【ラブライブ！】真姫「穂乃果はうるさい」

穂乃果「真姫ちゃん！今何貰ったの？」

穂乃果「もしかしてラブレター！？なんてお返事するの？」

真姫「ちょ…落ち着きなさいよ！これはラブレターじゃなくてファンレター」

穂乃果「えへへ…そうだったんだ」

真姫「ほら、離れなさいよ。すぐ顔を近づけてくるんだから」

穂乃果「でも、いいなあ～。穂乃果もファンレター欲しい！！」

穂乃果「真姫ちゃんばっかり貰ってずるいもん！」

真姫「そんな事言われたって…」

穂乃果「穂乃果なんて一回も貰ったことないんだよ！！一応リーダーなのになあ」

真姫「はいはい。リーダーらしい事なんてほとんどしてないからじゃないの？」

穂乃果「あ～～！真姫ちゃんひどーい！」

真姫「文句言う前に、テストの成績どうにかしなさいよ」

真姫「今度赤点取ったらエリーが黙って無いわよ。リーダーが赤点取るようならどうなるか分かったもんじゃないし」

穂乃果「うっ…頑張ります」

真姫「ホント、しっかりしてよね」ｸｽｯ

穂乃果「そういえば、真姫ちゃん。ファンレターってどんなこと書いてあるの？」

真姫「どんなことっていわれても、色々あるけど」

穂乃果「ちょっと見せてもらっても…」

真姫「ダメに決まってるでしょ。これは私宛の手紙なんだから手紙くれた人に失礼じゃない」

穂乃果「あはは…そうだよね」

穂乃果「でもでも、ちょーっとだけ教えて欲しいな」

真姫「いやに決まってるでしょ」

穂乃果「えーっ！？真姫ちゃんのケチ！」

真姫「け…ケチですって！？絶対教えてあげないんだから！」

穂乃果「ご…ごめんごめん。許して真姫ちゃん…」

真姫「全く…」

真姫「いい？ファンレターは基本的に私の事を褒めてくれる内容がほとんどなのよ」

真姫「どんなことが書いてあったかなんて、恥ずかしくて自分の口から言えるわけないじゃない」

穂乃果「そうかなあ？穂乃果は嬉しいからみんなに言いふらしちゃいそう」

真姫「穂乃果と一緒にしないでよ…」

穂乃果「それってどういう意味！？」

真姫「まあ…でも、私の作った曲が好きって書いてあった時は嬉しかったわ…///」

穂乃果「…」

真姫「な…何よ…」

穂乃果「今の真姫ちゃん、嬉しそうな顔してたなって」

真姫（当り前じゃない…始めてもらった手紙に書いてあったんだもの。何回見返したか分からないわ…）

穂乃果「今の真姫ちゃん見てると、穂乃果も早くファンレター欲しくなっちゃった」

穂乃果「ファンレター貰えるコツとかあるの？」

真姫「はぁ？そんな事知るわけないじゃない」

穂乃果「だって、真姫ちゃんばっかり貰ってるんだもん…きっと何かしてるんじゃないかなって」

真姫「何もしてないけど」

穂乃果「え～！？本当に？」ｽﾞｲｯ

真姫「嘘なんてついてないから、離れなさいってば」

真姫「まあ、A-RISEみたいに人気が出れば嫌でも貰えるでしょ」

穂乃果「それはそうだけどさぁ…」

真姫「はいはい。穂乃果の家はあっちでしょ？早く帰りなさい」

穂乃果「分かった…じゃあね、真姫ちゃん！」

真姫「ええ、また明日」

真姫（本当、穂乃果はうるさいんだから）

真姫（それにしても、ファンレターか…）

真姫（まあ貰ったら嬉しいわよね。アイドル始めて良かったって思うし）

真姫（最初はわけわからない先輩だって思ったし、曲を作ってもアイドルに興味なんて湧かないって思ってた）

