【ラブライブ!】花陽「2587」
- 2020.03.27
- SS

花陽「にこちゃ~ん」
にこ「あれ、花陽?真姫と凛は?」
花陽「二人とも、掃除でちょっと遅れるんだぁ」
にこ「へぇ、真姫が掃除ねぇ、できるのかしら、学校に家政婦でも呼ぶんじゃない?」
花陽「すごい」
花陽「うーん……その、それ……」
にこ「観たいの?これ」スッ
花陽「」コクコク
花陽「観たい…です」
にこ「私、二年の時にずーっと部室で、観てたから……これ、10回くらい観たような気がすんのよね」
花陽「い、嫌ならいいよぉ」
にこ「いいのいいの、それだけ観る価値があるってものよ」
にこ「そうよね、まぁ、脱退の理由がメンバー同士の不仲だの何だの、揉めたみたいだし……黒歴史ってやつかしら」
花陽「今の4人もいいけど……」
にこ「そうよね、5人もいいわよね」
花陽「それに、こう、人数が奇数だと、左右の広がりがいいんだよね」
にこ「一列に並んだ時、偶数だと真ん中が空くからね」
花陽「ああ~……プロは流石ですぅ」
にこ「この頃がやっぱ全盛期よね~」
花陽「えぇと……わりと、アイドルなら、なんでも見てるかな」
にこ「まぁ、そうね」
花陽「観てたら踊りたくなってきたよ……」
にこ「あ、わかるわ、今のターン!」
花陽「きれいだなぁ」
にこ「はい、立って」ピッ
花陽「え?」
にこ「ちょっと今のとこ、やってみましょ」
花陽「ターンのところ?」
にこ「そのもうちょっと前からも入れるわ、振り付けは……」
花陽「覚えてるよぉ」
にこ「さすが」
花陽「わんつーわんつー……」
にこ「はい、ここ!」
花陽「えいっ!」
クルン
ベシッ!
にこ「痛っ!」
花陽「わっ!にこちゃん、回転逆、逆!」
にこ「あれ、右回転……?うそっ!左回転だったわよ!」
花陽「巻き戻して見てみよう」
花陽「ふふん」
にこ「あ!鼻で笑ったでしょ、今!」
花陽「そ、そんなことないよぉ」
にこ「なんたる失態……恥ずかしいわ」
花陽「もう一回やろ、もう一回!」
にこ「もう、任せなさい!完璧よっ!」
グルン!
ベシッ!
花陽「ぴゃあ!」
にこ「痛ぁ!なんで左に回るのよっ!」
花陽「ご、ごめん……なんか混乱しちゃって……」
にこ「右回転よ、右、右!お箸を持つ手の方にターンするのよ、こう。お米食べてるのをイメージしなさい。いや、やっぱりお米はいらないわね、お箸をイメージしなさい」
花陽「そんなことしなくても大丈夫だよぉ、次は、次こそは!」
花陽「えいっ!!」
ギュルン!
ベシィッ!
にこ「ほぎゃあっ!」
花陽「わーっ!ごめんなさい、ごめんなさい!」
にこ「回るの早すぎるわよっ!手ェ、顔に当たったじゃない!」
花陽「保健室……」
にこ「そんなに重症じゃないわよ!」
花陽「鼻血出てない?」
にこ「出てないわ」
ガタガタ
にこ「……何してんのよ」
花陽「こう、机をどかせば、それなりに広くなりますっ」
にこ「しょうがないわね、後で戻すのよ」
ガタガタ
花陽「うんしょっ……」
にこ「ふぅ、思ったより広くなるのね」
花陽「お箸……体の外側に、シュッ、シュッ」
にこ「お箸やめなさい」
花陽「はい……」
にこ「次は大丈夫よね」
花陽「ばっちりです」
にこ「じゃあ再生するわよ」ピッ
花陽「……よしっ!」
花陽(おはしの方にターン!しゅっ!)
クルン
にこ「よっ!」
花陽「出来たぁ!」
ベシィ!
