【ラブライブ!】梨子「曜ちゃんと休日」
- 2020.04.18
- SS

渡辺曜の日課----
7:30 ランニング
曜「いってきまーす」ガチャ
曜「ほっ…ほっ…」タッタッタッタッ
曜「はぁ…はぁ…」タッタッタッ…
曜「1,2,3,4…5,6,7,8…」グイグイ
曜「2,2,3,4…5,6,7,8…」グググ
曜「ふふっ」
ザッバーン
曜「っはぁ…っはぁ…」バシャバシャ
曜「ふぅっ……気持ちいいー!」
曜母「はい、お昼よ」コトッ
曜「いただきまーす」
曜「もぐもぐ」チュルチュル
曜「今日は午後なにしようかなー」
曜「うん……釣りしに行こうかな」モグモグ
7:30 起床&朝食
ジリリリリリリリ…ガチャ
梨子「……」ポケー
チュンチュン
梨子「もぐもぐ」
梨子母「梨子、今日1日はお父さん仕事でお母さんは出掛けるからね」
梨子「あ、うん」
梨子「お母さん達いなくても大丈夫?やっぱり途中抜けてきても…」
梨子「ううん、大丈夫だから行ってきて?」
ーーー
ーー
梨子母「じゃあ、いってきまーす」
梨子「いってらっしゃい」
10:00 暇
梨子「…」
梨子「土曜日か…退屈だなぁ」
梨子 (転校してきたばかりで、まだ親しい友達もいないし…)
梨子「新しいスケッチブック買って、海辺を散歩でもしようかな」
梨子「うーん、上手く出来たかな?」コト
梨子「いただきます、あむっ…」
梨子「うん、美味しい!」
梨子 (色鉛筆も切らしてたっけ…買わなきゃ)モグモグ
梨子「さて、そろそろ出掛けようと」カチャ
梨子「新しい色の色鉛筆も買っちゃった♪」テクテク
梨子「海、綺麗だなー…」テクテク
ザザーン…
梨子「そうだ!海の絵でも描こうかな、新しいスケッチブックも買ったし」
梨子「~♪」ガサゴソ
梨子「…あれ?防波堤にいるのって……」
曜「雲が怪しいな、夜から雨が降りそう……」
曜「ふわぁぁぁ……んむ」
曜「潮風が気持ちいい~」ムニャムニャ
梨子「渡辺さん?」
曜「へ?」クルッ
曜「あ!梨子ちゃん!」
梨子「やっぱりそうだった」ニコ
梨子「いえ、違いますよ。買い物帰りに海辺を散歩しようと思って」
梨子「そしたら防波堤に渡辺さんがいたので。よく釣りしに来るんですか?」
曜「そうそうーーーーって!」
曜「渡辺さん呼び禁止!」ビシッ
梨子「えぇ!?」
曜「えぇ!?じゃない!名前で呼んでよ!」
梨子「で、でも…」
梨子「う、うん」
曜「まったく…私達友達でしょ?」
梨子「友達…」
曜「そうだよ、そりゃあ転校してきたばかりだし不安な気持ちも分かるけど」
曜「曜は梨子ちゃんと友達になりたいな」ニコ
梨子「! ///」
梨子「よろしくね!曜…ちゃん!」
曜「よろしい!」ニカッ
グイッ
曜「おっ!かかった!」グッ
梨子「!」
曜「ぐっ!…負けないよ!」グググ
梨子「が、頑張って!」
バシャバシャ
曜「そおぅりゃあ!」グオッ
バッシャーン
曜「へへへ、曜の勝ち~」
梨子「わぁ!すごいね!」
曜「へっへへ、ありがとー」
魚「苦しい」ピチピチ
曜「ごめんよ、海へお帰り」チャポン
魚「おおきに」スィー
梨子「え?逃しちゃうの?」
