【ラブライブ!】高海千歌は呼び捨てされたい
- 2020.05.04
- SS

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続きです パロです
千歌『というわけで、明日は一日呼び捨てで呼び合うこと!』
梨子『はいはい』
曜『了解であります!』
千歌『それじゃおやすみっ』
梨子『おやすみなさい』
曜『おやすー!』
曜梨子
梨子『あれ見たら影響されるのはわかるけど呼び捨てって緊張する』
曜『ねー』
曜『十年以上千歌ちゃんって呼んでるからちゃんと言えるか不安だよぉ』
梨子『まぁ明日のことは明日で』
梨子『昨日貸した高飛び込み水中床ドン本どうだった?』
曜『え…あぁ、うん…』
曜『世界は広いんだなぁって思ったよ…』
梨子『他には?』
曜『絶対怪我するだろうなぁって思いました』
梨子『そっか、今度やってみようね』
曜『話聞いてないよね?』
千歌「おっはよう!梨子ちゃ……梨子!」
梨子「言い出しっぺがいきなり?千歌ったら」
千歌「えへへ、やっぱ慣れないや」
梨子「私も…しっくりこない」
千歌「ダイヤさんの時みたいなトキメキ!がないねー」
梨子「普段とのギャップが大事なのよこういうのって」
千歌「梨子は結構ギャップあると思うけどなぁ?」
梨子「そう?確かに呼び捨てで呼ぶ友達なんて今まで……っ」
千歌「さ!学校行こうか!あとは曜ちゃ…曜がいるからね!!」
曜「ってことがあってね、今日一日呼び捨てで呼ばなきゃいけないんだー」
善子「ふーん」
曜「なにそのどうでもよさそうな返事」
善子「堕天使である私は元から敬称なんて付けないもの」
曜「そういえば善子ちゃんって年上でもお構いなく呼び捨てだよね」
善子「フフフ、この私がわざわざリトルデモーン達に敬意を表する必要なんてないのよ!」
善子(やっぱ怒ってるかしら……)
曜「まぁ別にいいけど。善子ちゃん大事な時はちゃんとさん付けしてるもんね」ヨシヨシ
善子「子供扱いするな!」
善子「何よ」
曜「試しに善子ちゃんのこと呼び捨てしてみてもいいかな?」
善子「別に構わないわよ、一応年上なんだし」(一応とか何言っちゃてんのよ私ー!)
曜「へへっ、じゃぁ呼ばせてもらうね善子」
善子「」
善子(おねねねねねねねねねねねねね!!!!)
マリアージュ
<奇跡的相性!!>
津島善子は一人っ子である
さらには友達も少なく孤独な学生生活を送っていた
そんな彼女に降って現れた通学を共にする年上の同性
姉御肌な彼女の呼び捨ては他者にはともかく
善子にとってこれは最高の組み合わせ!
善子(どうしよう……口の緩みが戻らない!)
曜「善子どうしたのー?そっぽ向いちゃって」
善子(うわ駄目だ最高!!)ガタガタガタガタ
結果
善子キまる!!
善子「嫌じゃない!いや…むしろさいこ……」
善子「ちょっと深呼吸させて」スーハー
善子「ふぅ……」
曜「どしたのさ」
善子「ちょっと驚いただけ」
曜「そう…」
善子「あの!」
曜「はい!」
曜「へ?呼び捨てのがいい?」
善子「いいっていうか……ちゃんは子供扱いされてるみたいで……」
照れ隠し!
呼び捨てで呼んで欲しい!
それはつまりあなたともっと親密になりたいということ!!
もはや告白同然!!言えるはずがない!!
堕天使 津島善子 16歳の秋……灼熱の時間―――
善子「そ、それでもいいです……」(むしろその方が)
曜「へへっ、間違えないようにしなきゃね!」ニカッ
善子(眩しい……なんて眩しいの!)
曜「かわりに私もわがまま言っていいかな?」
善子「……ええ、どうぞ」
曜「私のこと……お姉ちゃんって呼んで欲しいな///」
善子「」
善子(あわわわわわわわわわわわわわわ)
自分の今までの不幸は今日この時のためだったと!
確信していたっ!!
善子「しょ、しょしょうがないわねぇ…」
善子「ふふふたりっきりの時だけよ?」
曜「もちろんだよーさすがに後輩にお姉ちゃん呼びさせてるなんて誰にも言えないよ」
善子「そ、そうよね……」
曜「そうそう、それじゃぁもう着いちゃうから一回だけでも!」
善子「…………よ、曜…おね……お姉ちゃん……」
曜「もっと勢いよくがいいな!」
善子「……曜お姉ちゃん!」
曜「よしこー!」ギュッ
津島善子昇天!!
千歌「曜はやくこないかなー」
梨子「曜が遅れてくるのはいつものことでしょ」
千歌「そうだけどー楽しみなんだもん」
梨子「10年?ずっと千歌ちゃん呼びなんだもんね」
千歌「うん!果南ちゃんは最初っから呼び捨てだったからねー」
梨子「私は幼馴染いないからなぁ……」
千歌「…………」
扉「ガラッ」
曜「おっはよー!」
梨子「おは曜」
千歌「おは曜!」
曜「む、二人とも準備してたな?ずるいぞー」
千歌「えへへ、それよりも!はやくはやく!」
曜「おほん……えー、おはよう!千歌!梨子!」
千歌「」
梨子「」
千歌梨子(はわわわわわわわわわわわ!!!!)
