【ラブライブ!】ことり「ことりのほうが大人なのっ!」海未「こどもです」
- 2020.04.20
- SS

海未「…」カキカキ
ことり「はぁ、やっとレポート終わったよぉ」ゴロンッ
海未「…」カキカキ
ことり「…」ジーッ
海未「…」カキカキ
ことり「ねぇー海未ちゃーん」
海未「はーいなんですか」カキカキ
ことり「ことりはたった今暇になりましたー」ツンツン
海未「…」カキカキ
海未「…」カキカキ
ことり「むぅ」ムスッ
海未 ナデナデ
ことり「ん」
海未 ポンポン
ことり「えへへー」ゴロゴロ
海未「…」カキカキ
ことり「もっとぉ」グイグイ
海未「…」カキカキ
海未「よしっ!」パタンッ
ことり「終わったの?」
海未「ええ、ここまでやればいいでしょう」
ことり「全部終わってないの?」
海未「ほぼ終わったようなものです」ゴロンッ
ことり「あー中途半端だめなんだー」ゴロゴロ
海未「…」ムニッ
ことり「うにゃ」
ことり「いひゃいいひゃいー」
海未「反省しました?」
ことり「…」
海未「ん?」
ことり「してないよーだ!」チョップ
海未「いたっ!」
ことり「あはは、マッハ3のことりチョップは無敵なのです」
海未「このぉ!」ムギュゥゥゥ
ことり「うわああああやめてえええええ!あはははは!!」
ことり「あははははは体潰されちゃうよぉぉお!」
海未「ことりなんて私の手にかかればプチッっですよ」
ことり「その虫でも潰すかのような表現やだぁ」
海未「どうですか、これで反省しました?」
ことり「…」
ピトッ
海未「ん?」
ことり「このおおおおおおおお!!!!」ギュウウゥゥゥゥ
海未「んーんーんー!」ジタバタ
ことり「ふふふっ甘い、甘いよ、ことりに勝てると思ったら大間違いだよ海未ちゃん」ギュゥゥウ
海未「んーーんー!」ジタバタ
ことり「?」
海未「フモフモフモ!」トントン
ことり「あ、ごめん、窒息しちゃうね」パッ
海未「っはぁ…はぁ…」
ことり「ご、ごめんね海未ちゃん、平気?」
ことり「あはは…ちょっと思いっきりやりすぎちゃった」
海未「柔らかでいい香りでしたが」ボソッ
ペシッ
海未「いたっ」
ことり「海未ちゃんの変態!」
海未「ふふっ、あなたから押しつけといてそれはないでしょ」
ことり「なんだとぉ」プクッ
海未「むしろ胸を押しつけたあなたのほうが変態かと」クスッ
海未「事実ですので」ニコッ
ことり「うううううっっ!ことりちょぉぉぉっぷ!!」シュッ
パシッ
ことり「へ!?」
海未「ふっ、マッハ3でしたっけ?」
ことり「なんだとぉ」グイグイ
海未「止まって見えます」
ことり「このぉ離せぇ!!」
グイッ
チュッ
ことり「んっ…」
海未「はむっ…んっ…」
ことり「んん…ん…」
海未「っはぁ…」
ことり「はぁ…はぁ…」ドキドキ
海未「私の勝ちですね」ニコッ
ことり「むぅ…そんなのズルいよぉ///」
ことり「どうしたの?」
海未「出掛けましょう」
ことり「今から?もう夕方だけど…」
海未「嫌ですか?」
ことり「ううん、そんなことないけど、いきなりだったから」
海未「ことりと手を繋いで外を歩きたい気分なんですよ」
ことり「ふふっ、なにそれ」ヨイショ
ことり「あっ、そういえば」
海未「?」
海未「はい、知ってますよ」ガサガサ
ことり「行ってみよっか、お出かけするついでに」
海未「…」ガサガサ
ことり「それとも海未ちゃん行くとこ決まってるの?」
海未「行くところですか」
ことり「うん」
海未「決まってますよ…よいしょ」
ことり「そっか、ならしょうがないね」
ことり「なーに?」トトト
海未「脱いでください」
ことり「え?」
海未「服、脱いでください」
ことり「う、海未ちゃんどうしたの…破廉恥だよ」
海未「浴衣、私が着付けしてあげますので、早く」
ことり「あっ、うん…あれ?花火大会行くの?」
海未「だめですか?」
海未「はい、もともと花火大会にことりと一緒に行く予定でした」
ことり「ことり…今初めてその予定聞いたけど」
海未「びっくりさせたかったんですよ」
ことり「ふふっ、そっか」
海未「いいから早く脱いでください」
