【ラブライブ!】果南と梨子で短編
- 2020.04.17
- SS

短いのが何個か
アニメ1話の気まずい3年生組はとりあえず置いておいてやり逃げる感じ
千歌「第十三回!」
曜「ポッキーゲームー!」
千歌「わーぱちぱちー」
梨子「え………?」
千歌「というわけでー。果南ちゃん」
果南「はいはい。やりませんよ」
果南「千歌聞いてる?だから私やらないってば」
曜「はいどーぞ」
果南「んぐっ………もぐもぐ……」
千歌「ああっ、食べちゃダメだってばー」
曜「千歌ちゃん千歌ちゃん。どうして果南ちゃんが積極的じゃないか考えよっか」
千歌「そだね曜ちゃん。いつもの果南ちゃんに戻ってもらうように考えよう」
梨子「えっ……果南さんいつもは積極的だったの?」
果南「ごくん……いや、そもそも積極的になったことないから」
曜「アレだよ。きっと」
果南「梨子。ふたりがなにか話してる間に逃げた方がいいよ。きっと巻き込まれる」
梨子「うん?そ、そうだね…それじゃあ…」
千歌「じゃあ果南ちゃんもう一回くわえて。んでー梨子ちゃんが相手ね」
果南「なっ…」
梨子「えっ……」ピクッ
曜「梨子ちゃんでもやらないの?」
果南「梨子でもやらないってば」チラッ
梨子「あ……」
果南(なんでだろう……梨子がすごく落ち込んでる)
千歌「本当にやらないの?」
果南「やらな………」チラッ
梨子「……………」シュン
果南「はぁ……やるよ。やればいいんでしょ。もう」
果南「逃げない梨子が悪いんだからね?」
果南「ぱくっ……」
梨子「か、果南さん……!?///」
曜「さぁ梨子ちゃん。端っこくわえて」グイグイ
千歌「さぁさぁさぁ」グイグイグイ
梨子「え、ちょ、ちょっと……!?///」
梨子「んぐ……」
果南「!?」
千歌「おおー。端っこじゃなくいきなり半分もくわえますか」
曜「積極的だね梨子ちゃん」
梨子(ち、違うっ…千歌ちゃんたちが押すからぁ…)
梨子(ていうか顔近いよぉ……恥ずかしい…///)
梨子(ち、千歌ちゃん押さないで……このままだと……!?)
梨子(いやっ、ちがっ、これは千歌ちゃんが押してるから、事故って事になっても…!?///)
梨子(じ、事故ならしょうがないよねっ、事故ならっ!)
ギュ
果南「ん?」
曜「お?」
ポリポリポリポリ
梨子(事故なら事故なら事故なら事故なら事故なら!?///)チュー
梨子(これは千歌ちゃんに無理矢理されてるから私は悪くなくて)ギュー
梨子(果南さんが誘ってきたし私だけの責任じゃないしそもそもポッキーゲームをやろうって言い出した曜ちゃんと千歌ちゃんが…!?)
梨子(事故だから事故だから事故だから事故だからぁ!!!///)
曜「梨子ちゃんってテンパると過激だね」
千歌「うん。なんていうか想像以上っていうか…」
梨子「……!///」チュー
果南「んーっ!んーっ!?///」
曜「そだね///」
千歌「じゃあ……ごゆっくりー…///」
ガラッ
果南「んーっ!?///」
ポーン
果南「………」
梨子「………」
果南「こないね電車」
梨子「そうですね」
果南「はぁ……どうしてみんな反対の電車に乗っちゃうのかな…」
梨子「くだりだから本数少ないみたいですね」
果南「初合宿だっていうのに、最初からつまづいちゃって……はぁ、どうなっちゃうんだろ」
梨子「あはは……」
果南「……でも残ったのが梨子でよかったよ」
梨子「え…?」
果南「梨子だったら落ち着けるし」
梨子「えっ……///」
果南「もし梨子じゃなくて鞠莉や善子だったら、きっと皆と合流するころにはくたくたになって…」
梨子「あ…そういう……」
トン
梨子「…?果南さん?」
果南「すぅ……すぅ…」
梨子「……眠ってる」
梨子「もしかして昨日寝れなかった…とか?」
梨子「………くすっ」
果南「すー……くー…」
梨子「皆が来るまで……少しだけこのままで」
梨子「………」
梨子「………すぅ」
「………眠ってるずら」
「写真とっちゃおっと♪」カシャ