マリアージュ
<奇跡的相性!!>
高海千歌は渡辺曜に対して幼い頃から憧れ、無意識の内にそれは恋心となっていた!
桜内梨子は初めてオタク趣味を、本音を共有できる友として渡辺曜に心を許していた!
そんな渡辺曜からの呼び捨ては他者にはともかく
彼女達にとってこれは最高の組み合わせ!
曜「やっぱ呼びづらいよーこれ」
梨子「じゃ、じゃぁ私だけでも呼び捨てにしてよ!」
千歌「っ!」
曜「えぇ!?」
始まる!
女同士の格付け!
渡辺曜に唯一呼び捨てにされるという地位の争い!
曜「えぇっ!?」
あざといっ!
上目遣い+一人称が名前!
一人称が名前の女は九割自分の可愛さを理解し、利用している者である!!
だがそれは二次元において決して悪いことではない!!
千歌梨子「そ、そんなぁ…」
曜「私も曜ちゃんのがしっくりくるし今まで通りでいようよ!」
曜「ね?」ニカッ
千歌梨子「うぅ…曜ちゃんがそう言うなら……」
惚れた弱みである
本日の勝敗
渡辺曜
津島善子の勝利
千歌「ようちゃんお願いー」ユサユサ
梨子「曜ちゃん私達親友よね?」ユサユサ
曜「揺らさないでー」ユッサユサ
善子「……なにあれ」
花丸「曜ちゃんに呼び捨てされたいらしいずら」
善子「あぁ…それね」
ルビィ「なんでまた?」
善子「ルビィの姉が原因らしいわよ」
ルビィ「お姉ちゃんが!?」
善子「なんでも果南と鞠莉をちゃん付けして呼んでる所を見たんだって」
花丸「衝撃的な光景ずら」
ルビィ「お姉ちゃんが……意外……」
ルビィ「うん……私の記憶じゃ最初っからさん付けかなぁ」
善子「そんな貴重なのね……ちょっと見てみたいかも」
ルビィ「…………二人ともっ」
善子花丸「?」
ルビィ「私達も呼び方変えてみない?」
花丸「いいずらよ!」
善子「えぇ…」
花丸「ルビィすごい無理してるずら」
善子「ルビィのくせに生意気ね」
ルビィ「うゅ……」
花丸「善子ずるいよ、善子はちゃん付けね」
善子「嫌よそんな」
ルビィ「花丸」
花丸「らじゃっ」ガシッ
善子「わかった!言うからくすぐりはやめて!!」
花丸「最初から素直にそうするずら」パッ
花丸ルビィ「」ワクワク
善子「花丸ちゃん、ルビィちゃんさっさと着替えるわよ///」
花丸「」キュン
ルビィ「」キュン
マリアージュ
<奇跡的相性!!>
奇跡的相性、それはつまる所ギャップ萌え!
普段年上さえも呼び捨てにするあの津島善子が!
恥ずかしがりながらもちゃん付けするその姿!
堕天不可避!!
ルビィ「っ!」
再び始まる女同士の格付け争い!
昨今の幼馴染は狂犬にならなければ勝てないのである!
善子「なっ!?アンタそんな黒歴史どうして覚えてるのよ!」
花丸「善子ちゃんとの出会い、忘れるわけないずら」
畳み掛ける狂犬!二人だけの思い出!二人だけの世界!!
出遅れたルビィどうする!?
嘘泣き!!黒澤家たるものこれくらいは当然の技術!!
善子「な、なに泣いてんのよルビィ!」
ルビィ「だ…だって……私だけ仲間はずれで……うゅ」
善子「そんなわけないじゃない……」
善子「花丸とは別に幼稚園だけの大したことない幼馴染だし」
善子「ルビィともこれからたくさん思い出作っていくんだから気にすることないってヴぁ」
ルビィ「……よしこちゃん!!」ギュッ
ルビィ「」チラッ
花丸(ルビィちゃん……恐ろしい子っ!)
―
扉「ガララ」
ダイヤ「こんにちはみなさん……何を騒いでいるのですか?」
果南「やっほー」
鞠莉「シャイニー☆」
千歌「あ!ダイヤさん!」
ダイヤ「なんですの千歌さん」
千歌「あのぉ…今、みんなで普段とは違う呼び方を試してたんですよ」
千歌「それでもし良かったら…ダイヤさん私達のことちゃん付けで呼んでくれませんか?」
五人「」ゴクリ
ダイヤ「…………申し訳ないですがわたくしはしませんので屋上で先に準備運動してて下さい」
千歌「そんなぁ……」
果南「……私達もすぐ行くからさっさと行く!」
六人「はーい……」
トボトボ
果南「呼んであげたら?きっとみんな喜ぶよ?」
ダイヤ「……わたくしのちゃん付けはそんなに価値あるものなんですか?」
鞠莉「あるわよ」
果南「あるね」
ダイヤ「そうですか……なら、増々ダメですね」
果南鞠莉「?」
ダイヤ「わたくしがそう呼ぶのはかなちゃんとまりちゃんの二人だけですから」
果南「」キュン
鞠莉「」キュン
キュン
|c||^.- ^||わたくしで始まりわたくしで終わるのですわ
高海千歌は告らせたいやりたい
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