【ラブライブ!】穂乃果「ことりちゃん、今度はいつ帰ってくるの…..?」ことり「……」
- 2020.04.30
- SS

穂乃果「また?最近海外に行くことが多くない?」
ことり「ごめんね、仕事だから…」
穂乃果「ことりちゃん…」
ことり「…..じゃあ私、行くね」
穂乃果「う、うん….」
穂乃果「ことりちゃんがファッションデザイナーとして有名になれたのは私も嬉しいけど….」
穂乃果「こうも海外に行くことが多いと参っちゃうなあ」
穂乃果「私は穂むらがあるから一緒に行けないし….」
穂乃果「…….寂しい」ハァ
prrrr….
海未「ふふ、穂乃果こそお久しぶりです」
穂乃果「いやあ、久しぶりだねえ」
海未「あはは、といっても一ヶ月しか経ってないじゃないですか」
穂乃果「いやあ、高校の時は毎日会ってたからね~」
海未「高校…..実はそのことで電話しようと思ってたのです」
穂乃果「?」
海未「μ’sで同窓会をしませんか?」
海未「そうです、みんなで集まれる日を探すのは難しいかもしれないですがやりたくありませんか?」
穂乃果「いいね、やろうやろう!!」
海未「乗り気で助かります。確かことりはこの前帰ってきたんですよね、でしたら今ことりにも予定を聞いてもらって…」
穂乃果「ご、ごめん海未ちゃん、ことりちゃんもう日本にはいないんだ」
海未「え、もう出発してしまったんですか!?」
穂乃果「うん….」
穂乃果「ご、ごめんね、ことりちゃん、売れっ子デザイナーだし」
海未「……」
海未「穂乃果、帰巣本能って知っていますか?」
穂乃果「え?」
海未「鳥など生物がどこへ行ったとしても元の巣へと戻ってくることです」
海未「ことりを鳥と比喩するのもおかしいですが….」
海未「大丈夫です、ことりは必ず穂乃果の元へ帰ってきますよ」
穂乃果「….うん、ありがとう海未ちゃん」
穂乃果「あ、うん。えっとね…..」
海未「わかりました、それでは具体的な日時と場所が決まったら知らせますね」
穂乃果「うん、任せても大丈夫なの?」
海未「はい、任せてください」
海未「…..穂乃果、あまり一人で思い詰めてはいけませんよ?」
海未「私でよければ何時でも相談に乗りますから」
穂乃果「…..うん、大丈夫、今日はありがとう。同窓会、楽しみにしてるね!」
ガチャ
海未「どうしてですか、ことり…….」
穂乃果「ひっさっしぶりー!!」
凛「わああ、穂乃果ちゃんだ!!」
花陽「すっごい久し振りだね!!」
ことり「みんな懐かしい~!」
にこ「いやあ、こうしてみると変わらないわね~」
真姫「にこちゃんも相変わらずの身長ね…..」
にこ「しょ、しょうがないでしょ!」
海未「絵里がまだ来ませんね」
希「あ、絵里ちからだ…..少し遅れるって」
海未「じゃあ先に入りましょうか」
みんな「かんぱ~い!!」
穂乃果「それにしても、みんな久し振りだね!」
花陽「最後にみんなで集まったのっていつだっけ?」
希「えっと…穂乃果ちゃんとことりちゃんの結婚式じゃなかったっけ?」
穂乃果「っ、そ、そうだね、それ以来だから本当に楽しみだったよ!」
にこ「籍は入れてないんだっけ?」
ことり「うん、同性婚は外国じゃないと無理だからね」
真姫「凄かったわよね、あの結婚式」
にこ「まさか、二人ともウェディングドレス着てるんだもの」
にこ「それでね….」
ガラッ
絵里「ごめんみんな!車が渋滞で混んじゃってて」
凛「あ、絵里ちゃんだにゃ!!」
穂乃果「あ、絵里ちゃん久し振り~!」
海未「仕事帰りですか?」
絵里「帰国して空港からここまで直行よ、時差ボケでもう大変っ….」