花陽「ピャア!!」
にこ「あーっ!もうっ!なんでそこで止まるのよっ!」
花陽「にこちゃん、ターンのところだけって……」
にこ「あー……言ったわね、確かに……ごめんごめん」
花陽「うぅ」
にこ「鼻血出てない?」
花陽「出てません」
にこ「そうね、振り付け覚えてるなら、一番の終わりまで踊る?」
花陽「うん」
にこ「どこで終わるか、ちゃんと決めとくわよ、悲劇を繰り返さないために」
花陽「歌詞が終わったところで、いいんじゃないかな」
にこ「……またターンのところね」
花陽「あっ……しかもこっちは左回転」
にこ「あーっ!そうそう!ここと間違えたのよっ!左回転!」
花陽「ややこしいね、右回転にする?」
にこ「ここも右回転でいくわけ?」
花陽「うーん」
にこ「オリジナルを尊重するわよっ、ちゃんと左回転ね」
花陽「右、左の順番だね、よし」
にこ「イメージしときなさいよ」
花陽(お箸、シュッ。左手は……お茶碗。お茶碗の方に、シュッ。クルン。よし)
ピッ
花陽「~♩」
にこ「えっ、歌うの?踊るだけじゃなくて」
花陽「えへへ、歌おうよぉ!」
にこ(歌詞はあやふやなんだけど……ここで花陽に負ける訳にはっ!)
花陽「~~♩」
にこ「~~♩(……上手いわね)」
花陽(お箸の方に、シュッ!)
クルン
にこ「よしっ」
花陽(次は左回転、お茶碗の方に)
にこ「~~♩」
花陽「~~♩」
にこ「~~♩」
花陽「~~♬」
にこ「~~♬(よし、次でラストのターン!)」
花陽「お茶碗!」
にこ「へっ?お、お茶碗!」
クルン
ベシィッ!
にこ「にごぉ!」
花陽「わーっ!ごめんなさい、ごめんなさい!」
にこ「な、何よ、お茶碗って!」
にこ「あーっ、もう!言いたいことはわかったから!」
花陽「意識し過ぎてぇ……」
にこ「ラブライブ本番で叫ぶのはやめなさいね」
花陽「でも、にこちゃんもお茶碗、って叫ぶからびっくりしたよ」
にこ「つ、つられたのよ、もう」
花陽「鼻血……」
にこ「でてないわよ」
花陽「そうだね」
にこ「あれ持ってない?制汗スプレー………」
花陽「いま冬だよぉ」
にこ「まぁそうよね、部室に無かったっけ……」
花陽「これじゃないかな?この棚に置いてるやつ。あ、これ、ゴキジェットだ」
にこ「逆の意味でひんやりするわよ」
花陽「ゴキブリ、出るの?」
にこ「最近は出ないけどね、片付けたから」
花陽「片付けたから……?」
花陽「ぴゃぁぁ、やめて、やめてください!」
プシューッ
にこ「ゲホッ!ゲホッ!」
花陽「ぁぁ!」
にこ「あんたねぇ!何押してんのよっ!バカっ!」
花陽「つ、つい……ごめんなさい!」
にこ「なぁにがつい、よ!私のこと、ゴキブリ扱いするわけぇ!?」
花陽「すみません、すみません!」
にこ「はやくそんなもん棚にしまっときなさい!」
花陽「は、はいっ」
花陽「うう……」
にこ「あぁ、もう、机、元に戻すわよ」
花陽「はい……」
にこ「そっち持って」
花陽「はい」
にこ「せーの」
花陽「よいしょ」
にこ「左いくわよ」
花陽(お茶碗行くわよ)
にこ「あっ、ちょっと!そっち、右!私から見て右っ!」
花陽(あわわわ、こっちか……)
花陽(オーライって何だろ……あとで調べてみよう)
にこ「下ろすわよ、よいしょ」
花陽「ふぅ」
にこ「お疲れさま……お茶でも飲む?」
花陽「はい、緑茶を」
にこ「緑茶あったかしら……あぁ、あるわね、私は紅茶でいいかしら」
花陽「手伝うよぉ」
にこ「お湯は危ないから、いいわよ」
花陽「危ないって……」
にこ「今日は厄日なのよ、いまさっきわかったわ」
花陽「厄日……」
にこ「カードがウチにそう告げるんや……なんつって」
花陽「ありがとう」
にこ「暴れた後だから、ちょっと熱いものは間違ってたかしら……」
花陽「美味しいよぉ」
にこ「そう?良かった」
花陽「にこちゃん」
にこ「なによ」
花陽「これ、なんて言うんだっけ」