曜「ただ釣りを楽しむだけだからね…お魚さんには悪いけど」
梨子「そうなんだ」
曜「梨子ちゃんも釣ってみない?」
梨子「わ、私釣りした事無いし…」
曜「大丈夫だよ!私がついてるから!」
梨子「じゃあ、やってみようかな…」
曜「はいこれ」
イソメ「…」モゾモゾ
梨子「ーーーーーッ!!!?」ゾワッ
曜「これを針に刺してね」
梨子「ちょっと待って!なにそれ!」
イソメ「ひぎゃあ」ウネウネ
梨子「きゃあああああああ!!」ゾワワッ
梨子「無理無理無理無理!!」
曜「そのうち慣れるってー、 曜も最初はダメだったし」
曜「そいっ」ピュン
ポチャ
曜「はい、竿ね」スッ
梨子「あの、曜ちゃん…」
曜「なに?」
梨子「手を拭いて…」
曜「……」
梨子「……」
曜「……」
梨子「……」
曜「…だよね」フキフキ
ーーー
ーー
曜「最初からイソメは厳しい様なので、梨子ちゃんのリクエストに応えてオキアミに変更しました」
梨子「最初からそれにしてよぉ …」シクシク
曜「ごめんごめん、まさかあんなに嫌がるとは」
梨子「ちょっと、ああいうのは無理で…」
曜「オキアミなら大丈夫だよね」ブスッ
梨子「う、うん」
曜「ほいっ」ピュン
ポチャ
曜「後は、魚がかかるのを気長に待つだけだね」
曜「いつもって訳では無いかなー、気が向いたらって感じかな」
梨子「朝から来てたの?」
曜「ううん、13時くらいからだよ」
曜「朝は、7時からランニングして9時からプールでずっと泳いでた」
梨子「ランニングにプールも?すごい体動かすね」
曜「体動かすの好きなんだ!」
曜「梨子ちゃんはどう?ずっと買い物してたの?」
梨子「うん、3時間くらいずっと」
梨子「また市街に行かないとね」
曜「梨子ちゃん料理できるの?」
梨子「うん、よくお手伝いしてたから出来るようになったの」
曜「いい子だねー梨子ちゃんは、曜は料理はあまり…」
梨子「曜ちゃんだって出来るよ」
曜「食べるのなら得意だよ」
梨子「ふふ、なにそれ」
ガサ
曜「スケッチブックに色鉛筆?絵描くの好きなんだ」
梨子「そうなの、音ノ木坂にいた頃は美術部だったから自然と絵を描くのが好きになって得意になって」
曜「なるほどー、そんな感じする!」
梨子「え…」
梨子 (地味って思われてたりする…?)
曜「あ…音ノ木坂といえば」
曜「千歌ちゃんまだ諦めて無いでしょ?スクールアイドルのお誘い!」
梨子「う、うん。断り続けても諦めてくれなくて…」
梨子「いや!いや!私なんかがスクールアイドルなんて、そんな」
曜「えー、どうして?」
梨子「その、恥ずかしいし…私、地味だし……」
曜「梨子ちゃんのどこが地味なの?」
ザザーン
梨子「……へ?」
曜「オシャレだし、女の子らしいし、目もつり目で、なにより可愛いし!」
梨子 (ほ、褒め倒し……///)カァ~
梨子「でも東京には、私より可愛くてオシャレな女の子は沢山いて…」
曜「関係無い!他の子と比べちゃう必要なんて無いんだよ、梨子ちゃん!」
曜「自信持って!」ニコ
梨子 (わたな……ううん、曜ちゃんには敵わないなぁ)
梨子「……ふふっ、ありがとう」ニコ