真姫（けど、3人の初ライブを見て…私は…）

真姫（…）

真姫（本当…めんどくさいんだから）

――翌日――

真姫（まあ、この時間なら穂乃果はまだ来てないでしょ）

真姫（下駄箱に入れておけばいいわよね）

穂乃果「あの…真姫ちゃん？」

真姫「！？」

穂乃果「そこ、穂乃果の下駄箱なんだけど、何してるの？」

真姫「な…なんで穂乃果がこんな時間に…」

穂乃果「今日は日直だから早く来たんだよ…あれ？」

穂乃果「手紙が入ってる！！もしかしてファンレター！？」

真姫「なっ…」

穂乃果「真姫ちゃんが書いてくれたの！？嬉しいなあ…」

穂乃果「ねえねえ、今読んでもいい？」

真姫「だ…ダメに決まってるでしょ！！！」

穂乃果「え～」

真姫「その手紙返しなさい！」

穂乃果「絶対やだ！！」

真姫「返しなさいっ！！！」

穂乃果「やだもん！だって始めてもらったファンレターなんだから！」

真姫「…っ」

真姫（はあ…本当に何やってるのかしら…私）

穂乃果「えへへ…真姫ちゃんにお手紙貰っちゃった」

真姫「…ふん」

穂乃果「ねえ、どうして書いてくれたの？」

真姫「…」

穂乃果「もしかして、穂乃果がわがまま言ったから…？」

真姫「違うわよ…」

穂乃果「えっ？」

真姫「きっかけは穂乃果のわがままだったかもしれないけど…」

真姫「書こうと思ったのは私の意志よ…」

穂乃果「真姫ちゃん…」

真姫「…///」ﾌﾟｲ

穂乃果「真姫ちゃんありがとーっ！！」ｷﾞｭｰ

真姫「ちょ…うっとしいわね！離れなさいよ！！」

穂乃果「だって、嬉しいんだもん！」

穂乃果「穂乃果も真姫ちゃんの事大好きだからお手紙書くね」

真姫「だ…大好きって…意味わかんない！」

真姫「それに、穂乃果もってどういうことよ！！」

穂乃果「えっ？そのままの意味だけど？」

真姫「なっ…///」

真姫「私は穂乃果の事なんて…」

穂乃果「それなら、このお手紙の内容は…」ｼｭｰﾝ

真姫「うっ」

穂乃果「やっぱり、穂乃果のわがままに付き合ってくれただけなんだ…」

真姫「そ…そんな事ない…」

穂乃果「でも…」

真姫「だって、その手紙は…」

真姫「…」

穂乃果「真姫ちゃん…？」

真姫「いいから、早く読みなさいよ！読めば分かるから！！」

穂乃果「…分かった！」

真姫「ってここで読まないでよ！！」

穂乃果「はーい！」

真姫「あと…このことはみんなには内緒だから」

穂乃果「分かりました！！」

真姫「ホント、返事だけはいいんだから…」

真姫「というか、日直の仕事はいいの？」

穂乃果「ああっ！？忘れてたー！！」

穂乃果「それじゃあ、真姫ちゃんお返事待っててね！」

真姫「別に無理して書かなくてもいいわよ」

穂乃果「そんな事無いよ」

穂乃果「だって、真姫ちゃんの事を音楽室で初めて見た時から」

穂乃果「ずっと、ファンだったんだもん！」

真姫「なっ…！？」

穂乃果「じゃあねー！真姫ちゃん。放課後にー！」

真姫「…」

真姫（本当に、穂乃果はうるさいわね…）

真姫（でも…まあ…その…）

真姫（お返事…待ってるから）

おわり

おつおつ
久々にほのまき見たかわいい

穂乃果ちゃんニヤニヤしちゃって結局皆にバレそう

おつ
ほのまき好きだなぁ

素朴なほのまき素晴らしい
こういうほのまきを求めてた

まきちゃん微笑ましい
こういう関係いいね

乙
これは素晴らしいほのまき