【ラブライブ!】花陽「コシヒカリに捨てられました…」」ポロポロ
- 2020.04.30
- SS

0
それにしても別れた直後に別のお米なんて…大人しい見た目からは全然想像つかないよね。もしかして、こういうの慣れてたり?
花陽「………私、コシヒカリ以外のお米の米とは初めてなんだけどなぁ…」ジトッ
ムクムクッ
はは、ごめんごめん。冗談だって。そんな子の相手をできるなんて思うと、改めて興奮してきちゃって
花陽「…!!凄いです…こんなにも盛り上がって…大きくて、ずっしりと重そうですぅ…//」チラチラッ
ムラァ
…そんなに気になるんなら好きにしていいんだよ?ほら、召し上がれ…
花陽「はぁ…はぁ…い、いただきますぅ♡」パクッ
花陽「んむっ…ふぅ…ふわぁ//」ジュプッ…
おおぅ…ずいぶん幸せそうな顔だねぇ…
花陽「はぁ…♡あきたこまちさん…熱くてぇ…お口の中で匂いが広がってぇ♡…でも、本当に美味しいれすぅ♡」ハムハム
ムラッ
…花陽のその顔堪らないよ…ほら、もっと美味しそうにしゃぶれって
花陽「は、はい…♡」ジュボッ ジュボッ
ビクビクッ
くっ…花陽…も、もうそろそろ…
花陽「だひてぇ♡花陽の小っちゃいお口に♡あきたこまちさん♡いっぱいだひれぇ♡」ジュボッ ジュボッ
ビクンッ
うぐっ…花陽ぉ……あ゛っ!
花陽「~~~!!」ゴクッゴクッ
0 シナシナ
…ふぅ…ふぅ……
花陽「…えへへ♡あきたこまちさんの…甘くて美味し♡…んぐっ……ごちそうさまでしたぁ♡」ニコッ
ムクムクッ//
…!!
花陽「あっ…//ま、また大きくなっちゃいましたね…//」モジモジ
花陽「えと…その…//ごちそうさましちゃったんですけど…お、おかわり…とかいいですか…?//」カァァ
……………
花陽「ひぐっ…えぐっ……」ポロポロ
凛「…かよちん辛かったね。凛、かよちんの話何でも聴くからね…」ナデナデ
真姫「いや、あの……コシヒカリって、その…お米よね?…捨てられたって、花陽が?どういうこと?」
凛「真姫ちゃん!かよちんは、小ちゃい頃からコシヒカリ一筋でずっと尽くしてきたんだよ!?それなのにフラれちゃって…
…そんな、かよちんが辛い状況なのに、何でそんなデリカシーのないこと聞けるの!」キッ
真姫「ヴェェ!?な、何よぉ!言ってる意味が分からないんだもの!しょうがないでしょっ!」ジワッ
凛「本当にあいつ許せない!次会ったらギッタギタにしてやるにゃ!」フシャ-ッ!
0
同感だよ。花陽を泣かせるなんて許せないよね!
真姫「いやいや、あんたも何言って……!?」
花陽「…ぐすっ…あきた…こまちさん…」ポロポロ
真姫「ヴェェエ!?米が喋っ…!?はぁっ!?」
真姫「だって!おかしいじゃない!お米が喋ってるのよ!?ほら!ほらぁ!」ユビサシッ
0
…花陽、もしよかったら今夜、君の家に泊まりに行っていいかな?
花陽「………え…?」ポロポロ
真姫「は?」
たまたま花陽も僕も今はそういう相手がいない。だから…僕なんてどうかな?
花陽「いや……あの……えっと……」
…ガシッ
凛「ねぇ…あなた、かよちんに向かって何言ってるの?」ムナグラ グイッ!
0 !?
凛「傷心中のかよちんにつけ込むようなことしてるよね!?
どうせ、かよちんの体目当てってことだよね!?ほんとこれだからお米って最っ低!!」ギリギリギリッ
0
うぐっ…
ザワザワ…ザワザワ…
真姫「凛!米粒相手に本気で怒ってたら、周りから凛が変な子って思われちゃうでしょ!落ち着きなさい!」アセアセッ
凛「かよちんのためなら、凛はどう思われようが構わないにゃ!」ギリギリッ
花陽のためなら…?どうやら君は花陽のことを勘違いしているようだな…
凛「なっ!?あなたにかよちんの何が分かるっていうの!!」ギリギリッ
0
ほら、その花陽を見てごらんよ…
花陽「え…そんな別れてすぐに別のお米なんて…// でも、折角声かけてもらったわけですし…//」ボソボソ
凛「!?」
凛「え?…か、かよちん……?」
花陽「…えと、その…今日はお父さんとお母さんが…家に居ないので…あのっ…//」モジモジ
凛「か、かよちん!?な、何を言ってるの!騙されちゃダメ!あいつもどうせかよちんの体のことしか考えてないんだよ!」ガシッ
花陽「………それでもいいの」
凛「………え?」
花陽「花陽ね、好きなお米と…とかじゃなくてもね、もうお米が私の傍に居てくれるんだったら誰でもいいのかな…って。」
凛「そんなぁ…かよちん…」ポロポロ
真姫「何よこれ」
……………………
花陽「…その、とっても凄かったです…// 最高の炊き心地でした…//」
0
花陽も最高だよ。花陽の中で一つになれて…幸せだなぁって。
花陽「も、もう!何恥ずかしいこと言ってるんですかっ//」カァア
0
…いや、僕は本気だよ。こんなにお米を勃てて炊いてくれる女の子なんて他にいない。最高の子だって思ったよ。
花陽「そ、そんな…//」
0
僕は花陽を大切にしたい。必ず君を守るから…よかったら、明日も…いや、これからも一緒にいていいかな?