曜「笑顔も可愛い!」
梨子「も、もういいよ!恥ずかしいから!」
曜「えー?」クスクス
梨子「曜ちゃんはどうしてスクールアイドルに?」
曜「曜も千歌ちゃんに誘われてね、楽しそうだし仕方なく入っちゃった」
曜「今のメンバーは3人、結局いつもの幼馴染3人になっちゃった」ハハハ
曜「あ、1年生の子達も入ってくれるかな」
梨子「え?もう1人いるの?」
曜「うん、曜より先に入っててね、私達よりひとつ上の果南ちゃん」
梨子「ひとつ上ってことは、先輩!」
曜「ああ大丈夫、果南ちゃんとっても優しいから!先輩というかお姉ちゃんって感じ!」
曜「果南ちゃんも梨子ちゃんに会いたいって言ってた気がする!」
梨子「気がするって」
梨子「思い出?」
曜「うん、高校生活の中でどれだけ充実した青春を送れるかなって、後悔しない3年間を送れるかなって」
曜「スクールアイドルも、千歌ちゃんがよく話してくるμ’sの様になれなくても、楽しかったスクールアイドルって思い出に残る」
梨子「青春…思い出…」
曜「まあ曜は千歌ちゃんみたいに勧誘しまくれないけど…」
曜「曜はいつでも梨子ちゃんを大歓迎だからね!」
梨子「///」
梨子「そんなこと言ってもダメですからね///」
曜「うんうん」 ニコニコ
曜「お!かかったよ梨子ちゃん!」
梨子「へ?」
バシャバシャ
梨子「あわわわっ!曜ちゃんどうしよ!」
曜「引っ張れ!引っ張れ!」
梨子「んぐぐ…意外と重い…!」グググ
曜「ほら、一緒に引っ張ってね!」ガシッ
梨子「う、うん」ググ
梨子 (曜ちゃんって力強い…一気に軽くなった)
曜「せ~のっ!」グイッ
梨子「はい!」グイッ
梨子「わぁ~~!」
魚「しまった」ピチピチ
梨子「やった!やったよ曜ちゃん!」
曜「梨子ちゃんチョベリグ!」イエーイ
梨子「古っ!」
ザザーン
梨子「ふふっ」
魚「俺もここまでか」ピチピチ
曜「あ、そうだ!」
曜「スマホスマホ…」
梨子「?」
曜「写真写真!」
梨子「へ?」
曜「記念だよ記念、はいチーズ」
梨子「…え、えへへ」
魚「ピース」
カシャ
曜 (可愛い…)
梨子「もういいのー?」
曜「いいよー!」
曜 (しばらく待ち受けにしよ……)
梨子「ふぅ……」
魚「嬢ちゃん、針とってほひい」ピチピチ
梨子「うん、曜ちゃんありがとう」
曜「どういたしまして!」エヘヘ
曜「あ、どうする?その魚」
魚「お?」
梨子「え?逃すんじゃないの?」
曜「それは私のやり方だからね~、梨子ちゃんが釣ったんだし、食べる?」
梨子「た、食べる?う~ん、それにこの魚なんていうんだろ?」
曜「そうだ!」
梨子「え?」
魚「俺ァサワラだ」
曜「港付近にお父さんの知り合いのおじさんがいるんだよ」
梨子「漁師さん?」
曜「そう!魚に詳しいからその魚もわかるよ!よーし、今から向かおう」
梨子「えっ!」
梨子「んー、ならいいかな」
港付近
曜「おじさーん!ヨーソロー!!」
おじさん「おぉ曜ちゃんか、元気かい?」
曜「うん!曜は超元気!」
おじさん「そいつはよかった、そちらのべっぴんさんは?」
曜「へへ、曜の親友!」
梨子 (バージョンアップした…!)