ことり「それ変態みたいだからやめて」
—
–
海未「はい、出来ましたよ」
ことり「わぁ、やっぱり海未ちゃんに着付けしてもらうとバランスすごくいいよぉ」クルッ
海未「とっても可愛いです」ニコッ
ことり「ありがとっ♪」
海未「さて、私も…」
ことり「あ、ヘアアレンジはことりがします!」
海未「私の髪もですか?」
ことり「うん」
ことり「…いや、自分でするからいいよ」
海未「え?」
ことり「海未ちゃんどーせ普通にしか結えないでしょ、つまんないもんね」
海未「なんですか?喧嘩売ってますか?」
ことり「こういうのは浴衣に合うアレンジがあるんだよ」
海未「私だってできますし」
ことり「嘘だぁ」
海未「わかりました、よしわかりました、花火より愉快な頭にしてやりますよ覚悟しなさい」
ことり「もぉ拗ねないでよぉ」ツンツン
ことり「むっ、喧嘩売ってるね、今絶対喧嘩売ったねことりに」
海未「仕返しです」ニコッ
ことり「むぅ」
海未「ほら、私も着替えるので出てってください」
ことり「えーずるい、ことりが脱ぐとこ見といて自分だけは見せないとかずるい!!」
海未「もぉわかりました、ことりは変態さんでしたもんね、見てていいですよ仕方ないですね」
ことり「変態じゃない!いじわる!海未ちゃんのばか!」
海未「拗ねないでください」ニコニコ
ことり「もぉもぉ!!」プンスコ
ことうみ「行ってきます」
カランコロン
ことり「今日は涼しくていいねぇ」
海未「忘れ物はないですかことり」
ことり「大丈夫だよー」
海未「トイレはいいですか?お手洗いなかなかないですよ?」
ことり「もぉ大丈夫だって、ことりだって子供じゃないんだから」プクッ
海未「ことりはまだまだ子供です」
ことり「なんだとぉ!私のほうが少しだけお姉さんなんだからねっ!」プンスコ
ことり「なにさ」
海未「すいません、忘れ物しました」
ことり「ぷぷぷ、ほらぁ、お姉さんが待っててあげるから、行ってきていいよぉ」ニコニコ
海未「なんですかその憎たらしい顔は」
ことり「ふふーんだ」
海未「ごめんなさい、ちょっと待っててください」トトト
ことり「はーい」
ガチャ
海未「それでは、行きましょうか」
ことり「うん」
カランコロン
ことり「忘れ物ってなんだったの?」
海未「なんだと思いますか?」
ことり「うーん、そうだなぁ…」
海未「たぶんことりにはわからないでしょうけど」
ことり「むっ、ことりを侮ってますね」
ことり「…」ウーン
海未「…」
ことり「…わかりました」
海未「ほう」
ことり「ふふっ、いいのかな言っちゃっても」
海未「…」
ことり「ことりは海未ちゃんのことなら何でも知ってるからねぇ」フフフ
海未「ストーカーですかあなたは」
ことり「そういう意味じゃないよ!」クワッ
ことり「いやらしい目で見ることもあるけど…いや違う違う、そういう話じゃなくて」
海未「え…ことり、まさか今も私のことそういう目で…」
ことり「見てないから」キッパリ
海未「そんな即答されると、それはそれで少し残念ですね…」シュン
ことり「あっ…えーっと」
海未「…」
ことり「見てる、見てるよ…う、うなじとか」
海未「やはり変態さんでしたか」
ことり「海未ちゃんのばか!」
ことり「あーそうだったね、そんな話してたね」
海未「私が忘れたものとは…」
ことり「ふふふ…」
ことり「海未ちゃん、実は忘れ物なんてしてなかったんじゃないかな…」
ことり「忘れ物したとか嘘ついて」
海未「…」
ことり「ほんとはトイレに行ってたんでしょ!!!」
海未「…」
ことり「さっきことりにトイレ大丈夫?って聞いたときに、実は自分が大丈夫じゃなかったんでしょ!!」
ことり「どうどう?」
ペシッ
ことり「いたーい!」
海未「ハズレです」
ことり「なにも叩くことないでしょ!」ムスッ
海未「ことりは私のことなんてわかってなかったってことですね、勉強になりました」
ことり「えーなんかやだそれ!失望されたみたいじゃん!」
海未「はぁ…」
ことり「え」
ことり「うそ、そんな?そんなに??」
