【ラブライブ!】梨子「セブンイレブン♪善い気分♪」
- 2020.04.22
- SS

おっさん「あー、セッター、普通の」
梨子「…はい?」
おっさん「チッ」
おっさん「はー…」イライラ
梨子「すみません…番号でお願いします…」
おっさん「チッ」
おっさん「8番」
梨子「こちらでよろしかったでしょうか?」
おっさん「はやくしろよ…」イライラ
ピッ
梨子「496円になります」
おっさん「…」カネポイッ
梨子「…500円お預かりします」
梨子「4円のおつりになります」
おっさん「あー袋入れて」
梨子「かしこまりました」
梨子「…どうぞ」
おっさん「あと箸」
梨子「…かしこまりました」
梨子「…どうぞ」
バッ
おっさん「はやくしろノロマ!」
おっさん「こっちは急いでるんだよ」
梨子「すみませんでした…」
テレレレ テレレレ
梨子「…ありがとうございました」
梨子「うぅ…」
梨子「いらっしゃいませー」
善子「…」テクテク
梨子(あ…いつもイチゴオレとiTunesカード買う人だ…)
善子「…」トン
梨子「こちら返品は出来ませんがよろしいですか?」
善子「アッハイ」
梨子「2点で3132円になります」
善子「」スッ
梨子「3132円ちょうどのお預かりです」
梨子「レシートは?」
善子「あ、お願いします」
梨子「どうぞ」ギュッ
善子「……//」
梨子「いつもありがとうございます」ニコ
善子「あの…頑張ってくださいっ//」
梨子「えっ…//」ドキ
善子「…//」テクテク
梨子「あ、ありがとうございましたー//」ドキドキ
梨子「変な客も多いしバイト違うのにしようかなぁ…」
梨子「明日も大学1限からか…そのあとバイト…つらい…」
梨子「お家帰ったら百合壁vol.4でも見て癒されようかな……」
梨子「はぁ……」トボトボ
梨子「この辺に住んでる人なのかな?」
梨子「あー、かわいいなぁほんと…」
梨子「そんなこんなで家についた…っと」
梨子「ただいまー…」
梨子「…一人暮らしのただいまほど寂しいものはない」
梨子「…むなしい」
梨子「ご飯食べたら百合壁でも見ようかな……」
お弁当「ホクホク」
梨子「…」
ポチッ
オゥ♪オゥ♪オゥ♪オゥ♪ オ~ゥ♪
鞠莉「あなたがシャイニー☆な旅になりますように!」
ホテルあわしま~♪
梨子「…」モグモグ
ペラペラ
梨子「……」
梨子「あぁ~~~~~~~~~~~~~!」
梨子「ウッワァ~背の低い後輩が先輩を壁ドン……そういうのもあるのね…//」
梨子「えっ!?ベッドで壁もたれドン!?」
梨子「きゃ~~~//こ、これはすごいえっちな….//」
梨子「あぁ~~~~~~!あ~~~!」バタバタ
梨子「すごい~~~~~~~~尊い………」
梨子「…ふぅ」
梨子「…!」ハッ
梨子「いつの間にか寝落ちしてた…」
梨子「うぅ~~~シャワー浴びて支度しなきゃ…」
梨子「今日も一日頑張りこ!」
梨子「…………」
女A「あっ梨子おはよー」
女B「ねぇねぇ梨子聞いた~?Cが彼氏出来たらしいよ~」
女A「ね~ほんと、ありえない~抜けがけだよね~」
梨子「そ、そうなんだ~」
女C「おはよ~」
女B「あ~C~!見たよ~?誰なの~?」
女C「あちゃーバレちゃったか~」
ワイワイ キャッキャッ
梨子「………」
梨子(私は小さい頃から好きな人は女の子だった)
梨子(だからこうなるとついていけない…)
女B「そういえば梨子は!?」
梨子「え、私!?」
女B「うんうん、梨子美人だしなんか浮いた話ないのかなーって」
梨子「私はー…ないかな」
女B「つまんないのー」
梨子「頑張ろう……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
若者「だははーwwそれでさーww」
ポイッ
梨子「2点で626円になります」
若者「ハーーーまじぃ?やべぇなそれー」
梨子「あの…」
若者「あ?あぁ、わりぃ」チャリンチャリン
梨子「630円お預かりします」
梨子「4円のお返しです」
若者「あーレシートいらね」
梨子「あ、はい分かりました…」
若者「そんでさーww」
テレレン テレレン
梨子「ありがとうございましたー」
梨子(…今日はいちごオレの子こなかったな)
梨子(iTunesカードは買わなくてもいちごオレは買いにくるのに…)
梨子「はぁ」
梨子「…あれ?」
梨子「あそこにいるのは…いちごオレの子…?」
梨子「誰かと話してる…?」
善子「~~~~」
男「~~~~」
梨子「えっ…?」
梨子「………」
梨子(まあそうだよね)
梨子(あれだけ美人なんだもん、彼氏くらい普通にいるわよね)
梨子(この前 応援されてちょっといい気分になってた私がバカだったわね)
梨子(………………)
梨子(…なんか面白くない)
梨子「走って通り抜けちゃお…」グスッ
梨子(見たらつらくなる……)
男「…なぁ!?」ガシッ
善子「ひっ…」
梨子「っ!?」
梨子(さすがに彼氏でもあれはありえないでしょ!! !)