曜「果物の“梨”に子供の“子”で“なしこ”ちゃんね」
おじさん「いい名前じゃないか」
梨子「り・こ!なしこじゃありません!!」
曜「東京からこっちに引っ越してきたんだ」
おじさん「東京からか…まあこっちに慣れるまで時間かかると思うが、よろしくね!」
梨子「は、はい!よろしくお願いします!」
曜「ははは、固くならなくてもいいってー」
梨子「う、うん」
曜「そうそう、おじさんに聞きたい事あるんだ」
おじさん「お?なんだ」
魚「いやん」
おじさん「ほぉ、こいつは鰆(サワラ)だな」
曜「へぇ~鰆」
鰆「俺が鰆だ」
梨子「そうなんだ」
曜「美味しい?」
おじさん「ああ、めちゃくちゃ」
曜「だって、梨子ちゃん」
鰆「いいんだ嬢ちゃん…俺ァもう永く生きた。いつ死んでもおかしくない、なら嬢ちゃんの手で終われるなら…本望さ」キラキラ
梨子「鰆さん……」キラキラ
曜「え?どしたの梨子ちゃん」
おじさん「まさか食材の声を……」
おじさん「それになかなか大きいな、刺身にでもしたらどうだ?」
曜「いやいや、曜はお刺身食べれないし、梨子ちゃんの魚だし」
おじさん「ほぉ、梨子ちゃんが釣ったのか」
梨子「ふふ、夕飯代が浮いたよ」
曜「よかったね」
曜「おじさんありがとう!私達帰るね!またねー」
おじさん「おう、またね、お父さんによろしく」
梨子「ありがとうございましたー」ペコッ
曜「もうこんな時間かぁ…」テクテク
梨子「時間が経つのは早いねー」テクテク
曜「ねー……お腹すいたな」テクテク
梨子「……」テクテク
梨子 (今日は本当に楽しかった。ほんの数時間だったけど、充実してた……)
梨子 (曜ちゃんのおかげだな…ここでもやっていけそうな気がする)
梨子「曜ちゃん」
曜「ん?」
梨子「今日は、楽しかったよ!ありがとう!」
曜「うん!曜も楽しかったよ!」ニコッ
梨子「…」ドキドキ
梨子「だから…あの、その、そのー…」
曜「?」
梨子「今日そ、その、夕飯…食べに…来ませ、んか?」
曜「へ?」キョトン
梨子「………や、やっぱり今のは」
曜「いいの!?」パアアア
梨子「ふへ?」
曜「うんうん!嬉しいな!」
梨子「曜ちゃん…」
梨子「じゃあ、このまま来る?」
曜「うん!」
梨子「ふふ、こっちだよ」
テクテクテクテク
桜内家
ガチャ
梨子「ただいま」
曜「おじゃまします…」
梨子「今日、お母さんとお父さんいないから、緊張しなくてもいいよ?」
曜「あっはっは、そういえばいないんだっけ」
曜「あ、寂しかったから曜を誘ったのかー」
梨子「あはは、ちょっと違うかな」
曜「え、じゃあどうして?」
梨子「…いや、そういうことにしとく」
曜「えー」
梨子「……///」
梨子「……ふふっ、直ぐに作るからそこらへんでくつろいでて?」
曜「うん」
曜「……」ソワソワ
曜 (な、なにしよう…流石に人の家でテレビつけてゴロゴロするわけにも……)ソワソワ
曜「そうだ」
梨子「~♪」テキパキ
…キュウジュウナナ……キュウジュウハチ……
梨子「ん?」クルッ
曜「99…100…!」グイグイ
曜「腕立て100回終わり…!」
梨子 (筋トレしてる……)
ーーー
ーー
18:30
梨子「曜ちゃん、ご飯出来たよ!」
曜「はぁはぁ……おお!待ってました!」
梨子「…と、その前にシャワーでも浴びる?」
曜「え。……あ!」ダラダラ
曜「ごめん、お願いしてもいいかな?」
梨子「うん、どうぞ」ニコ
曜「あー料理冷めちゃうかな…」
梨子「大丈夫だよ、温め直せるし」
曜「そうなんだ、よかったー」ホッ
ジャーーーーーー
曜「…」ジャーー