海未「罰ゲームでも考えておけばよかったですね」
ことり「嫌だよそんなの!?」
海未「ねぇ、ことり」
ことり「ん?」
ピトッ
ことり「わわっ」
海未「手、繋いで歩きましょう」
ことり「い、いきなり道端で」ボソッ
海未「罰ゲームです…だめですか?」
ことり「うぅ」ドキドキ
海未「いいですよね」ニコッ
ことり「…うんっ」ドキドキ
ことり(ちょっと前まではことりのほうから一生懸命お願いしないと何もしてくれなかったのに)
カランコロン
海未 テクテク
ことり ジーッ
海未 テクテク
ことり(…やっぱりきれいだなぁ、海未ちゃん…それに)ドキドキ
スンスン
ことり(///…うぅ、なんか良い匂いする…)
海未「…」
ことり「…」チラッ
ことり(もっと近くにいたい…)
ことり(もう少し近づいてもいいよね…手繋いでるんだし)
ことり(うん…)ドキドキドキドキ
ことり(…躊躇う必要ないよ…いつも通りすればいいんだよことり)ドキドキドキドキ
ことり ドキドキドキドキドキ
ことり ドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
ドクンッ ドクンッ ドクンッ
ことり「心臓うるさいよぉ…」ボソッ
海未「どうしましたことり?」
ことり「へ?」
海未「なんだか顔が赤いですが」
ことり「な、ナンデモナイノヨナンデモ!」
海未「でも顔が…」
ことり「夕焼けのせいじゃないかな?!うん!!」
ことり「うん、大丈夫だよ、ありがと海未ちゃん」ニコッ
ことり(あーもぉ何やってるんだろ…ほんとダメだ今日…)
ことり(いつもならグイグイいって海未ちゃん困らせるくらいできるのに…)
ことり チラッ
海未「…」
ことり(ううううううぅぅぅ!!!/////)ドキドキドキ
ことり(今日のことりほんとにおかしいよぉ!!!///)
海未「あ、あの、ことり」
ことり「なっ、なに今度は!?」
ことり「え?」
海未「そのように思いっきり握られると…その、痛いです」
ことり「うわぁ!?ご、ごめん!無意識!!」
海未「無意識?本当に大丈夫ですか?」
ことり「大丈夫!コトリ大丈夫!」
海未「?…ならいいのですが…」
海未「もし手を繋ぐのが嫌なのならやめますよ?」
ことり「違う、違うの!海未ちゃんと手繋いでたいから、このまま!」
ことり「あはは、そうかな…(おかしいけど)」
海未「20歳…大人になってなにか変わってしまったのでしょうか…」
ことり「…」
海未「まぁでも、大人っぽく見えますね…高校生の頃より増してきれいですし、可愛いです」
ことり ドキッ
ことり「そ、それ、昔はあまり可愛くなかったみたいじゃん」ドキドキ
海未「ふふっ、どうでしょうね」ニコッ
ことり「海未ちゃんがまたいじわる言ってくる」ムスッ
海未「そういう怒った顔も好きです」
ことり「…ばか」ボソッ
—
–
カランコロン
海未「間に合いましたね」
ことり「やっぱり人いっぱいだねぇ」
海未「はぐれないようにしてください」
ことり「大丈夫だって、ほら、海未ちゃんと手繋いでるもん」ニコッ
海未「…」
ことり「あ、わたあめ食べたい!」
海未「…」
海未「あっ、はい、わたあめ買いましょうか」
ことり「もぉどうしたのぼーっとして」ムスッ
海未「いえ…ふふっ、なんでもありません、ただ、ことりがはぐれたときのシミュレーションを頭の中でしてただけですよ」
ことり「だから大丈夫だよぉ!もう子供じゃないんだよ?」
海未「そうですか、ならもしはぐれたときは置いていきますね」
ことり「え、なんで!?」
海未「だってことりは私と違ってもう大人でしょう?なら一人で帰って来れますよ」ニコニコ
ことり「もぉ意地悪言わないで!」プンスコ
海未「すいません、わたあめ1つください」
ことり「はむはむ」
海未「なんでしょうね…ただの砂糖なはずなんですけど、魅力的ですよね」ジーッ
ことり「ことり、子供の頃わたあめって魔法の食べ物かと思ってた」
海未「焼きそば食べます?」
ことり「うんっ」
海未「ほら」
ことり「うわっ、海未ちゃんがあーんしてくれるなんて珍しい…あむっ」
