【ラブライブ！】希「思いを繋げる小さな箱」

希の家

23:30

希「んーっ…」ﾉﾋﾞｰ

希「うん、そろそろ寝ようか。」

希「今日は練習も軽めだったから、あんまり眠たくないんやけど…」

希「うう…冬はやっぱり寒いなあ…」

希「とりあえず、布団に入って…」

ﾓｿﾞﾓｿﾞ

希「…」

希「…」

希「…あかん。」

希「寝ないとと思うほど、目が…」

希「う～ん。どうしたものやろか…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希「…ん？メール？」

希「こんな時間にだれやろう？」

ﾋﾟﾋﾟｯ

希「…凛ちゃんや。」

構わん、続けたまえ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
希ちゃん、まだ起きてる？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
まだ起きてるよ。

どうしたん？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希「…」

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
遅くにごめんね？

何だか眠れなくて…
よかったらお話ししない？

かよちん、もう寝ちゃったみたいで
…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ウチも、寝れなくて困っててん。

凛ちゃんが良かったら、お話しよっ
か。

でも、凛ちゃんってこんな時間まで
起きてるイメージないからビックリ
したよ(笑)

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希「…」

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
今日は、練習少なかったから体力あ
まってて…

いつもは、もうぐっすり寝てるよ！

希ちゃんは、いつもこのぐらいまで
起きてるの？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

のぞりんか。

期待

希「…」
ポチポチ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ウチも、この時間まで起きる事はあ
んまりないかな？
凛ちゃんと同じ理由やで。
いつもは朝に明神さんの掃除に行く
から、この時間は寝てるんよ。
でも、今日はなんか寝れなくて(笑)
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ピピピ

カチッ

From:凛ちゃん
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希ちゃんと同じ理由なの、なんだか
嬉しいにゃ！！

朝のお掃除って大変だね。
いつも何時くらいに起きてるの？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」ｸｽｯ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
なんか喜んでもらえたみたいで、ウ
チも嬉しいわ♪

ていうか、メールでも「にゃ」って
つけるんやね(笑)

朝は、だいたい５時半くらいに起き
てるよ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
えへへ。
かよちんに送ってたら、そのまま予
測で出ちゃうんだよね。
それに、気に入ってるから！

５時半！？
凛は絶対起きれないや…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
もう、すっかり慣れたよ。

それに、朝の冷たい空気を吸うと、
なんだか気持ちがスッキリするんよ
。

凛ちゃんも、慣れたらきっと癖にな
るよ？(笑)

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
冷たい空気かあ…

凛は、お布団の中でぬくぬくしてる
方がいいにゃ！
寒いのは苦手だよ…>_<

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
ホンマに、猫みたいやん(笑)

確かに、布団から出るのは辛いなあ
…

でも、海未ちゃんは毎日その時間に
朝の稽古してるんよね。

凛ちゃんも、前にやらしてもらった
んやろ？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そう！
すっごくさ

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…？」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希（追加メール…）

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
間違えて送っちゃった…>_<;

あの時すっごく寒かったんだよ！？

足も冷たくて、しもやけみたいにな
っちゃって…

海未ちゃん、すごいにゃ。

でも、初めてなのに海未ちゃんって
ばものすごく怒るんだよ！？
もう少し、優しくしてくれてもいい
のに…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「ふふっ…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
海未ちゃんも、不器用やからね。

でも、それが海未ちゃんの優しさで
もあるから。

たまに暴走しちゃうこともあるけど
ね…(笑)

それでも、ウチらの事いっつも考え
てくれてるのは、本当の事やもん。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うん。

前は、鬼教官ー！って思ってたけど
…
今なら、分かるよ。

凛たちの事、一生懸命考えてくれて
。

それなのに、お家の事とか、生徒会
もあって…

海未ちゃんって、ホントすごいにゃ
。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」ｳﾝｳﾝ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そうやね。

だからこそ、ウチらが気にかけてあ
げないとね。

せっかく、同じユニットでいるんだ
から…
海未ちゃんの負担、少しでも減らし
てあげられたらなあ。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うんっ！

いっぱいいっぱい頑張ってる海未ち
ゃんを、凛達で支えてあげるにゃ！

…でも、正直な所。
海未ちゃんの困ってる顔を見るのも
楽しいにゃ=^▽^=

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「ﾌﾟｯ…ｸｸｸ。」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
それ、すっごく分かる(笑)

なんか、あの海未ちゃんが困ってた
り恥ずかしがってる顔は、めっちゃ
貴重やもんな。

たまにやり過ぎちゃうけど…>△<;

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希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
前の、スキー場の時は酷かったにゃ
！！

まさか、雪だるまにされるとは…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
そういえば、そんなこともあったな
あ…

あの時は、珍しく真姫ちゃんも海未
ちゃんに怒られてたよね。

まあ、にこっちのせいやけど…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
真姫ちゃんがマッキー持って来た時
は笑っちゃったにゃ！！

しかも、まぶたの上に目なんて…

結局、３人一緒に埋められちゃった
けどね。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
確かに、あの真姫ちゃんが…って、
意外やったね。

でも、あのときは色々あったけど楽
しかったなあ。

また、皆で旅行とか行きたいね。

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希「…」ﾁﾗｯ

時計「0:40」

希「凛ちゃん、寝ちゃったかな…？」ｸｽｯ

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希「…」

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
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ごめんなさい。
ちょっとウトウトしてた…