梨子「曜ちゃん、タオルここに置いとくね」
曜「ありがとー」ジャー
曜 (筋トレを選んだのは失敗だったか)
ジャーーーーーー
梨子「うまく出来たかな?」ソワソワ
梨子「曜ちゃんの口に合わなかったらどうしよう」ソワソワ
梨子「……」
梨子「ううん、美味しく出来たよ!」
梨子「自信持って!梨子!」グッ
曜「……」フキフキ
曜「そういえば着替え持ってきてないんだよね…」フキフキ
曜「シャツは梨子ちゃんが貸してくれたけど」
曜「下着はなぁ~、流石に貸してもらうわけには…」ウーン
曜「……」
曜「…お、女の子同士だし…大丈夫、だよね」
曜 (バレないバレない)
ガチャ
曜「シャワーありがとー!」サッパリ
梨子「どういたしまして。サッパリした?」
曜「うん!それに、Tシャツも借りちゃって」
梨子「サイズが合ってよかった」
梨子「ご飯食べよ!」
曜「うん!」
曜 (よし、バレてないな)
曜「良い匂い♪」
鰆「」ホクホク
曜「あ!サワラ!」
梨子「曜ちゃんお刺身食べれないって言ってたから、ホイル焼きにしてみたの」
曜「梨子ちゃん……!」ジーン
梨子「ふふ、冷めないうちに食べて」
曜「それじゃ、いただきます」ジュル
梨子「曜ちゃん、ヨダレ」
梨子「…」ドキドキ
曜「…!」モグモグ
曜 (…っ!んなっ、口に入れた瞬間風味が一気に広がった!そして身も柔らかく、噛んだ瞬間脂が染み出してきた!なにより塩やこしょうやバターの絶妙な味付けでうま味に磨きがかかった。付けられたキノコも鰆に負けず劣らずの美味さだよ!)モグモグ
梨子「どう…かな?」
曜「梨子ちゃん…」
梨子「ん?」ドキドキ
曜「最高だよ…美味しい!」ホロホロ
梨子 (泣くほどに…)
梨子「ほんとに?よかった!」ニコニコ
梨子「私はいいよ、昼の残りのチャーハンあるし」
曜「美味しい物は誰かと分け合って食べるともっと美味しいんだよ。チャーハンも食べたいな」ニコ
曜「はい、あーん」スッ
梨子「じ、自分で食べれるからぁ!」
曜「一度出した腕を引っ込める訳にはいかないねぇ」
梨子「もう…はむ」
梨子「んぐ……あ、美味しい…!」
梨子「うん、ここまで美味しいなんて」
曜「自分で獲って調理したものは美味しいよね!」
曜「それじゃあ、チャーハンを」
梨子「はい、どうぞ」コトッ
曜「食べさせて?」アーン
梨子「ええ!?いや、私は」
曜「えー、曜はあーんしたのになぁ」
梨子「う……仕方ないなぁ」
梨子「はい、あーん///」スッ
曜「あむっ」
オイシーエヘヘ
ワイワイカチャカチャ
曜「今日はありがとうね」
梨子「ううん、こちらこそ」
梨子「……あ、あのまた食べに」
曜「梨子ちゃん、また食べに来てもいいかな?」
梨子「へ?」
曜「曜の大好物はハンバーグね!よろしく!」
梨子「…うん!」ニコ
曜「それじゃ、おじゃましまし…」
ガチャ
ザーーーーーーザーーーーーー
曜「…た」
曜「…」
梨子「あ、雨」
曜「…ハッ」
~~~~~~~ 回想 ~~~~~~~~~
曜「雲が怪しいな、夜から雨が降りそう……」
~~~~~~ 回想おわり ~~~~~~~~
曜「雨の事忘れてた…!」
梨子「傘貸して……意味ないか、こんな横殴りの大雨…」
曜「…いや、猛ダッシュならイケるかも?」
梨子「え、やめといたほうが…」
曜「ううん、イケる。梨子ちゃん傘貸して貰ってもいい?必ず返すから」
曜「大丈夫、ありがとう!」
曜「渡辺曜!行きます!全速前進ヨーソロー!!」ダッ
ザーーーーーーザーーーーーー
バシャバシャバシャ…
…バシャバシャバシャ
リコチャーーン!!
