【ラブライブ!】穂乃果「怖い話大会をしよう!まずは凛ちゃんから」凛「任せるにゃ!」
- 2020.04.30
- SS

穂乃果「出だしから怖そうだね」ゴクリ
真姫「そう?」
凛「凛が中学三年生の時…」
穂乃果「うんうん!」
真姫「ふーん」
穂乃果「うんうん…」ぶるぶる
真姫「なのに?」
凛「かよちんがね今年は凛ちゃんにあげる手作りチョコはないよって…」
ほのまき「…」
穂乃果「えっ?」
凛「あれは恐怖だったにゃ…」ぶるぶる
真姫「…で?」
凛「にゃ?」
真姫「それだけ?」
穂乃果「まさかー。そんなことないよね?」
凛「もちろん!またつづきがあるよ」
穂乃果「ほらー、まだ続きがあった!」
真姫「で、その続きは?」
凛『なんで!なんで凛に手作りチョコくれないの?』
凛「けどね、理由はなんとなくは分かってた。中学三年生だし、時期的に受験でしょ?かよちんも忙しいからなーって」
穂乃果「うんうん」
凛「凛の予想は的中だったんだ」
穂乃果「おー!」
凛『へ?受験勉強?』
花陽『うん。受験勉強もあるし…チョコレート作る時間がなくて…。ごめんね凛ちゃん。あっ、勿論2人で合格したらその日に特別美味しいスペシャルチョコレートをプレゼントするからね』
凛「凛の勉強も手伝ってくれたし、かよちんもいっぱいいっぱいだったんだなって。凛、反省したんだ」
穂乃果「そっかー」
真姫「えっ?それで終わり?どこが怖い話なの?」
凛「まさか!まだ続きがあるよ!」
穂乃果「そうこなきゃ!」
真姫「ふーん。で?」
穂乃果「へー、そうなんだ」
凛「かよちんが授業で作ったお菓子をよく貰ったんだ!あのね、すっごく美味しかったよ!」
穂乃果「花陽ちゃんの手作りお菓子…」ぐぅー
真姫「お腹鳴ってるわよ」
穂乃果「えへへー。想像したらつい…で?」
凛「バレンタインデー当日に選択授業があって、そこで作るお菓子を頂戴ってお願いしたにゃ。そしたらね…」
真姫「そしたら?」
凛『ねぇ、今度は何を作るの?』
花陽『チョコレートだよ』
凛『凛も少しでいいから食べたいにゃー。いいでしょ?』
花陽『ごめんね。できないの…』
凛『へっ?』
穂乃果「えぇ!なんで!」
真姫「どうしてなの?」
穂乃果「凛ちゃん!」
凛「かよちんはこう言ったにゃ…」
花陽『あのね、授業で作ったチョコレートは気になってる男の人に渡そうって事になってて…ごめんね?だから女の子の凛ちゃんにはあげれないの』
凛「って言うんだよ!」
穂乃果「えぇぇぇぇぇ!!!」
真姫「そ、そんなのって!」
凛「凛は恐怖で震え上がったにゃ」ぶるぶる
穂乃果「こわい!怖すぎるよ!」
真姫「凛を差し置いて花陽の手作りチョコを食べる男の人がいるですって?」
穂乃果「凛ちゃん以上に花陽ちゃんを愛してる人なんていないのに!」
真姫「恐ろしい話ね…」
凛「でしょ?かよちんの作ったチョコをかよちんが気になってる男の人が食べる…」
凛「凛のよりかよちんの事が大好きな人なんていないのに!!!」
凛「凛はかよちんの気になってるだけの男の人に負けたんだぁぁぁ!!!」
穂乃果「凛ちゃん落ち着いて!大丈夫だよ!」
穂乃果「そうだよ!花陽ちゃんって確かお兄さんもいたよね?あれいないっけ?いたような…」
真姫「凛だって家族にならいいでしょ?」
凛「…それがね」
穂乃果「えっ?」
凛『気になってる男の人…あっ、お父さんとか?』
花陽『ううん。家族はダメなルールなの。家族に渡したり、女友達にあげたら罰として裸でグランド12周って言われてて…』
真姫「何よそれくだらない。言い出したのは誰?どこの高校にいるの?」
穂乃果「真姫ちゃんも穂乃果も怒ったよ!ひどいよそんなルール!」
凛「…はぁ」
花陽『ごめんね…凛ちゃん』
凛『そっか…2月に裸で走ったら風邪ひいちゃうもんね』しゅん
花陽『うん…受験生だしこの時期に風邪引くのはちょっと』しゅん
真姫「えっ、問題はそこ?」
穂乃果「そうだよ!風邪もきついけど12周だってきついよ!」
真姫「えっ?そこなの?」
ほのりん「そこ!」
真姫「そこなの…」
花陽『受験が終わったらすっごいチョコレート作っちゃうからね!』
凛『う、うん…楽しみだな』にこっ
花陽『はぁ…男の人にあげるの初めてだから緊張しちゃうな』
凛『ね、ねぇかよちん!』
花陽『ん?』
凛『あー…なんでもないにゃ』
花陽『う、うん…』
凛『えへへー…はぁ』
凛「結局、あの時誰にあげたのか怖くて聞けなかったにゃ」
真姫「えっ…花陽が誰にあげたのか知らないの?」
凛「しらないよ!だって聞きたくないもん!」
真姫「凛…」
穂乃果「今でも聞くのが怖い?」
凛「それは…うん」