梨子「ねぇ!ちょっと!!」
男「あん?誰だオマエ?」
梨子「その子嫌がってるじゃない!どこの誰だか知らないけど離れなさいよ!!」
善子「……!」
男「…っ なんだお前?」
梨子「……警察呼ぶわよ」キッ
男「……チッ」
タッタッタ
梨子「あ…ていうかごめんねあの人知り合い?」
善子「いえ…そこでぶつかっちゃって…絡まれてたんです…」
梨子「え、あ、そうだったんだ…」
善子「私ああいうのから逃げるの苦手で…助けてくれてありがとう…」
梨子「あ、ううんいいの!私困ってる人いたら放って置けなくて…」
善子「あの、そこのセブンイレブンでバイトしてる人ですよね…?」
梨子「…!うん!そう!覚えてくれてるの?」
善子「あ、はい…いつも疲れてそうだな…って」
梨子「あ、あはは…」グサッ
善子「でも…//」
梨子「ん?」
善子「な、なんでもないです//」
梨子「どうしたの?」
善子「こ、これ、私のメールアドレスですっっ」
梨子「えっ//」
善子「あの…あなたの都合のいい時にでも何かお礼をさせてください」
梨子「えっ、いいよそんなっ」
梨子(おほ~~~~~~~~~~~~)
善子「それに…このメールアドレスは今日渡そうって決めてて…」
梨子「へ?」
善子「…とにかく//もらってください!//いらなかったらゴミ箱に捨てて良いですから!」
善子「そ、それじゃ!//」タッタッタ
梨子「え、ちょっ」
梨子「行っちゃった…」
善子「あだっ」ステーン
梨子「転んじゃった…」
ガチャ
梨子「ただいま」
梨子「…ふぅ」
梨子「……うそよ」
梨子「ほんとに?信じられない?」
梨子「たしかに私はいちごオレの子の連絡先をゲットしてしまった…」
梨子「うっうぅ…嬉しすぎる…」
梨子「正直 ニヤニヤを隠しきるのがかなり辛かったわ…」
梨子「ま、まさか新手の詐欺…??」
梨子「そ、そんなはずないわよね…」
梨子「桜内梨子 20歳です、よろしくね…と」
梨子「送信…と」ドキドキ
ピロリンピロリン
善子「
先ほどは助けていただきありがとうございました
津島善子、19歳 大学一年生です、よろしくお願いします」
梨子「わ~すごい丁寧、かわいい♡」
梨子「歳下なんだ…♡」
梨子(…なんか出会い系やってる気分ね)
ピロリン ピロリン
善子「桜内さん!よろしくお願いします~」
梨子「梨子でいいよ……と」
ピロリン ピロリン
善子「じゃあ梨子さんで!」
梨子「じゃあ私はよしこちゃんって呼んでもいい?」
ピロリン ピロリン
善子「う……分かりました…」
梨子「…あれ?」
梨子「駅前で待ち合わせよね」
梨子「善子ちゃんどこかな…」
梨子「あ!」
善子「…」キョロキョロ
梨子「……」ソローリ
梨子「わっ!!」
善子「ひいっ!?り、梨子さん!?」
梨子「おはようっ」ニコ
善子「あ、お、おはようございます…」
梨子「あー、敬語禁止って約束したよねー?駄目だよ」
善子「え、お、おはよう…//」
梨子「じゃあ行こっか」ニコ
善子「…//」コク
善子「あ、ここ!」
梨子「ここが善子ちゃんの言ってたカフェか~」
善子「そ、そうよ?…嫌だった?」
梨子「ううん!入りましょ!」
善子「そうね」ニコ
梨子「たくさんメニューあるなぁ…」パラパラ
梨子「善子ちゃんオススメのメニューってある?」
善子「私は…これかな」指差し
梨子「だ、堕天使の涙…?」
善子「そう!とっても美味しいの!」
梨子「じゃあそれと飲み物にしようかな」
善子「じゃあ私もっ」
善子「?」
梨子「こうしてお喋りできるなんてなんか不思議だね」
