【ラブライブ!】ダイヤ「夢には行動とその質が伴わなくてはなりません」千歌「わかりました」
- 2020.04.19
- SS

ダイヤ「これは何ですの」
千歌「タイムマシーンです」
ダイヤ「え??」
千歌「じゃあ行ってきまーす」
ダイヤ「待ちなさい!」
ダイヤ「いつに行くつもりですの」
千歌「えと、1年ちょっと前に」
ダイヤ「……高校時代のμ’sに会って教えを乞うのでは」
千歌「ないです」
ダイヤ「1年ちょっと前のμ’sに教えを乞うのですね!」
千歌「違います」
千歌「落ち込んでる」
ダイヤ「……では何を」
千歌「私は過去に行きます」
千歌「果南ちゃんと同じクラスになるために!」
ダイヤ「そっちか────」
ダイヤ「鞠莉さんいつの間に!」
鞠莉「『興味があるわねぇ』の辺りからかしら」
ダイヤ「今来たんじゃありませんの!」
鞠莉「何の話か教えてプリーズ」
ダイヤ「鞠莉さんいつの間に!」
ダイヤ「じゃなくて、何を考えてますの」
鞠莉「このマリーもタイムマシーンに乗るわ」
ダイヤ「1年ちょっと前で何を」
鞠莉「いいえ、私が行くのは1年後」
鞠莉「1年後の世界で、果南の後輩になって愛でてもらうのよ!」
ダイヤ「」
鞠莉「うふふ」
ダイヤ「」
鞠莉「ダイヤ」
ダイヤ「……」
ダイヤ「うふふ」
鞠莉「ダイヤ!」
鞠莉「ホワット」
千歌「これエネルギー片道分しかないんですよ」
ダイヤ「なんですって」
千歌「溜めるの相当かかるんですよね」
ダイヤ「その片道分というのまでにどれくらいかかりましたの……?」
千歌「1年ちょっとですかね」
鞠莉「oh、ロング」
ダイヤ「スレタイで初めて奮起したのかと思ったら随分前から進めてましたのね……」
鞠莉「行けるエージはオンリーワン」
ダイヤ「……」
千歌「……」
ダイヤ「来なさい」
千歌「構えた」
ダイヤ「勝った方の好きな時代へ行くということでいいですわよね」
千歌「製作者優先って発想は無いんですね……」
ダイヤ「勝って鞠莉さんと共に1年後へ行きますわ!」
鞠莉「ready fight」
千歌「うおおおおおおおおおおおお」
ダイヤ「ですわああああああああああ」
バチバチバチ
・
・
・
灰「3年分くらい動いた気がしますわ」
灰「はい……」
灰「あなたの執念、思い知りましたわ」
灰「え、じゃあ」
灰「わたくしの負けです」
灰「よくよく考えたらわたくしには片道きりで1年ちょっと帰れなくても構わない覚悟はありませんし」
灰「ダイヤさん……!」
鞠莉「nice!今の闘いのエネルギーで2往復分溜まったわ!」
灰灰「えっ」
鞠莉「ワーオ、シャイニー!」
鞠莉「ダーーーッシュ!」
鞠莉「あまり変わってない……」シュン
ダイヤ「そりゃそうです」
ダイヤ「当然学校には1年ちょっと前のあなたも来るんですのよね」
ダイヤ「大丈夫ですの?」
千歌「私この頃ずっと家でタイムマシーン作りに没頭してたはずなんで当分は」
千歌「まあ学校来る日を見計らって消せば大丈夫です」
鞠莉「今ブッソウなwordが聞こえた気が」
千歌「大丈夫です」
ダイヤ「わたくし達はこれから2年ちょっと後に行きますけど、まあ頑張って」
千歌「はい」
??「……」ヒョコ
2年工藤「工藤です」
2年黒澤「黒澤です」
2年佐藤「佐藤です」
2年鈴木「鈴木です」
2年高海「高海です」
2年田中「田中です」
2年松浦「松浦です」
2年松浦「は?」
2年高海「やっほー果南ちゃん」
2年果南「千歌ちゃん!」
千歌「ふふん、飛び級なのだ」
2年果南「へえ、すごいんだ」
2年黒澤「なに納得してますの」
千歌「そうだねえ……ん?」
1年千歌「果南ちゃーん」タタタ
千歌「波ァーーーーーーー!!」ドン
1年千歌「あーーーーーーーー!?」
千歌(危なかった)
千歌(そういえばこの頃は作り終わったタイムマシーンのエネルギー充填に入ってて付きっきりになる必要なかったんだった)
2年果南「千歌ちゃん?今の子は」
千歌「試し打ちだよ」
ダイヤ「ええ……私達の時代から1年経ったらそりゃ果南さん卒業してますわよ」