花陽「通訳だっけ?海外たくさん回るのって楽しそう!」
絵里「いやいや、もう大変なことばかりよ?この前だって…」
希「今日はみんなで仕事の愚痴を話す日やね」クスクス
花陽「うん、にこちゃんが出てた番組、全部録画したもん!!」
にこ「ふふ、ありがとう。今はアイドルをプロデュースする側だけどね」
真姫「けっこう速く引退したわよね」
にこ「まあね、アイドルは私の目標でそれが叶ったから、今度は私が素敵なアイドルを出せたらいいなって」
希「ふふ、にこっちはそれでなっちゃうから凄いよ」
凛「あれ、揚げにんにく一つ余ってるよー、誰か食べてないの?」
絵里「ことりがにんにくダメでしょ?凛が食べていいわよ」
凛「あ、そっか。じゃあいただきまーす!!」
ことり「…..」
花陽「ことりちゃんどうしたの?」
凛「トイレ?」
ことり「そうじゃなくって….ごめん、タバコ吸っても大丈夫かな?」
凛「あ、凛はいいよ~」
花陽「私も大丈夫」
希「うちもええよ」
ことり「ごめんね~」スッ
絵里「じゃあ私も」カチッ
にこ「遠慮なく」シュボッ
真姫「吸わせてもらうわね」フゥ
真姫「海未もポケットからタバコ見えてるわよ」
花陽「別に遠慮する必要ないよ、四人も吸ってるんだし」
凛「吸おうとは思わないけど敏感に反応するほど嫌いでもないよ」
海未「そ、それじゃあ遠慮なく….」シュボッ
穂乃果「まあ、確かにみんなタバコ吸ってるのびっくり!」
にこ「まあ、仕事の関係上ね…..」
真姫「医者ってストレスたまるし…..」
にこ「医療者がタバコ吸ってどうするのよ….」
穂乃果「なんか、みんな煙草の匂い違うけど特に絵里ちゃんの煙草は匂いが全く違うね」
絵里「ロシアのやつだからかしら、確かに特徴的な味でこれが癖になるのよ」
ことり「ふふ、ことりのタバコの匂いはわかる?」
穂乃果「うんわかるよ、けっこう嗅ぐもん!」
凛「熱々だにゃ~」
海未「………」スゥー
穂乃果「お開きだ!」
凛「うぅ….飲みすぎたにゃ….」
花陽「はい、凛ちゃん水」
凛「ありがとかよちん…」
真姫「にこちゃんお酒意外と強いのね…」
にこ「鍛えられてるからねぇ」
希「ロシア人はお酒強い聞くけどこれじゃ迷信かもしれんね」ヨイショット
絵里「ことり~、ヒックまた今度よろしくね~!」
ことり「ん~、またね~」フラフラ
海未「こ、ことり、しっかり肩に捕まっててください!!」
穂乃果「じゃあ、みんなまた今度!!」
ブロロロ….
ことり「……..」スゥ….スゥ
海未「ことりは寝てしまいましたね…」
穂乃果「そうだね」アハハ
海未「……穂乃果」
穂乃果「んっ、何?」キョトン
海未「….何でもないです」
穂乃果「………」
海未「穂乃果…..」
穂乃果「う、海未ちゃん……?」
海未「身体には気をつけてください、では」
タッ
穂乃果「あっ…..」
穂乃果「何だったんだろう….?」
ことり「………」スゥ….
海未「…..ただいま」
海未「……..っ」ガクッ
海未「…….はぁ……はぁ」
海未「落ち着きなさい、海未。あの場にはことりもいたのですよ…..」
海未(いえ、ことりがいても私は….)
ガサッ
海未「…….煙草が切れちゃいましたね」
海未(酔い覚ましに買いにでもいきましょうか…)
海未(煙草は吸う時に口元を隠せる….)
海未(そして言いかけた言葉を、煙に混ぜて、隠すのです)
海未「穂乃果、好きです」
海未(フフフ…本人がいない時だったら私はこんなにも気持ちを素直に伝えられるのですね)
海未(しかし、私は決めたんです。穂乃果とことりの邪魔をしないと、二人を苦しめる真似はしないと…..)
