【ラブライブ!】亜里沙「海未さんと登山です♪」
- 2020.04.18
- SS

亜里沙「どうしよう…迷子になっちゃった」
亜里沙「明日、海未さんと山に行くんだ♪」
亜里沙「荷物は鞄に入れたし、後は明日の朝に飲み物とか入れれば大丈夫だよね」
亜里沙「…」ソワソワ
亜里沙「なんか眠れなくなってきちゃった」
亜里沙「お茶飲んでこようっと」
亜里沙「ちょっと眠れなくて…」
絵里「そんなに海未と遊ぶのが楽しみなの?」
亜里沙「そ…そんな事ないよ…」
絵里「ふ~ん…私と出かける時はそんな事ないのに…」
絵里「それだけ海未の事が大好きなのね」
亜里沙「お姉ちゃん!!」プンプン
絵里「朝早いんでしょ?」
亜里沙「…」ムスッ
絵里「あらあら、そんな顔で海未と会うつもりなの?」
亜里沙「」プイ
絵里「海未がそんな顔見たらどう思うかしらね」
亜里沙「そ…それは…」
亜里沙「お…お姉ちゃん…///」
絵里「ほら、笑って」
亜里沙「こ…こう?」ニコッ
絵里「いい笑顔よ。そうしてる方が海未も喜ぶわ」フフッ
亜里沙「…ありがとう、お姉ちゃん」
絵里「いいのよ、明日は楽しんでおいで」
ピピピピピピ
亜里沙「ふわぁ…もう朝?」
亜里沙「…」
亜里沙「って二度寝しちゃダメ!」
亜里沙「時間通りに起きられたし…頑張ろう!」
亜里沙「お姉ちゃん、起こしちゃった?」
絵里「たまたま目が覚めただけだから気にしなくていいわ…あら?」
絵里「随分美味しそうなお弁当ね」
亜里沙「そうかな…?」
絵里「だって、海未の好きなものも入ってるし」
絵里「なによりも亜里沙が海未のために愛情込めて作ったって事が大事よね」
亜里沙「お…お姉ちゃん…//」
亜里沙「あっ、そろそろ行くね」
亜里沙「それと…はい!」
絵里「これは、私の分?」
亜里沙「うん!」
絵里「ありがとう、亜里沙」
亜里沙「今日はお休みなのに学校なんでしょ?頑張ってね!」
絵里「ええ、頑張るわ!!」
亜里沙「じゃあ行ってきます!!」
絵里「いってらっしゃい、気を付けてね」
絵里「…私も準備始めないとね」
亜里沙「海未さんまだかな?」ソワソワ
亜里沙「30分前に来るのはちょっと早かったかも」
亜里沙「ちゃんと服も買ってトレッキングシューズ履いてきたし」
亜里沙「髪型も…きっと大丈夫!」
亜里沙「後は…忘れ物もないし、海未さんを待つだけだよね」
亜里沙「えへへ…早く来ないかなぁ」
亜里沙「お…おはようございます!」
海未「待たせてしまいましたか?」
亜里沙「私もさっき来たところなので大丈夫です!」
海未「なら良かったです」フフッ
亜里沙(海未さん荷物多いなぁ…何持ってきてるのかな?)