「鞠莉さん。何をしていますの?写真を撮る時は被写体に許可をですね……ってルビィ?」
カシャ
「あ……ご、ごめんなさい」
「でもこれは撮ってくださいって言ってるようなものよ。うふふ…この堕天使であるヨハネに」
「善子ちゃんちょっとどいて。うまく撮れないずら」
「あ、ごめん……って邪魔者扱いしないでよっ」
梨子「すぅ……すぅ……ふふっ」
梨子「ん………今何時…」
梨子「17時……39分……だいぶ寝ちゃった…」
梨子「…………」
ピピピッ
梨子「37.5℃……だいぶ下がった…かな…」
梨子「学校……何かあったかな…?」
梨子「お母さん……いつ帰ってくるんだろ…?」
ピンポーン
梨子「お母さん……?違う……誰だろう…」
梨子「か、果南さんっ……!?」
果南「お見舞いに来たよ。皆で来ると迷惑だろうから私が代表」
果南「これダイヤからフルーツ詰め合わせ。あ、ミカンは千歌から」
梨子「ありがとう…ございます」
果南「熱はどう?まだある?」
梨子「えと、はい。まだ少し……」
果南「どれどれ……」オデコピタッ
梨子「!?///」
梨子「え…と……はい…///」
果南「家の人は?」
梨子「多分そろそろ帰ってくると………あ」
果南「ん?どうかしたの?」
梨子「いえ……お母さんからメール来て………」
梨子「………」
果南「お母さんなんだって?」
梨子(ひとりでも平気だけど……果南さんに素直に話すと看病してくれるかも……)
梨子(でも……果南さんに風邪を移しちゃうかもだし…)
梨子(え……えと………)
「素直に言っちゃいなよ」
梨子(だ、だれっ!?)
悪魔梨子「果南さんと一緒にいたいんでしょ?フルーツあーんってして欲しいでしょ?」
悪魔梨子「今日ならたくさん甘えても……風邪のせいにしちゃえば問題ないわ」
「ダメよ。欲に溺れちゃ」
梨子(誰…?)
天使梨子「もし、果南さんに風邪を移したりでもしたら……どう責任を取るつもりなの?」
悪魔梨子「その時は…看病してあげればいいじゃない」
天使梨子「そ、それは当たり前の事で……」
悪魔梨子「むしろしたいと思ってるくせに」
天使梨子「それは………」
梨子(頑張って私の良心!?)
梨子「……………えっ?あ、う、うんっ!」
果南「もしかして悪化してる?早く横になって」
梨子「う…うん……」
果南「タオルとか新しいのに代えてくるからちょっと待っててね」
梨子「ありがとう…ございます」
梨子「……ってどうしようじゃないよね。迷惑かけたらいけないし…」
ガチャ
果南「おまたせ。氷水で濡らしたからひんやりするよ」
梨子「ありがとうございます」
果南「別にいいって。それで、お母さんなんだって?」
梨子「え、えと……その」
梨子(私のばかあああああっ)
果南「そっか。梨子はひとりでも平気?」
梨子「えっ…!?……………え、えと……はい」
果南「梨子はえらいね。私は無理だなぁ」
果南「……小学生の頃ね。風邪をひいて学校を休んだことがあるんだ」
梨子「?」
果南「お薬を飲んでひとり部屋で横になっているとね、突然千歌が来たの」
果南「千歌ってば学校をずる休みして私に会いに来てくれたんだよ?」
果南「あとで千歌、すっごく怒られてたけど、あの時はとても嬉しかったなぁ」
梨子「か、果南さんっ……!?」
果南「梨子が早く元気になって学校に来れるようにおまじないかけるね」
果南「風邪、もらっちゃったらごめんね」ニコッ
梨子「…………っ!///」カアァ
果南「?梨子どうしたの?布団に包まって」
梨子「そ、そのっ……少し眠たくなってっ……///」
果南「そっか。ふふ、お休み。よく眠れるといいね」
梨子「…………///」ドキドキ
結局、果南さんはお母さんが帰ってくるまで手を握ってくれました
おしまい
凄く好きだから次も頑張って欲しい
このシリーズ好き
乙!
aqoursで落ち着いた二人で
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