【ラブライブ!】曜「サッカーが見たい」 千歌「え?」
- 2020.04.28
- SS

千歌「はははは!」
曜「……ちかちゃーん!」
千歌「あはははは!!!」
曜「ち・か・ちゃーん!!!」
千歌「わっ、びっくりした。よーちゃんなに?」
曜「サッカーが見たい」
千歌「え?」
曜「お笑い番組じゃなくてサッカーが見たい!」
曜「じゃあ説明してあげるから! オフサイドっていうのは……」
千歌「あはははは!!!」
曜「ちかちゃん! 聞いてよ!」
千歌「だって説明されてもよく分かんないもん」
曜「だったら分かんなくてもいいからサッカー見せて!」
千歌「もー、しょうがないなー」
曜「いいの!? やった!」
千歌「今回だけだからね」
曜「うん! ありがとう!」
曜「え?」
千歌「……ははは!」
曜「……ちかちゃん?」
千歌「あはははは!!!」
曜「ちかちゃん!」
千歌「もー、今度はなに?」
曜「サッカーは!?」
千歌「撮ったよ」
曜「え?」
千歌「だからいま録画したってば」
曜「…………」
曜「そうじゃなくて!!!」バンッ!
千歌「わわっ!?」
曜「わたしは今みたいのっ!」
千歌「なんで? これ終わったら見ればいーじゃん」
曜「スポーツ中継は生で見ないと意味がないの! 結果が決まってからじゃだめなの!」
千歌「お笑いだって生で見たほうが面白いよ?」
曜「いやいやいや! いつ見たって一緒じゃん!」
千歌「むっ。だったらサッカーだって結果を見ないようにすればいいじゃん!」
曜「だからそういう意味じゃなくってさ! 分かんないかなぁ……、みんなでいま盛り上がってる! っていうライブ感が大事なんだよ!」
千歌「お笑いだってツイッターとか見るとみんな盛り上がってるよ?」
曜「まあそうだけど……、そうだけどさ! そうじゃなくてさぁ……!」
千歌「?」
千歌「あれっ? どこ行くの?」
曜「別の部屋で見るよ。ちかちゃんの家、テレビいっぱいあるし」
千歌「……! そ、それはだめ!」
曜「なんで?」
千歌「き、今日は満室なの」
曜「いや、来たときガラガラだったじゃん」
千歌「うぅ……、と、とにかく! よーちゃんはこの部屋以外でテレビを見ることはできません!」
曜「だからなんで!?」
千歌「よーちゃんがサッカー見たいのはよく分かったから、まずはここに座って!」パンパン!
曜「もぅ……、わけわかんないよ……」シブシブ
曜「だからそんなことしなくてもわたしが別の部屋に……」
千歌「いいから! いくよっ! じゃん、けん……」
曜「しかもゲームってじゃんけんなの!?」
千歌「か、考えてなかったの! 出さなきゃ負けよ、じゃん、けん、ぽんっ!」
曜「あっ、負けちゃった」
千歌「やった! じゃあ今から10分間はお笑い番組をみます!」
曜「……」スッ
千歌「だから出ていこうとしないで!」
曜「ここでサッカー見てた」
千歌「でしょ!? だからあそこでじゃんけんして負けた以上、少なくとも10分間はわたしとお笑い番組を見なければいけないのです!」
曜「じゃあ10分経ったら別の部屋に行ってもいいってこと?」
千歌「そうじゃなくてさ! なんでそんな意地悪なことばっかり言うの!?」
曜「いや、意地悪なのはどっちかっていうとちかちゃんじゃん!?」
千歌「とにかくっ! ここに座る!」
曜「納得いかないなぁ……」
曜「…………」
千歌「あはははは!!!」
曜「…………ぷっ」
千歌「あっ! よーちゃんいま笑った!」
曜「わ、笑ってないよ」
千歌「えー! だってよーちゃんの声聞こえたもん!」
曜「笑ってないってば。空耳じゃない?」
千歌「そうかなぁ……」
曜「…………」
千歌「あはははは!!!」
曜「……ぶふっ!」
千歌「あっ! 今のはぜったい笑った!」
曜「だ、だから笑ってないって……ぷふっ!」
千歌「ほら! 笑ったじゃん!」
曜「今のはちかちゃんの顔が面白くて笑ったの!」
千歌「なにそれ!? それはそれでひどくない!?」
曜「あっ、10分経った」
千歌「話をそらさないで!」
千歌「いいよ」