花陽「…………………」
花陽(…い、良いんですよね?花陽は、大好きなあのお米とじゃなくても…いつでも炊かせてくれて、寂しさを紛らわしてくれるなら…本当にそれで…)
………ピンポーン
花陽(どうして即答できなかったんだろう…あきたこまちさん、良いお米なのに…どうして…)タタタッ ガチャッ
花陽「どちら様です…か……」
✨✨
こ、こんばんは。…今、大丈夫かな?
花陽「……う、魚沼さん!?ど、どうして…」プルプル
花陽に謝りたいことがあって…
花陽「えっ……?」
✨✨
ごめん!…自分が全国で有名になって、調子に乗って…自分に釣り合うのは、それ相応の裕福な人だって…本当に身勝手な話でフってしまって、花陽をすごく傷付けた。
花陽「………………………」
✨✨
でも、今さらだけど、ようやく気付いたんだ!大事なのはお金なんかじゃなかった!
僕のことを大事に思ってくれて!誰よりも丁寧に炊いてくれて!
美味しそうに!本当に幸せそうに食べてくれる…そんな花陽が何よりも大切なんだってことに…
花陽「うぅっ……」
✨✨
もう絶対に花陽を泣かせない!悲しませない!…だから、もう一度だけチャンスをください!これから花陽の傍にいさせてください!
花陽「……ずるい…」
花陽「…そんなの、私…『はい』としか言えないよぉ…」ポロポロ
花陽「でもっ…小ちゃい頃からずっと一緒だったがらぁ…私のそばから居なぐなる…なんてぇ…花陽ざびじいよぉ…」ポロポロ
✨✨ ダキッ
すまない…本当にすまなかった…
花陽「うぅっ…うぅ…」ボロボロ
0 ハァ
僕の出る幕なんて無かったわけか…
こうして花陽は、コシヒカリとのよりを戻したのであった
………
ブワッ
うぐっ…えぐっ……
真姫「……えと、このおにぎりは何よ?…お米のとぎ汁みたいなのが溢れてるんだけど?」
ポタポタ
涙が…止まらないんです…
真姫「知らないわよ…」
凛「ふんっ!ざまぁないにゃ!あなたがかよちんに酷いことしたから、当然の報いにゃ!」
そ、そうです…僕が悪いんです…。僕のせいでこんな風になってしまったので…。
真姫「もうっ!メソメソと鬱陶しいわね!言いたいことがあるならハッキリ言わないと分からないでしょ!」
ポタポタ
…ぐすっ…実は、先日の件で花陽に誠心誠意謝罪をして…なんとかヨリを戻してもらえたのですが……その日に、初めて僕以外のお米を炊いてしまってたそうで…
凛「は?それが気に入らないってこと?」イラッ
ポタポタ
いえ…自分のせいなので、そこを責めるつもりは一切ないのですが…
…その時に、他のお米の良さというか…味を占めたといいますか…
真姫「…要領を得ないわね。結局、何が言いたいのよ?」
ポタポタ
つまり…
………………………
ホカホカァ
はぁ…もう出るっ!出ちゃう!…ゔっ!
花陽「~~~♡」ゴクンッゴクンッ
0 シナシナッ
はぁ…はぁ…8杯って、久々に張り切っちゃったよ…。明日も早いし、この辺で…
花陽「…ゆめぴりかさん?その…花陽、まだおかわりしたいなぁって…//」モジモジ
0 アセアセッ
へっ!?あ、あはは…いやぁ、気持ちは嬉しいんだけどね?そろそろ打ち止めと言いますか…一晩置いた方が美味しくなると言いますか…
花陽「だぁめ♡」ハムッ
0 ビクンッ
はうっ!?
花陽「今夜は…寝かしてあげませんから…ね?」ジュブッ ジュボッ
ムクムクッ//
あっ、ああああああああああああーっ!…
こうして、花陽は全国にたくさんの米フレを作っていき、どのお米も美味しく炊いていきましたとさ
おしまい
<まったく、米は危機管理能力が無さすぎる
<パンの本当の力を見せてやる
-
前の記事
【ラブライブ!】凛ちゃんに使って欲しいポケモンの技 2020.04.30
-
次の記事
【ラブライブ!】このちかっち幼くて可愛い 2020.04.30