うん。
またみんなで行けたらいいね！

もうすぐラブライブだし、時間はあ
んまり無いかもだけど…

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希「…」ｸｽｯ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
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眠たかったら、寝ていいんよ？

もうすぐ、本番やからね。
でも、終わったらもう卒業やし…

できたら、最後に皆と思い出作りた
いかな？

もちろん、ラブライブもやけど。

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希「…」ﾎﾞｰｯ

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うん、あともう少しだけ…

ほんとは、もっともっと続けばいい
なって思ってるんだ。
それぐらい、この１年は楽しくて…

μ’sがあったから、凛は変わる事が
できて。
皆のおかげで、凛は女の子になれた
。

それに、皆と出会ったから…
今の凛があるんだよ。

希ちゃんと、みんなと、会えて良か
った。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「凛ちゃん…」

希「…」ｸﾞｽｯ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うん。
凛ちゃんは、変わったよ。

すっごく、可愛くなった。

ウチがしてあげられた事は少ないと
思うけど…

それでも、ウチと会えてよかったっ
て思ってくれるなら、ウチはめっち
ゃ嬉しいんよ。

μ’sは、ウチにとっても大切な居場
所やから。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「ウチは…なにか、みんなの力になれたんやろうか…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

希「…！」

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
凛、知ってるよ？

希ちゃんが、μ’sを影で支えてくれ
てた事。
海未ちゃん達がやっぱり目立つけど
…
みんなの背中を押したり、考えてく
れたり。

希ちゃんが、誰よりもμ’sの事想っ
てくれてる事、知ってるよ。

だから、ありがとう。

希ちゃんがいてくれて、今の凛たち
がいるの。

希ちゃんがいてくれて、本当によか
った。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

希「こんなん…反則やん…」ｸﾞｽｯ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

To:凛ちゃん
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もう、そんなん言われたら照れるや
ん>へ<///

でも、ありがとう。

次が最後のチャンスやから。

絶対、優勝しような。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…うん。」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
もちろん！！

こんなに凛たち頑張ってるんだもん
！！
絶対優勝できるにゃ！！

皆で、あのステージで、思いっきり
踊ろうね♪

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…当然やね。」ｸｽｯ

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
当然や！

みんなで、笑顔で帰ってこよう。

ウチらが今までして来た事を、出し
切ろう。

後悔だけは、せんように…な？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うんっ♪

もっともっと、希ちゃんと話したい
けど…
少し、眠くなって来たにゃ…

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ

To;凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
それなら、明日明神さん来る？
一緒に掃除しよっか♪

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
最初の話に戻ってるにゃ…(笑)

でも、何だか明日は起きれる気がす
る。

朝一番に、希ちゃんの家行くね？

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾎﾟﾁﾎﾟﾁ…

To:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
うん、待ってるな？

終わったら、家であったかいお汁粉
ごちそうするよ。

それじゃ、また朝にね？

おやすみなさい。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「…」

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｯ

From:凛ちゃん
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
わかった
おやふみ

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

希「ふふっ…限界やってんね。」

希「…ありがとう、凛ちゃん。」

希「おやすみ。」

おわり。

朝っぱらから泣きそう

少し待ってエピローグ行きます

Epilogue

希の家の前

6:00

希「うう…寒いなあ…」

希「でも、凛ちゃんにああ言った以上、ウチが籠ってたらあかんよなあ…」

＜希ちゃーん！！

希「おっ。来た来た…」

ﾀｯﾀｯﾀｯ

凛「おはよう、希ちゃん！」

希「おはよう、凛ちゃん。」
希「起きれたんやね。」ｸｽｯ

凛「凛だって、やるときはやるんだよ！？」

希「ふふっ。ホントやね♪」
希「それじゃ、いこっか！」

凛「うん！」

神田明神

境内

凛「うわあ…これ…」

希「うんうん、よく似合ってる♪」

凛「これ…着ていいの？」

希「もちろん。凛ちゃんの巫女服やで？」

凛「すっごく可愛い…」

希「うん、めっちゃ可愛いよ？」

凛「あ、ありがとう…///」

希「…昨日の、お礼だよ。」ﾎﾞｿｯ

凛「？何か言った？希ちゃん。」

希「ううん！」
希「さ、行くよ？凛ちゃん。」

凛「はーいっ！！」

……………………………

希「…ふう。」
希「凛ちゃん、今日は朝からありがとうね？」

凛「ううん、凛も楽しかった！」
凛「巫女服も着せてもらえたし…///」

凛「それに、希ちゃんの言ってた冷たい空気、なんとなく分かった気がする。」

希「お、それは良かった。」
希「たまには、こういうのもいいやん？」

凛「うんっ♪」

希「さ、帰って朝ご飯食べようか♪」
希「お汁粉も、作ってあるから。」

凛「わーいっ♪」
凛「それじゃ、希ちゃんの家まで競争にゃ！！」

希「えっ…？」

凛「いっくよー！！」ﾀﾀｯ

希「…もう。」
希「ウチも、負けへんで…？」ｸｽｯ

ほんとにおわり。

おつ！

いいのぞりんでした！

途中からもう電話しろよって思った俺はおっさん

電話は一人暮らしの希はともかく、凛は家族の迷惑になるだろう

LINE使ってると思うけど

これはいいたこやき

乙

ほっこりした