顔で羽交締めするの?」アセアセッ
ぽぞみ「そうそう。もしかしてえりち…逃げようとか考えてないよね?」ニコニコ
絵里「なっ、そ、そんなわけないわよー」ポロンッ
ぽ乃果「ん?絵里ちゃん何か落ちたよ?」スッ
絵里「あっ!ダメッ!」
ぽ乃果「ロシア行き航空チケット…」
凛「…」ジトー
ぱな陽「…」ジトー
真姫「…」ジトー
絵里「…これが手詰まりってやつね」
真姫「手詰まりじゃないわよ!何1人本気で高飛びしようとしてるのよ!」
ガチャ
海未「皆お久しぶり…です?」キョトン
絵里「…」アセアセッ
凛「う、海未ちゃんだにゃー」オロオロ…
海未「えぇ、海未は私ですが…」
にこ「やっと戻ってきたのね」ソワソワ
真姫「そ、そうね」ソワソワ
ぱな陽「お、おかえりー」アセアセッ
海未「は、はぁ」
ぽぞみ「う、海未ちゃんは相変わらずやねー…」アセアセッ
ぽ乃果「あはは…」アセアセッ
海未「…」ジーッ
ぽ乃果「(や、やばい…!?太ったのばれちゃったのかな!?)」
海未「…うーん…」ジロッ
ぽぞみ「(や、やばいやん…終わりや…!)」
海未「むむむ…」ジトー
ぱな陽「(もうダメ…!ダレカタスケテー!)」チョットマッテテー
海未「3人とも…」
海未「少し可愛くなりましたか…?」
Printais「は?」
真姫「海未、どういう風に可愛いのよ。具体的に言って」
海未「具体的に、と言われても難しいです…」
オロオロ…
にこ「頭にパッと思い浮かんだのでいいのよ!」
海未「頭にパッと……3人とも少し丸くなった感じがするんです…具体的に言えば、少し太っ、」
凛「太ってなんかないにゃ!3人はただ可愛くなっただけだよ!」
海未「いやでもよくよく見たら希の横腹、」
ことり「き、気のせいだよ!きっとまだ病み上がりだからそう見えるだけ!」
海未「そうでしょうか…まぁとにかく今までお休みを頂いてしまい申し訳ありませんでした」ペコッ
ぽ乃果「大丈夫大丈夫!気にしないで!なんならもうちょっと休んでもむぐぅっ!?」ジタバタ
絵里「穂乃果は少し黙ってなさい…!」ボソボソッ
海未「…皆、何か私に隠してませんか?」ジトー
にこ「そんな事ないわよ!ほら!早く屋上行きましょ!」グイッ
凛「そうそう!早く海未ちゃんにダンス練習見て欲しいにゃー!」グイッ
海未「そんなに慌てないでください2人とも…今行きますよ…」スタスタスタ…
ぽぞみ「そやな…ウチらは勝ったんや!富士山に打ち勝ったんや!」
ぱな陽「やった…!これで伝伝伝が貰え……ん?」
ぽ乃果「どうしたの花陽ちゃん」
ぱな陽「そういえば勝負ってどうなったのかな?誰が1番痩せたの?」
ぽぞみ「それは…まぁそんな小さい事はええやん!今は3人で勝利の美酒に酔いしれよーや!」
ぽ乃果「美酒って穂乃果達はお酒飲めないよー!」
ぱな陽「あっ!じゃあ久しぶりにご飯屋さん行ってご飯食べない?」
ぽ乃果「さんせー!それじゃ練習終わったら行くよー!」
Printais「おー!」
真姫「ああいうのが1番厄介なのよねー」
ことり「でもまたダイエット手伝えるからことりは大歓迎だよ?今度は海未ちゃんにも太って欲しいなぁ…」チュンチュン
真姫「(…という事はにこちゃんが太れば私が…今度牛肉10kgほど贈ってあげなきゃ…)」
Printais「ごっはん~ごっはん~♪」
完
良かった
乙でした
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