梨子「あ、戻ってきた」
曜「はぁはぁ…」ビッショリ
梨子「だから言ったのに…傘壊れてる…」
曜「ご、ごめんなさい……傘、買って返します」
曜「うぅ、お願いします」
曜「失敗失敗…」テクテク
梨子「…」
梨子 (!?)
梨子 (え!?曜ちゃんノーブラだった!?よく見てなかった!)
梨子 (いや、いや気のせいだよね…)
曜「ふぅ」
梨子「お風呂また入らなきゃね」
曜「面目ない…」
梨子「もう、気にしないで?」
曜「あ、お詫びとして一緒にお風呂入ってあげるよ」
梨子「なんのお詫び!?」
曜「梨子ちゃんまだお風呂入ってないし、曜も入るから、背中流そうと」
梨子「そんなサービスいいから!恥ずかしいから!」
梨子「私、スクールアイドルまだ入ってもないんだけど…」
曜「却下か…」
梨子「とりあえず私先に入るから!曜ちゃんは筋トレでもしてて!」
ガララ…バタン!
曜「……今日の筋トレは終わったんだけどなぁ」
チャポーン
ジャーーーーーー
梨子「ふぅ~、シャワーが気持ちいい…」
梨子 (やっぱりお風呂はいいなぁ)
ジャーーーーーー
梨子「今日は市街まで出掛けたし汗掻いちゃった」
曜「なら私が洗い流してあげるよ」
梨子「ほんとに?お願い………って!」
梨子「なんでいるの!?///」
梨子「…ん?」
曜「私が諦めると思った?」
梨子「諦めてよ!」
曜「ここ内浦では、年に30回は仲が良い人の背中を流すという風習があるんだよ」ジャーーーー
梨子「え?そうなの?」
曜「嘘だよ」ジャーーーーーー
梨子「曜ちゃん!!」
梨子「もう…」
ジャーーーーーー
曜「痒いところはありませんかー?」ゴシゴシ
梨子「うん…丁度いいかも」
曜「~♪」ゴシゴシ
梨子「……///」
曜「サッパリしたー」フキフキ
梨子「うん、そうだね…」ポカポカ
曜「もう20時か、曜はもう寝てる時間だなー」
梨子「へぇ、早いね」
曜「疲れて寝落ちしちゃうんだ、えへへ」
梨子「そっか、ランニングにプールに筋トレだもんね」
梨子「私も今日はもう寝ようかな」
曜「えーいいよ、いつもの梨子ちゃんに合わせるよ」ニコ
曜「うん。梨子ちゃんはこの時間なにをしてるの?」
梨子「いろいろだよ」
梨子の部屋
曜「梨子ちゃんの部屋!すっごく女の子の部屋!」
梨子「そ、そうかな?」
曜「うんうん、綺麗だし良い匂いするし!」
梨子「朝ファ○ブリーズしただけなんだけどね」
梨子「うん、幼い頃から…ずっと」
曜「なにか弾いて欲しいな。聴きたいな、ピアノ」
梨子「え?いいよ」
梨子「うーん曜ちゃん曲なにかわかる?」
曜「ううん、わかんない。でもまったりしたのがいいな」
梨子「ふふ、了解です」
チャラララ~チャラララ~♪
ポロンポロン♪
曜 (…ん?これは、梨子ちゃんの描いた絵?)