善子「そうですね」ニコ
梨子「…」ジッ
善子「そ、そうね…」
梨子「でもなんか全然緊張しないねっ」
善子「ま、まあ土日除いてほぼ毎日会ってたようなものだから…」
梨子「それもそうだねっ」
梨子「私ね、善子ちゃんがレジにくるといつも嬉しかったんだ」
善子「っ!わ、私も!」ガタッ
善子「…私もいつも梨子さんのいる時を狙ってたわ」ボソッ
梨子「へ?//」
善子「な、なんでもない//」
善子「浦の星女学院大学に通ってるの」
梨子「えっ」ガタッ
善子「??」
梨子「私もそこに通ってるの!そこの〇〇学部!」
善子「え、そうなの!?」
梨子「そうなの、じゃあ来年にはキャンパス移動で同じキャンパスに通えるね」ニコ
善子「…//」
梨子「でも嬉しいな、善子ちゃんとこんなに接点があったなんて」
店員「お待たせしました~堕天使の涙です~」コトッ
梨子「ありがとうございます」
梨子「善子ちゃん、お先にどうぞ」
善子「じゃ、じゃあいただきまーす」パク
善子「美味しい♡梨子さんもどうぞ!」
梨子「うんっ」パク
梨子「かっら」
梨子「もう暗くなってきちゃったね」
善子「そうね…」
梨子「今日は楽しかったよ、ありがとうね」
善子「わ、私も!私も楽しかった!」
梨子「良かった」ニコ
善子「あの、良かったら…今度またどこかへ出かけない?」
梨子「もちろんっ」
梨子「今日は本当にありがとうっ」
梨子「じゃあ途中まで一緒に帰ろっか」
善子「うんっ!」
善子「梨子さんのお家はこっちの方なのね」
梨子「うん、善子ちゃんもこっちの方なの?」
善子「そうよっ」
……………………………
…………………
梨子「えっ」
善子「えっ」
梨子「あの…私もこの辺…」
善子「えっ」
善子「私はあそこのアパートで一人暮らししてて…」
梨子「えっ私もあのアパート…」
善子「えっ」
梨子「えっ」
梨子「まさか同じアパートの1階と2階とは…」
梨子「なんか嬉しいなっこれからも気軽に会えるね」
善子「…うん!」
梨子「それじゃあまたねっ」
善子「今日は本当にありがとうっ」
梨子「うんっありがとう」ニコ
梨子「夜ごはん買いに行くかぁ…」
梨子「…料理勉強しようかなぁ」
ピンポーン
梨子「誰だろう…」
梨子「はーい」ガチャ
善子「あ、梨子さん、こんばんは」
善子「あ、あの…肉じゃが作りすぎちゃったので…御飯まだ食べてなくて迷惑じゃなければもらってくださいっ」
梨子「善子ちゃん…」ウルウル
梨子「ありがとうっ」ダキッ
善子「へっ!?//」
善子「そうだったのね、なら良かったっ」
梨子「善子ちゃんこの後暇?どうせなら上がっていかない?」
善子「え、いいの?//」
梨子「うん、どうぞ」
善子「お、おじゃまします…//」
梨子「そうかな?ありがとう」ニコ
梨子「あ、そこのソファにでも座ってゆっくりしてて!」
善子「あ、うん、ありがとう」
梨子「~♪」
善子「……」
梨子「?」
善子「…」
善子「あの…梨子さん」
梨子「どうしたの?善子ちゃん」
善子「梨子さんって…あまり料理しないの?」
梨子「うっ…そ、それは…」ギク
善子「お味噌汁もインスタントのだし」
善子「おかずが私の肉じゃがのみ…」
梨子「うっ…」グサグサ
梨子「そ、そうだよね…あはは偉いなぁ善子ちゃんは」
善子「あ、あの……よかったら私が今度作ろうかなー…なーんて…」
梨子「えっ」
善子「……」テレテレ
梨子「食べたいっ!善子ちゃんの手料理!」
梨子「善子ちゃんのお味噌汁!煮物!」
善子「……//」