真姫「花陽のことを信じられない?」
凛「それだけはないにゃ!だって、かよちんは凛のこと…」
穂乃果「凛ちゃん…」ぎゅっ
真姫「凛っ!」ぎゅっ
凛「真姫ちゃんまで!?」
穂乃果「花陽ちゃんに聞こう!」
真姫「花陽に聞くわよ!」
凛「えっ!」
穂乃果「怖くないよ!」
真姫「私たちがついてるわ!」
凛「穂乃果ちゃん…真姫ちゃん…うんっ!」
穂乃果「そうと決まれば、早速花陽ちゃんに突撃だよ!」
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花陽「へ?バレンタインデーの日に気になってる男の人にプレゼントした…うん。したよー」
にこ「けっ、とんだリア充ね」
花陽「違うよ!誤解だよぉ…」
真姫「誰なの!誰にプレゼントしたの!」
凛「誰にゃ!」
花陽「うぇぇ、みんな怖いよ…」
にこ「誰なの?面白そうな話題だからさっさとはっきり言いなさいよ」
花陽「にこちゃんまで!うぅ…」
凛「あのね、凛…ずっと怖かった!けどかよちんにだって気になってる男の人くらいいるよね?」
花陽「えぇっ!?」
凛「凛…受け入れる。凛より足が早い人でも…凛、かよちんの大好きな男の人なら受け入れられるにゃ!」
凛「ほんとは悔しいけど…」
花陽「凛ちゃん…」
凛「ねぇ、あの時、かよちんは誰にチョコをプレゼントしたの?」
花陽「えっと…」
ほのまき「…」ゴクリ
にこ「どーせお父さんとかくだらないオチでしょ?」
穂乃果「ちょっと!なにもしらないくせに!」
真姫「少し黙っててよ!」
にこ「嘘でしょ今私怒られてるの?えっ?嘘でしょ?どうしてなの!」
花陽「えっと…」
凛「やっぱり、他の女子からも大人気だった隣のクラスの…」
花陽「あのね、坂口さんだよ」
凛「そうそう。坂口…へ?坂口さん?」
花陽「うん。凛ちゃん覚えてるかな?用務のおじさんの坂口さん」
凛「覚えてるも何も!かよちんよくあのおじさんと一緒に花壇のお世話して…あっ」
花陽「いつも一生懸命でお花のことも詳しかったし…あとね!お米の事にも詳しいの!美味しい炊き方とかに詳しいからもう気になっちゃって気になっちゃって」
凛「あのおじさんにあげたの?」
花陽「うん!お孫さんと一緒に食べるって喜んでくれたよー」
凛「か…かよちん!!」ぎゅーっ
花陽「やー♪」
凛「ごめんなさぁぁぁい!!!」
花陽「どうして謝ってるんだろ…ふふっ、凛ちゃんってば面白い」
凛「凛はかよちんが大好きにゃー!!」
花陽「きゃー♪」
穂乃果「良かったね、凛ちゃん!」
凛「うん!あのおじさんは凛も大好きだったにゃー」
花陽「すごく優しくていい人だったよね」
凛「うん!」
にこ「って、話が全然見えないんですけどー」
穂乃果「あのね、3人で怖い話大会してたの」
真姫「それでこうなったの」
穂乃果「ねっ!」
にこ「うん、今のでさらに見えなくなったわね!」
花陽「どうか…したの?」
凛「うん。あの日…すごく落ち込んでて」
・
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凛『凛以外の人がかよちんのチョコを食べてる。凛以外の人がかよちんのチョコを食べてる。凛以外の…』ぶつぶつ
坂口さん『どうしたんだい?』
凛『あっ、こんにちは!今日もご苦労様です!』
坂口さん『ご丁寧にどうも。何か落ち込むことでもあったのかな?』
凛『はい…少し嫌な事があって』
坂口さん『君にならあの子も怒らないだろう』
凛『にゃ?』
坂口さん『さっき貰ったんだ。ひとつ食べないかい?元気が出るよ。』
凛『へ?手作りチョコ…誰かから貰ったんですか?』
坂口さん『うん。ひとつどうだい?』
凛『でも…』
坂口さん『いいからいいから。その方があの子も喜ぶ』
凛『にゃ?じゃあお言葉に甘えて』
ぱくっ
凛『!!』
坂口さん『美味しいかい?』
凛『世界一美味しいかもしれない!』
坂口さん『ほー、そうかいそうかい。よかったねー』
凛「あ…ごめんかよちん、あのチョコ…凛食べちゃってたかも」
花陽「へ?」
凛「大丈夫!時効だから走らなくてオッケー!」
真姫「いいけど、そんなに怖くないわよ?夜、パパの病院で…」
ほのりん「ひゃぁぁぁぁぁ!!!」
花陽「聞いてない聞いてない!私は聞いてない…」ぶるぶる
にこ「3.142935965…」ぶるぶる
穂乃果「ちなみに怖い話大会で優勝したのは真姫ちゃんでした!」
凛「ぶっちぎりだったにゃー」
穂乃果・凛「おしまい!」
おつ
りんぱなのバレンタイン・・・うっ頭が
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