ウィーン
ラッシャッセー
海未「…..○○番で」
ガチャッ
ことり「ただいま….」
穂乃果「こ、ことりちゃん!?」
ことり「….ただいま」
穂乃果「もうっ、心配したんだよ!!最近めっきり連絡取れないし…..」
ことり「ごめん、色々忙しかったんだよ」
穂乃果「そんな….それでも帰って来る日くらい連絡してくれても…..」
ことり「ごめんごめん、あと、明日になったらまた出ないと行けないから」
穂乃果「また?最近ずっとどこか行ってばかりじゃん!!」
ことり「しょうがないよ、今は忙しい時期なんだから….わかって?」
穂乃果「…….うん」
穂乃果「うわあ….シャツがたくさん、長いこと向こう行ってたからなあ….」
穂乃果「ことりちゃんのシャツ….」
スウゥ
穂乃果(この煙草の匂い….ことりちゃんの匂いだ…….)
穂乃果「よし、じゃあ他のシャツを洗濯して….」
クン
穂乃果「………この匂い」
穂乃果「はっ……っむ…」チュウゥ
ことり「穂乃果ちゃっ…明日も仕事だから今日はっ…..んむっ」
穂乃果「ハァ….んむっ….ちゅぱっ」
ことり「穂乃果ちゃん!!」グイッ
ことり「……..っ!!」
穂乃果「……….うっ…….エグッ」ポロポロ
穂乃果「なんで…..なんでっ……!!」
『なんか、絵里ちゃんのだけタバコの匂いが全く違うね』
『ロシアのやつだからかしら、確かに特徴的ね』
穂乃果「なんで…..なんでシャツから絵里ちゃんの煙草の匂いがするの?」
穂乃果「答えてっ!!!」
ことり「……」
ことり「絵里ちゃんとはファッションショーの時に、会って….」
穂乃果「………」
ことり「それから連絡するようになって….向こうでは….よく会ったり、してる….」
穂乃果「……じゃあ、何で黙ってたの?」
ことり「それは…..」
穂乃果「大丈夫…..わかってるから…..だから….だから正直に答えて….」
ことり「…….絵里ちゃんとえっ○、した…..」
穂乃果「っ…..」
ことり「……」
穂乃果「他の女の子ともしたの!?」
ことり「…..μ’sの子じゃないけど」
穂乃果「っ……何で!?」
ことり「寂しかったから…..かな?」
穂乃果「そんな……だったら私が向こうに行ってっ…..」
ことり「穂むらは?」
穂乃果「っっ….それは…..」
ことり「穂乃果ちゃん……」
ことり「別れよう」
ことり「私がこんな嫌な女なのに?」
穂乃果「次やらないって言ったら許してあげるからっ!!だからっ!!!」
ことり「….無理だよ」
穂乃果「………っ!!」ポロポロ
ことり「ことりはもう、穂乃果ちゃんのこと、愛せない」
穂乃果「待って…..待ってことりちゃん…」ガシッ
ことり「ごめんね、穂乃果ちゃん…..」
グイッ
穂乃果「あっ….」
ことり「…..さよなら」
穂乃果「ことりちゃん!!」
ギイィ…..バタン
ことり「………」
prrrrrr……
最終的にことほのに収まって欲しいな
prrrrrr….
穂乃果「……..グスッ」
prrrrrr…..
