【ラブライブ!】海未「あなた、起きてください」
- 2020.05.02
- SS

海未「もう9時ですよ?お休みだからといっていつまでも寝ていては………」
海未「ほら、朝食も用意しておきましたから」
海未「えぇ、いつも和食ですから今日はあさイチで評判のパンを買って来たんです」
海未「スープも作ってありますから、冷めない内に頂きましょう?」
海未「食後のほむまんはやはり美味しいですね。あ、そういえば聞いてくださいあなた穂乃果ったらお店を継いだのに今日も寝坊して……」
海未「怒っているか?って当たり前じゃないですか!大体穂乃果には穂むらの店主という自覚がですね、今日も雪穂が―――――」
海未「はっ―――――すみません……その、穂乃果の事となると…つい…………」
海未「そうなんです。大切な親友ですからどうしても口うるさくなってしまって」
海未「でもどこか楽しそう……ですか」
海未「そうかも知れませんね。いつも振り回されていますけど、私の知らない場所に連れて行ってくれるのも穂乃果なんです」
海未「きっとこれからも―――――」
海未「あ、あれ怒ってますか?ごめんなさい、そういうわけではなくて」
海未「もう!冗談はよしてください!」
海未「決まりですね、それでは行きましょう!公園アタックです♪」
海未「大分暖かくなってきましたね。朝方は寒かったんですがこれなら薄手の上着でもよかったでしょうか」
海未「えぇ、冬も嫌いではありませんがやはり過ごしやすい春は好きです」
海未「花粉症の人には辛い季節ですから喜びすぎというのもよくないかもしれませんが」
海未「そういえばあなたも花粉症でしたよね、なにもなさそうですけど大丈夫なんですか?」
海未「へぇ、日によって症状の度合いも違うものなんですね」
海未「あ、あそこの桜の木、もうすぐ咲きそうですね。桜が咲いたらまた―――――――クチュン!!」
海未「まだまだ鍛えているつもりだったんですけどね……」
海未「――――――ハッ!まさか花粉症!?」
海未「そんなまさか!だってお母さまもお父さまもかふんしょ――――クシュン!!」
海未「ずみ゛ま゛ぜん゛」チーン
海未「そうですね、週明けに一度真姫に診てもらうことにします」
海未「あなたも?あなたはかかりつけのお医者様に診てもらってください」
海未「この前家に真姫を呼んだ時ずっとデレデレしていたのはどこの誰だと思ってるんですか!」プンスカ
海未「信頼していないんじゃないんです、でも」
海未「ごめんなさい、不安で………」
海未「どうしたんですか?―――――やっぱり」
海未「え?真姫にデレデレしていたんじゃなく」
海未「私の惚気話をずっと真姫に…?」
海未「…………………………………//////////」
海未「――――――――もう///」
海未「お昼は外で済ませましょうか」
海未「朝は洋食でしたからお昼は和風がいいですね」
海未「えぇ……イタリアンですか」
海未「嫌というワケではないんですけど」
海未「和風がいいです」キッパリ
海未「そうとなれば、行きますよー!」
海未「特にサクサクのかき揚げが………」
海未「また一緒に来ましょうね?」
海未「ついでに夕飯の買い物もしてしまいましょうか」
海未「折角あなたもいることですし」
海未「はい、あなたと一緒にお買い物だなんて普段できることじゃありませんから♪」
海未「今日はあなたの好きなものを作りましょうか」
海未「……となると付け合わせと野菜と」ブツブツ
海未「あとは飲み物くらいですね。あ、このコーラは戻してきてください」
海未「食玩も必要ありません」
海未「コーラは百歩譲っていいとしましょう。私は苦手ですが」
海未「食玩ってあなた今いくつだと思ってるんですか!」
海未「どうしても欲しい?」
海未「うーん………」
海未「……………一つだけですよ?」
海未「そ、そんなに喜ばなくても」
海未「あなたの趣味は分かりません」クス
海未「お会計を済ませて、帰りましょうか」
海未「冬に比べると少し陽が長くなった気はしますが」
海未「この時間になると冷えますね」
海未「……………………////」モジモジ
海未「あ、あの」
海未「手を…………繋ぎませんか?」
海未「そう!寒いですからね!」
海未「まずは荷物を外側の手に回して」
ギュ
海未「あなたの手、温かいです……」
海未「さぁ帰りましょう♪」
海未「(片手で全部持つと結構キツいですね)」プルプル
海未「うーん、そうですね。あなたはお風呂をお願いできますか?」
海未「はい、腕によりをかけて作るので待っててくださいね」
海未「~~♪」
海未「もうすぐできますよー」
海未「あ、すみません。手伝わせてしまって」
海未「気持ちは嬉しいのですがやはり妻としてはテキパキと一人でこなしたい面もありますから」
海未「それでは」
「「いただきます」」
海未「そうですか、作った甲斐がありました」
海未「嬉しいものですね、作った料理を美味しそうに食べてもらえるのは」
海未「はい、お粗末様でした」
海未「私はこれから片付けや洗濯物を取り込んだりしますので、先にお風呂頂いてください」
海未「たまには一緒に入ろう?」
海未「な、なななな何を言ってるんですか!」
海未「破廉恥です!!」
海未「大体そんな広いお風呂じゃないのに」
海未「いえ、広ければいいという問題でもなくですね!」
海未「とにかく!あなたは一人で入ってください!!」
海未「はい、着替えは後で置いておきますので」
海未「はぁ、まったくあの人は……」
海未「フフッ」
海未「――さて、早いうちに髪を乾かさないと」
ブオォォォォォォ
海未「ちょっとあなた!?急に抱き着かないで下さい!」
海未「いい匂いって……お風呂上りなんですから」
海未「乾かせませんから!離れてください~」
海未「後で!後でならいくらでも構いませんから!」
海未「―――全く」ブオォォォォォォォ
海未「―――――――――」
海未「(勢いでとんでもないことを言ってしまいました……////)」
海未「ね?そうしましょう」
ギュー
海未「離してください、何をしてるんですかぁ……///」バタバタ
海未「う、動けないです………」モジモジ
海未「ううう…………………/////」
海未「せめて寝室に…………//」
海未「(緊張します)」
……
スースー
海未「寝ちゃいましたか」
海未「ふふ、かわいい寝顔」
海未「明日からまたお仕事頑張ってくださいね」
海未「あなたの海未も頑張ります」
海未「ずっと、ずーーっと。愛していますよ」チュ
ニヤニヤ
海未「起きてたんですか!?」
海未「/////////////」
海未「早く寝てください!//////////」
海未「全くもう……おやすみなさい」
海未「あなた」
これで終わり
見てくれた人ありがとね
-
前の記事
【ラブライブ!】千歌ちゃんの下着姿VS千歌ちゃんの全裸 2020.05.02
-
次の記事
【ラブライブ!】「内緒話を人に話さない方法教えます」 著:小宮有紗 2020.05.02