海未「今日だけ特別ですよ」
ことり「えー、毎日特別がいいなぁ…」モグモグ
ことり「はい、あーん」
海未「私はいいですよ…自分で食べるので」
ことり「うぅ…」シュン
海未「うっ」
ことり「海未ちゃん…」シュン
海未「そのあからさまにガッカリするのやめてください、ずるいです」ボソッ
ことり「ことりのあーんが嫌なんだ…海未ちゃん」グチグチ
海未「もう、わかりましたから」
海未「あー…」
ことり「はむっ」
海未「え?」
ことり「んー、お祭りの焼きそばは絶品ですねぇ」モグモグ
海未「…」
ことり「ふふふ、どうですか海未ちゃん…ことりを侮るとこうなるのです」
ことり「可愛かったよ、あーんって口開けてことりの焼きそば待ってる顔」クスッ
海未「…」
海未「はむっ」
ことり「ぎゃあああああ!ことりのわたあめがぁあああああ!」
海未「ふふふ、私を侮るとこうなるのです」
ことり「むきぃいいいい!許せない!海未ちゃん嫌い!」
海未「あらら、それは残念ですね」
ことり「わたあめ半分以上いかれた…」
海未「はい、とてもおいしいです」ニッコリ
海未「あー…」
ことり ムスッ
海未「ことりー、こっち向いてください」
ことり「嫌い海未ちゃん」
海未「仕方ないですね…私はことりのことこんなにも好きなのに」
ことり「ふんっ」プクゥ
ヒュゥゥゥ ゥゥゥ
ドンッ
海未「あ、花火始まりましたね」
海未「ことり、いつまで拗ねてるんですか」
ことり「拗ねてません」
海未「もぅ…」
ヒュゥゥゥ ゥゥゥ
ドンッ
ことり「…」
グイッ
ことり「うわっ」
チュッ
海未「んっ」
ことり「んん…」
ヒュゥゥゥ ゥゥゥ
—–
—
–
海未「花火、きれいでしたね」
ことり「むぅ…」
海未「ことりさーん?」
ことり「あんなとこでキスするなんて…もぉもぉ!」
海未「ふふっ、ほんとは嬉しかったくせに」
ことり「嬉しかったよ!」キッ
海未「あら、認められました」
ことり「海未ちゃん、ことりが拗ねるとすーぐキスして機嫌直そうとするでしょ」
海未「はい、そうですが」
ことり「あっさり認められたよ!?」
ことり「むぅ」
カランコロン
ことり「…」
海未「…」
ことり「はい」
海未「なんですか?」
ことり「手」
海未「て?」
海未「…」
ことり「ことり…まだ子供だから」ボソッ
海未「ふふっ」ギュッ
ことり「ん」ギュッ
海未「好きですよ、ことり」
ことり「…ばか」ボソッ
—
–
カランコロン
海未「ここまで来ると、さっきと違って人も全然いないですね」
ことり「夜だし結構怖いね…」
海未「ふふっ、もしかしたら本物のストーカーが出てくるかもしれませんね」
ことり「怖いこと言わないでよぉ」ビクビク
海未「ねぇことり」
ことり「ん?」
ピトッ
ことり「あっ」
ことり「…うん、ありがと、気遣ってくれて」
海未「気なんて遣ってませんよ、私がことりともっと近寄って歩きたいと思っただけです」
ことり「それでもなの」ギュッ
海未「ふふっ」
ことり「…」
海未「…」
ピタッ
海未「ことり?」
海未「?」
ことり「花火見に行くときも…このくらい海未ちゃんの近くで歩きたかったんだ」
海未「そうなのですか?ならいつもみたいにこうしたいと言ってくれれば」
ことり「うん…でも、なんか色々考えちゃってね…」
ことり「いつも平気でできることができなくなっちゃって…」
ことり「そうしてるうちに心臓うるさくなっちゃって…」
海未「…」
ことり「海未ちゃんきれいだなぁとか…良い匂いだなぁとか考えちゃうし」ボソボソ
ことり「道端なのに…もっと近づいて海未ちゃんを感じたくなっちゃって」ボソボソ
ことり「本当に変態さんになっちゃったかもしれない」ギュッ
海未「ふふっ、そんなことで顔赤くしたりオドオドしたりしていたのですか」
ことり「そんなことって…考えすぎて頭おかしくなりそうだったのに」ムスッ
海未「嬉しいですけどね」
ことり「へ?」
海未「ことりが私のこと、そんな風に見てて、考えててくれたこと…純粋に嬉しいですよ」ニコッ
ことり「海未ちゃん…」
ことり「ん?」