海未「どうかしましたか?」
海未「これですか?」
亜里沙「私、持ち物少ないでしょうか…?」
海未「亜里沙はそれで大丈夫ですよ」
亜里沙「で…でも…」
海未「これは、亜里沙に何かあったとき用に応急処置用の道具が入っているだけですので」
海未「気にしなくて大丈夫ですよ」
亜里沙「わ…分かりました…」
海未(亜里沙に何かあってはいけませんし、それに万が一があれば絵里に合わせる顔がありません…)
海未(それに、今日はテンションを上げすぎないようにしないといけませんね)
海未(穂乃果やことりみたいに不快な思いをさせてはいけませんし…)
亜里沙「はい!」
亜里沙「そういえば今日行く山は…」
海未「電車で一時間ぐらいのところにある山ですね」
海未「初心者用のコースもあるのでゆっくり景色を楽しみながら登れますよ」
亜里沙「そうですか…良かった」
海未「それに重ね着で気温や体温の変化に対応できるのもいい選択ですね」
海未「自分で調べたのですか?」
亜里沙「雑誌読んで調べました!」
亜里沙「初心者特集って見出しの本があって買ってみました」
海未「亜里沙もあの雑誌を読んだのですね」
亜里沙「という事は海未さんも?」
海未「あの雑誌は私が定期的に買ってる雑誌ですので」
亜里沙(海未さんとおそろい…えへへ…)
海未「あの記事は写真付きで分かりやすかったですね」
海未「それに、本を読んだ後に実践することは大事ですよ」
亜里沙「はい!」
海未「亜里沙にとても似合っていますよ」
亜里沙「ほ…本当ですか!?」
海未「ええ」
亜里沙(海未さんに褒められちゃった…///)
亜里沙(どうしよう…顔が熱くなってきちゃった…)
亜里沙「ななななんでもないです!」
海未「そうですか?」
海未「そろそろ電車着たみたいですし、乗りましょうか」
亜里沙「は…はい!」
亜里沙「はい…」
海未「電車も空いてますし、ゆっくりしましょうか」
亜里沙「そうですね…ふわぁ…」
海未「ふふっ」
海未「目的の駅まで時間があるので、今のうちに寝てもいいですよ」
亜里沙「そ…その…すみません…」
海未「着いたら起こしますので」
亜里沙「ありがとうございます…」
海未「あら?本当に寝てしまいましたね」
海未「亜里沙は絵里とは違ってなんというか…かわいらしいですよね」
海未「絵里は美人で容姿端麗という言葉が似合いますが」
海未「亜里沙はなんというか愛らしいという感じで…」
海未「絵里が亜里沙の事を可愛がるのも分かりますね」
海未「私に亜里沙みたいな妹がいたら毎日可愛がってしまいそうです」
海未「それに、亜里沙の寝顔を見ていると私も眠くなってしまいました…」
海未「降りる駅は終点なので車掌さんが起こしてくれるでしょうし…私も…」
亜里沙「肩に何か…って」
亜里沙「ううううう海未さん!?」
亜里沙「顔が…近い…」ドキドキドキドキ
亜里沙「そ…それに…海未さんの髪いい匂い…」
亜里沙「どうしよう…」
亜里沙「ってそんな事考えてるじゃないよ!」
亜里沙「このままにしてあげた方がいいのかなぁ?」
海未「…」スースー
亜里沙「…うん!私も一緒に寝よ!」
亜里沙「ドキドキして寝られないかもしれないけど…」
海未「あら?次は終点ですか」
亜里沙「…」
海未「亜里沙、次で降りますよ」
亜里沙「…はい」
亜里沙(結局寝られなかった…でも良かった♪)
亜里沙(海未さん、感動するぐらい嬉しいんだ…それなら)
亜里沙「さあ、行きましょう!」
海未「亜里沙、まだ早いですよ」
亜里沙「え?」
海未「登るのはストレッチして体をほぐしてからです」
亜里沙「そ…そうですね。本にも書いてありましたし」
海未「時間はたっぷりあるので焦らず行きましょう!」
亜里沙「はい!」
亜里沙「はい!」
海未「ここの山頂には食堂があって、ご飯がとてもおいしいんですよ」
亜里沙「え…」
海未「私、とても楽しみなんです」
亜里沙「あ…あの…その…」
亜里沙「私、お弁当作って来たので…よかったら」
海未「本当ですか?」
亜里沙「はい!」
亜里沙「で…でも、海未さんが食堂で食べたいなら…その…」
海未「そんなことありませんよ」
亜里沙「え?」
海未「亜里沙が早起きして作ってくれたお弁当ですし」
海未「山頂での楽しみが一つ増えましたね」フフッ
亜里沙「海未さん…///」
亜里沙「でも、私疲れてませんよ?」
海未「急ぐわけでもありませんし、こまめに休憩をとりながら自然を楽しみつつ行きましょう」
亜里沙「そうですね…あっ」
海未「どうかしましたか?」
海未「本当ですね」
亜里沙「かわいい…」
海未「色々な発見もありますし、登山は登るだけではなく動物を見つけたりと色々な楽しみ方がありますよ」
