【ラブライブ!】亜里沙「どうしよう…迷子になっちゃった」
- 2020.04.18
- SS

亜里沙「お姉ちゃんとお買いもの来たのはいいけど…はぐれちゃった」
亜里沙「初めてくる場所だし…どうしよう…」
亜里沙「こういう時にかぎって携帯電話も電池切れだし…」
亜里沙「はあ…私がよそ見して歩いてたのが悪いからしょうがないんだけど…」
亜里沙「お姉ちゃん、心配してるよね…」
亜里沙「とりあえず、入り口で待ってたら会えるかな」
亜里沙「ご…ごめんなさい!」
亜里沙(怖い人だったらどうしよう……)
亜里沙(こういう時…お姉ちゃんがいたら…)
???「私は大丈夫ですが…あら?」
亜里沙「え?」
海未「よそ見しながら歩いていると危ないですよ」
亜里沙「海未さん…」
海未「どうかしましたか?」
亜里沙「海未さ~~~ん!!」ギュー
海未「あ…亜里沙!?どうかしましたか!?」
海未「その…構いませんが…」
亜里沙「その…お姉ちゃん見てませんか?」
海未「絵里ですか?見てませんね」
亜里沙「一緒にお買いものに来たんですけどはぐれちゃって…」
亜里沙「それが…携帯の電池が切れちゃって」
海未「わかりました。絵里に電話してみますね」
亜里沙「お…お願いします!」
海未「なかなか出ないですね…」
海未「留守電になってしまいました…」
海未「とりあえず簡単なメッセージだけでも残しておきましょうか」
亜里沙「おねがいします…」
絵里「よかった…海未といたのね…」
絵里「あらあら、海未に抱きついちゃって…不安だったのね…」
絵里「もう少しこのままにしてあげましょうか」
絵里「亜里沙、海未とのデート楽しむのよ」
絵里「迷惑かけてごめんなさいね、海未」
絵里「これも私のかわいい妹のためだと思ってね」
絵里「電話は…気が付かなかったふりしておこうかしら」
亜里沙「いいんですか?でも、海未さんも用事があるんじゃ…?」
海未「少し買い物をしようと思ってただけなので構いませんよ」
亜里沙「でも、それじゃあ申し訳ないですし…」
海未「そうですか…それなら買い物しながら絵里を探しましょうか」
亜里沙「でも…私…邪魔にならないですか?」
海未「それに絵里には連絡してますからすぐ会えます」
亜里沙「あ…ありがとうございます!」
海未「まずは…亜里沙の用事から済ませてしまいましょうか」
亜里沙「でも…」
海未「そっちの方が早く見つかると思いますし、絵里も心配しているでしょうから」
亜里沙「わ…分かりました!」
亜里沙(あれ?これって…デート!?)
海未(絵里に似てしっかり者だと思っていましたが、迷子になって不安になるのは中学生だからでしょうか)
海未(雪穂もしっかりしているようで、抜けているところもありますし)
海未(年上の私がしっかりしないといけませんね)
亜里沙「今日は服と本を買って、お昼ご飯を食べる予定だったので」
海未「分かりました、私も用事があるので本屋さんから行きましょうか」
亜里沙「分かりました!」
亜里沙「受験生ですから参考書を買おうと思ってます」
海未「亜里沙は偉いですね」
亜里沙「そ…そうですか?」
亜里沙「私はお姉ちゃんと一緒には通えないですけど」
亜里沙「海未さんやμ’sの皆さんがいるオトノキに行きたいですから!」
海未「亜里沙…」
海未(なんて純粋でいい子なんでしょうか…)
海未(私達がスクールアイドルを始めた事がきっかけで、亜里沙が入学することができるのなら…嬉しいですね)
海未「私が使っていたものですか?いいですよ」
海未「確か…これですね」
亜里沙(海未さんとおそろいだ♪)
海未「懐かしいです…この参考書で、穂乃果とことりと3人で勉強しましたから」