穂乃果「…………」
prrrr….ガチャッ
穂乃果「……..はい」
海未「あ、穂乃果ですか?さっきことりに電話するように言われたのですが….何かありましたか?」
海未「…….穂乃果?」
穂乃果「う、海未ちゃん実は….エグッ」
海未「そんな….ことりが!?何かの間違いなのでは!?」
穂乃果「ううん、間違いない…ことりちゃん本人から聞いたんだもん」
海未「そんな….そんなまさか….」
穂乃果「海未ちゃん、私どうしたらいいのかな….」
海未「っ!!今からそちらに向かいます!!」ピッ
海未「ことり….なぜっ….」
ガラッ
海未「………..ことり」
ことり「久しぶり、海未ちゃん」
海未「あなたは最低です!!」
ことり「…..前もこんなことあったよね」
ことり「私はその場にいなかったし、はたかれたのは穂乃果ちゃんだったけど」
海未「…何が言いたいのです?」
ことり「何時だって海未ちゃんは私たちを叱ってくれた」
ことり「私たちはずっと三人一緒だったの」
ことり「穂乃果ちゃんが行き先を導いてくれて、やり過ぎた時は海未ちゃんが注意して、私はそのバランスを取って….」
ことり「そうやって私たちは過ごしてきたの」
ことり「三人で集まることも少なくなったね」
海未「ことり…」
ことり「そして私の海外出張…..」
ことり「目に写るもの全て新しくて今まであった価値観が壊れていった….」
ことり「海未ちゃん…..人は変わるんだよ?」
ことり「あの時のことりは、もういなくなっちゃったの」
ことり「穂乃果ちゃんをよろしく頼むね」
海未「それは…どういう意味ですか」
ことり「どういう意味も何もそのまま、これからは海未ちゃんが穂乃果ちゃんの隣にいるの」
海未「っ、ふざけないでください!!」
ことり「大真面目だよ、私は」
ことり「私は穂乃果ちゃんを愛せない、他に穂乃果ちゃんを愛する人がいるの」
ことり「私はそれは海未ちゃんの役目だと思ってる」
海未「そんなの無責任過ぎます!!」
ことり「飽きたからって放り出す方がよっぽど無責任だよ」
海未「飽きっっ!?」
ことり「そうでしょ、色々な物に、人に触れてことりは変わった、穂乃果ちゃんを愛せなくなった、それは飽きてしまったってことと何ら変わらないでしょ?」
海未「….あなたの心は地に堕ちてしまったのですね」
ことり「あはは、羽ばたく翼さえももう無くなっちゃったかな」
ことり「そうかもしれない、でも今海未ちゃんという人間自体が穂乃果ちゃんに必要なの、私じゃない、海未ちゃんが必要なの」
ことり「穂乃果ちゃんが辛い時一緒にいたのは海未ちゃん、あなただよ」
海未「だとしても!!」
ことり「….一番の理由は」
ことり「一番の理由は海未ちゃん、あなたが穂乃果ちゃんを愛しているからだよ」
ことり「さっき言ったでしょ、穂乃果ちゃんを愛する人が必要だって」
ことり「私は知ってる、海未ちゃんが穂乃果ちゃんを愛していることを…ずっと…ずっと知ってた」
ことり「海未ちゃんなら穂乃果ちゃんをずっと愛することができる、それを私は確信してる」
ことり「だから海未ちゃん、お願い」
海未「ことり….」
ことり「これが私が海未ちゃんにする最後の『お願い』だよ」スッ
ことり「飛行機の時間に間に合わなくなるからそろそろ行くね」
海未「ことり、最後に教えてください…」
海未「あなたは穂乃果を愛せなくなったと言います…でも、あなたは今こうやって穂乃果のために私を説得している」
海未「本当に、本当に穂乃果を好きでは無くなったのですか、今でも心残りがあるのではないのですか!?」
海未「清純でなれなくなってしまった心で穂乃果に会えないなんて馬鹿なことを考えてしまっているのでは無いのですか!?」
ことり「…..」
海未「ことり….」
ことり「….もう私もよくわかんないや」ニコッ
ことり「早く穂乃果ちゃんのところへ!!」
海未「っ!!?」
ことり「電話で穂乃果ちゃんの声聞いたでしょ!?今の穂乃果ちゃんは何するかわからないよ!?」
海未「なっ!?」
ことり「….さよなら、海未ちゃん」タッ
海未「待ってくださいことり!!っ….」
prrrr…. prrrr…. prrrr…. prrrr….
海未「穂乃果っっ…..もうっ!!」タッ
穂乃果(私にはもう何も残ってない…)
穂乃果(そう、何も…)
穂乃果(何も無いなら、もうこの世界にいる意味なんて)
穂乃果「ねぇ、ことりちゃん….」
穂乃果「……」
スッ
バンッ
海未「穂乃果っ!!」
海未「どこですか穂乃果!!….浴室?」タッ
海未「穂乃果!」
穂乃果「海未….ちゃん?何で…」
海未(水が溜まった浴槽、服を着たまま浴室にいる穂乃果、そしてその手に握られているカッター!)