海未「いくら大人になったからといって変態さんになっていいわけではありませんよ?」
ことり「んなっ、わかってるよそんなこと!ことり変態さんじゃないもん!」
海未「ふふっ、ですがさっきの発言はもう変態さんのそれでしたよ」
ことり「っっっち、違っ!」
海未「違いません」ギュッ
ことり「わわっ」ビクッ
ピトッ
海未「私の匂いを嗅いで、発情してたんですよね」ボソッ
海未「だからもっと近づきたいと思ったんですよね」
ことり「ち…」
海未「違いますか?」
ことり「うぅ…///」
海未「ん?」
ことり「ち、違いません…///」ボソッ
海未「ほーら」ニコニコ
ことり「な、なんでそんな嬉しそうなの!!」
海未「私だってことりのこと、ことり以上に何でも知ってるんですよ」ニコッ
ことり「むきぃぃぃ!!ことりのほう知ってるもん!!」
海未「ふふっ」
ことり「なんでそんな余裕なのぉ!」
海未「さっ、早く帰りましょう、夜も遅いですし」
ことり「むぅ…」
海未「ほら行きますよ、変態さん」クスッ
ことり「海未ちゃん嫌い!!」
—
–
ことうみ「ただいまー」
ことり「はぁ…(なんだかドキドキしすぎて変に疲れちゃったよぉ)」
海未「下駄は私がしまっておくので、先に上がっててください」
ことり「うん、ありがとっ」
スタスタスタ
ガチャ
ことり「おおお、涼しいぃ」
ことり「冷房つけっぱなしで出かけて正解だったかも」
ことり「はぁ…」
ことり「…」ゴロッ
チラッ
ことり「ん?」
ことり「…」
ことり「これ…」ガサッ
海未「ことり、お風呂沸かしたので入る準備を…」
ことり「海未ちゃんこれ!!」パァ
ことり「うん、ことり欲しかったやつ!!」
海未「こんな真夏にサンタさんでもいらしたのでしょうか、ことりが良い子にして過ごしてる証拠ですね」
ダキッ
海未「わわっ」ヨロッ
ボスンッ
海未「もう、どうしたんですかことり」
ことり「…ありがと」ボソッ
海未「はて、なんのことやら」
海未「バレちゃいましたか」
ことり「お出掛けするときの忘れ物って、これのことだったんだね」
海未「どこかの誰かさんは、私がトイレをしに戻ったと言ってましたが」
ことり「もぉ言わないでよぉ!」
海未「ふふっ」
海未「ほら、いつまで抱きついてるつもりですか、お風呂入りますよ」
ことり「…」ギュッ
海未「ことり?」
海未「なんですか?」
ことり「お風呂…後回しにして」
スッ
ことり「このまま」
海未「…」
ことり「このまま、ことりのありがと」
海未「はい」
ことり「受け取ってほしいです」ギュッ
海未「まったくもう…仕方ないですね」
ことり「ん」
海未「正直、ここまでされると」
グルッ
ことり「わわっ」
海未「私も我慢できる自信がありません」
ことり「海未ちゃん」ドキドキ
ことり「ひゃんっ///」ビクッ
海未「…あれ、もしかしてことり」
ことり「だ、だめぇ、言わないでっ」
海未「さっきの帰り道から、ずっと」
ことり「言わないでって!」///
海未「ふふっ、ことりのことは何でも知ってるんですよ」ニコッ
海未「なんですか?ことりお姉ちゃんとでも呼べばいいですか?」
ことり「そういうことじゃないよ!」
海未「でも…いいですね」
ピトッ
海未「ことりお姉ちゃん」ボソッ
ことり「んっっっ///」ゾクゾクゾク
海未「ふふっ、耳元で呼んだだけでこんなに反応してくれるなんて、可愛いですよことりお姉ちゃん」ニヤニヤ
ことり「ば、海未ちゃんのばかぁ…」ウルウル
海未「なら、やめてお風呂入りますか?嫌ならそうしますけど」
海未「…」
ことり「もっとして…いっぱい続きして…海未ちゃん」
海未「ふふっ、仕方ないですね…お姉ちゃんには逆らえません」ギュッ
ことり「んんっ」ビクッ
海未「ことり」
ことり「はぁ…はぁ…海未ちゃあぁん///」
海未「誕生日、おめでとうございます」
チュッ
おわり
ありがとうございます
ありがとう…ありがとう…!
うつくしいな
なんて甘々なんだ…最高
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