にこ「湯のみでしょ」
花陽「お茶碗じゃないのかな……なんで湯のみって言うんだろう……」
にこ「お茶碗はご飯入れるやつよね」
花陽「これは湯のみ」
にこ「お湯なんか飲む人いないわよね」
にこ「ふーん、不思議ね」
花陽「なんか、何でだろって、調べてようと思って、何年もそのままにしてるの、この謎……」
にこ「あぁ……何となくわかるわ、それ」
花陽「にこちゃんも、こんなことってある?」
にこ「うーん……謎、ねぇ、あぁ、そうそう、たこ焼きよ、たこ焼き」
花陽「たこ焼き?」
花陽「確かに、そうです!」
にこ「……よく考えたら、謎というほどのものでも無いわね、名前のつけ方が違うだけで……」
花陽「たこ焼きって、外国の人になんて言うのかな」
にこ「TAKOYAKIじゃないの……」
花陽「あ、そっか……」
にこ「あえて言うなら、なんて言うのかしら……『茹でダコ入り焼き饅頭』?」
花陽「えーっ、饅頭かな?うーん」
花陽「うーん、イカを入れたらどうなるのかな」
にこ「イカ焼き焼き?」
花陽「イカ焼き焼きだねぇ……」
にこ「IKAYAKIYAKI」
花陽「あははは」
にこ「This is Japanese IKAYAKITAKI」
花陽「お腹すいてきた……」
花陽「長いね……」
にこ「うーん」
花陽「にこちゃん」
にこ「なによ」
花陽「これ何?」
にこ「たこ焼き器……」
花陽「だよね……なんで部室にあるの?」
にこ「元々この部屋、倉庫みたいなもんだったらしいから」
花陽「へぇー……」
にこ「……やりたいの?それ」
花陽「……はい」
にこ「ふぅん……いいかもね、やっても…… 」
にこ「いいわよ、やっても」
花陽「やったぁ」
にこ「いいけど……火災報知器、鳴らないかしら、こんなところでやって」
花陽「どれ?」
にこ「あれ」
花陽「あれかぁ、わかんないね、理事長先生に聞いてみようよ」
にこ「別に学校でやらなくてもいいじゃない、誰かの家でやっても」
花陽「そうだね」
にこ「誰の家でやろうかしら」
花陽「にこちゃんの家は?」
花陽「だめ?」
にこ「別にいいけど、9人も入ったら狭いわよ、もっと広い家の方が……」
花陽「広いって、誰の家かな、真姫ちゃんかな」
にこ「海未の家も広いんじゃないの?」
花陽「海未ちゃんの家、行ったことないなぁ」
にこ「私も」
花陽「………まぁ、みんな集まったら考えよっか」
にこ「そうね」
花陽「……」
花陽「……」パチパチ
にこ「なに触ってんの」
花陽「電卓ですっ、机の上に置いてあったから…」
にこ「電卓って、お金と、テストの点数の計算しかしないから、あんまりいいイメージ無いのよね」
花陽「1.41421356」
にこ「ひとよにとよにひとみごろ」
花陽「2.4360679」
にこ「ふじさんろくおうむなく」
花陽「なんだったかなぁ、これ」
にこ「ルートよ、ルート。ルート2と5」
にこ「よく分かんないのよね、自分でも。なんか得意になったり、苦手になったり」
花陽「へぇー、不思議だね」
にこ「数学で電卓は使わないでしょ」
花陽「なんだか、私、これ触ってるの好きかなぁ」
にこ「あー、ちょっとわかるわ、すぐ飽きるけど」
花陽「1たす1たす1たす1たす……」
にこ「やるやる」
にこ「25252ー」
花陽「にごにごにぃー」
にこ「死にそうな声ね」
花陽「矢澤は、838。矢澤にこ、838 25」
にこ「小泉花陽、5123 874」
花陽「わっ!すごい!」
にこ「ことり、ほのか、うみ……えり、りん、のぞみ……あ、私たち二人だけね」
花陽「面白いなぁ」
にこ「いい風呂?」
花陽「いい風呂作ろう」
にこ「鎌倉幕府」
花陽「あははは」
にこ「暇の極みね……」
花陽「うーん、無いなぁ、何か無いかなぁ」
にこ「25252ー、あなたのハートに25252ー」
花陽「0120-838-838」
にこ「やざわ健康食品かしら」
にこ「いつまでやってんのよ」