鞠莉「まあ大学生の果南の胸揉めただけよしとしようじゃない」
ダイヤ「立派でしたわね」
ダイヤ「一応千歌さんのいるこの時代に戻って来ましたが」
ダイヤ「千歌さん本当にここに残るつもりなんでしょうか」
??「よいしょ、よいしょ」
鞠莉「?」
??「ひゃ!見つかった」
ダイヤ「タイムマシーンによじ登るあの姿は!」
??「バレては仕方ないわね」
善子「ヨハネ降臨」
ダイヤ「善子さん!あなたこっちに来てましたの」
鞠莉「いいえダイヤ、あれはこの時代の善子ちゃんね」
中3善子「わ、私を知ってるの!?」
中3善子「たまたま通りかかったら突然現れた機械から人が降りてきて、1年ちょっと後がどうだの言い出すじゃない」
中3善子「その上また消えたり現れたり。ヨハネは確信したわ」
中3善子「これがタイムマシーンなら利用しない手はない!て訳で頂いてくわ」
ダイヤ「何が目的で……ってまあ大体予想つきますが」
中3善子「う、うるさい!過去の私にだけでもヨハネを忘れさせるんだ!」
鞠莉「やっぱり」
ダイヤ「今のあなたが抜け出せてない辺りは本当に同情しますわ」
ダイヤ「とにかく待ちなさい!そのマシーンのエネルギーは」
中3善子「スイッチ堕天」ポチ
鞠莉「行っちゃった」
千歌「えへへひふふふ」
2年果南「これならもうおやつの大きい方譲る必要もないなー」
千歌「え?」
千歌「ああああああああああああ!!」
2年果南「え!?」
千歌「しまったああああああああああ」
2年果南「いや冗だ」
千歌「いやだああああああああああ」ダッ
2年果南「千歌ちゃーん!?」
ダイヤ「千歌さん!?」
千歌「帰る!」
ダイヤ「な、何故」
千歌「おやつ!」
ダイヤ「な!」
ダイヤ「あなたの覚悟はそんなものでしたの!?」
千歌「ふええごめんなさ、あれタイムマシーンは」
ダイヤ「ギクリ話を逸らさない!」
鞠莉「(↑マシーンが無くなったとは口が裂けても言えない)」
ダイヤ「あなたもでしょう!」
千歌「は?無くなったんですか」
ダイヤ(終わった)
おわり
ダイヤ「ごめんなさい」
千歌「土下座」
ダイヤ「申し訳ございません」
千歌「肘から掌までを床につけて両手の人差し指と親指でできた三角形の真上に鼻を据えたその体勢は土下座ではなく合手礼という座礼の一種です。土下座をしてください」
ダイヤ(見抜かれている……くそおっ)
鞠莉「変に意地張るから」
ダイヤ「ま、待って下さい、この時代のタイムマシーンは」
千歌「今から充填1年ちょっとです」
ダイヤ「ああ……」
・
・
中3善子「ヨハネのお蔭で中学生活は台無し、あと一年も耐えられる気がしない」
中3善子「タイムマシーンとはいいものを手にいれたわ、この時代でしっかり矯正を……ん?」
中1善子「天より追放されしうんたらかんたら」
中1善子「堕天使がうんたらかんたら」
聴衆「ええ……」
中3善子「屋上で早速やってるううう」
中1善子「ひい、何よあなた」
中3善子「未来のあなた、津島善子よ」
中1善子「マジで!?な、何言ってるの」
中1善子「私はこれまでもこれからも堕天使ヨハネよ」
中3善子「ええい、現実を見ろこの」グイグイ
中1善子「ああ、闇の衣を!」
中3善子「目が覚めたのね善子!」
中1善子「これはヨハネの存在をかけた試練!偽りの未来を騙られようが私は決して騙されないわ!」
中3善子「あああああ余計オカルトを信じ込む羽目にいいい」
中3善子「これで元の時代に」
《エネルギー切れ、転移可能まで34560000秒》
中3善子「」
中3善子「……」チラ
中1善子「……」
・
・
<出来ました
<これは何ですの
<タイムマシーンです
<え??
<じゃあ行ってきまーす
<待ちなさい!
「……」
佐藤「なにか用事?」
「い、いや、何でも」
田中「帰ろう、早く早く」
千歌「うん」
おわり
工藤「ふたりの堕天使キャラのニコ生が最近すごく人気らしいよ」
鈴木「姉妹みたいにそっくりで息ぴったりなんだって」
千歌「へ、へえ」おわり
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