【ラブライブ!】ダイヤ「やめなさい!!」ルビィ「やだ!!」
- 2020.04.30
- SS

ダイヤ「どうしましたルビィ?」
ルビィ「おーねぇーーちゃーん!」ピョーンッ
ドスッ
ダイヤ「ゴフッ!!?」ヨロッ
ルビィ「ただいまー!」ニコニコ
ダイヤ「がはっ…」パタリ
ルビィ「お姉ちゃん?」
ルビィ「お姉ちゃん!?お姉ちゃん!」ユサユサ
—
–
ダイヤ「いいですかルビィ」
ルビィ「はい…」
ダイヤ「毎日毎日我が家に帰る度に、帰宅の挨拶をすることはとても良いことです」
ルビィ「うん!」ニコニコ
ダイヤ「ですがっ!!!」ビシッ
ルビィ「ぴぎっ!?」ビクッ
ルビィ「そうかな?」
ダイヤ「普通に『ただいま』と挨拶すればよいのですよ?」
ルビィ「うん」
ダイヤ「それを助走増し増しで、走り幅跳びをしたようなタックルをキメながらする必要は一切ないですわ」
ルビィ「えー」
ダイヤ「えー、ではありません!」
ルビィ「お姉ちゃんのけちんぼ」
ルビィ「高校一年生です」
ダイヤ「その通り…いくら体の小さいあなたでも、もう高校一年生なのです」
ダイヤ「そんなあなたの体が、あのスピードで、あまつさえ宙に浮いて突っ込んでくるのですよ?私にです!このか弱い私に!!」
ダイヤ「受け止められるはずがないでしょう!!」
ルビィ「でも…でもでも、昔からこうしてきたのに…」
ダイヤ「卒業しなさい」
ルビィ「え」
ダイヤ「お姉ちゃんへの帰宅タックルは今後一切禁止です!!」
ダイヤ「やだじゃありません!!私が死んでしまいます!」
ルビィ「お姉ちゃんとくっついてたいんだもん!!」
ダイヤ「嬉しいですが!!」
ダイヤ「タックルはやめなさい!!」
ルビィ「照れ隠しくらいさせてよ!!この歳になってお姉ちゃんにそんなの恥ずかしいんだもん!!」
ダイヤ「その歳になったんだからタックルやめろと言ってるのです!!」
ルビィ「ばか!お姉ちゃんのばかーー!」ドスッ
ルビィ「ぅおねぇちゃん!!?」
ダイヤ「うっ…うおお…」パタリ
ルビィ「お姉ちゃん!しっかりしてお姉ちゃん!!」
ダイヤ「…」チーン
ルビィ「ぐすっ…いったい…いったいだれがこんなことを…」ギリッ
ダイヤ「あなたですわよねぇ!!?」グワッ
ルビィ「生き返った!」パァ
ダイヤ「あーもぉ頭にきました…」テクテク
ルビィ「どこ行くのお姉ちゃん」
ダイヤ「ふんっ!」ペシッ
ルビィ「いたい!!」ヨロッ
ダイヤ「私の半径1メートルに近づかないようお願いします…さもなくば」
ルビィ「さもなくば?」ピトッ
ダイヤ「言ったそばからくっつかないでください!!」
ダイヤ「うっ」ドキッ
ルビィ「大好きで…お家でお姉ちゃんに会えると思ったら、つい抱きつきたくなるの…」グスッ
ダイヤ「ルビィ…」
ルビィ「つい勢いつけてお姉ちゃんのお胸に飛び込みたくなるの」ウルウル
ダイヤ「勢いはつけないで」
ルビィ「おねえちゃん」ギュッ
ダイヤ「る、ルビィ、ちょっと」ドキドキドキ
ダイヤ「んなっ、そんな///」ドキドキドキ
ルビィ「…」ギュゥゥウゥゥゥウ
ダイヤ「わ、私だって…あなたのこ…と///」
ルビィ「っっっ」ギュゥゥウゥゥゥウゥウウウウゥゥゥ
ダイヤ「っっって苦しいですわ!!!どんだけ力込めて抱きついてるんですの!!?私に何か恨みでもあるのあなた!!?!?」
ルビィ「ご、ごめんなさいお姉ちゃん…好きって気持ちが強すぎてつい…」エヘヘ
ルビィ「お姉ちゃんへの愛から…かな?」ニコッ
ダイヤ「やかましいですわ!!やかましいですわ!!!!!」
ルビィ「まーまーお姉ちゃん落ち着いて、イライラすると顔にお皺が増えるって、ルビィのお母さんが言ってたよ?」
ダイヤ「それ私のお母さま!同じ人!!あなたと私は姉妹!!!」
ルビィ「お姉ちゃん今日絶好調だね、どうしたの?」
ダイヤ「あなたのせいですから!!九割五分あなたのせい!!ですから!!!」
ルビィ「はぁ…わかった、ごめんねお姉ちゃん…ちょっとルビィわがまま言い過ぎたね」シュン
ダイヤ「ん、わかっていただければいいのです」
ルビィ「うん、ルビィ、お姉ちゃんには元気でいてほしいし、ルビィのせいで怪我なんてさせたくない」
ダイヤ「ありがとうルビィ」ナデナデ
ルビィ「えへへ///」
ダイヤ「ただ、勘違いしないでください…私はあなたのことを嫌ってるわけじゃありませんのよ…むしろ」
ルビィ「わかってるよ、言わなくてもわかってる」
ダイヤ「ふふっ、良い子ですわ」ヨシヨシ
ダイヤ「これは…」
ルビィ「プリン…半分、お姉ちゃんにあげるね」ニコッ
ダイヤ「ルビィ…あなた」ウルウル
ルビィ「…」ニコニコ
ダイヤ「これ、元から私のプリンですわよね」
ルビィ「わかってるよ、言わなくてもわかってる」
ダイヤ「わかってますわよ!!?言われなくてもわかってますわよ!!!!?!?」
ルビィ「あはははは!!」
ダイヤ「面白くないですわ!?なぜ笑うの!?」
ダイヤ「んむっ!?」
ダイヤ「はむ…」モグモグ
ルビィ「ん、ほら…ルビィと間接キス♪」
ダイヤ「っっっ!?///」
ルビィ「作戦成功」ニコニコ
ダイヤ「な、なな…///」
ルビィ「はいおしまい、ルビィお風呂入ってくるねー」テクテクテク
ダイヤ「こらー!!待ちなさいルビィ!!」クワッ
ダイヤ「えっ…?」
ルビィ「お風呂でルビィ、お姉ちゃんのことゆっくり待ってるから」
ダイヤ「…」
ルビィ「ね?」ニコッ
テクテクテク
ダイヤ「ば、ばかルビィ!!///」
おわり
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