善子「うん…期待しててっ!」
梨子「ふふ、嬉しいなぁ……」
善子「あ、早く食べないと冷めちゃうわよ?」
梨子「そうだね、いただきますっ」
梨子「」パクッ
善子「……」
梨子「お、おいひぃ…♡」
善子「」パァア
善子「口に合って良かったわ」ニコ
善子「私…梨子さんが料理出来なくて少しほっとしてるの」
梨子「へ?どうして?」モグモグ
善子「だってこんなに綺麗だし、性格も良くて」
善子「それで料理も出来て」
善子「そしたらみんながもっとほっとかないだろうなって」
善子「少しだけ梨子さんの弱点が見つけられたような、そんな気持ち」
善子「私がそれを知れて嬉しいのっ」
善子「一ヶ月前、梨子さんと初めて会話出来て」
善子「それから何回か一緒に出かけたりして」
善子「重ねるごとにどんどんあなたに惹かれていった」
善子「そんな梨子さんの側に居ても許される理由が出来た感じがちょっぴりして…」
善子「それで私が梨子さんの側にいれるなら」
梨子「……」
善子「だって梨子さんといる時間は私にとって一番幸せなの」ニコ
梨子「……」
善子「…ごめんなさいちょっと感情的になっちゃった」
梨子「……善子ちゃん」
善子「……?」
チュッ
梨子「いきなりごめん」カアァッ
梨子「惹かれたのは善子ちゃんだけじゃないんだよ」
梨子「私も…」
梨子「私も善子ちゃんといる時間が一番幸せ」
梨子「好き、善子ちゃん」
善子「……!」
善子「嬉しい…」ギュッ
梨子「私も…」グスッ
善子「梨子さ~~~~んいつまで寝てるの~~」ユサユサ
梨子「ん…んぅう…あと5分」
善子「だぁめ!」バサ
梨子「う……鬼善子……」
善子「梨子さんの今日の朝ごはんはいらない…っと」
梨子「あぁあ起きるよ~ごめんってぇ」
梨子「今日セブンイレブンのバイト最後なんだ~」
梨子「就職活動も控えてるからね」
善子「頑張ってね、梨子さん」ニコ
梨子「善子ちゃんは…まったく困らなそうだね就職活動」
善子「私は梨子さんを養うつもりでいるからねっしっかり勉強しないとっ」
梨子「年上としての面目が立ちません…」
梨子「そういえば今日は善子ちゃんも1限から入ってる日よね?」
善子「そうね」
梨子「じゃあ今日は一緒に行けるねっ♡」
善子「…うん//」
梨子「お世話になったセブンイレブンのバイトも最後…!」
梨子「今日も一日頑張りこ!」
梨子「よしっ!」
梨子「いらっしゃいませー」
おっさん「8番お願い」
梨子「こちらご確認ください」
ピッ
梨子「460円になります」
おっさん「…」スッ
梨子「500円お預かりします」
梨子「40円とレシートのお返しです」
おっさん「いつもありがとう」
テレレン テレレン
梨子「ありがとうございました~」
善子「……」
梨子「いらっしゃいませー」
善子「…」スッ
梨子「こちら返品は出来ませんがよろしいですか?」
善子「はい」
梨子「2点で3132円になります」
善子「」スッ
梨子「3132円ちょうどのお預かりです」
善子「お願いします」
梨子「どうぞ」ギュッ
善子「……」
善子「…今までお疲れさまっ」ニコ
梨子「…」
梨子「ありがとうございます」ニコ
終わり
スクールアイドルをやってた世界線とは別の
善子と梨子のifストーリーが書きたかっただけです
ありがとうございました
乙 一見投げっぱなしに思えるけど丁寧でうるっとくる終わり方好きだよ
甘々なよしりこ素晴らしかったです
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