ペラ
曜 (わあ、すっごく綺麗な絵…さすが元美術部)
ペラ
曜 (あ、これは内浦の海かな。おぉ~、とっても繊細な)
曜 (リアルな絵の海に吸い込まれそうな、飛び込んでしまいそうな…綺麗な絵……)ウットリ
梨子「~♪」
ポロンポロン♪
曜「……」
曜 (あれ、瞼が………)
ーーー
ーー
チャン♪
梨子「ふぅ……あれ?」
曜「zzz」スヤスヤ
梨子「……ふふっ、眠っちゃったか」
梨子「あら、私の絵…」
曜「あわっ」ガバッ
梨子「あれ、寝ててよかったのに」
曜「いやぁ梨子ちゃんのベッドだし…」
曜「心地いい音色と繊細な絵に引き込まれて、いつの間にか眠っちゃった」
梨子「ふふ、ありがとう」
梨子「もう、寝よっか」
曜「うん…」
曜「よーし!一緒に寝よう!」
梨子「ええ!?」
曜「お泊りと言ったらこれでしょ!」パチパチ
梨子「ちょ、ちょっと待って曜ちゃん!」
曜「あー、また恥ずかしがってるんでしょ」
梨子「その、友達と寝るなんて修学旅行以来だし…///」
曜「今のうちに慣れておこうよ、ね?」
曜「恥ずかしがることなんてないのに」
梨子 (2人きりだと……なんだろう)
梨子「電気消すね」
曜「うん」
パチッ
曜「今日は楽しかったなー」
梨子「うん、私も」モソモソ
曜「これからの毎日がもっと楽しみになってきたよ」
梨子「ふふっ、私もだよ。ありがとう曜ちゃん」
曜「うんうん」
曜「ねぇ梨子ちゃん……」
梨子「なに?」
梨子「いやー、その、あの、私はいつもこういう体勢なんだー」
曜「へぇー、そうなんだー」
梨子「そうそう、おやすみ」
曜「…」モソモソ
ガシッ
こちょ…こちょこちょこちょ
梨子「ひぃっ…!?」ゾッ
こちょこちょこちょこちょこちょこちょ!
梨子「ひゃっ!…ひゃははははは!あははは!……よ、曜ちゃ…ん!?」ビクッ
梨子「ひゃあんっ!ちょ…とやめひゃはは!んあん!」ビクビク
曜「曜ちゃんのくすぐりで恥ずかしさなんて無くしてやる!こっちを向けぃ!」コチョコチョ
梨子「ひゃははっ!ひゃんっ!や…めひゃん!」ビクビク
曜「あ、おへそが弱いんだね」コショコショコショ
梨子「きゃっ!んぁん…!んあっひゃん!ちょ、いい加減に……」ビクビク
曜「参ったかー!」コチョコチョ
曜「お、こっち向いた」
梨子「いい加減に…しなさーーい!」バッ
ガシッ
こちょこちょこちょこちょ!
曜「んあっ!?」ビクッ
梨子「もう!お返し!」コチョコチョ
曜「あはははっ!ちょ、梨子ちゃんっ!苦し…あはは!」
梨子「ん?…へぇ、あごの下が弱いんだね?」コショコショコショ
曜「ひぃんっ!?んあっ!」ビクビク
曜「んひぃ…!あははは、はははは!」ビクビク
曜「ひぃひぃ…っと、負け…ないよ!」ガシッ
こちょこちょこちょ!
梨子「ひゃうっ!」ビクッ
曜「んふふ、曜に勝てると思ったかな?」コチョコチョ
梨子「ひゃあはははっ!も、もう!」ビクビク
バッ
こちょこちょこちょこちょこちょ!