花陽「思いつきませんっ、また研究しておきますっ」
にこ「はいはい……花陽って、変なところに情熱かけるわよね」
花陽「そうかなぁ」
にこ「そうよ」
花陽「にこちゃん」
にこ「なによ」
花陽「もう一本、観よ……」
にこ「……いいわよ、もう踊らないけどね」
にこ「私だって、バイトしたり、カツカツよ」
花陽「バイト。バイトかぁ、ごめんね、タダで観させてもらっちゃって」
にこ「いいわよ、別に」
花陽「ああ~~……それにしても、いいね~……」
にこ「いいわね~~……」
花陽「うう~~ん……」
花陽「あれっ、どうして止めるの?」
にこ「ここよ、ここ。コマ送りするわよ、右足ね」
花陽「あっ……捻ってる、着地ミス…」
にこ「激痛のはずよ、倒れたいくらいの」
花陽「でも続けてる……」
にこ「痛みを隠して、笑顔でね」
花陽「かっこいいなぁ……」
にこ「かっこいい、まさにそれよ。可愛いだけが、アイドルじゃないわ」
にこ「またそれ?」
花陽「こんなことでミスしてる私なんて、まだまだ……」
にこ「お茶碗、お箸、左、右」
花陽「お箸、お箸、お茶碗、右、右、左」
にこ「ふぅん、いっそのこと、持って踊るのも面白いかもね」
花陽「お箸とお茶碗を?」
にこ「そうよ」
花陽「楽しいかも……」
にこ「冗談よ」
花陽「うん……」
にこ「湯のみ?湯のみは何よ」
花陽「湯のみは、両手ですっ、こう」
にこ「左手は、添えるだけ」
花陽「マイクの持ち方に似てるよね」
にこ「似てないわね」
花陽「マイクを、飲む、声を、飲み込みます」
にこ「なるほど」
にこ「全くわかんないわ」
花陽「食事とダンスの融合ですっ」
にこ「イロモノ路線?あんまりそういうのは好きじゃないだけど」
花陽「ちょっとやってみていいかな」
にこ「どうぞ」
花陽「手を合わせるところから入ります」
花陽「お箸を手に取り、三角食べです。ポンポンポン。右前、正面、左前。左手で水分補給。手を高く上げる」
花陽「お茶碗ターン、お箸ターン。お魚を食べます、腕をクルクル回して、骨を取ります、くるくるくる」
花陽「お箸ターン。一旦しゃがんで、立ち上がる、大きく円を描いて歩き、元の場所ち戻り、しゃがんで、立ち上がる。これはおかわりの動きです」
にこ「へ、へぇ……」
にこ「行儀悪くない?」
花陽「クライマックスは、ご飯をかきこみ、箸をおき、ごちそうさまです。観客席に行って、お客さんとタッチ!手を合わせるわけです」
にこ「はぁ……」
花陽「どうです!………ダメですよね」
にこ「どぅめどぅめよ」
にこ「なんで誰も来ないのよ、もうっ!」
花陽「もう放課後なのにね……絵理ちゃんと希ちゃんは?」
にこ「なんかやってるわ、生徒会の方?」
花陽「お手伝いかなぁ」
にこ「私たちだけかしら、遊んでるの」
花陽「うーん」
にこ「……まぁ、待ってれば来るわね、花陽、もう一杯、お茶飲む?」
花陽「うん」
にこ「どうぞ、まだやってんの?」
花陽「ありがとう、何か、見つかりそうなんだけどなぁ。もうちょっと、頑張ってみるよ」
にこ「はぁ、頑張りなさい……」
花陽「838÷25=………うーん」
にこ「たこ焼きって、材料何だったっかしら……みんなでお金出したら、えーっと……」
花陽「ぱちぱちぱちぱち」
にこ「花陽、ちょっと、電卓貸して」
花陽「はい」
にこ「ありがと。9人で割ったら……ふーん、こんなもんね、ありがと、返すわ」
にこ「ジュースを買っても、一人当たり、500円くらいね……よし」
花陽「838 2525 5123 874」
にこ「矢澤にこにこ、小泉はなよ」
花陽「84848484」
にこ「わしわしわしわし……」
花陽「えへへ……」
にこ「はぁ……暇ね……」
おわり
おつでした
たまりません
+114512383825点
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