海未「穂乃果っ!!」グイッ
穂乃果「っ!嫌あ!!」
海未「そのカッターを捨ててください!」
穂乃果「嫌あ”ああああ!!」
海未「っっ、このっっっ!!」
カラン
海未「…..穂乃果」
穂乃果「何でだろう…」
穂乃果「順調なはずだったのに、女の子同士なんて言われても気にせず二人で過ごしてきてたのに….こんなに簡単に崩れるなんて」
海未「穂乃果っ….」
穂乃果「ねぇ海未ちゃん、私は一体誰を信じればいいの?」
海未「っっ….」
ことり『海未ちゃんなら穂乃果ちゃんをずっと愛することができる、それを私は確信してる』
海未(ここで穂乃果を抱き締めれば、私はこの先穂乃果と一緒にいられるのでしょうか…)
海未(私は….)
好物です
ことり『海未ちゃん』
穂乃果『海未ちゃん、私どうしたらいいのかな….』
ことり『….私もよくわかんないや』
海未「…..」
ギュッ
穂乃果「えっ、海未ちゃん….?」
海未(私は穂乃果の手を握る…)
海未「穂乃果、ことりは今空港に向かっています」
海未「今から空港へことりを…殴りに行きましょう!!!」
ことり「時間は…まだ少しある」
ことり「…..」
ことり(これでいいんだよ、だって私は最低な女なんだから….)
ことり(でも、何でまだ胸の奥の方がチクチクするんだろう….)
海未「ことり!!」
ことり「っ、海未ちゃん!?」
ことり(何でここに!?穂乃果ちゃんは!?)
穂乃果「….ことりちゃん」
ことり「っ….」
ことり(これでもうことりは安心です、ここに来たってことは私に復讐するため…)
ことり(悪の根源である私が倒されてお姫様二人は結ばれてハッピーエンド、めでたしめでたし)
ことり「….いいよ、来て」
海未「穂乃果…」
穂乃果「うん….っっ!!」
ボゴッ‼
ことり「っっっ~!?」
ことり(ぐ、グー!?)
ことり(穂乃果ちゃんも殴った拳が痛くなってる!?)
海未「さて、ことり….痛かったですか?」
ことり「う、海未ちゃん…そりゃまあビンタだと思ってて…グーパンチされるなんてことり生まれてはじめてだし…」
海未「わかりました、それじゃあ穂乃果の分はチャラですね」
ことり「へ….?」
海未「今回の浮気はこのグーパンチ一発でいいみたいですよ?良かったですね」
ことり「えぇ!?いやこんなので許されるわけ」
海未「それじゃあ穂乃果、右手が痛いなら今度は左手で」
ことり「ちょ、ちょっと、本当に痛かったんだからやめてよ!?」
海未「じゃあ穂乃果の分は終了ということで」
ことり「….穂乃果ちゃんの分?」
ことり「ま、まままま待って海未ちゃん!!海未ちゃんのパンチなんか私死んじゃうよ!!」
海未「いいじゃないですか、それほどのことをあなたはしたんですし」
ことり「でもでも、それは流石に予想してなかったというか、何か他の罰をというか…」
海未「ほう、では違う罰でしたら何でも言うことを聞くと….」
ことり「いや別に何でもとは」
海未「いやー、この前瓦割りしましたらけっこうイけましてね?何枚でしたっけ….」
ことり「あーっ、もう!!わかりましたわかりました!!ことりは海未ちゃんの言うこと何でも聞きます!!」
海未「ことり、私と穂乃果と一緒に3人で暮らしましょう」
ことり「….へ?」
海未「ですから、私と穂乃果、ことりの3人で一緒に」
ことり「えええええええ!!?」
ことり「何で、私海未ちゃんに穂乃果ちゃんのこと頼んだよね!?」
海未「丁重にお断りします!!」
ことり「言い切られた!」
ことり「で、でも穂乃果ちゃんは…」
穂乃果「…..」ポカーン
ことり「ほ、穂乃果ちゃん?」
穂乃果「私も今初めて聞いたんだけど….」
ことり「」
ことり「急過ぎるよ!?」
穂乃果「わ、私と海未ちゃん、ことりちゃんの3人で…」アワアワ
海未「ええそうです、まあ直接的に言うなら」
海未「3人で家族になりましょう」
ほのこと「」
ことり「しかも、女の子同士で!?」
海未「元々あなた達女の子同士で結婚してたじゃないですか」
穂乃果「そ、それはそうだけど」
ことり「だって、今こうなってる原因の私を巻き込んでたら元も子も…」
