【ラブライブ！】凛「海未ちゃん、これ教えて！」海未「はい、私でよければ」

凛「唐辛子ってなんで辛いの？」

海未「それはカプサイシンという辛味成分が唐辛子に含まれているからですね」

凛「へぇー！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

海未「ところで凛は何を食べているのですか？」

凛「コンビニで買ったペペロンチーノ！ズルズｒ……にゃ、にゃー！なんか辛いにゃー！」

海未「コンビニのペペロンチーノなどには小さいですが輪切りの唐辛子が入っていますからね、はい、牛乳を飲んでください」

凛「んぐんぐ…あ、ありがと…でもなんで牛乳？」

海未「はい、辛味成分のカプサイシンというのは冷水に溶けにくく、アルコールに溶けやすい性質を持っています」

海未「また、脂溶性を持っているので、油分が含まれるのも…今渡した牛乳などが辛味を和らげるのに適しているのです」

凛「なるほどー、海未ちゃんはかしこいにゃー！」

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「どうしてチョコレートを食べ過ぎると鼻血がでるの？」

海未「ふふっ、それはあくまで迷信ですよ、凛」

凛「め、迷信！？…ま、まぁ知ってたけど！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

海未「はいはい…チョコを食べ過ぎると鼻血がでるという医学的根拠はないです。ただ、昔の人は脂肪や糖分がたくさん含まれているチョコを食べ過ぎると取りすぎたエネルギーが行き場を失って鼻血が出ると考えられていたらしいですね」

凛「なるほどー、やっぱ海未ちゃんはかしこいにゃー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

海未「ちなみに、チョコを食べ過ぎるとニキビなどの原因になるので、食べ過ぎないように！」

凛「に、ニキビ…！」

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「テッシュってどうして2枚重ねなの？」

海未「それは、いくつかの理由がありますね。同じ厚さで1枚にするより、半分ずつにして重ねたほうがやわらかいから、というのが一つ目」

海未「2枚の間の層で水分を吸収しやすくするというのが二つ目、後は両面を表にして反対側でも肌触りを良くする、機械で生産しやすくするためなどさまざまですね」

凛「へー…ん！？なんかこれ甘いにゃ！」

海未「一部のテッシュにはソルビットという保湿成分が含まれているのです。これは天然の甘味成分でもあるので甘く感じるのですよ」

凛「なるほどー！やっぱ海未ちゃんはかしこいにゃー！」

海未「ありがとうございます、凛。…あ、甘いといっても食用じゃないので食べないでくださいね」

凛「にゃにゃ！？たたたたたた食べるわけないよー！」

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「パピコってどうして2本入りなの？」ﾁｭｰﾁｭｰ

海未「それは、本来は子供向けに作られた商品なので、仲良く分け合えるように、というメーカー側の創意工夫ですね」

凛「なるほどー…あ、これあげるにゃ」

海未「ありがとうございます。ちなみに、「パピコ」という名前もぱ行は歯切れが良く明るいイメージがある、という理由かららしいですよ」ﾁｭｰﾁｭｰ

凛「やっぱ海未ちゃんはかしこいにゃー…」ﾁｭｰﾁｭｰ

海未「ありがとうございます、凛」ﾁｭｰﾁｭｰ

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「ブドウとブルーベリーってどう違うの？」

海未「それは、実がなる植物から違いますね。ブドウはブドウ科ブドウ属、ブルーベリーはツツジ科スノキ属ですね」

海未「あと、ブドウはこのように房でなりますが、ブルーベリーは一粒ずつ枝になります」

海未「それに、ブドウは皮にアントシアニンという紫の色素が含まれてますが、ブルーベリーは皮と果肉に含まれていますね」

海未「それに――凛「ＯＫＯＫ、もわかったにゃ…」

海未「そうですか？あ、ちなみに、世界中で取れる果物の量は約1億トンで、そのうち4割がブドウらしいですよ」

凛「け、桁が違いすぎて想像できない…」

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「オロ○ミンＣとかリポビタンＤとかの瓶って何でこんな色なの？」