曜「それじゃああっちむいてほいで」
千歌「あっ! わたしがそれ苦手なの知ってるくせに!」
曜「ちかちゃんが決めていいって言ったんだよ。まあ、嫌なら別の部屋に行くだけだけど」
千歌「うぅ……。いいよ! ぜったい勝つもん! そのかわりちょっと溜めるのなしだからね!」
曜「はいはい」
千歌「うっ……」
曜「よし! あっちむいて………ほい!」
千歌「あっ……!」
曜「はいわたしのかちー!」
千歌「よーちゃんずるい! ちょっと溜めるのなしっていったじゃん!」
曜「えー、覚えてないなぁ」
千歌「うそつき! 二枚舌! コスプレおたく!」
曜「ちょっと!? 最後のは関係ないじゃん!?」
千歌「…………」
曜「ふぅ……なんとか凌いだかぁ……」
千歌「…………」
曜「よし……そのまま……」
千歌「…………」
曜「あぁっ……惜しかったなぁ……」
千歌「はい10分経ったー!!!」
曜「!?」
千歌「10分経った! 10分経った! 10分経った!」
曜「わ、分かったってば」
曜「またそんな主観的な……」
千歌「よーちゃんだってさっきズルしたじゃん! これでおあいこだよ!」
曜「分かったよ。じゃあ問題出して?」
千歌「うん! じゃあ問題! わたしが一番好きなものは何でしょうか!?」
曜「ちかちゃんの好きなもの?」
千歌「そうだよ! 10秒以内ね!」
千歌(へへへっ。これでよーちゃんが何を言おうとわたしの勝ちは揺るがないのだ!)
千歌「へっ……?」
曜「わたしでしょ? ちかちゃんが一番好きなもの」
千歌「えっ……/// な、なに言って///」
曜「違うの? ……わたしが一番じゃないの?」
千歌「あ、あうっ……/// せ、せいかいです……///」
曜「はい、わたしの勝ちー! じゃあ引き続きサッカー見るね」
千歌「あっ!? ひ、ひどいっ! よーちゃんのおに! あくま!」
曜「はいはい。わたしは鬼で悪魔ですー」
千歌「女たらし! 浮気性! 尻軽女!」
曜「それは違うかなぁ。だってわたしは最初からちかちゃん一筋だもん」
千歌「えっ/// ……それは、その、わたしも///」
曜「なーんちゃって」
千歌「…………」
千歌「…………」
曜「あーあ……結局負けちゃったかぁ」
千歌「…………」
曜「はい、ちかちゃんありがとう。お笑い見てもいいよ」
千歌「…………」
曜「ちかちゃん?」
千歌「……ふんっ!」
千歌「もうよーちゃんの言うことは一切信じません!」
曜「ほら、さっきもらってきたみかんあげるからさ」
千歌「許しません! ……みかんはもらうけど」
曜「別にちかちゃんが一番なのは嘘じゃないんだけどなぁ」
千歌「ま、またそんなこといって! もう騙されないもん!」
曜「まあいいけど。……ふぁーぁ。なんだか眠くなっちゃった。ちょっと横になるね」
千歌「…………」
曜「おやすみー」
曜「…………」
千歌「はむっ」モグモグ
曜「…………」
千歌「……みかんおいしいなぁ」モグモグ
曜「…………」
千歌「……よーちゃん?」
曜「…………」
千歌「……起きてる?」
曜「…………」
千歌「なに!? このみかん号では一口で食べられてしまうぞ!?」
千歌「ぎゃーす!」
千歌「船長! つかまってしまいました! 制御不能です!」
千歌「うわー!」
千歌「…………」モグモグ
千歌「…………」ゴクン
曜「…………」
曜「…………」
千歌「……よーちゃんのとなり。……よーちゃんのにおい」
曜「…………」
千歌「えへへ……」
曜「…………」
千歌「よーちゃん、だいすき」
曜「……わたしも」
千歌「!?」
曜「わたしも大好きだよ。普通怪獣ちかちーさん」
千歌「……っっっ~~///」
千歌「よーちゃんのばかぁぁぁ~!!!///」
最後までお付き合い頂きありがとうございました
ありがとうございます
(*> ᴗ •*)ゞ
ほのぼのようちかいいぞ
めっちゃ可愛かった
次回作も期待してる
乙ヨーソロー
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