【ラブライブ！】にこサンタ「あれが真姫ちゃん家の煙突ね」

ﾋｭｩｩ～

にこサンタ「うっ、寒いわね。早く真姫ちゃんにプレゼント届けて帰ろう」

ｶﾝｶﾝｶﾝ

にこサンタ「ふぅ。何か都合よくハシゴが立ててあったわね。まぁいいわ、あとはあの煙突から入ってと…」

ｶﾝｶﾝｶﾝ

にこサンタ「えっ！？誰か上がってくる。ま、まずい隠れなきゃ…」ｺｿｺｿ

真姫パパ「ふぅ…」

ﾋｭｩｩ～

真姫パパ「う～寒い。さすがに冷えるな」

にこサンタ(あれは真姫ちゃんのお父さん。って、わざわざ煙突から入ってるんだ…)

真姫パパ「よいしょと…」ﾓｿﾓｿﾓｿ

にこサンタ(あのハシゴ、お父さんが立ててたのね…)

……

…

にこサンタ「ふう～、とりあえずやり過ごせたようね」

にこサンタ「それじゃ私もと」ｺｿｺｿｺｿ

～屋敷の中～

にこサンタ(えーと、真姫ちゃんの部屋は確か…はっ)ｻｻｯ

ｺｯｺｯｺｯ

真姫パパ「あとは暖炉にメリークリスマスを書いて…」ﾆﾔﾆﾔ

にこサンタ(あ、あぶなかったー)ﾄﾞｷﾄﾞｷﾊﾞｸﾊﾞｸ

真姫パパ「…これでヨシと…。ふふっ、ちゃんと暖炉を綺麗にして……」

……

にこサンタ「…」ﾁﾗｯ

にこサンタ(よし、今のうちに…そ～と)ｻｯ

…

真姫パパ「ん？気のせいか…(誰かいたような…)」

真姫パパ「ハ…ハックションッ…うっ、いかん鼻水がｽﾞｽﾞｽﾞｯ…早く着替えて寝よう。おやっ…」

ｶｻｶｻ

真姫パパ「これは…」

にこサンタ(ここが真姫ちゃんの部屋ね。お邪魔しま～す)ｷﾞｨ…

にこサンタ(ふっふ、寝てる寝てる)

真姫「ぅ～ん」ｽｩｽｩ

にこサンタ(可愛い寝顔して…どんな夢を見てるのかしら…)

にこサンタ(おっといけない、早くプレゼントを置いてと…)

にこサンタ(これでよしと、あとは…)

真姫「ん…にこちゃーん…」

にこサンタ「ｲｯ！！！！」

真姫「ぅ～ん……」ｽﾔｽﾔ

にこサンタ(ね、寝言…？)

にこサンタ「はぁ…(全く驚かせるんじゃないわよ…)」

にこサンタ(とりあえず、見つからない内に早く撤収ね)

にこサンタ(それじゃね、真姫ちゃん。お休み)

ﾊﾞﾀﾝ

…

…

…

ｷﾞｨ…

「」ｶｻｯ

ﾊﾞﾀﾝ

にこサンタ「はぁー、何とか帰ってこれたわ」

にこサンタ「煙突から入るのって大変ね。真姫ちゃんのお父さん、鍵あるのに毎年あんなことしてるなんて…」

にこサンタ「そういえばハシゴそのままだったわね…直し忘れたのかな」

にこサンタ「まぁいいわ。とにかく明日真姫ちゃんがどんな反応するか見ものね」

―翌日―

真姫「にこちゃん！」

にこ「あ、真姫ちゃん」

真姫「ごめんなさい。待った？」

にこ「い、いや私もさっき来たばかりだし」

真姫「えっと、にこちゃん。そ、その…昨日はプレゼントありがと…うちに届けてくれたんでしょ」

にこ「えっ…あぁそうね。どう？驚いた？」

真姫「うん。でも直接渡してくれても良かったのに」

にこ「ははっ、ちょっと驚かせてみたかったのよ」

真姫「そう。それと手紙もありがと」

にこ「えっ手紙」

真姫「違うの？」

にこ「(あれっ？そういや私手紙どうしたっけかな？)」

にこ「(確かプレゼントを置いて、手紙を…あっ寝言！！…あれ？置いてない…じゃあ何で？？落としたのかな？？)」

真姫「あ、あの…にこちゃん」

にこ「えっ、なに？」

真姫「はい。プレゼント、私からの」

にこ「え、あ…ありがと」

真姫「それと、これも」

にこ「？、これは？」

真姫「うん、パパがにこちゃんへって」

にこ「えっお父さん？」

真姫「うん」

にこ「何だろう。あ、手紙が挟まってる」ｶｻｶｻ

Merry Christmas!!

素敵なプレゼントをありがとう

可愛いサンタクロースさん♪

にこ「………」

にこ(バ、バレてたー)

真姫「何て書いてあったの？にこちゃん？」

にこ「い、いや…メリークリスマスって…それだけ」

真姫「そう。あ、それとね今度暇ならうちに遊びにおいでって言ってたわ」

にこ「そ、そう…」

真姫「どうしたの？さっきから何か変よ」

にこ「いや何でもないわよ」

にこ「そ、それより早く行きましょ。今日は一緒に遊ぶんだから」

真姫「そうね。昨日の分まで遊ばないと」

にこ「行こ！」

真姫「うん」

メリークリスマス！！

手紙を届けてくれてありがとう！

風邪気味の素敵なサンタクロースさん♪

おわり

乙、よかった

真姫パパかわいい

乙
ほのぼのした

乙
パパ公認だな

これは良い！

なるほど
真姫ちゃんがサンタ信じ込んでたのはこの真姫パパがいたからか