海未「….いいですか」
海未「私は何年間もずっと我慢してきたんです!それはあなた達の二人の幸せのために!!」
海未「それを何ですかいきなりぶち壊して…こんな私でも堪忍袋の緒が切れましたよ!!」
海未「こんな別れ方、私は許しません!!二人で駄目というなら私も加わります!!」
海未「あなた達には私の目の届く範囲のところにいてもらいます!!」
穂乃果「む、無茶苦茶だよ….」
ことり「…..」
海未「愛せなくなった人間に対して果たしてそこまでできるでしょうか?」
ことり「それはただの責任感で….」
海未「本当ですか?あなたが去るときに見せた表情….本当は自分の中でも整理がついていないんじゃないんですか?」
ことり「それは….」
海未「私は穂乃果を幸せに出来る自信はありません、でもあなただけに穂乃果を任せるなんてもう怖くてできません…でも3人なら….私とことり、穂乃果の3人なら必ず幸せになれる、そう私は信じています」
ことり「…..」
穂乃果「…..私はいいよ」
穂乃果「ことりちゃんがいなくなるの、やっぱり私は嫌だよ、それに海未ちゃんと新しく家族になるのも….うん、楽しそう」
ことり「海未ちゃん….」
海未「はい」
ことり「いいの?私、また浮気しちゃうかもしれないよ?」
海未「その時には今度こそ本当の正拳突きをお見舞いしますよ」
ことり「海外で見付からないように浮気してくるかもよ?」
海未「私、今ちょうど海外の格闘家にも戦いを挑もうかなと思ってるんです」
ことり「…..」
ことり「アハハ….」
海未「?」
ことり「あはははははははははは!!」
穂乃果「ことりちゃん?」
ことり「やっぱりすごいよ海未ちゃんは….二人じゃ考えもできなかったことを海未ちゃんはやってのけた」
ことり「負けたよ海未ちゃん、そこまで言われたら私もそんな素晴らしい世界を….3人で観たいって思っちゃうよ」
海未「じゃあっ….!」
ことり「うん、こんな最低な私だけど…..これからよろしくお願いします」
穂乃果「うん….海未ちゃんこれからよろしくね!!」
海未「はいっ!!」
海未「ほらほら休日だからってだらけすぎですよ」
穂乃果「えー、いいじゃん今日は3人ともお休みなんだし」
ことり「そうそう」
大人になって、色んな体験をして
海未「でしたら何か出掛ける予定でも….」
穂乃果「ううん、こうやって3人で部屋にいるのが一番幸せだよ」
ことり「それに最近じゃ外に喫煙所も少ないしね」
そして、その変化が時に何かを壊してしまうこともある
穂乃果「家じゃないと落ち着いて吸えないよ」
海未「まさか穂乃果まで煙草を吸うようになるとは….」
穂乃果「だって二人とも吸ってるのに私だけ仲間外れみたいなんだもん」
でも、それを修復して元通りになるのも変化というのかもしれない
海未「まあ、いいですけど….あれ、私もそんな吸いたいのですがライターはどこに?」
ことり「うーん、どこだっけ?」
穂乃果「それじゃあ私の火あげるよ」
私たちがこうして学生の時のようにまた3人でいられるように
ことり「あっ、じゃあことりも!」
海未「二人とも煙草を近付けあって何を….ああ、なるほど」
とりあえず、私たちの中で明確に変わってしまったとことと言えば
穂乃果「海未ちゃん早くー」
ことり「火が消えちゃうよ?」
海未「ま、待ってください、シガーキスって意外と難しいんですから!」
部屋がヤニ臭くなってしまったことくらいだろうか
終わり
自分で昔のエタを書き直してみたり完結しているものを自分でリメイクしてみたりするのも面白いかなー、なんて思っています
読んでいただきありがとうございました
まだまだ波乱が続きそうですね。じゃあ次はそれで
面白かった
三人そろってタバコENDはピッチャーマウンドでタバスコ吹いたw
書ききってくれてありがとう
-
前の記事
【ラブライブ!】下級生の花陽におっ○いのサイズで負けてることりちゃんwwwwww 2020.04.30
-
次の記事
【ラブライブ!】3000円も使ってダイヤさんのフィギュア取れなかったwwwww 2020.04.30