海未「亜里沙は雪穂と一緒に勉強することになるのでしょうか?」
亜里沙「はい!」
亜里沙「で…でもお姉ちゃんも受験生ですから…」
亜里沙「たまに勉強教えてもらってもいですか?」
海未「時間が合う時なら大丈夫ですよ」
亜里沙「本当ですか!?」
海未「未来の後輩のためですから」ニコッ
亜里沙「よ…よろしくお願いします!」
海未「私は趣味の登山関係の雑誌を」
亜里沙「海未さんは登山が趣味なんですね」
亜里沙「今度一緒について行ってもいいですか?」
海未「亜里沙…一緒に来てくれるのですか!?」
亜里沙「は…はい!」
海未「よかったです…最近は誰も一緒に来てくれなくて…」
亜里沙「私なら、いつでも大丈夫です!」
海未「勉強の息抜きにでも行きましょうか」
亜里沙「はい!」
亜里沙「分かりました!」
亜里沙「この服なんてどうですか?」
海未「良く似合っていると思いますよ」
亜里沙「えへへ…じゃあこれにしようかな?」グー
亜里沙「あっ///」
海未「随分可愛らしい音がしましたね」クスッ
亜里沙「///」
海未「そろそろお昼ご飯の時間ですし行きましょうか」
海未「亜里沙、はぐれないように気を付けてくださいね」
亜里沙「はい!あれ?海未さん?」
海未「こっちですよ」
亜里沙「あ…よかった」
亜里沙「その…はぐれないように手を繋いでもいいですか…?」
海未「はい、どうぞ」
亜里沙(えへへ…海未さんと手繋いじゃった…)
絵里「まあ、亜里沙が楽しそうだしいいかな?」
絵里「私もお腹すいたし、そろそろ合流しようかしら」
海未「え…絵里!?」
亜里沙「お姉ちゃん!」
絵里「手を繋いじゃって随分仲がいいのね」
亜里沙「そ…そんなんじゃ…」
絵里「海未、今日はありがとね」
海未「当然のことをしたまでですよ…というより見てたのですか?」
海未「全く…それならそうと…」
亜里沙「それなら来てくれたらよかったのに…」
絵里「亜里沙ったら海未に抱きついてメロメロなんだもの」
絵里「お邪魔しちゃ悪いかなって」
亜里沙「おねえちゃん!!」
絵里「ごめんごめん」
絵里「これからお昼でしょ、お礼させて」
海未「い、いえ…そんな…」
亜里沙「海未さん、亜里沙からもお礼させてください」
海未「わ…わかりました…」
海未「べ…別にそういうわけでは」
絵里「じゃあ行くわよ!」
亜里沙「じゃあ行きましょう!!」
海未「ちょ…絵里まで手を…」
絵里「海未が迷子になったら困るからね♪」
海未「全く…二人には敵いませんね……」
絵里「すごく心配したんだから…」
亜里沙「ごめんなさい…」
絵里「その間海未と楽しくデートしたみたいだし」
亜里沙「でーと…///」
海未「別に…デートというわけでは…」
絵里「午後は私にも付き合ってもらうわよ」
海未「私の意見は…」
絵里「私の妹をたぶらかしておいてそういう事言うんだ」
絵里「なんてかわいそうな私…」
海未「はあ…分かりましたよ…」
絵里「そうこなくっちゃね♪」
海未「どうかしましたか?」
絵里「どうしたの?亜里沙?」
亜里沙「私も一緒に行っていい…?」
絵里「あたりまえじゃない」
亜里沙「私がいたら…」
海未「だからデートと言うわけでは…」
絵里「そんなこと気にしなくていいの」
亜里沙「本当に?」
海未「一緒に行きましょう?亜里沙」
亜里沙「えへへ…良かった…」
亜里沙「海未さんとお姉ちゃんと遊べるなら、迷子になるのも…いいかも」
おわり
うみありはいいぞ
乙です
乙、うみありの素晴らしさが引き出されてた良いSSでした。
乙
久しぶりに良いうみありSSに出会えた
もっと増えると良いな
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