亜里沙「そうですね!」
海未「本当ですね」
亜里沙「他にはどんな動物がいますか?」
海未「夜行性の動物が多いので見つける事は難しいと思いますが」
海未「ムササビやタヌキなどかいるみたいですね」
亜里沙「会ってみたいなぁ」
亜里沙「本当ですか!?」
海未「私は見たことありませんが、見つかるといいですね」
亜里沙「はい!」
亜里沙「~♪」
亜里沙「いないかなぁ…きゃっ!?」
亜里沙「ご…ごめんなさい…」
海未「上見てると足元がおろそかになってしまうので」
亜里沙「は…はい気を付けます…」
海未「ええ、それと…」
亜里沙「?」
海未「離れてもらっても…いいですか?」
亜里沙「あっ…ごめんなさい!!」
亜里沙(海未さんに抱きついちゃった…///)
亜里沙(ムササビの巣は見つけられなかったけど)
亜里沙(今日は海未さんと密着する機会が多くて…///)
海未「そうですね、帰りはこれを使ってもいいかもしれませんね」
海未「山頂で一息つくと疲れが出てくると思いますし、下りは思ったよりも疲労がたまりますから」
海未「それにロープウェイからみる景色もいいものですよ」
亜里沙「わかりました」
亜里沙「少し疲れてきたかもしれません…」
海未「休憩しますか?」
亜里沙「山頂まであと3分みたいですし頑張ります!」
海未「わかりました、無理しないように頑張りましょう!」
亜里沙「はい!」
海未「亜里沙、あっちに展望台があるので行きましょう」
亜里沙「はい!」
亜里沙「綺麗…」
海未「そうですね…」
亜里沙「こんな高いところまで歩いて登って来たんですね」
海未「よく頑張りましたね、亜里沙」
亜里沙「はい!」
海未「そろそろご飯にしましょうか?」クスッ
亜里沙「は…はい…///」
海未「ベンチがあるのであちらに行きましょうか」
海未「それではいただきますね」
海未「これは…炒飯ですね」
亜里沙「その…好きって聞いたので…」モジモジ
海未「わざわざありがとうございます…とてもおいしいです!」
亜里沙「ほ…本当ですか!?」
海未「他のおかずもおいしいですし…亜里沙は料理上手ですね」
亜里沙「えへへ…ありがとうございます」
海未「一息ついてから降りましょうか…あら?」
絵里「お疲れ様、二人とも」
亜里沙「お…お姉ちゃん!?」
海未「な…なぜ絵里が?」
絵里「亜里沙が心配で来ちゃった♪」
亜里沙「そんなことしなくても大丈夫なのに…」
絵里「昨日楽しみで眠れなくて困ってたのに?」
亜里沙「お…お姉ちゃん!」
絵里「そうよ、それと亜里沙」
亜里沙「何?」
絵里「お弁当とてもおいしかったわ」
亜里沙「そ…そう?良かった」
亜里沙「うん!」
絵里「私もやってみようかしら」
亜里沙「お姉ちゃんも?」
絵里「ええ、こんな景色が見られるなら楽しいでしょうし」
絵里「なにより亜里沙が楽しそうだからね」
亜里沙「本当?」
絵里「今度は3人で行きたいわね、海未」
絵里「ええ、当然じゃない」
絵里(亜里沙がいれば暴走しないみたいだし)
絵里(穂乃果とことりが話してたようにはならなかったみたいだからね)
海未「絵里…ありがとうございます!」ウルウル
海未「これから二人で山ガールユニットを結成しましょう!」
絵里(そ…それはちょっと困るけど…)
海未「来年、学院で待ってますから」
海未「その時に結成しましょう!」
亜里沙「はい!よろしくお願いします!!」
亜里沙(二人で…ユニット…やった!)
絵里(なんか…結成はしたくないけど…妬けちゃうわね…)
海未「え…絵里!?いきなり腕を組まないでください!」
絵里「もっと近くに寄って、景色がちゃんと映らないから」
海未「いくらなんでも近すぎです!」
亜里沙「…」プクー
絵里(亜里沙ったらすねちゃって…かわいいんだから)
亜里沙「いいの?」
海未「そ…その…」
絵里「いやとは言わせないわよ、海未♪」
海未「全く…亜里沙もいいですよ」ニコッ
亜里沙「じゃ…じゃあ失礼します」ギュッ
絵里「亜里沙の事は直ぐ受け入れるのね」プイ
海未「そ…そういうわけでは…」
海未「そ…そんなことありません!」
絵里「冗談よ。亜里沙、準備はいい?」
亜里沙「大丈夫!」
絵里「じゃあ撮るわよ!」
カシャ
亜里沙「海未さんとお姉ちゃんと撮った写真、景色も綺麗に写ってるし、今日は楽しかったなぁ」
亜里沙「今度は雪穂も一緒に来られたらいいな♪」
おわり
うみあり推しなので、この人のSSは尊敬する
次回作も期待してるチカ
もっと沢山の人にうみありの素晴らしさに気づいて貰いたいな
ありうみはいいぞ
素晴らしいな
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