曜「ひぅっ!」ビクッ
曜「お、おりゃ!」コショコショコショ
梨子「んあっん!な、曜ちゃん」コチョコチョ
曜「んははっ!ん、負けたのは…ひうっ、梨子ちゃんだよ!」コショコショコショ
梨子「負けひゃっ、ひゃはは、ん!負けてなんか…ありません!」コチョコチョ
曜「ていうか!あははっ梨子ちゃんっが、こっち向いた時点で!んぁ!…負けだよ!」コショコショコショ
梨子「で、でも!ひゃはんっ!その後曜ちゃんもくすぐられて、はははっ!笑ってたでしょ!」コチョコチョ
梨子「ひゃっ、最初にくすぐって、ん、来たのは…曜ちゃんでしょ!」コチョコチョ
曜「んんっ!でも、負けなのは…ん、梨子ちゃんだから、…諦めて!」コショコショコショ
梨子「んぅ!諦め…ひゃん、ません!」コチョコチョ
曜「なんでよ!」コショコショコショ
梨子「なんでも!」コチョコチョ
ワーワーコチョコショ
キャーヒャーヤイノヤイノ
ーー
ーーー
ーーーー
ーーー
ーー
21:30
曜「はぁはぁ……」グテー
梨子「はぁ、はぁ、」グテー
曜「あっつい…」
梨子「やり過ぎたね…」
曜「何してたのかな、私達は」ハァハァ
梨子「…くすぐりあってた」ハァハァ
曜「結果は……引き分け?」ハァハァ
梨子「…そうね」ハァハァ
曜「そう…だね」ドテッ
梨子「……」
梨子「……曜ちゃん?」
曜「zzz」スヤスヤ
梨子「疲れて寝ちゃったか…」ニコ
梨子「私も寝よっ」モソモソ
梨子 (あ、向き合って寝ると…安心して眠れるかも…)
梨子 (これからよろしくね、曜ちゃん)ニコ
梨子「おやすみなさい」
梨子 (そういえば)
梨子 (気のせいじゃなかった)
梨子 (曜ちゃん…ノーブラだった……)
ーーー
ーー
7月13日
12:30 練習
梨子「……」
梨子 (……懐かしい事、思い出しちゃった)
梨子 (あの日からもう2ヶ月かぁ…)
ハイ!ハイ!ワンツーワンツー!
梨子 (個性的な人達でいっぱいだけど、みんなで力を合わせて曲や衣装を作ったりして安定してスクールアイドルをやっていけてる)
梨子 (そして目標は、目指すはもちろんラブライブ優勝!……なんて千歌ちゃんは言ってるけど、まずは地区予選を突破することが今の目標。でも不思議と私達なら行けそうな気もする)
梨子 (スクールアイドルの憧れμ’sに、どれだけ近づけるかな?)
『えー…』
果南「ほらほら、走ったら休憩だから」
タッタッタッタッタッタッタッ…
休憩
梨子「はぁはぁ…疲れた、水…」ハァハァ
梨子「んーー……あれ、もう飲んじゃったんだ…」ハァハァ
「ほい、どうぞ」
梨子「ん?……曜ちゃん」
梨子「ほんとに?ありがとう!」
曜「うん」ニコ
梨子「…んく、んく」コクコク
千歌「あー、間接キスだー」ヒョコ
梨子「んぐっ!?」ブーーーーー!!
梨子「ごほっ、ごほっ」
千歌「あ、もったいない…」
曜「あ…ごめん、ちゃんと口の所拭いとけばよかったね…」
梨子「い、いや!違うの曜ちゃん!大丈夫だから!」
千歌「梨子ちゃん…水分は大切にしないと…」
梨子「ち、千歌ちゃんが変な事言うから!」
曜「うん、今度から気をつけるね…あはは」
梨子「ちょ、曜ちゃん!……見て!」
曜「?」
千歌「?」
梨子「んくんく……ぷはっ」
梨子「ほら!全部飲んだよ!」
梨子「…あ!ご、ごめん曜ちゃん!」
曜「クスッ、あははっ!なんてね、大丈夫だよ」
梨子「うぅ…」
梨子「私、新しいの買ってくるね」
曜「あ、曜も買いに行くよ」
梨子「え、でも」
曜「からかってごめんね、一緒に行こ」
千歌「はーい!千歌はアク○エリアス!」
ようりこ「自分で買いなさい!」
千歌「ちぇーっ」
千歌「3人で買いに行こー!レツゴー!」タッタッタッ
曜「ヨーソロー!」タッタッタッ
梨子「…ふふっ、待ってー!2人ともー!」タッタッ
梨子 (私は、毎日が充実しています!)
梨子 (今が最高!)
ご愛読ありがとうございました
基本G’sの設定を使いますた
ようりこ分アニメでも来て欲しいわ
このままでは対立要素ばかりで苦しい
良かったらまたようりこ書いてください
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