海未「それは、中身に含まれるビタミンなどが日光によって分解されてしまうからです。なので、遮光性の高いこの茶色い瓶に入れて防いでいるのです」

凛「へぇー…んぐんぐ」

海未「ちなみに、初めてこの瓶を採用したのはリポビタンＤを出している大正製薬で、これを採用する前はアンプルに入っており今よりも薬品というイメージが強く、内容量も30～50ｍｌと今よりも少なかったそうです」

凛「なるほどー…あ、今リポビタンＤを３本買うと、ラブライブの収納ケースがもらえるよ！」

海未「まだ持ってない人はいますぐ私がキャンペーンガールを勤めるローソンにゴーです！」

海未「ちなみにアンプルというのはこんな感じのガラスでできた小瓶のことです」

ｽｯ　

凛「へー…ん？なんで海未ちゃんがこんなの持ってるの？」

海未「大人の事情です」

凛「海未ちゃん、これ教えて！」

海未「はい、私でよければ」

凛「カップ麺っていつからあるの？」ｽﾞｰﾙｽﾞｰﾙ

海未「それは、1966年頃からですね。当時、安藤百福という人が開発、発売していたチキンラーメンを市民がコップとフォークで食べていたのをヒントに作られました」

凛「へー…結構昔なんだにゃー…」

海未「このアルミ箔の蓋も飛行機の機内食でマカダミアンナッツの密封パックに使われていたものをヒントにしたそうです」

海未「ちなみに、その際に未開封のものをもらい、それを資料として開発したのですが、その現物は今も日清食品に飾ってあるとか」

凛「す、すごいにゃー！一度見てみたいー！」

海未「ええ、私もです」

凛「あ、6月から凛のパッケージのカップ麺が発売するから、皆買ってねー！」

凛「ふぃー、今日もたくさん教えてもらったー！」

海未「お役に立てたようで何よりです」

凛「あ、海未ちゃん海未ちゃん！ラーメン屋の屋台だよ！」

海未「本当ですね、珍しい…」

凛「色々教えてもらったからラーメン奢るにゃ！」

海未「それはうれしいのですが…お金、大丈夫ですか？」

凛「うっ…だ、大丈夫にゃ！だけど普通のしょうゆでおねがいするにゃ…」

海未「ふふっ、ではお言葉に甘えましょう」

凛「あ、そうだ海未ちゃん、こういう屋台っていつからあるの？」

海未「それは、もとをたどれば江戸時代まで遡りますが…このような屋台が出回るようになったのは確か第二次世界大戦後ですね」

ﾍｲ！ﾗｰﾒﾝﾆﾁｮｳｵﾏﾁｰ！

凛「へー、意外とイメージどうりにゃ」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

海未「よくラーメン屋が鳴らしているチャルメラは江戸時代の夜鳴きそばというものに由来しています」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

海未「お客さんが多い場所などで販売でき、場所を選ばないので、起業スタイルの1つになっています」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

凛「なるほどー、やっぱり海未ちゃんはかしこいにゃー！」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

海未「ありがとうございます、凛」

凛「けっこうおいしかったにゃー！」

海未「ええ本当に…凛、ごちそうさまでした」

凛「いっつも海未ちゃんに教わってばかりだからたまにはお礼しないとね！」

海未「ふふっ、ありがたいですが、無理しないでくださいね？」

凛「こ、今回はたまたま！次は大丈夫にゃ！」

海未「期待してますね…あ、それでは私はこのへんで」

凛「うん！じゃあまた明日！」

海未「はい、また明日」

おわり

乙
ラーメン食べたくなった

乙

ダイレクトマーケティングワロタ

おつおつ
このシリーズ好きだ

安藤百福さんマジリスペクト

トリビアひけらかしじゃなくて二人の会話そのものを楽しませてくれるいいSSだと思います